山田風太郎のレビュー一覧

  • 明治バベルの塔 ――山田風太郎明治小説全集(12)

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    山田風太郎は、上手い。忍法帖、伝奇小説もいいのだが、明治物は知名度の割に面白いとおもう。意外な人物の取り合わせと、通説とは異なる視点が良い。
    明治バベルの塔 萬朝報、黒岩涙香、幸徳秋水、田中正造
    いろは大王の火葬場 木村荘平、福地桜痴、岸田吟香等
    明治暗黒星 伊庭想太郎(伊庭八郎の弟)、星亨
    など

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    2021年02月22日
  • バジリスク~甲賀忍法帖~(1)

    購入済み

    魅力的

    面白いですね。
    原作は読んだことないですが、この漫画を読んで興味がでてきました。
    絵柄はかなり個性的なので人を選ぶかもしれませんが、私は魅力的で好きです。

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    2021年02月01日
  • エドの舞踏会 ――山田風太郎明治小説全集(8)

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    鹿鳴館ダンスパーティーに貴婦人を誘うよう命を受けた山本権兵衛と大山巌婦人を狂言回しに江戸から明治に生きた女性たちを描いた連作集。
    森有礼夫人のエピソードが実話だとしたらかなりの驚き。舞台は江戸だが江戸の遊女の強さが感じられる。

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    2021年01月28日
  • 新装版 戦中派不戦日記

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    まだ読んでる途中だけど相当面白い。小さな物語のリアリティがふんだんに詰まってる。風呂屋の話など、好き

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    2021年01月23日
  • 風太郎不戦日記(2)

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    終戦に向かう時期。
    度重なる大空襲と新爆弾。
    呑気に構えていた風太郎も、考えを改めたりと、少々精神に異変をきたす。

    漫画にしたことで、単にお涙頂戴にしなかったこの作品。原作のクールでこんな学生も確かに生きていたのだ!というリアルさ!

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    2021年01月15日
  • 風太郎不戦日記(1)

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    本屋でみかけて購入。
    作者の絵でキラキラした、英国でない、こんな地味そうなー、と思いましたがやはりコミカライズうまいし面白い。この方の原作なしもすきですが、どんどん原作ものも読んでいきたいです。
    人間、なんでも慣れてどんな環境でも生きていくんでしょうが…もう二度と戦中に戻りたくはない、と思うのです(?)。
    やっぱり綺麗な銭湯に入って死にたい。いや、死にたくないが所詮は運か。

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    2020年12月13日
  • 忍法創世記

    ネタバレ 購入済み

    忍法帳に相応しいキャラ性

    忍法帖シリーズのセルフパロディをしながら、南北朝の神器をテーマにする一風変わった山風作品。

    三兄弟三姉妹の恋模様が『甲賀忍法帖』のパロディなのだが、特に男側が結構情けない。射精で真面目な攪乱戦法をする七兵衛に女だけには滅法強くなる又十郎、女のためならいくらでも荒ぶるフェミニストの舟馬。三人それぞれが女を中心に情けない強さを発揮する。
    女人の一部になる忍者たちは後の忍法の原型の一つとも言える変態っぷりで、中々良い勝負している。がどちらが主役なのか判断がつかず(三兄弟も両陣営に散らばっている)、神器を持った南朝側にどのような史実に沿ったままの勝利を描こうか迷っているようであった。

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    2020年12月03日
  • 風太郎不戦日記(2)

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    ついに終戦を迎える山田くん。原作の日記でも戦況が悪化するにつれて山田風太郎の心境が変化していく感じは興味深かったんだけど、漫画だとそれがよりエモーショナルになってる感じ。そこら辺、日記として書かれたものと、漫画作品として描かれたものの違いなんだろう。
    勝田文と同じく、文学作品を良くコミカライズしている近藤ようこが日記を漫画化するとどうなるんだろう?勝田文とはまたそうとう違ったものになるような気がして読んでみたい。

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    2020年11月05日
  • 妖説太閤記 下 山田風太郎ベストコレクション

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    面白かった!面白かった!面白かった!
    こういうの読みたかった。

    妖説とは言ってるけど
    戦中派作者の怒り
    エロい場面もあるし幼女が手籠同然なんだけど
    それに怒る前田慶次郎に
    慣れてしまった自分を恥じました。 

    女性がみな硬質な美しさ

    『美食家なのに食が細い』は
    笑うしかない。

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    2020年10月24日
  • 戦中派不戦日記 山田風太郎ベストコレクション

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    ほんの75年前ということに驚きを禁じ得ない。もし自分がその時代にいたら間違いなく戦争推進派だったと思う。怖い話しだ。

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    2020年10月21日
  • あと千回の晩飯 山田風太郎ベストコレクション

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    マイブームという言葉は、もう死語になってしまったけれど、
    最近、山田風太郎ブームが続いています。

    冬になると、日照時間が短いせいなのか、気温のせいか、気分が落ちる日が多くなります。
    こういう状態だと、何もしたくないんですが、氏の著作は、なぜか読めてしまいます。

    氏の「忍法帖シリーズ」は、忍者モノの金字塔で、海外でも多く読まれています。

    私たちが忍者といったらアレだなと思い浮かべる原形を考えた人です。
    エッセイも、抜群に面白い。調子が凄く良い時の後、必ずやってくる不調、
    何故か氏の文章は、読みたくなります

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    2020年06月13日
  • 戦艦陸奥〈戦争篇〉~山田風太郎ミステリー傑作選5~

    購入済み

    陸奥の爆沈をテーマにした「戦艦陸奥」他の短編小説集。文章がややレトロ調で、時代がかって
    いる感はあるものの、戦時中の世相がよく描かれている。
    陸奥の爆沈の原因は諸説あるが、乗組員による放火、爆破説が有力のようだ。当時の海軍では
    下士官による水兵の私的制裁が日常化していたとか。これを恨んだ水兵が犯行に及んだのではな
    いか、という説が有力で、結局千人以上が亡くなった。小説では別の原因になっているが、死と
    隣り合わせの戦時下、ファシズムの嵐が吹き荒れる日本では、みんなまともな精神状態ではいら
    れなかったのかもしれない。

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    2020年05月30日
  • 風太郎不戦日記(1)

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    昭和20年1月1日から始まる医学生の日記は、東京の激動の日々を描き出す。2月末から現在までの閉塞した日々は戦時中にも似ていると思いながら読む

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    2020年04月11日
  • 風太郎不戦日記(1)

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    山田風太郎がまだ作家になる前の医学生だった昭和20年につけていた日記をコミカライズしたもの。元が日記なので漫画として成立させるべく脚色を加えているのだが、その采配が見事。勝田文ってこんなに漫画が上手かったのかと驚愕した。
    しかし、ジーヴスシリーズもそうだけど原作モノのやるときの勝田文の目の付け所は凄いな。

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    2020年04月03日
  • 風太郎不戦日記(1)

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    山田風太郎の「戦中派不戦日記」を元に勝田文が漫画化。冷静、理知的に戦中を見ている風太郎の学生時代を勝田さんが見事に細緻にコミカライズしています。デザインセンスの良さと微かに見せる緩さは勝田さんならではですね。続刊も楽しみです。

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    2020年03月24日
  • 風来忍法帖 山田風太郎ベストコレクション

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    ネタバレ

    読んだのは富士見書房版だがこちらで登録。主人公の香具師達が好き勝手に戦場を駆ける前半から一転して、何故か忍者修行をする羽目になってからの忍城での麻也姫護衛の死闘となる後半と様相を変える本作。おちゃらけながらもやるときはやるという香具師達の生き様・死に様が熱い。

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    2020年03月17日
  • 伊賀忍法帖 山田風太郎ベストコレクション

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    城太郎と右京太夫の身分違いの恋は古典的だが、一周回って新しい。大仏内の仮住まいのシーンが印象的だ。しかし、物語は予定調和で終わらず、城太郎が闇落ちして終わる。その後の果心居士と城太郎が銀河皇帝とアナキンのような関係としたら、右京太夫はパドメ、新左衛門=オビワン、伊勢守=ヨーダだ。弾正はジャバ・ザ・ハットかな。15年後に弾正を討ち果たしたあと、城太郎はどうしたのだろう。SWのように果心居士を倒したのだろうか。

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    2019年12月28日
  • 夜よりほかに聴くものもなし〈サスペンス篇〉

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    短編集。表題作「夜よりほかに聴くものもなし」も連作短編集だが主人公と〆が共通している以外設定に連続性はないのでどこからでも読んでいい短編集である。

    どれも面白いがテーマが強すぎて小説としての枠を通り抜けている作品もある。どれも重苦しくなかなか読み進めなかった一冊。そもそも物理的に重く持ち運ぶのに苦労する点もあった。
    この中で一番出来がいいのは跫音だと思う。
    時点で黒幕と吹雪心中。

    以下メモより
    「跫音」
    善人である男が発作より悪人を絞め殺した。新聞報道に追い詰められ野次馬の冷たい目、妻・愛人・依頼主にも見捨てられ発狂し世間様に申し訳ないという話。
    何より怖いのは群衆の冷たい目。そこに本当の

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    2019年12月04日
  • 太陽黒点 山田風太郎ベストコレクション

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    やっと、初山風。期待も大きかった半面、乱歩や横溝あたりを殆ど楽しめない自分には、きっと山風も…みたいな不安もあったりして。で結果、概ね感じた不安の通りだった。やっぱり自分、古めかしい会話とかを根本的に受け付けないのですね。古い貞操観念とかも含め、基本的に自分とはあまり相容れない世界観でした。

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    2019年11月25日
  • 明治バベルの塔 ――山田風太郎明治小説全集(12)

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    明治の社会主義に代表される社会への民衆参加が、クセ強めの登場人物とありえなく見える実際の事件で奇才天才山田風太郎により書かれている
    黒岩涙香の超人的な知の巨人ぶりが楽しく書かれています
    管野スガをめぐる秋水の執着ですべてを失い、焦りから破滅へ向かう破滅の美学だな

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    2019年10月20日