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匿名
人の愛、喜び、信念、憎しみ、怒り・・・様々な思いが絡み合い、混ざり合い、物語は予想もできない方へと進んでいく。それは悲劇だろうか、あるいは喜劇か。その生き様は哀れで、そして切ない。
兵四郎の旦那より
早くも警視庁の杖五郎や藤田らが目立っているような気がしないでもない
牡丹灯籠は悲劇的に終わった
Posted by ブクログ
油戸巡査の悲哀が、物語にいい塩梅を与えてくれるとは。なんというか、こんなに憎めない役柄だったかなぁ。出世したい出世したいの一念が空回りしているのが、可愛らしいというか。
隅の御隠居に大警視・川路利良と、両陣営の大親分級が登場して役者が揃った感の警視庁草紙の第二巻。そして、斎藤一こと藤田五郎が本格的に物語に登場です。
怪談牡丹灯籠から、岩倉具視暗殺事件へと繋がり、川路利良の怜悧さを知らしめて終幕。次なる一幕は「地獄狩り」と、警視庁と鎮台兵の喧嘩始末。
明治になって権力を振りかざす警視庁と鎮台兵を、どう虚仮にしてくれるのか。
女のために一肌脱ぐが、真剣になっても洒落を忘れちゃいけないよ、といったところでしょうかね。