山田風太郎のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ上巻に続きおもしろい!坊様たちが自らを犠牲に敵に立ち向かうシーンはぐっときた…ただ、ちょっと心配だったのが十兵衛女性に甘すぎる!おゆらの方なんか極悪非道なことをし続けてたんだから情けをかけなくてもいいんだよ!
7人の娘たちが誰も死ななかったのは驚いた。また、お千絵とお笛は、堀一族の長の娘でもあったからもっと活躍するかと思っていたが一番見せ場はなかったかもしれない。あとやむを得ないとはいえ銀四郎は十兵衛が一人で殺してしまった…
でもこんなにおもしろい作品に対してあれこれ言うなんて贅沢を言い過ぎかもしれない。
スピード感もあり上下巻ながら飽きさせない。甲賀忍法帖よりも実在の人物がたくさん出てきてお -
Posted by ブクログ
重厚な短編集だった。どの話も沼が深い。どんでん返しが多くありきたりな着地を見ない。
どんでん返しが凄まじく、最後になんとも言えない絶望が残る【厨子家の悪霊】、幕閉じでまさかのカラクリが発動する【笛を吹く犯罪】、友人のやりきれない最期と哀れな運命が哀しい【墓掘人】、そして、人間荘というアパートを舞台に繰り広げられるドロドロの人間劇をのぞきみる中編【誰にでも出来る殺人】が特に印象的だった。
それ以外の短編もどれも個性が強くおもしろかった。
山田風太郎自身医学を学んでいたからか、登場人物に医学生が多かった。またほとんどの話で、女性が事件の中心にいる。その女性は聖女であったり魔性であったりそれぞれだ -
Posted by ブクログ
ネタバレ地味ーなんだけど、学生服だし坊主だし。でも格好良いとこは格好よい。風太郎青年もててるやん。
女の子もかわいい。迷惑そーな駅の美少女やジャンヌダルクとか。
戦時下って、あまり長距離移動できないものと思ってたら、やろうと思えばそうでもないんですね。
この戦争に、大学生の年代でも、どうやったら勝てるか真剣に考えていたんだ、と。今の自分で今の日本で考えると、無理だよなぁ、戦争に参加したいわけでもないのに、お国のために戦えはやっぱ無理だよなぁ、説得力がないよなぁ、と思う。
でも最近の色々みてると、やるわけないのにやる前提で押し付けてくる政府よとこれが戦前の気分か。 -
購入済み
一層おどろおどろしい
おどろおどろしい山田風太郎の原作をコミカライズするとこのようにより一層おどろおどろしい作品になるなるのだ という典型的な例。コミカラズ作者の画力が高いので原作の世界を 原作以上に読者に訴えることに成功している。
女性たちが皆美しいのも目をひいた。 -
購入済み
魅力的
面白いですね。
原作は読んだことないですが、この漫画を読んで興味がでてきました。
絵柄はかなり個性的なので人を選ぶかもしれませんが、私は魅力的で好きです。 -
ネタバレ 購入済み
忍法帳に相応しいキャラ性
忍法帖シリーズのセルフパロディをしながら、南北朝の神器をテーマにする一風変わった山風作品。
三兄弟三姉妹の恋模様が『甲賀忍法帖』のパロディなのだが、特に男側が結構情けない。射精で真面目な攪乱戦法をする七兵衛に女だけには滅法強くなる又十郎、女のためならいくらでも荒ぶるフェミニストの舟馬。三人それぞれが女を中心に情けない強さを発揮する。
女人の一部になる忍者たちは後の忍法の原型の一つとも言える変態っぷりで、中々良い勝負している。がどちらが主役なのか判断がつかず(三兄弟も両陣営に散らばっている)、神器を持った南朝側にどのような史実に沿ったままの勝利を描こうか迷っているようであった。
極 -
購入済み
陸奥の爆沈をテーマにした「戦艦陸奥」他の短編小説集。文章がややレトロ調で、時代がかって
いる感はあるものの、戦時中の世相がよく描かれている。
陸奥の爆沈の原因は諸説あるが、乗組員による放火、爆破説が有力のようだ。当時の海軍では
下士官による水兵の私的制裁が日常化していたとか。これを恨んだ水兵が犯行に及んだのではな
いか、という説が有力で、結局千人以上が亡くなった。小説では別の原因になっているが、死と
隣り合わせの戦時下、ファシズムの嵐が吹き荒れる日本では、みんなまともな精神状態ではいら
れなかったのかもしれない。