山田風太郎のレビュー一覧

  • 柳生忍法帖 下 山田風太郎忍法帖(10)

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    山田風太郎の長篇時代小説『柳生忍法帖〈上〉〈下〉 山田風太郎忍法帖(9)』を読みました。
    『甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(1)』に続き、山田風太郎の作品です。

    -----story-------------
    〈上〉
    寛永19年春。女人救済で名高い、鎌倉東慶寺(とうけいじ)の山門をおびただしい女性の血で染めた「会津七本槍」の七剣鬼。
    暗愚な藩主加藤明成(あきなり)を使嗾(しそう)し、硬骨の家老堀田主水一族を皆殺しにした暴虐に今天誅が下される!
    大いなる恨みに燃える堀家の女7人を助けるべく、徳川千姫の命により、柳生十兵衛が、いま見参!

    〈下〉
    怨敵「会津七本槍」の四人までを討ち果たし、加藤明成

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    2023年06月12日
  • 伊賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(3)

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    その昔、映画を見た記憶があるが・・・八犬伝と混じって覚えているようだ。原作は初読み。

    相変わらず、すごい面白い物語だ。いよいよ人間離れした忍者たち。今回は主人公がわりと普通(必殺技がないだけ?)なので主人公に感情移入しやすい。が、出てくる女性キャラが素晴らしい。美人ですごくエロチックなのがまたいい。

    この「篝火」、渡辺典子が演じたんだよなぁ。
    男性陣、映像チェックしたくなりますよ。

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    2023年04月27日
  • 忍法忠臣蔵 山田風太郎忍法帖(2)

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    忠臣蔵って苦手です。
    歴史ものは大好きなのですが、なぜか赤穂浪士だけは読まない、見ない、知らない、なのです。

    しかし、山田風太郎の手にかかれば・・・
    期待を裏切らないおもしろさ、相変わらず「んな、あほなぁ」と忍術に突っ込みを入れながら、あっと言う間に読んでしまいます。おもしろい!

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    2023年04月24日
  • 人間臨終図巻 1

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    単純に情報量がすごいけど、人の死にばかり触れていると気が滅入っていかん。脳溢血と糖尿病とガンで死ぬ人が多くて、今も大して変わらんなって感じ。脳溢血って本当にすぐ死ぬんだな。かいつまんで読んだけど、筆者のコメントがたまに面白かった。

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    2023年04月13日
  • 魔界転生 上 山田風太郎ベストコレクション

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    こどものころに映画として話題になっていて確かジュリーが出ていたという記憶があって手に取った。天草四郎と柳生十兵衛が登場するというは聞いていて、ジュリーは誰の役なんだろうとか思いながら読み始めたら、女の体から生まれ変わる転生というの怪しげな技のお話で、宮本武蔵とか有名な人がいっぱい出てきてにぎやかなんだが、おどろおどろしい大人の娯楽作品という感じ。そのうちに下巻も読みたい。

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    2022年12月05日
  • 忍法忠臣蔵 山田風太郎忍法帖(2)

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    ネタバレ

    忠臣蔵の話は元々興味があったので、物語としても楽しめた。しかし、ストレートに忠臣蔵を描いているのではなく、主人公は、赤穂浪士の敵にあたる吉良側だ。主人公の綱太郎は、忠と女を憎む風太郎作品にしては変わった主人公だ。そんな彼は、忠を体現するかのような赤穂浪士たちを、敵陣営でありながら、将来の上杉家の安泰のため、守ることになる。複雑なストーリーだが、大石内蔵助サイドと上杉サイド両方の目線が楽しめる。

    忠というのは善なのかそうでないのか。
    忠のために捨てられ身を汚した女たちは、それでも敵討を望んだし、一方で忠のために生きようとした織江を綱太郎は許せなかった。
    赤穂浪士たちの敵討ちは、彼らにとっては本

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    2022年12月04日
  • モーニング 2023年1号 [2022年12月1日発売]

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    最近のモーニングは、、、、

    もうこれ以上新連載を増やさないでほしい
    核となる作品を(ジャイキリや宇宙兄弟など)をしっかり掲載してくれ!

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    2022年12月01日
  • 伊賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(3)

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    久々の風太郎作品。主人公の笛吹城太郎のキャラが弱かったかもしれない!今回は1対7。敵の数は多いが、さくさく進んでいくので読みやすい一方、敵方にあんまり個性を感じられなかった。
    しかし、山田風太郎の読ませる力って本当にすごいなと思う。忍法ものとはいえ、古い時代の本なのに、全く退屈させない。次はどの忍法帖を読もうかな。

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    2022年10月04日
  • 十 ~忍法魔界転生~(3)

    匿名

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    え?やっぱり柳生十兵衛が主人公なんですか?この3巻まで全く出てこなかったので、
    十兵衛じゃないのかと思ってしまっていたけど。彼が出てきて少しコミカルな明るめの雰囲気の場面が増えたと思います。

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    2022年10月01日
  • 十 ~忍法魔界転生~(2)

    匿名

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    原作未読だけど、原作と作画のこの二人セットだとマストで女体描写が描かれる。
    物語の演出として、それが特徴の作風ですよね。

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    2022年10月01日
  • 十 ~忍法魔界転生~(1)

    匿名

    購入済み

    タイトルに十ジュウとあるので「Y+M」に出てくる柳生十兵衛がメインで出てくるシリーズものかとと思ったけど、関係無いようです。
    美青年がメインです。

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    2022年10月01日
  • あと千回の晩飯 山田風太郎ベストコレクション

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    こんなふうに年を取りたいと思わせる、
    糖尿病になっても酒や煙草をやめなかった作家の、
    死生観や老いることについてのエッセイ。

    さすが「人間臨終図巻」みたいな本を書くだけある人だ。

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    2022年08月02日
  • ラスプーチンが来た ――山田風太郎明治小説全集(11)

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    ★いずれ、ロシアで逢おう(p.498)
    【感想】ラスプーチンについてはずっと昔コリン・ウィルソンの著作を読んだことがあるくらいですがてきとーに読み流してしまったのでまったく覚えてないです。まあ、強烈な人物だったというくらいの印象。今回の本ではすでに妖怪。
    【内容】日露戦争でかたちの上だけでも勝てたのはこの人のおかげかもしれないという大物スパイの明石元二郎の若かりし頃、豪放磊落で誰に対しても無遠慮で人タラシの彼はロシアからやってきた怪物と対峙する。稲城黄天という日本の怪人物とのいやがらせ合戦のさなかロシアからさらにとんでもない化け物がやってきて渦の中心になってしまう。

    ▼簡単なメモ

    【明石元

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    2022年05月08日
  • 柳生忍法帖 下 山田風太郎ベストコレクション

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    痛快冒険小説、結末がわかっているから楽しく読み進んだ。これを宝塚の舞台で、というのはある意味ぴったり、でも大変な面も多々あったかと。女性の活躍が頼もしいし、十兵衛のカッコ良さも宝塚にピッタリだった。

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    2022年02月20日
  • 人間臨終図巻 1

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    小説的なものだと思ったら本当に、図鑑であった。すごく詳しいしここまで調べてあるのはすごいけど、図鑑以上のものは感じなかった。

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    2022年02月13日
  • 忍法八犬伝 山田風太郎ベストコレクション

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    風太郎先生の小説はどれも外れがない。
    今回は里見家が八犬伝由来の「伏姫の珠」を将軍家に献上するという設定下で、八犬士の子孫と伊賀忍者との間で戦いが繰り広げられるのだが、ヒロインの村雨が戦いの渦中に入るところから手に汗握る展開が加速し最後はハッピーエンド。
    ああ面白かったで終われる娯楽小説。

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    2021年12月18日
  • 警視庁草紙(上) ――山田風太郎明治小説全集(1)

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    ちくま文庫さんにあっぱれ!
    採算度外視で埋もれた名作を復刊した出版社としての心意気に。こうした知的エンターテイメントを楽しめるのが大人。
    幕末の著名人と架空のキャラが混然一体となり、警視庁対江戸町奉行所の知恵比べを、華やかな明治の舞台裏に流れる去りゆく者たちの悲哀を絡めて描く風太郎マジック全開。上下巻。

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    2021年10月07日
  • 甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(1)

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    おお、これは読むSFX! 想像力がはじけるね。
    しかもストーリーの展開もおもしろい。ちっとも古くない。うわさ通りだった。

    「忍法」、このおもちゃっぽいカテゴリーを大人が読んで堪能する。
    奇想天外の描写も魅力あるのだから、恐いようである。

    40年以上読み継がれるわけがそこにあるのだろう。
    定評のある作家山田風太郎と承知していた(最近だが)にもかかわらず再認識。

    「SINOBI」として最近映画化された。
    なるほど現代映像処理がぴったりあうだろうと私でも思う。

    かるくて、面白くて、色っぽくて、厭きさせない。元祖エンターテイメントの小説なのだ。

    作品は沢山あるそうだから、これからも取り混ぜて

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    2021年09月12日
  • 地の果ての獄(下) ――山田風太郎明治小説全集(6)

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    樺戸から空知集治監に移り、物語はラストに向かって一気に突き進む。
    この物語の盛り上げ方はさすがに山風。虚実入り乱れる独特の構成も相変わらず面白い。
    しかし、なぜか明治物の中ではいまいち物語に没頭できなかった。

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    2021年08月28日
  • 地の果ての獄(上) ――山田風太郎明治小説全集(5)

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    山田風太郎明治小説全集の第五弾。明治初期、苛烈な樺戸監獄に赴任した若き有馬四郎助が監獄の中で起こる事件に巻き込まれながらも、懸命に職務を果たしてゆく姿を描く。
    山風らしいハチャメチャさは相変わらずだが、この上巻を読む限り明治物の中では評価は低い。なにせ女を見れば犯すという筋立てが多すぎて少し辟易するのだ。

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    2021年08月16日