山田風太郎のレビュー一覧

  • 伊賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(3)

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    忍法帖シリーズも順調に進んでいます。全般的に美女とエロが出てくる忍法帖ですが、これまでの作品では手段であったエロが、はっきり目的となっているところがいとをかし。とはいえ、その目的を果たすためにすることが、またエロなのである!

    それ故に、これまで以上に全編にわたって艶かしい話が続きますが、一方で登場するスタンド使い(違うが)も多彩になってきます。そして、悲しい別れもあるものの、この話はなかなかの勧善懲悪。主人公は敵のような特殊能力を持たず、がんばりと主人公補正でなんとか役割を全うしていくのです。当然のごとく人はバンバン死ぬし、血やらいろんな液がドバドバでるわけだけど、なのになんとも爽やかな

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    2022年06月01日
  • 甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(1)

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    【元祖能力バトル】

    ひょんなことから「柳生忍法帖」を読んだら大変興奮しましたので、忍法帖シリーズ全部読んでみよう、ということで第一弾から。「柳生」には実際のところ、そんなに多くの忍法は出てこなかったのだけど、こちらに出てくる伊賀甲賀の代表選手(選手なのだ)20名は、もう忍法というよりも超能力というか超生物というか、そういう方々ばかり。

    でも、思いがけず清々しい人たちも登場する。

    そんな人々の、末期こそ想像通りではあるものの、この能力がこいつに負けるのか、と…。後のジャンプ漫画の作者(よりも、編集者かな)に大きな影響を与えたに違いない、と思うのでした。古典と呼んでいいかわからないが、ああ堪

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    2022年06月01日
  • 柳生忍法帖 上 山田風太郎忍法帖(9)

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    【エンターテイメント】

    悪党が下衆い。そしてエロい。しかしなんだか間が抜けている。おお、まるで「鎌倉ものがたり」のようではないか。善も悪も、決定的なシーンを迎えてもその場をフイにしてしまう、そう、エンターテイメントのために。

    自分が斬ってしまえば早いが、そういうわけにもいかない。けれど、もしかすると勝てないかもしれない、という相手もいる。女の女らしさにふりまわされる。柳生十兵衛の思わぬ一面が見えて微笑ましいのです。

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    2022年06月01日
  • 十 ~忍法魔界転生~(4)

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    いよいよ、敵味方が邂逅します。
    盛り上がるわ。

    この魔界転生のすごいところは、もちろん、いろいろな闘うことのなかった剣豪達が、実際にチャンバラをしちゃうという夢の対戦なところもあるのですが、それと同時に、蘇ってくる剣豪がけっこう身内とか知り合いというのも怖いところだと思います。

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    2014年06月18日
  • 十 ~忍法魔界転生~(1)

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    もはや忍法でもなんでもねえw
    しかしこの手の時代小説ものは、武士もみんな人なんだなあというか、女に溺れ過ぎなところあるよね。結局は時代劇のエンターテイメント、ということなんだろうけど。

    それにしても胤瞬はつまり「オナ禁すると強くなる」ってことですよねわかりま……いやわかんねーよw

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    2014年06月14日
  • 人間臨終図巻 4

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    ネタバレ

    長寿で眠るように亡くなる人、苦しみながら何でこんなに生きなければいけないのかと嘆いて亡くなる人、恍惚となって亡くなる人、劇的な死が少なくなる第四巻ではその分だけ死相のリアリティが増すのだった。

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    2014年06月14日
  • 忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4)

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    困ったときの風太郎様で、まずバズレはない。
    今回も超人忍者が出てきて、
    エロいくノ一が出てくるんだろうと想像したら
    まさにその通りでござった。
    なんも考えずに読め、楽しめるでおじゃる。

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    2014年06月14日
  • 忍法忠臣蔵 山田風太郎忍法帖(2)

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    相変わらずの面白さ。
    ぶっ飛んだ忍者が出てくるという
    風太郎パターンは同じなんだけど
    ついつい読んでしまう中毒的小説。

    堅い小説読んだ後にはこういうのお勧め。

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    2014年05月27日
  • 警視庁草紙(上) ――山田風太郎明治小説全集(1)

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    以前から、かなり長い年月、読んでみたいと思っていたんですね。山田風太郎さんの明治モノ。
    というか、恥ずかしながら山田風太郎さんが、読んだことなかったんですね。
    なんとなく、若い頃は、青臭い心に「忍術モノは別にいいや」とか思っていまして。
    もうずっと、ほんとにこの10年くらい、読んでみたいなあ、とは思っていたので。ようやくでした。

    面白かったですね。これ。
    1973年から「オール読物」連載らしいですね。40年前ですね。
    明治初期、明治6年から明治9年くらいのお話。連作短編です。娯楽作品です。
    毎回、何かしらの犯罪があります。一応、「善玉=可哀そうな、応援したくなる人」がいて「悪玉=成敗したくな

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    2014年04月24日
  • エドの舞踏会 ――山田風太郎明治小説全集(8)

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    幕末維新を牽引した偉人の夫人達を描いた歴史小説。
    コミカルな中にも史実が散りばめられており歴史を学ぶ上でも為になる一冊。
    男性側の人物の特徴もうまく捉えられており興味深い。
    登場人物は井上馨夫人、伊藤博文夫人、山縣有朋夫人、黒田清隆夫人、森有礼夫人、大隈重信夫人、陸奥宗光夫人、ル・ジャンドル夫人。
    そこに鹿鳴館の舞踏会の人集めに奔走する山本権兵衛と大山捨松が登場する。

    偉人を支えている女性達がとても強かで、ある意味で彼女たちにも国家を支えていく気概が強かったのだろう。
    明治時代は欧米化が進む中で女性の社会的立場も大きく変わりつつあり、戦前の昭和とは違い、当時の女性の生き方、考え方を知ることも

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    2014年03月04日
  • 忍法八犬伝 山田風太郎ベストコレクション

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    ネタバレ

    設定がいいですよね。
    自由奔放に生きている青年たちが好きな女の為に命を賭けて使命を果たそうとする・・・。ワクワクするお話です。
    この八犬士たちがお互いさほど仲いい訳じゃないってのがまたいい味出していたように思います。
    確かにね、皆村雨を狙っていると知っているなら、変に手を取り合うよりも抜け駆けも辞さぬ、いい所見せたいと考えるのが自然でしょうから。

    忍法合戦については・・・、ちょっと意図が分からない点もあったかな?
    意図と言うか、なぜそこまでして性を絡めようとするのか。
    犬坂毛野のち●こ切り落として影を作る忍法とか、作者にとってち●こじゃないとダメな理由って何かあったのかな?と変な所が気になり

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    2014年02月18日
  • 十 ~忍法魔界転生~(2)

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    もう、女は完全に道具ですよね。
    気持ちいいぐらい。

    どれぐらいかというと、多分、宮﨑 駿「風立ちぬ」と同じぐらいの扱いです。

    こういうのを読むと、山田 風太郎は鬼だと思います。

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    2014年02月10日
  • 戦中派動乱日記

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    山田風太郎が描いた戦後のドサクサみたいな時代になっちまったねえ。違うのは山田風太郎並の知性が見当たらないことかなあ。

    自宅に100冊近い山田風太郎作品があるのが、密かな自慢だったのだけどこれを読んでいるとまだ未見の初期作品があまりに多いことを思い知らされる。また少し意識的に買い集めてみたくなる。

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    2014年01月31日
  • おんな牢秘抄 山田風太郎ベストコレクション

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    お奉行様の娘が、おんな牢にいる死罪が決まっている女囚に事件の話を聞いて、それぞれの黒幕を暴き出す。若干 都合の良さが見えるけれど、男社会で理不尽な責めを負わされた彼女たちを救えることにはホッとする。事の真相を教えられた彼女らの気持ちは混乱すると思うけどね。

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    2014年01月29日
  • 十 ~忍法魔界転生~(3)

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    「敵の編成」が終わって、いよいよ、ヒーロー十兵衛の登場です。

    しかし、魔人スカウト、柳生から3人も選ばれるとは、山田 風太郎は、ものすごく柳生好きですね。
    山田 風太郎のなかで、「柳生忍法帖」と「魔界転生」の十兵衛は、同一人物なんだろうかという疑問はあるのですが、こうやって見ると、違和感なく続いている感じがします。

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    2014年01月20日
  • 忍法八犬伝 山田風太郎ベストコレクション

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    安房の里見家に伝わる伏姫の珠がすり替えられてしまった!? 仁義礼智忠信孝悌の八つの珠に変わるのは、狂戯乱盗惑淫弄悦の偽の珠。全ては里見家取りつぶしを狙う本多佐渡守の仕業――自分の所為で里見が狙われたと思い、奔走する村雨姫。彼女の為に八犬士の子孫、けれどもろくでもない男ばかりの面々は甲賀で修業した忍術を駆使し、伊賀くノ一八人衆に立ち向かう。凄絶かつ妖艶な珠の奪い合い、ここに開幕!

    山風の八犬伝は読んだことあるけど、思えばちゃんとした彼の忍者小説を読んだのはこれが初めてでした。忍法~の方を先に知ってたんですけどね。読むのが大分遅れてしまった。最初雑事があってなかなか読書が進まなかったけど中盤に入

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    2014年01月11日
  • 自来也忍法帖

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    くノ一が多数登場するためエログロでくだらない忍法が頻出するが、自来也の正体で引っ張るところや、元気な姫が活躍するなどとっつきやすい作品。

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    2013年11月26日
  • 新装版 戦中派不戦日記

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    戦争ものに興味があり、自分なりに結構読んで来た……ようなつもりでしたが、こんなのがまだあったとは。

    小説はたくさん読んだけど、あの頃を生きた人の「日記」を読んだのは初めてかも。

    文語体の文章が少々とっつきにくいので、読み飛ばしてしまった箇所もあったけど、昭和二十年に東京で暮らしていた青年の生活や思ったこと、読んだ本などが書かれていて、とても興味深かったです。

    驚いたことがいろいろ。
    まず知らなかったのが、医学生は「学生」でいられた、ということ。
    勉強不足でした。

    東京大空襲があった日でも、大学では試験があったこと。

    あんな時代にエイプリルフールで(この人だけかもしれないけど)嘘をつい

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    2013年11月20日
  • 甲賀忍法帖 山田風太郎ベストコレクション

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    今のエンターテイメント小説の全てが入っている。
    全く古臭さを感じない、読みやすい、引き込まれる、傑作と呼ぶにふさわしい一冊でした。

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    2013年11月15日
  • 山風短(3)

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    時代物ではない山田 風太郎は、実は小説でも読んだことがないです。
    まあ、時代物ではないといいながら、舞台は昭和30年代なのですが。

    今回は、お色気なしで爽やかな感じです。
    山田 風太郎、こんなのも書くんだ。
    そして、せがわ まさきの絵、本当に、いいわぁ。

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    2013年11月14日