山田風太郎のレビュー一覧

  • Y十M(ワイじゅうエム)~柳生忍法帖~(1)

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    「次は、『魔界転生』を描け~!!」

    とわめいていたので、この展開は、けっこううれしかったりします。
    このまま、十兵衛三部作を全部マンガにしてほしいです。

    しかし、この題。ちょっと、笑いました。
    Yは「柳生」で、十が「十兵衛」なのはすぐにわかったけど、Mって何?て思いました。
    Mは、光厳のMなのね。

    あと、「この物語は無論のこと創作物(フィクション)也」というのも、笑ってしまった。
    「也」ってなんナリ?
    そんなしゃべりかたする人は、「キテレツ大百科」のコロ助ぐらいしかしらないナリよ。

    いや、ホント、期待しています。

    「んふっ」

    に若干の不安はあるものの(笑)
    般若面、正体まるわかり(

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    2014年08月18日
  • 明治断頭台 ――山田風太郎明治小説全集(7)

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    これぞ山田風太郎という、バカミスぎりぎりの連作ミステリだった。書こうと思えば、もっと重々しくもかけるはずだが、どこかユーモアをもってサラッと書くのが山田風太郎っぽい。

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    2014年08月18日
  • 江戸忍法帖 山田風太郎忍法帖(8)

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    爽やかである。主人公の人となりもさることながら、これが忍法帖か、と見紛うほどの死人の少なさ(でもないか)と、エロシーンの少なさ。というより、お色気シーン、ぐらい。べ、別にいいですよ、それが目的じゃないから。

    敵忍者は例によって超自然現象を引き起こす輩なのに、主人公は忍者ではない。さあ、どう戦うのか。これもまた爽やかというかサッパリというか。忍者たちの動機も、なんだか可愛げすら感じる。

    誰が死ぬとか生き残るとか書いちゃうとつまらなくなるので書きません。読んでね。

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    2022年06月01日
  • 魔界転生 上 山田風太郎忍法帖(6)

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    小学生の頃に映画を見た覚えがある。断片的にしか覚えていないけど、天草四郎時貞、沢田研二の首が印象的だった。そちらと設定は共通だけど、登場人物は少々違う。ラスボスも違う。

    転生衆の禍々しさに対して、柳生十兵衛と柳生衆の、お気楽とまでいったら悪いけど、事の重大さがどこまでわかっているのか(いや、転生など当初はわかるはずもないのだが)、その対比がすごい。

    もともとは「おぼろ忍法帖」という名前だったそうで、忍法帖シリーズだけど、やっぱり「魔界転生」でよかったと思う。忍法の出番は多くない。転生衆との戦いも、基本は剣の戦いである。名だたる剣豪たちの夢の戦い。登場人物の心のゆらめき。ここまで読んできた忍

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    2022年06月01日
  • 忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4)

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    八犬伝である。安房里見家、伏姫に由来する八つの珠が、バカ殿のスケベ故にすり替えられてしまう。取り返すべし、甲賀で修行を積んだ八犬士の末裔よ! というアウトラインだが、実はネオ八犬士たちは、修行なんてかったりいこと出来るかよ、と既に甲賀を逃げ出して、思い思いの暮らしを満喫中。珠大事、忠義大事の古い家柄に辟易としていて、さてコイツらをどのようにして引っ張りだしたら良いのか。けれど里見家の仕掛けでは、彼らを動かすどころか、見つけることさえ出来なかった。

    彼らを突き動かしたのは何か。何を隠そう、彼らには共通のアイドルがいたのだ。彼らが出奔することになった原因でもあり、それ故にこの使命を果たそうと決意

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    2022年06月01日
  • 伊賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(3)

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    忍法帖シリーズも順調に進んでいます。全般的に美女とエロが出てくる忍法帖ですが、これまでの作品では手段であったエロが、はっきり目的となっているところがいとをかし。とはいえ、その目的を果たすためにすることが、またエロなのである!

    それ故に、これまで以上に全編にわたって艶かしい話が続きますが、一方で登場するスタンド使い(違うが)も多彩になってきます。そして、悲しい別れもあるものの、この話はなかなかの勧善懲悪。主人公は敵のような特殊能力を持たず、がんばりと主人公補正でなんとか役割を全うしていくのです。当然のごとく人はバンバン死ぬし、血やらいろんな液がドバドバでるわけだけど、なのになんとも爽やかな

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    2022年06月01日
  • 甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(1)

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    【元祖能力バトル】

    ひょんなことから「柳生忍法帖」を読んだら大変興奮しましたので、忍法帖シリーズ全部読んでみよう、ということで第一弾から。「柳生」には実際のところ、そんなに多くの忍法は出てこなかったのだけど、こちらに出てくる伊賀甲賀の代表選手(選手なのだ)20名は、もう忍法というよりも超能力というか超生物というか、そういう方々ばかり。

    でも、思いがけず清々しい人たちも登場する。

    そんな人々の、末期こそ想像通りではあるものの、この能力がこいつに負けるのか、と…。後のジャンプ漫画の作者(よりも、編集者かな)に大きな影響を与えたに違いない、と思うのでした。古典と呼んでいいかわからないが、ああ堪

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    2022年06月01日
  • 柳生忍法帖 上 山田風太郎忍法帖(9)

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    【エンターテイメント】

    悪党が下衆い。そしてエロい。しかしなんだか間が抜けている。おお、まるで「鎌倉ものがたり」のようではないか。善も悪も、決定的なシーンを迎えてもその場をフイにしてしまう、そう、エンターテイメントのために。

    自分が斬ってしまえば早いが、そういうわけにもいかない。けれど、もしかすると勝てないかもしれない、という相手もいる。女の女らしさにふりまわされる。柳生十兵衛の思わぬ一面が見えて微笑ましいのです。

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    2022年06月01日
  • 十 ~忍法魔界転生~(4)

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    いよいよ、敵味方が邂逅します。
    盛り上がるわ。

    この魔界転生のすごいところは、もちろん、いろいろな闘うことのなかった剣豪達が、実際にチャンバラをしちゃうという夢の対戦なところもあるのですが、それと同時に、蘇ってくる剣豪がけっこう身内とか知り合いというのも怖いところだと思います。

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    2014年06月18日
  • 十 ~忍法魔界転生~(1)

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    もはや忍法でもなんでもねえw
    しかしこの手の時代小説ものは、武士もみんな人なんだなあというか、女に溺れ過ぎなところあるよね。結局は時代劇のエンターテイメント、ということなんだろうけど。

    それにしても胤瞬はつまり「オナ禁すると強くなる」ってことですよねわかりま……いやわかんねーよw

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    2014年06月14日
  • 人間臨終図巻 4

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    ネタバレ

    長寿で眠るように亡くなる人、苦しみながら何でこんなに生きなければいけないのかと嘆いて亡くなる人、恍惚となって亡くなる人、劇的な死が少なくなる第四巻ではその分だけ死相のリアリティが増すのだった。

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    2014年06月14日
  • 忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4)

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    困ったときの風太郎様で、まずバズレはない。
    今回も超人忍者が出てきて、
    エロいくノ一が出てくるんだろうと想像したら
    まさにその通りでござった。
    なんも考えずに読め、楽しめるでおじゃる。

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    2014年06月14日
  • 忍法忠臣蔵 山田風太郎忍法帖(2)

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    相変わらずの面白さ。
    ぶっ飛んだ忍者が出てくるという
    風太郎パターンは同じなんだけど
    ついつい読んでしまう中毒的小説。

    堅い小説読んだ後にはこういうのお勧め。

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    2014年05月27日
  • 警視庁草紙(上) ――山田風太郎明治小説全集(1)

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    以前から、かなり長い年月、読んでみたいと思っていたんですね。山田風太郎さんの明治モノ。
    というか、恥ずかしながら山田風太郎さんが、読んだことなかったんですね。
    なんとなく、若い頃は、青臭い心に「忍術モノは別にいいや」とか思っていまして。
    もうずっと、ほんとにこの10年くらい、読んでみたいなあ、とは思っていたので。ようやくでした。

    面白かったですね。これ。
    1973年から「オール読物」連載らしいですね。40年前ですね。
    明治初期、明治6年から明治9年くらいのお話。連作短編です。娯楽作品です。
    毎回、何かしらの犯罪があります。一応、「善玉=可哀そうな、応援したくなる人」がいて「悪玉=成敗したくな

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    2014年04月24日
  • エドの舞踏会 ――山田風太郎明治小説全集(8)

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    幕末維新を牽引した偉人の夫人達を描いた歴史小説。
    コミカルな中にも史実が散りばめられており歴史を学ぶ上でも為になる一冊。
    男性側の人物の特徴もうまく捉えられており興味深い。
    登場人物は井上馨夫人、伊藤博文夫人、山縣有朋夫人、黒田清隆夫人、森有礼夫人、大隈重信夫人、陸奥宗光夫人、ル・ジャンドル夫人。
    そこに鹿鳴館の舞踏会の人集めに奔走する山本権兵衛と大山捨松が登場する。

    偉人を支えている女性達がとても強かで、ある意味で彼女たちにも国家を支えていく気概が強かったのだろう。
    明治時代は欧米化が進む中で女性の社会的立場も大きく変わりつつあり、戦前の昭和とは違い、当時の女性の生き方、考え方を知ることも

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    2014年03月04日
  • 忍法八犬伝 山田風太郎ベストコレクション

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    ネタバレ

    設定がいいですよね。
    自由奔放に生きている青年たちが好きな女の為に命を賭けて使命を果たそうとする・・・。ワクワクするお話です。
    この八犬士たちがお互いさほど仲いい訳じゃないってのがまたいい味出していたように思います。
    確かにね、皆村雨を狙っていると知っているなら、変に手を取り合うよりも抜け駆けも辞さぬ、いい所見せたいと考えるのが自然でしょうから。

    忍法合戦については・・・、ちょっと意図が分からない点もあったかな?
    意図と言うか、なぜそこまでして性を絡めようとするのか。
    犬坂毛野のち●こ切り落として影を作る忍法とか、作者にとってち●こじゃないとダメな理由って何かあったのかな?と変な所が気になり

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    2014年02月18日
  • 十 ~忍法魔界転生~(2)

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    もう、女は完全に道具ですよね。
    気持ちいいぐらい。

    どれぐらいかというと、多分、宮﨑 駿「風立ちぬ」と同じぐらいの扱いです。

    こういうのを読むと、山田 風太郎は鬼だと思います。

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    2014年02月10日
  • 戦中派動乱日記

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    山田風太郎が描いた戦後のドサクサみたいな時代になっちまったねえ。違うのは山田風太郎並の知性が見当たらないことかなあ。

    自宅に100冊近い山田風太郎作品があるのが、密かな自慢だったのだけどこれを読んでいるとまだ未見の初期作品があまりに多いことを思い知らされる。また少し意識的に買い集めてみたくなる。

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    2014年01月31日
  • おんな牢秘抄 山田風太郎ベストコレクション

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    お奉行様の娘が、おんな牢にいる死罪が決まっている女囚に事件の話を聞いて、それぞれの黒幕を暴き出す。若干 都合の良さが見えるけれど、男社会で理不尽な責めを負わされた彼女たちを救えることにはホッとする。事の真相を教えられた彼女らの気持ちは混乱すると思うけどね。

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    2014年01月29日
  • 十 ~忍法魔界転生~(3)

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    「敵の編成」が終わって、いよいよ、ヒーロー十兵衛の登場です。

    しかし、魔人スカウト、柳生から3人も選ばれるとは、山田 風太郎は、ものすごく柳生好きですね。
    山田 風太郎のなかで、「柳生忍法帖」と「魔界転生」の十兵衛は、同一人物なんだろうかという疑問はあるのですが、こうやって見ると、違和感なく続いている感じがします。

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    2014年01月20日