山田風太郎のレビュー一覧

  • 十 ~忍法魔界転生~(1)

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    これ、これ。
    これが読みたかったんですよ。

    せがわ まさきの「魔界転生」。
    お話はまだ、はじまったばかりです。

    たしか、これ、主人公の十兵衛って、半分ぐらい話が進むまで、出てこなかった気がしますが。

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    2013年06月14日
  • 幕末妖人伝 時代短篇選集1

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    幕末の妖人達(そのセレクションもまた素晴らしい)の、凄まじい生き様を描く連作集。

    短編としてはどこかで読んだことのあるものばかりでしたが、この形態(具体的には、ラスト1行の有無)で読むのははじめてで、読後のインパクトが倍になるよう感じました。

    後世に名を残すような偉人は、良くも悪くも関わる人間を巻き添えにするといったあたりはラストの「伝馬町から今晩は」に最も印象的に描かれているところであります。

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    2013年06月05日
  • 太陽黒点 山田風太郎ベストコレクション

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    昭和30年代後半(=1960年代前半)の東京で、
    アルバイトしながら大学に通う青年が、
    金持ちの娘と知り合い、ブルジョワの毒気に当てられて、
    勤労や苦学には意味がないと思い始め、
    上手く立ち回って「逆玉(の輿)」に載った方が利口だ、
    と考えるようになり、周囲の人間を憎悪しながら野心を燃やす
    という筋立てだと思ったのだが……一杯食わされた。
    なんという理不尽な苦悩、そして死(二重の意味で)!
    なるほど、これは戦争体験者にしか書けないだろうなぁ。
    被害者もかわいそうだし、犯人も悲しい、
    じゃあ誰が悪いのだと問えば「それは君たち読者だ!」と
    指を突き付けられる気が――って、あ、それじゃ某「奇書」と一

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    2017年11月10日
  • 十 ~忍法魔界転生~(2)

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    表紙は坊太郎だけど、宗矩巻。魔人宗矩のビジュアルが超良い。

    しかし相変わらず、単行本の区切りが悪いなぁw

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    2013年05月27日
  • 十 ~忍法魔界転生~(2)

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    圧倒的な面白さ。せがわまさきの山田風太郎サーガの最高傑作間違いなし。人間の未練、妄執が痛いほどページをめくるたびに伝わってくる。これだけボルテージが上がっているのに主人公はまだ登場せず。次巻の刊行が待ちきれない。

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    2013年05月24日
  • 人間臨終図巻 2

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    [作品]
    2011年出版。(オリジナルは1986年)
    徳間書店。

    [内容・感想]
    忍法帖シリーズで有名な作家 山田風太郎 の歴史上の人物に関するエッセイ集。エッセイといっても作中で取り上げている人物に対しての作者の思いや感情といったものの記述は少なく、基本的には淡々と延々、歴史上の人物一人一人の死に様が享年順に短い文章でまとめられている。紹介される歴史上の人物は、武将、軍人、文化人、作家、役者、犯罪者など多岐にわたり、全巻通すと延べ900人に上る。

    本書は、2011年に出版された文庫サイズ全四巻の新装版。二巻は、五十歳から六十四歳まで。本書は古今東西ありとあらゆるタイプの歴史上の人物の死が

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    2013年05月20日
  • 人間臨終図巻 1

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    [作品]
    2011年出版。(オリジナルは1986年)
    徳間書店。

    [内容・感想]
    忍法帖シリーズで有名な作家 山田風太郎 の歴史上の人物に関するエッセイ集。エッセイといっても作中で取り上げている人物に対しての作者の思いや感情といったものの記述は少なく、基本的には淡々と延々、歴史上の人物一人一人の死に様が享年順に短い文章でまとめられている。紹介される歴史上の人物は、武将、軍人、文化人、作家、役者、犯罪者など多岐にわたり、全巻通すと延べ900人に上る。

    本書は、2011年に出版された文庫サイズで全四巻の新装版。一巻は、十代から始まり四十九歳まで。若者が多いせいか、悲劇的な死に方が多い。常日頃、

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    2013年05月20日
  • 忍法創世記

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    忍法帖の中でも時代背景はやや古く室町時代となっている。
    時の権力者と、南北朝の対立と、三種の神器をめぐっての争いが、敵対しながらも惹かれあう男女の葛藤を交えて語られる。

    忍法帖ならではの実際の歴史に裏打ちされた闇の戦い、世界観に浸れることは容易い。結末は忍法帖ならではの全員討ち死に、虚無感漂う幕切れだった。

    甲賀忍法帖に近いかもしれない。

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    2013年05月15日
  • 幕末妖人伝 時代短篇選集1

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    「東京南町奉行」 がお気に入り。

    生きざまを貫き通す頑固じいさん、カッコいいです。

    結びもまたいかしてるんだなぁ。

    山田節で描かれる、万札のあの人が妙味。

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    2013年05月30日
  • 十 ~忍法魔界転生~(1)

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    原作でも冒頭と世界観・忍法説明部分が長いんだけど、漫画版でも1巻中に十兵衛が出てきませんw
    この作品をビジュアル化するとき、常に関心の集まるポイントに「天草四郎をどう描くか」があって、いい意味でちょっと意表を突かれるデザインで、先が楽しみです。

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    2013年05月08日
  • 十 ~忍法魔界転生~(1)

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    やっぱり山田風太郎の原作をせがわまさきが漫画にすると、傑作になること間違いなし。というか、先が読みたくて原作小説を読むかどうか悩んでしまう。それにしても「魔界転生」は映画化もされてるし、元ネタとして傑作だと考えている人がいかに多いのかって事なんだろうけど、先に小説を読むと漫画で読む時の驚きが消えてしまうからなぁ、うーんどうしよう

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    2013年04月13日
  • 太陽黒点 山田風太郎ベストコレクション

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    ラストの独白が全ての小説ではあるがそのほかの登場人物のその後も知りたかった。前半ひたすら落ちぶれていくキャラクターにページをめくる手が重くなった。

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    2013年04月10日
  • 明治断頭台 ――山田風太郎明治小説全集(7)

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    山田風太郎の中でも傑作ミステリーと名高い本作。明治シリーズでおなじみ川路利良が登場。
    巫女エスメラルダのトリック解説が全てカタカナで読めない漢字の読みがそこで分かったりした^^;

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    2013年03月27日
  • 太陽黒点 山田風太郎ベストコレクション

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    傑作ミステリ。犯人は完全犯罪という物語を遂行することに情熱を傾けるが、その姿は作者の写し身であり、犯人の昏い情熱は作者の思いそのものであろう。普通小説かと思わせれば犯罪小説であり、犯罪小説であるかと思えば戦争論であり、さらにはメタミステリであるともいえる。奇想の「敗戦小説」。

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    2013年03月07日
  • 十 ~忍法魔界転生~(1)

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    山田風太郎の代表作・最高傑作をついに…せがわまさきが漫画化。甲賀忍法帳がチームバトルの始祖なら、こっちは夢の対決の始祖。続々と転生する魔人をよそに、主人公は1コマも出てこないけど、これから先が楽しみ。

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    2013年02月23日
  • 人間臨終図巻 1

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    様々な人の死に様を、享年順に並べた本。
    1巻ということで、若くして亡くなった人の話が多い。
    事実を淡々と並べている中で、時折見せる著者の感情にニヤッとする。
    続刊も読みたい。

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    2013年02月19日
  • 忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4)

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    八犬伝の息子たちが戦う話だった。……よね?
    夜中だから取りに行けない、また修正します。
    痛快でエロなのに切ないオチでした。

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    2013年02月18日
  • 十 ~忍法魔界転生~(1)

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    幾度目かの『魔界転生』漫画化。
    原作に真正面から向き合い、かつビジュアルの斬新さも踏まえた、せがわ流新『魔界転生』の素晴らしいオープニングでありました。

    まぁ、単行本の区切りとしてはちょい悪い感もあったりもしますが…

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    2013年02月12日
  • 妖説太閤記(上)

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    山田風太郎 著「妖説太閤記(上)」を読みました。

     あの太閤記をあの山田風太郎が描く異色歴史小説。上巻は、本能寺の変までが描かれる。秀吉の魅力的な人柄の裏には権力を握ろうと権謀術数を駆使して天下をねらうしたたかな男の欲望が渦巻いていた。

     あの山田風太郎が描くとあって、おどろおどろしいまさに妖しい太閤記なのかと思いきやいい意味で裏切られ、意外と直球勝負の歴史小説でした。

     しかし、そこは山田風太郎、ただの太閤記であるはずはなく、秀吉が権力を握ろうとする欲望を動かしているのが、小さい頃からの女性に対するコンプレックスであったという解釈など新たな切り口から秀吉像に迫っているのが興味深か

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    2013年01月27日
  • 柳生忍法帖 下 山田風太郎ベストコレクション

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    ネタバレ

    死ぬも修業のひとつと豪快に笑い散ってゆくお坊様たちの姿勢が印象的。おとねやおゆらの登場で、堀の女たちの影が後半薄くなるのは残念だった。
    多くの血が流れながらこの爽快な読後感は、陽の光の下で堂々と生きる武家の悲願達成だったせいかな。
    締めの十兵衛の痺れる一言が読後感を後押し。

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    2014年07月30日