山田風太郎のレビュー一覧
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柳生十兵衛、会津の暴君に挑む
悪逆の会津藩主・加藤明成と配下の会津七本槍により、惨殺された堀一族。生き残りの堀一族の美女7人は、指南役に柳生十兵衛を迎え、七本槍と加藤に復讐を挑む。
せがわまさきが、「柳生忍法帖」を漫画化。
沢庵和尚に頼まれ堀一族の美女7人の助太刀に立ち上がった柳生十兵衛。彼が堀一族の美女7人に軍略や武術を教え、いかにして腕では劣る堀一族の美女が会津七本槍を倒すかを、相手の裏をかきつつチームプレイで倒していくバトルの連続は、前作の「バジリスク甲賀忍法帖」よりもスリリングで、飄々としながらも義に熱い柳生十兵衛の陽性の男の魅力もあって、スカッとする後味です。妖婦おゆらの妖艶でツンデ -
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徳川3代将軍の世継ぎ問題を決着させるため、十人対十人で忍法殺戮合戦をして、生き残りを賭けることになった甲賀と伊賀の忍者たち。憎しみ合う両家にあって、甲賀弦之介と伊賀の朧は深く愛し合っていた。
山田風太郎の「甲賀忍法帖」を稀代の漫画家せがわまさきが原作の世界観をそのまま漫画化。
水墨画のような独特なタッチで忍法帖の登場人物に命を吹き込み、多彩な忍法を使う忍法バトルを躍動感あふれるタッチで見事に漫画化しています。
女の髪を武器にする忍者、かまいたちを武器にする忍者、昆虫を操る忍者、顔を変える忍者、そして忍法を破る破眼の術を使う忍者、忍法を術者に返す忍法を使う忍者など、凄腕の忍者たちが相手の隙を突き -
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400年来の宿敵として対立してきた甲賀・伊賀の忍法二族。彼らは服部半蔵の約定によって、きわどい均衡を保っていた。だが慶長19年、家康によってついにその手綱が解かれる。三代将軍の選定をめぐる徳川家の紛争を、両里から選ばれた精鋭各10名に代理させようというのだ。秘術の限りを尽くし、凄絶な血華を咲かせる忍者たち。だが、そこには流派を超え、恋し合う2人の名も含まれていた…。
相手を欺きながらの壮絶な忍法バトル、弦之介と朧たちの純愛、軟体の技や蜘蛛など昆虫のような技や昆虫を操る技や体液の毒を使う技や肉芽を含んでいるが故の不死の術や無敵の瞳術やかまいたちなど奇想天外な忍法バトル、無垢な朧や栗山千明的なク -
4.0 (1)ネタバレ 購入済み
表紙が可愛い
ちいかわと東リベのコラボの表紙が凄く可愛いです。ちいかわのマンガは相変わらず食べ物が美味しそうで見ていて楽しいですね。
猫奥も面白かったです。 -
ネタバレ 購入済み
ちいかわが可愛い
ちいかわの描きおろしがあるときいて購入しました。大好きなキャラの栗まんじゅうの登場が嬉しかったです。栗まんじゅうはお酒飲みでよく酔っ払ってますが優しくて気遣いが出来て素敵です。今回努力家な面も見られて良かったです。
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油戸巡査の悲哀が、物語にいい塩梅を与えてくれるとは。なんというか、こんなに憎めない役柄だったかなぁ。出世したい出世したいの一念が空回りしているのが、可愛らしいというか。
隅の御隠居に大警視・川路利良と、両陣営の大親分級が登場して役者が揃った感の警視庁草紙の第二巻。そして、斎藤一こと藤田五郎が本格的に物語に登場です。
怪談牡丹灯籠から、岩倉具視暗殺事件へと繋がり、川路利良の怜悧さを知らしめて終幕。次なる一幕は「地獄狩り」と、警視庁と鎮台兵の喧嘩始末。
明治になって権力を振りかざす警視庁と鎮台兵を、どう虚仮にしてくれるのか。
女のために一肌脱ぐが、真剣になっても洒落を忘れちゃいけないよ、といっ -
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ネタバレ山田風太郎は本当に天才作家だと思う。
小説というのは、【終わりよければすべて良し】理論が適用されうるものだ。内容がいくらおもしろくても、結末が微妙だと中々記憶に残らない。
山風作品は、ストーリーのおもしろさは言うまでもないが、締め方まで完璧だ。その作品にふさわしいラストがいつも用意されている。そして、これは私の感想なのだが、どの作品も【切ないのに清々しい】読後感が残る。切ない結末の作品は世の中に数多くあるが、切ないのに清々しい作品はそうないだろう。
本作でも、最後の一文が素晴らしい。胸が締め付けられる切なさを感じるとともに、長く甘い夢が覚めたような清々しさも感じられる。
村雨という1人の女 -
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ネタバレ恋愛小説が、青春小説が、一気にひっくり返される。
”操りもの”では間違いなく最高傑作だろう。登場人物それぞれの苦悩をしっかり描いているからこそできるトリックだ。まさかサラッと日記の中で書かれているビスマルクの外交政策が伏線になっているとは思いもしなかった。そしてその種明かしまでの部分もグイグイ読ませるのだからもう文句はない。
動機も、戦争に全くなじみがない自分たちの世代には実感はないが、確かに日本は戦争に負けたにもかかわらず「もはや戦後ではない」などともてはやされ、瞬く間に世界でも有数の経済大国にのし上がった。しかし戦争で命をかけて敵国に立ち向かい、その結果として青春を全て戦勝に捧げた人にと