あらすじ
山田誠也、のちに「忍法帖」シリーズでその地位を確立する大作家・山田風太郎は、昭和20年、医学生として東京にいた。時は太平洋戦争末期、同世代の若者は、みな戦地へ。しかし体調不良で召集を見送られた誠也は、お国のために体を張れない葛藤を抱えながら、日々を送っていた。そんな彼が当時の世間を、そして日本をどう見ていたか。克明に綴られた日記を、令和の今だからこそ、コミカライズ。2巻で描くのは5月~8月まで。3月の東京大空襲では、被災を免れた誠也だったが、5月の大空襲でついに…!? 個性派漫画家・勝田文がユーモアを交えて描く風太郎と昭和20年は、必読ものです!
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Posted by ブクログ
地味ーなんだけど、学生服だし坊主だし。でも格好良いとこは格好よい。風太郎青年もててるやん。
女の子もかわいい。迷惑そーな駅の美少女やジャンヌダルクとか。
戦時下って、あまり長距離移動できないものと思ってたら、やろうと思えばそうでもないんですね。
この戦争に、大学生の年代でも、どうやったら勝てるか真剣に考えていたんだ、と。今の自分で今の日本で考えると、無理だよなぁ、戦争に参加したいわけでもないのに、お国のために戦えはやっぱ無理だよなぁ、説得力がないよなぁ、と思う。
でも最近の色々みてると、やるわけないのにやる前提で押し付けてくる政府よとこれが戦前の気分か。
Posted by ブクログ
終戦に向かう時期。
度重なる大空襲と新爆弾。
呑気に構えていた風太郎も、考えを改めたりと、少々精神に異変をきたす。
漫画にしたことで、単にお涙頂戴にしなかったこの作品。原作のクールでこんな学生も確かに生きていたのだ!というリアルさ!