山田風太郎のレビュー一覧

  • 甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(1)

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    忍者が多すぎです。総勢20名!!
    最初、名前が覚えられず難儀しました。名前もそうですが伊賀?甲賀?この人どっちだっけ?となります。
    また、やっと名前と所属部署(?)覚えたら、退場ですか。

    でも引き込まれる物語です。
    「そんなん、あるわけないっしょやぁ」と忍者の技に突っ込みながら後半は一気読みでした。

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    2023年04月21日
  • 甲賀忍法帖 山田風太郎ベストコレクション

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    超能力者バトルものの元祖。
    現在あるありとあらゆる漫画やラノベに直接的、関節的に影響を及した作品である。
    設定として面白かったのが忍者たちに不具者が多いという所。見世物小屋で次々と現れるビックリ人間的な面白みがありアングラ的な暗い欲望を刺激するものがある。
    あとは、女性に対するストレートな肉欲である。ここまでストレートだと逆に笑ってしまった。
    この小説が古びてなお輝きを失っていないのは上記の2点が白眉であり、あとに続くものがいない(あるいは時代の趨勢により書けない)からなのかもしれない。

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    2023年02月12日
  • Y十M(ワイじゅうエム)~柳生忍法帖~(1)

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    柳生十兵衛、会津の暴君に挑む
    悪逆の会津藩主・加藤明成と配下の会津七本槍により、惨殺された堀一族。生き残りの堀一族の美女7人は、指南役に柳生十兵衛を迎え、七本槍と加藤に復讐を挑む。
    せがわまさきが、「柳生忍法帖」を漫画化。
    沢庵和尚に頼まれ堀一族の美女7人の助太刀に立ち上がった柳生十兵衛。彼が堀一族の美女7人に軍略や武術を教え、いかにして腕では劣る堀一族の美女が会津七本槍を倒すかを、相手の裏をかきつつチームプレイで倒していくバトルの連続は、前作の「バジリスク甲賀忍法帖」よりもスリリングで、飄々としながらも義に熱い柳生十兵衛の陽性の男の魅力もあって、スカッとする後味です。妖婦おゆらの妖艶でツンデレな魅力も、素敵でした。

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    2023年02月08日
  • バジリスク~甲賀忍法帖~(1)

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    徳川3代将軍の世継ぎ問題を決着させるため、十人対十人で忍法殺戮合戦をして、生き残りを賭けることになった甲賀と伊賀の忍者たち。憎しみ合う両家にあって、甲賀弦之介と伊賀の朧は深く愛し合っていた。
    山田風太郎の「甲賀忍法帖」を稀代の漫画家せがわまさきが原作の世界観をそのまま漫画化。
    水墨画のような独特なタッチで忍法帖の登場人物に命を吹き込み、多彩な忍法を使う忍法バトルを躍動感あふれるタッチで見事に漫画化しています。
    女の髪を武器にする忍者、かまいたちを武器にする忍者、昆虫を操る忍者、顔を変える忍者、そして忍法を破る破眼の術を使う忍者、忍法を術者に返す忍法を使う忍者など、凄腕の忍者たちが相手の隙を突き合いながらの壮絶な忍法バトルは、読む者を最後まで惹きつけます。そして敵同士に別れた主人公2人の恋の切ない結末も忘れられません。

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    2023年02月06日
  • 八犬伝 下

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    戯作者・馬琴の壮絶な人生が明らかになった実の世界。特に白内障によって隻眼となったうえに、残る一眼にも侵食した後の、漢字を知らない亡き息子の妻・お路の凄まじいまでの気力に感動した。そのおかげで八犬伝は未完の大作とならずに済んだ。まあ、馬琴の微に入り細を穿つ文章は冗長だ。しかし、完成したからこそ今に伝わったとも思える。そして、著者はその冗長さを排して、読者に八犬伝の面白さを伝えてくれた。終盤の幼犬士・犬江親兵衛の活躍は、まさに桃太郎のような微笑ましい一篇に仕上がっていた。

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    2023年01月31日
  • 警視庁草紙(下) ――山田風太郎明治小説全集(2)

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    初代警視総監である川路大警視と、最後の町奉行 駒井相模守という対照的な二人を中心に綴られる明治初期の物語。
    川路大警視については、警視庁のポリスミュージアムで警察サイドから見た功績を学んだことがありますが、味方を変えれば目的のためなら手段を選ばない意思と強さと謀略の凄まじさは、ある意味ではこの時代だからこそ必要だった人だと改めて思い知りました。
    明治が舞台だけあって少し読むのに集中力が必要かなところがありますが、とても中身の濃い作品でした。

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    2023年01月25日
  • 甲賀忍法帖 山田風太郎ベストコレクション

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    400年来の宿敵として対立してきた甲賀・伊賀の忍法二族。彼らは服部半蔵の約定によって、きわどい均衡を保っていた。だが慶長19年、家康によってついにその手綱が解かれる。三代将軍の選定をめぐる徳川家の紛争を、両里から選ばれた精鋭各10名に代理させようというのだ。秘術の限りを尽くし、凄絶な血華を咲かせる忍者たち。だが、そこには流派を超え、恋し合う2人の名も含まれていた…。
    相手を欺きながらの壮絶な忍法バトル、弦之介と朧たちの純愛、軟体の技や蜘蛛など昆虫のような技や昆虫を操る技や体液の毒を使う技や肉芽を含んでいるが故の不死の術や無敵の瞳術やかまいたちなど奇想天外な忍法バトル、無垢な朧や栗山千明的なクールな蛍火やグラマラスなお胡伊や妖艶な陽炎など魅力的なヒロイン、裏をかき隙をつく駆け引きがスリリングで、ジョジョやハンター&ハンターのバトルのルーツを見ることが出来ます。「バジリスク甲賀忍法帖」も、オススメです。

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    2023年01月19日
  • 警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(1)

    匿名

    無料版購入済み

    千羽の旦那がイケメンすぎる……話を聞いただけで事件を解決する天才の同心なんですね。
    加治木警部の活躍を含め、続きが気になります。

    #カッコいい

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    2022年09月06日
  • モーニング 2022年34号 [2022年7月21日発売]

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    表紙が可愛い

    ちいかわと東リベのコラボの表紙が凄く可愛いです。ちいかわのマンガは相変わらず食べ物が美味しそうで見ていて楽しいですね。
    猫奥も面白かったです。

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    2022年09月29日
  • 警視庁草紙(上) ――山田風太郎明治小説全集(1)

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    維新後の東京の様子を描いた作品を探していたら見つけた一冊。山田風太郎氏といえばお色気シーン満載の忍法帖のイメージしかなかったので、改めて氏の凄さを認識した。
    史実と創作の境界がどこなのか分からないものの、登場人物の多くは実在しており、かつ他人の小説中の主人公まで引っ張り出してくるところは大御所ならではの荒技でしょうか。
    期待以上の面白さだったので、全巻読破しようと決めました。

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    2022年07月27日
  • モーニング 2022年18号 [2022年3月31日発売]

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    ちいかわが可愛い

    ちいかわの描きおろしがあるときいて購入しました。大好きなキャラの栗まんじゅうの登場が嬉しかったです。栗まんじゅうはお酒飲みでよく酔っ払ってますが優しくて気遣いが出来て素敵です。今回努力家な面も見られて良かったです。

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    2022年09月29日
  • 風太郎不戦日記(1)

    ネタバレ 購入済み

    読むと先が気になる

    大学まで進むことができるのが極めて少数のエリートたちだった時代に医学部に在学した山田風太郎さんの自伝のコミカライズです。

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    2022年06月03日
  • 銀河忍法帖

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    山田風太郎さんの「忍法帖シリーズ」は、いつも5人X5人の対抗戦になるけど、忍者X側室というのは、意表を突いていて、面白かった。いつもながら、凄い‼️

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    2022年05月27日
  • 警視庁草紙‐風太郎明治劇場‐(2)

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    油戸巡査の悲哀が、物語にいい塩梅を与えてくれるとは。なんというか、こんなに憎めない役柄だったかなぁ。出世したい出世したいの一念が空回りしているのが、可愛らしいというか。
    隅の御隠居に大警視・川路利良と、両陣営の大親分級が登場して役者が揃った感の警視庁草紙の第二巻。そして、斎藤一こと藤田五郎が本格的に物語に登場です。

    怪談牡丹灯籠から、岩倉具視暗殺事件へと繋がり、川路利良の怜悧さを知らしめて終幕。次なる一幕は「地獄狩り」と、警視庁と鎮台兵の喧嘩始末。
    明治になって権力を振りかざす警視庁と鎮台兵を、どう虚仮にしてくれるのか。

    女のために一肌脱ぐが、真剣になっても洒落を忘れちゃいけないよ、といったところでしょうかね。

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    2022年04月27日
  • くノ一忍法帖 山田風太郎忍法帖(5)

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    豊臣秀頼に嫁いだ、徳川家康の孫娘千姫。大坂の陣で豊臣を滅ぼした家康だが、千姫に対しては複雑な愛情を抱いていた。一方豊臣方の真田幸村は、信濃忍群のくノ一に命じて、秀頼の子胤を宿し、その血を繋ぐことを画策。秀頼を愛した千姫もそれを是認し、自らの庇護の下においた。家康は甲賀鍔隠れの里の精鋭五人に、真田のくノ一と秀頼の子の抹殺を指令し、かくて性の秘儀を尽くした妖艶な忍法合戦が幕を開けた。

    風太郎忍法帖の一冊。相変わらず奇想天外な忍法勝負が繰り広げられ、科学的な仕組みとかそういう無粋なことを思い出す間もなく引き込まれてしまう。楽しい。

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    2022年04月13日
  • 忍法八犬伝 山田風太郎ベストコレクション

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    山田風太郎は本当に天才作家だと思う。
    小説というのは、【終わりよければすべて良し】理論が適用されうるものだ。内容がいくらおもしろくても、結末が微妙だと中々記憶に残らない。
    山風作品は、ストーリーのおもしろさは言うまでもないが、締め方まで完璧だ。その作品にふさわしいラストがいつも用意されている。そして、これは私の感想なのだが、どの作品も【切ないのに清々しい】読後感が残る。切ない結末の作品は世の中に数多くあるが、切ないのに清々しい作品はそうないだろう。


    本作でも、最後の一文が素晴らしい。胸が締め付けられる切なさを感じるとともに、長く甘い夢が覚めたような清々しさも感じられる。
    村雨という1人の女性を救うため、血気盛んな8人の若者たちが戦いに挑み死んでゆく。荒唐無稽なストーリーとその中に紛れもなく存在する純愛。このアンバランスさも、また山田風太郎らしい。

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    2022年03月06日
  • 甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(1)

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    バジリスクから原作に興味を持ったので手に取ってみた。

    思ったよりあっさりした表現で読みやすい。(時代小説であるが現代風の表現が多くイメージしやすい)

    ところどころに聞き馴染みのあるセリフがあり、楽しめた。

    これが60年以上前に書かれたものというから非常に驚いた。最近の作品と言っても遜色ないくらい時代を感じさせない作品。

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    2022年02月11日
  • 太陽黒点 山田風太郎ベストコレクション

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    ネタバレ

    恋愛小説が、青春小説が、一気にひっくり返される。
    ”操りもの”では間違いなく最高傑作だろう。登場人物それぞれの苦悩をしっかり描いているからこそできるトリックだ。まさかサラッと日記の中で書かれているビスマルクの外交政策が伏線になっているとは思いもしなかった。そしてその種明かしまでの部分もグイグイ読ませるのだからもう文句はない。

    動機も、戦争に全くなじみがない自分たちの世代には実感はないが、確かに日本は戦争に負けたにもかかわらず「もはや戦後ではない」などともてはやされ、瞬く間に世界でも有数の経済大国にのし上がった。しかし戦争で命をかけて敵国に立ち向かい、その結果として青春を全て戦勝に捧げた人にとってはこれは喜ばしいこととは限らない。今までに考えたことのない新しい考え方だった。

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    2022年02月06日
  • 風太郎不戦日記(1)

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    ネタバレ

    第11話の扉絵に集約されたような「その他大勢」の顔が魅力的。貧相でしぶとく善良かつ醜悪なところが、少し冷めた目で描かれ絶妙な人肌。
    のちに妻となる啓子ちゃん(第8話)を殊更美化しないのもいい距離感。

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    2021年12月26日
  • 柳生忍法帖 下 山田風太郎ベストコレクション

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    上下巻、一気に。ぐいぐいと。
    沢庵さんのお弟子さんたちの振舞いに胸をうたれる。十兵衛は、完全無欠な強さのなかに人間みがあって(女の人にちょっと無粋でかつ甘い)、これは惹かれてしまうよなぁ。

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    2021年09月20日