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島原の乱に敗れ、幕府へ復讐を誓う森宗意軒は忍法「魔界転生」を編み出し、名だたる剣豪らを魔人として現世に蘇らせていく。最強の魔人たちに挑むは柳生十兵衛! 手に汗握る死闘の連続。忍法帖の最大傑作。
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Posted by ブクログ
島原の乱に敗れ、幕府へ復讐を誓う森宗意軒は忍法「魔界転生」を編み出し、名だたる剣豪らを魔人として現世に蘇らせていく。紀州大納言頼宣をも巻き込んだ陰謀の魔の手が柳生十兵衛に襲いかかる! 紀州藩を巻き込んで密かに進行する陰謀、そして魔界より蘇りし7人の転生衆の存在を知った柳生十兵衛。敵は天草四郎を筆頭に...続きを読む、荒木又右衛門、柳生如雲斎、柳生但馬守、宮本武蔵…。十兵衛は孤剣を抱き、殺戮の魔人と化したかつての大剣豪たちと死闘を繰り広げる。そしてついに最強の敵が立ちはだかる!十兵衛は仲間を守り、野望を阻止することができるのか。予測不能な驚愕と戦慄の連続。伝奇エンタテインメントの最高傑作。 天草四郎を頭に、宮本武蔵、荒木又衛門、宝蔵院たち剣豪と柳生十兵衛の対決は、紙一重の実力差での勝負なので、奇策などを使っての息詰まるバトルが楽しめます(寺の階段での田宮坊太郎とのバトルでは十兵衛の門弟が人間丸太となって逆落としをして坊太郎の隙をつくる、陰の太刀など奥義や駆け引きの応酬が楽しめる宝蔵院、宗矩、如雲斎、武蔵との剣と剣の壮絶なガチンコバトル)、徳川の天下を狙う陰謀も絡み、大興奮の展開。お品の入浴シーンを争って覗く柳生衆のおぽんちぶりや関口弥太郎の健気な活躍が良いアクセントになり、道成寺、巌流島のオマージュは、面白かったです。宮本武蔵の仕官への執着は、切なかったです。 何度も映画化されるのもうなづける、陰謀劇と剣豪バトルの組み合わせが面白い山田風太郎の忍法帖最高傑作です。
二度にわたって映画化された作品。十兵衛役は、最初が千葉真一。二回目が佐藤浩市。ラスボスの天草四郎時貞役に、それぞれ沢田研二と窪塚洋介。 とにかく敵がビッグネームばかり。実父・柳生宗矩。剣聖・宮本武蔵。荒木又右衛門に宝蔵院胤舜。 しかも皆、奇想天外な方法で蘇った魔人衆。 虚実織り交ぜ、あたかも史実かの...続きを読む如く、虚実の狭間で翻弄されます。
宮本武蔵・天草四郎など、歴史の中ではメジャーな人物たち が、時代の枠を超えて剣豪、柳生十兵衛と対決するー。 これだけでも想像しただけで、ワクワクしてしまう。
日本史に詳しくはない私でも知っているようなメジャーな剣士がばんばん出てきます。上巻はまだ戦い始まらずといったところで、これからどうなるのかが大変楽しみ。
エンターテイメントとは、セックスとバイオレンスやな〜、なんてなことを痛感する1作。あの名作、深欣東映映画とは筋書きが違うので、初見の方は改めて楽しめるはず。個人的には、十兵衛が紀州に乗り込んでヴィランと初顔合わせするまでのくだりが最高潮(ピーク)です。その後も当然としてオモローですが
内容(「BOOK」データベースより) 島原の乱に敗れ、幕府への復讐を誓う天草側の軍師、森宗意軒は死者再生の秘術「魔界転生」を編み出した。それは、人生に強い不満を抱く比類なき生命力の持ち主を、魂だけ魔物として現世に再誕させる超忍法だった。次々と魔界から蘇る最強の武芸者軍団。魔人たちを配下に得た森宗意軒...続きを読むは紀伊大納言頼宣をも引き込み、ついに柳生十兵衛へと魔の手を伸ばす…。群を抜く着想と圧倒的スケールで繰り広げられる忍法帖の最高傑作。 平成31年2月17日~24日
沢田研二映画を若山富三郎目当てで見たのがきっかけで。 映画版とおそろしく内容が違うんですね。びっくりしました。 昭和の脂ギッシュなサラリーマンが好きそうなえろぐろシーンになんども挫折しそうになりました。これさえなければめっちゃ面白いのに!と。 十兵衛が出てくるあたりからテンポアップで一気読み。 ...続きを読む斬新な発想ですすめられるお話に、超ワクワク! しかし山田風太郎の作品はあまり巷の本屋さんで扱っていなくて探すのが大変です。巨大本屋さんまで行かないと…… ※田宮坊太郎が講談や歌舞伎で有名だとか 宝蔵院だれそれも有名とか 十兵衛のお父さんたちの確執とか 知らないことがいっぱいでした。 こういった逸話を知っての読書ならもっと楽しめたのかしら。今、こつこつ調べています。
上巻の半分近くまで主人公である柳生十兵衛は名前しか出てこず、7人の魔剣士の登場に尽くされる。本書は中学生の時初めて読んだのだが、最初は柳生如雲斎が主人公だと思っていた。途中から出てくるへらへらした奴に殺されてしまって「???」だった。 とはいえ、あまりに敵が魅力的なので主人公が出てこなくても全く気...続きを読むにならなかった。しかし、こんな書き方は、しかも連載小説で、山田風太郎しかできないのだろうなあ。
こどものころに映画として話題になっていて確かジュリーが出ていたという記憶があって手に取った。天草四郎と柳生十兵衛が登場するというは聞いていて、ジュリーは誰の役なんだろうとか思いながら読み始めたら、女の体から生まれ変わる転生というの怪しげな技のお話で、宮本武蔵とか有名な人がいっぱい出てきてにぎやかなん...続きを読むだが、おどろおどろしい大人の娯楽作品という感じ。そのうちに下巻も読みたい。
前半は単調だったけど、転生衆が動き出して柳生十兵衛が出てきてからはさすが。戦いの行く末がとても気になる。 評価は下巻が読み終わってから。
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