【感想・ネタバレ】忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4)のレビュー

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

山田風太郎作品にずずいっとはまり込む原因になった作品。
犬が乗り物になって町を北へ南へ駆け抜ける!
あの八犬士は隠居して、その息子たちが繰り広げるという設定に感服。
とにかく好き。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

ちょっとコメディタッチなところが最高です。毛野と小文吾の関係が気になって仕方ないんですが、角太郎もかなり好きです。四角い。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

 八犬伝を元ネタにした忍法帖。素晴らしく傑作です。
 八犬士のキャラの立ち加減がいい感じにコミカルだし、村雨挟んだ変なラブコメ風味とかも絶妙に面白い。
 そんでもって後半の二転三転のどんでん返し。恐るべし風太郎。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

「南総里見八犬伝」が「事実」である世界の江戸時代、八犬士の子孫の出来損ない忍者達が、一人の姫を守るために繰り広げる死闘。ホントに出来損ないなので、あっけない死に方をしますが、その散り際が悲しくも美しい。山田風太郎忍法帖の中でも、秀逸の出来です。

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Posted by ブクログ 2023年07月06日

かなり以前に読んだ記憶があるが・・・
まったく覚えていない。もしかして「南総里見八犬伝」と混同しているかも・・・(薬師丸ひろ子主演映画があったね)

忍法帖のなかでも傑作と言っていた人がいたが、まさにその通り。これは面白かった。里見八犬伝ではなくその子供らの八犬伝。忠義の在り方が父親の時代とは違えど...続きを読む、村雨さまに対する忠義は、昔の伏姫に対する父親となんら変わらない。
「俺は、このために生きてきたんだ。だから死ぬ!」
かっこいい八犬士!!

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Posted by ブクログ 2022年06月01日

八犬伝である。安房里見家、伏姫に由来する八つの珠が、バカ殿のスケベ故にすり替えられてしまう。取り返すべし、甲賀で修行を積んだ八犬士の末裔よ! というアウトラインだが、実はネオ八犬士たちは、修行なんてかったりいこと出来るかよ、と既に甲賀を逃げ出して、思い思いの暮らしを満喫中。珠大事、忠義大事の古い家柄...続きを読むに辟易としていて、さてコイツらをどのようにして引っ張りだしたら良いのか。けれど里見家の仕掛けでは、彼らを動かすどころか、見つけることさえ出来なかった。

彼らを突き動かしたのは何か。何を隠そう、彼らには共通のアイドルがいたのだ。彼らが出奔することになった原因でもあり、それ故にこの使命を果たそうと決意をするだけのアイドルが。

さあこのアイドルがどんなエロい目に、と期待した人、忍法帖に毒されすぎですよ。例によって8対8の能力バトル、ではあるけれど、直接能力よりも、バトルを有利にするための背景の仕掛けに妙がある。兎も角、アイドル村雨姫に萌えろ(違うぜ)!

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Posted by ブクログ 2014年06月14日

困ったときの風太郎様で、まずバズレはない。
今回も超人忍者が出てきて、
エロいくノ一が出てくるんだろうと想像したら
まさにその通りでござった。
なんも考えずに読め、楽しめるでおじゃる。

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Posted by ブクログ 2013年02月18日

八犬伝の息子たちが戦う話だった。……よね?
夜中だから取りに行けない、また修正します。
痛快でエロなのに切ないオチでした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2012年04月03日

あまりに有名な伝奇小説「南総里美八犬伝」をモチーフにした忍法帖、里美家断絶のピンチに八犬士の子孫が活躍するのですが…

名前こそ同じものの末裔たる彼等は揃いもそろってグータラで、彼等の父君が自害をもって招いたる危惧の責任をとったのに、彼等は知らん振り、しかしながら美貌の姫君村雨(やや天然)の頼みを...続きを読むもって立ち上がらざるを得なく…本当の動機は村雨に、いいとこ見せてやる!という、スケベ根性によるだけで、ここらへんないかにも忍法帖テイストに溢れていて好きなところです。

ところが黒幕たる本田正信き下、服部半蔵とくのいち達は強敵!奪われた珠を奪還すべくもその都度あっさりを犬士達は倒れていきます。もともと修行に出された甲賀卍谷を忍術修行が嫌で逃げ出してきた彼等なので、度胸とハッタリ出たとこ勝負に頼る故、繰り出す忍術も出したら己もそこまでよ!で、いいとこ見せたい!でそんなにやるのかよ!と思いつつも、その潔さが忍法帖2大潮流の一つだと思いました。

オリジナル八犬伝のキャラを踏襲しており、そのグータラふりもとても個性的です。また敵くのいちも同名のキャラ立ちがあって楽しめました。

そしてラスト…倒れ散っていく者の描写を、これほど叙情的ロマンに満ちた筆で描くとは!日本語の修辞と著者の技にただただ感激いたしました。

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Posted by ブクログ 2012年02月13日

滝沢馬琴「南総里見八犬伝」の設定を借りた山田風太郎流八犬伝。
忠義のない、やる気のない八犬士の子孫たちが、里見家を襲う陰謀に立ち向かいます。

「南総里見八犬伝」を詳しく知らないわたしでも十分に楽しめました。
登場人物達のキャラクター、物語の展開がぶっとんでいるのは忍法帖シリーズでは毎度の事ですが、...続きを読む本作では更に里見家の宝、伏姫の珠をあんなに風にしたりこんな風に扱ったりして度肝を抜かれっ放しです。

鍛え抜かれた伊賀忍者たちに対するのは忍者修行を途中で放り出した未熟者たちですが、実力の差を埋めるほどの個性を爆発させ、奇想天外な行動で惑わせていく姿が痛快。
美しい奥方、村雨の気を惹こうと命をかける八犬士達の戦いは潔く凄烈で手に汗握ります。
一方で、お互いに恋のライバルとしてけなしあい、嫉妬し合う八犬士たちのやりとりはかわいらしくほのぼのしました。

ド派手で前代未聞の戦いを繰り広げた後の、静まり返ったような虚しさ漂うラストが胸に沁みる一級品のエンターテイメント小説です。

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Posted by ブクログ 2011年09月24日

「風来〜」と似たテイスト。とてもスピーディー。命を投げ出す犬士たち。わかってても泣けるぅ。でも虚無感がただようのがいかにも山風だ。

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Posted by ブクログ 2010年06月10日

うわー、面白いってー。色っぽいし憧れの忍法をバンバン使うし兎に角すんごい面白いんだよ。そしてこれが八犬伝を元に作っているとあるんだから、夢中になるのも道理でしょう。
なんで、今まで読まなかったのだろうと思うほどに、山田風太郎氏好きになりました。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

八犬士のメンバーがとにかく魅力的でおもしろいです。ラストもなかなか風流(?)がある終わり方で好きです。

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

まず滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』を読んでから見ることを進めます。何故ならこの物語は『南総〜』が実際あっったことになっている時代のお話だから。『南総〜』の八犬士の子孫が初恋の姫君のために八つの玉を取り戻すために死闘を繰り広げる。だけどこの子孫てのが忍者の修行が辛くて途中で止めちゃった出来損ないだからど...続きを読むんどん減っていっちゃう。でもラストが一番グッと来る。

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