【感想・ネタバレ】新装版 戦中派不戦日記 のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2018年10月28日

"昭和20年1月~12月までの日本が太平洋戦争敗戦へといたる時代、山田風太郎さんが記した日記。当時の雰囲気が現実感を伴って伝わってくる。われわれは終戦の日がいつだかも、原爆が投下された日がいつということも知った上で日記を読み返していることになる。自分がその時代を生きていたらどんな行動をして...続きを読む

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Posted by ブクログ 2018年10月19日

再読
最高潮の東京空襲から大転換へ
昭和二十年で作者が消えてなくなるわけではないのだけれど
その後も全部読んだあとで読み返すと
この日記作品の面白みは急速に薄れていく
個々人の紆余曲折はありながらも戦中の日常から
戦後の平和な日常への切り替わり
戦後生まれだからと戦中を暮らす人々と何も変わらない一方...続きを読む

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Posted by ブクログ 2015年09月19日

『敗戦して自由の時代が来た、と狂喜しているいわゆる文化人たちは彼らが何と理屈をこねようと、本人は「死なずにすんだ」という極めて単純な歓喜に過ぎない。』という文が印象的でした。

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Posted by ブクログ 2014年10月06日

一庶民の視点から見た、敗戦前後の日本の描写と、個人の感慨であり、貴重な史料である。山田が有名にならなければ世にでることはなかっただろう。

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Posted by ブクログ 2014年08月30日

若き医学生、山田誠也青年による、運命の昭和20年の記録。何に驚くといって、この過酷な世界の中で、ほとんど毎日何かしらの本を読んでいることである。案外戦中派の人達の中には「あの頃が一番本を読んだ」という人が多いらしい。一種の現実逃避だったのかもしれない。ところで、この日記は日々をライブとして記録してい...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年12月01日

敗戦後の焼土と化した東京の惨状の生々しさに圧倒されました。罹災民の中でも老人や戦災孤児の姿は哀れであります。闇市に群がる人々や買出しの満員列車に揺られる人々の今日を食いつながなければならない逞しさと同居する悲しさに私の親世代の苦労に頭が下がる想いでいっぱいであります。そして、巻末の作者の 「日本は亡...続きを読む

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Posted by ブクログ 2012年07月01日

こんなに透徹した、現実的な眼でみた昭和20年を読めるのは、本当に有難いこと。そのような資料的価値とともに、作者が心に抱える悲しみ孤独にも魅かれてしまう。「この不幸がやがておれの武器となる、とー。」橋本治の解説がまた過不足なくて凄い。文中に註や解説が全然無いので、この解説を先に読んでも良かったな〜

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Posted by ブクログ 2017年06月19日

1月の初めの日記や8月14日の日記を見ると、愛国心のかたまりのような印象を受けかねないが、むしろ他の山田作品から推してどちらかというと人生・人間世界に対してはニヒルな?、シニカルな厭世的作家と思っていたので、意外であった。むしろこの一時期の愛国的心境は当時の青年がすべからくかかっていた熱病のごときも...続きを読む

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Posted by ブクログ 2016年09月25日

山田風太郎 「戦中派不戦日記」 昭和20年 敗戦前後における自分との対話という感じ。当時の著者は 戦争肯定、玉砕上等、復讐のための復興 という思想を持っている


この本の命題は 著者の言葉「戦争の前は憤怒なり。戦争の中は悲惨なり。戦争の後は滑稽なり」にあると思う。

著者は戦後の何に滑稽さを感じた...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年11月20日

戦争ものに興味があり、自分なりに結構読んで来た……ようなつもりでしたが、こんなのがまだあったとは。

小説はたくさん読んだけど、あの頃を生きた人の「日記」を読んだのは初めてかも。

文語体の文章が少々とっつきにくいので、読み飛ばしてしまった箇所もあったけど、昭和二十年に東京で暮らしていた青年の生活や...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年01月28日

右傾化の懸念と軍備増強を求める声が高まる今日このごろ、いろいろと考えさせられる日記だった。

戦中の日記には、空襲が続く日々の現実の凄惨さとは対照的に、不屈の明るさというか、希望というか「負けるはずがない。負けてたまるか」という前向きなエネルギーが根底にある。戦局はごまかしようもなく行き詰まっている...続きを読む

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Posted by ブクログ 2013年09月05日

山田風太郎の昭和20年の日記。

兵役検査で合格しなかった事実を知っていると、アメリカに対する敵愾心や、戦争が終わって転向した日本人に対する怒りが、より悲痛に感じられる。

あとがきで小学校の同級生34人中14人が戦死した事実に思いをはせ、

「死にどき」の世代のくせに当時傍観者でありえたことは、あ...続きを読む

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Posted by ブクログ 2011年04月07日

戦時中の貧乏医学生の日記 妹尾河童の 少年H を読みまくった私は再び 戦争の中の日常 に取り込まれた どうしようもない怒りや悲しみがそこには確かにあって そうやって皆生き抜いたのだと思うと 自分なんてまだまだだな と思った

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

戦争中のイメージは、毎日が恐怖におののいて、空襲警報が鳴れば防空壕へ駆け込むといったイメージですが
全くの勘違いのようでした。

著者は、戦中でも映画や風呂、芝居を見に行ったりしながらも
空襲を上手く避けながら、過ごした様子がよく分かります。

戦争中のリアルな日記ですので
お勧めですね。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

戦時中の貧乏医学生の日記としてかかれている本。戦争中っていっても、戦争の話がメインではなくて。お風呂屋へ行き、映画館へ行き。戦争が隣り合わせで、その当時はそんな中に当たり前の日常があったんだなぁと面白く読める本。

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