山田風太郎のレビュー一覧

  • 甲賀忍法帖 山田風太郎ベストコレクション

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    時代劇専門チャンネルで「バジリスク」が放映される前の予習として読もうと思ったら

    「SHINOBI」だった。

    最初の数ページであれ? ってなって
    もしかして? 
    ああ、やっぱり!って

    「SHINOBI」は仲間由紀恵の白い美しさが際立っていましたが、こちらはとても山田風太郎でした。むしろよく一般向けにこんな系統の違う美しい映画にしたな「SHINOBI」と別に意味で感心しました。

    「魔界転生」で「小説って自由なんだなあ」と感心したものですが、こちらも自由でした。すごく面白い。
    エログロさえ乗り越えることができれば、たまらん面白い。
    設定斬新すぎるし、やりきってしまうところもすごい。

    次は「

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    2017年12月10日
  • 伊賀忍法帖 山田風太郎ベストコレクション

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    エログロ表現で毎度吐きそうになりながら読んでいます。
    いつもここで挫けそうになるのですが、乗り越えれば! 面白いから! と岩にしがみつくくらいの気力を振り絞っています。

    本当、めっちゃくちゃ面白いんだもの。エログロスルーさえできればすっごい面白い。たまらないワクワク感。
    敵が沢山出てきて名前を覚える前に消えていくとかもう慣れたし、そんなことお構いなしに読みたい、読みたいようと思わせてくれる。

    ああ、山田風太郎。なんて面白いんだろう……娯楽小説という言葉がぴったりです。



    そうだ。笛吹城太郎、いつ笛吹くんだろうと待っていたら終わってしまいました。関係なかったんですね。

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    2017年12月10日
  • 警視庁草紙(上) ――山田風太郎明治小説全集(1)

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    シリーズ物で、前の話があるらしい。私はこれから読んだけど、前を知らなくても楽しい。
    実在した人物を登場させているところも、楽しめる。こんな時代に、あの人物は生きてたんだな、と思う人物がたくさん出ていて、明治とはすごい時代だったんだと思った。

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    2017年10月29日
  • エイトドッグス 忍法八犬伝 (1)

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    おお、まんま山風の世界。山口譲司先生の作画がこんなにもマッチするとは…

    魔羅蝋燭はもっと流行っていい。

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    2017年10月01日
  • 忍法破倭兵状 ――山田風太郎忍法帖短篇全集(3)

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    ネタバレ

    ■忍者鞘飛脚
    四肢を切断し目を潰し耳を潰し…とかなりグロい。エログロナンセンス小説の代表のようなドギつい小説だが、冒頭とオチがギャグみたいでなかなかおもしろい。

    ■忍者肉太鼓
    たわけた跡継ぎ争いに巻き込まれて人がどんどん死んでいく。これまたエロい。本書の中では最もオチが明確。

    ■忍者花盗人
    女陰恐怖症のために跡継ぎが生まれずお家断絶の危機を救うべく忍法でEDを治療する話。この話の忍者はどれも救われない。ED治療のために妻が自殺するは本人も自殺するはで。

    ■忍法しだれ桜
    政治に巻き込まれて当事者ではない忍者が一人を残してみんな死んでしまう。登場人物が多いのとあっという間に死んでしまうのとで

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    2017年08月30日
  • 警視庁草紙 下 山田風太郎ベストコレクション

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    面白かった。
    敵の正体がはっきりしてくる下巻の方が読み応えがあるね。
    描かれている人たちは何も悲しい。
    でも巻末までの読後感は決して暗くなくスッキリしたものだ。作者の本はいくつか読んでいるけど個人的にはこのシリーズが最高だと感じているよ。

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    2017年08月27日
  • 十 ~忍法魔界転生~(11)

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    設定とかストーリー展開をいじるわけでもなし、大コマ使いの外連で現代の読者を魅了する。

    原作読んだ時は(自分の若さもあって)正直「うわしょっぱい」と思っていた宗矩との闘いですが、流石せがわ先生、生前の未練に醜悪にすがる宗矩と、父と戦わなければならない十兵衛の対比を見事にビジュアル化。

    (と、ここで原作を読み返してみましたが、やはりこの戦いは「古今無双の親不孝」を描いたシーンであって、漫画同様の悲劇的シーンであったのだなぁと改めて確認

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    2017年08月20日
  • 忍法忠臣蔵 山田風太郎忍法帖(2)

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    ネタバレ

    忍法の発想がぶっとんでいる。特に歓喜天はすさまじい。私は忠臣蔵をよく知らないが、面白くよめた。

    千坂兵部が女忍者をもって仇討ち防止と能登忍者が赤穂浪士を殺害するのを食い止めるのは、はじめから成功を信じていなかったのではないかと思われる。この役割だと女忍者が相手の忍者より相当強くないとできない。それなのに人数も少ない。結局綱太郎が一人で相手の忍者を倒している。
    死んでいった大勢の忍者はひとえに綱憲の復讐心の元に死んでいった。これは忠義の元に死んでいったわけである。綱太郎が忠義も女も嫌いと語って終わる。虚しい終わり方だった。

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    2017年08月13日
  • 新装版 戦中派不戦日記

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    1月の初めの日記や8月14日の日記を見ると、愛国心のかたまりのような印象を受けかねないが、むしろ他の山田作品から推してどちらかというと人生・人間世界に対してはニヒルな?、シニカルな厭世的作家と思っていたので、意外であった。むしろこの一時期の愛国的心境は当時の青年がすべからくかかっていた熱病のごときもので、いかに山田風太郎と言えど例外ではなかったものと思われる。解説にもある通り、ややはすに構え客観的で冷徹な視点と熱情的なものとが混在している。
    山田風太郎の他作品との比較は非常に興味深いものとなると思われる。

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    2017年06月19日
  • 警視庁草紙(下) ――山田風太郎明治小説全集(2)

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    川路大警視とご隠居様の長い闘いがここで終結。
    気球に乗ってしまうのはビックリだが、明治の文物、風土、思想まで全てが登場人物の動きにあわせて動いていく筆致が素晴らしい。

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    2017年06月17日
  • 警視庁草紙(上) ――山田風太郎明治小説全集(1)

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    大好きなシリーズの第一弾を改めて読む。
    警視庁VS町奉行の闘いも去ることながら、実在の人物達が縦横無尽に活躍する姿が面白い。

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    2017年06月06日
  • 虚像淫楽 山田風太郎ベストコレクション

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    山田風太郎は本物のストーリーテラーであることが分かるし、本当に文章が上手い。長いことずっと忍法帖のイメージしかなかったのだが、ここ何冊かでそれは大きく覆った。ここには9つの短編が収録されているが、いずれもが変幻自在なアイデアに満ちている。その視点は人間の深層を探り、戦争を憎み、何よりも小説的な面白さの追求に向けられている。
    「厨子家の悪霊」と「黒衣の聖母」が好きだ。

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    2017年05月21日
  • かげろう忍法帖 山田風太郎忍法帖(12)

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     怪異忍者出現の短編9作品。

     怪しげな忍者の影を通して、歴史の裏側に迫るミステリー要素も楽しめる作品ばかりでした。

     特に、その中の一編「忍者本多佐渡守」は秀逸でした。

     権力を維持していく世代交代のために補佐役が果たす役割を忍者という非情の手段で決断していく展開はとても読みごたえがありました。

     忍者を通して歴史上の人物の新たな一面を知ることができた感じです。

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    2017年04月17日
  • 夜よりほかに聴くものもなし 山田風太郎ベストコレクション

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     犯罪者それぞれの背景に心揺れる一人の刑事を通して、哀愁漂う事件を描く連作ミステリー。

     犯罪の裏側に隠された悲しく切ない心の葛藤にページをめくる手が止まりませんでした。

     書かれた当時の世相を象徴しているような事件の裏側も描かれていて、今読むと当時の人々の息遣いが感じられるようでした。

     どの作品も最後に刑事の同じ言葉で締めくくられるのですが、その言葉の重みが最後に心に染み入るようでした。

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    2017年03月27日
  • 誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション

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    何冊目かの山田風太郎。ほんと素晴らしい。ほんとの物語作家だ。これを読んでしまったら、そのへんの小説なんて薄っぺらくて読めやしない。それほどに。
    人間の醜さや狡猾さや情念や、様々な人間を描き出すこの物語たち。「誰にも出来る殺人」「棺の中の悦楽」の2編の短編連作が収蔵されている。どちらも面白いが、特に「棺の中の悦楽」にはやられた。序章から充分に興味を引き付ける舞台設定で幕を開け、途中のエピソードで人間の様々な在り様を見せつけ、終章でこれ以上ない皮肉で締めくくる。この苦さよ!!これこそ物語であり、小説の一つの頂点ではないかとさえ思わされた。素晴らしかった。

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    2017年03月21日
  • 虚像淫楽 山田風太郎ベストコレクション

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     山田風太郎の初期ミステリー傑作選。

     今まで作者の忍者物と明治物ばかり読み漁っていて、ミステリーの方は手に触れることがなかったのですが、読んでみたら、やはり山田風太郎、読み応えのある作品ばかりでした。

     忍者物に通じるエロティシズムや一筋縄ではいかない奇想天外なストーリー構成などが展開し、作者の魅力を再発見した感じでした。

     特に、人間の深い心の闇の部分を描写したストーリー展開は、ある意味人間ドラマのリアリズムを追求したようで、とても興味深かったです。

     まだまだ人について理解が不十分であることを実感しました。

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    2017年03月21日
  • 幻燈辻馬車 下 山田風太郎ベストコレクション

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    奇抜な設定で明治という時代を描いた秀作。辻馬車屋の千兵衛とお雛の前に現れる様々な人物の人間模様を通して、依然江戸時代~幕末の遺恨を引きずっている明治10年頃の在り様が、見事なまでの活劇となって活写されている。千兵衛のヒーロー感もあって、印象としては続き物の紙芝居を見ているような感覚だった。実在の歴史上人物も多数登場し、飽きさせない。たぶん歴史の勉強にもなる(笑)。
    残念だったのは、「太陽黒点」や「明治断頭台」のように物語が最後に暗転するといった趣向がなく、2作と比べての衝撃が少なかったことと、トト様とババ様の幽霊が出てくることについての理由付けと説得力が欠けていたことだ。
    しかしこれ読んで、板

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    2017年03月09日
  • 十 ~忍法魔界転生~(10)

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    おそらく、本編で一番オリジナル要素が多い巻ではないだろうか。

    原作では「文字ではいいけど絵にするとすげーしょっぱいだろうなぁ」と思っていた天草四郎戦が大幅改変。と、ここでこれまでの色々何気ない描写だった所が実は「この展開」のための伏線だったということに気づく。多分作者的に愛されていたんだろうなぁこの両人。

    と、突然意外なゲストキャラ。これもまたある意味せがわ先生のオリジナル展開で生まれたキャラですな。
    ドラマ的には彼を魔人宮本武蔵と出会わせたいところでありますが、このまま何事もなく余生を過ごさせてあげたい気もします。

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    2017年02月26日
  • 警視庁草紙(下) ――山田風太郎明治小説全集(2)

    購入済み

    さすが山田風太郎

    スーパー明治初期大戦。あの時代の知識がある人ほど楽しめるはず。

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    2017年01月04日
  • 太陽黒点 山田風太郎ベストコレクション

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    ネタバレ

    あらすじから貧困層主人公の富裕層への復讐劇かと予想していましたが、男女の恋物語が始まって肩透かしを食ったわ~となってたらラストで見事にひっくり返されました。
    このトリックの成立するバランスと犯人の語る幻想と観念に完全にねじ伏せられ一気に手のひら返しちゃいました……

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    2016年12月28日