【感想・ネタバレ】甲賀忍法帖 山田風太郎忍法帖(1)のレビュー

あらすじ

家康の秘命をうけ、徳川三代将軍の座をかけて争う、甲賀・伊賀の精鋭忍者各十名。官能の極致で男を殺す忍者あり、美肉で男をからめとる吸血くの一あり。四百年の禁制を解き放たれた甲賀・伊賀の忍者が死を賭し、秘術の限りを尽くし、戦慄の死闘をくり展げる艶なる地獄相。恐るべし風太郎忍法、空前絶後の面白さ!

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感情タグBEST3

一言だけ言わせて!

長年のファンとしてちょっと言わせていただきたい。

其々の作品の中身については、山田風太郎先生の確かな筆捌きと、着想の豊かさに溢れた名作ばかりなので、未読の方には是非とも読んでいただきたい…のだが、

この刊行順は一体何ですか?!特に柳生十兵衛シリーズは順番が、もう滅茶苦茶!!!
版権の有無は仕方無いとしても、書かれた順番位はくれぐれも守っていただきたい!
他のだって、伊賀と甲賀を並べるとか、関連付けを配慮して欲しかったですね…。

初読の方は、くれぐれも出版年月を別途調べて、順番に読むことを強く、つよ~くお奨めします!!

#ハッピー #ドキドキハラハラ #アガる

1
2022年04月02日

Posted by ブクログ

遥か昔に数冊だけ読んだ山田風太郎大先生の忍法ものを、最初から順番に読んでみようと思いたった。
それぞれの忍者が持つ個性の独特さと、それを活かした闘いの展開が秀逸です。
これは不朽の名作だと改めて思いました。

0
2025年03月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

面白かった〜伊賀も面白かったけど、甲賀も面白かった。ぐんぐん引き込まれてあっという間に読み終わってしまった。
バトルロワイヤル、もう少しそれぞれのキャラクターについてや戦いが掘り下げされても良いかもと思ったけど、そうすると人数も多いし冗長になってしまうんだろうなあ。

女性キャラの造形が男性が性的魅力を感じられるキャラのみになっているのは苦笑だし、全員が全員性的に描写されててはあ、、って感じ。と言いつつやっぱり陽炎と、朧が好きだったなあ。最後もハッピーエンド(?)で大変好みでございました。

弦之助と朧が最後言葉を交わさないのも良い。
…と、甲賀弦之助ははじめてさけぶと、朧の刀でみずからの胸を刺しつらぬいて、水にたおれた。そして、すでになかば水にひたった朧を抱きしめると、ふたりのからだは、しずかに水にながれ出した。…
やっぱり心中というと、水だよなあと。これについてはしっかり考えないといけないわけですが。

0
2025年01月13日

Posted by ブクログ

バジリスク甲賀忍法帖のアニメを見ていたので、内容は知っていた。
まず、1958年にこの話が連載されていたという事に素直に驚いた。
浅田次郎の後書きにもあるように、非日常へ吸い込まれる感覚。
弦之助と朧の思いとは裏腹に、歯止めの効かなくなってしまった忍者達。
それぞれの能力はとても強力で、誰が誰をどんな方法で倒すのかに毎回ワクワクさせられた。
特に好きなキャラクターは如月左衛門と薬師寺天膳。
薬師寺天膳の無敵の悪党っぷりには敵ながらあっぱれ。
最高のエンターテイメント小説でした。

また、これを読んでみてアニメバジリスク甲賀忍法帖の映像化の凄さに驚いた。先にアニメを見ていたから頭の中で映像が浮かんだが、これを漫画化したせがわまさきさん、アニメ化したGONZOに大きな敬意を表したいと思います。

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2022年06月22日

Posted by ブクログ

数ある山風忍法帖の中でも,1.2を争う一冊だと思う。
選ばれた双方の精鋭各10人。思いもよらない忍法の数々。どこからそんなアイデアが湧き出てくるのか。脱帽です。
史実から、勝つのはどちらか最初から判ってるのですが、最後の一文まで見逃せません。

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2022年01月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

話も面白いんだけど、一文一文が時に艶やかであり時に悲しさがあり、時に妖しさがあり…どの文を取っても声に出して読みたい日本語‼︎という感じだった。
私が一番心に残った文章はこちら。

「その悲恋の屍が、青い月明の駿河灘へ、黒髪をもつれさせつつ漂い出したとき──そこまで悲しげに追ってきた鷹は、反転して北へとび去った。足につかんだ巻物に、甲賀伊賀の精鋭二十人の名は、すべてなかった。」

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2021年12月09日

Posted by ブクログ

60年以上前の作品だが全く古さを感じさせない。甲賀10人、伊賀10人のチーム戦やそこにロミオとジュリエット的な要素があったりと、最後まで飽きさせない展開だった。発表当時の漫画界はまだ劇画ブーム以前だと思うが、この作品がその後の漫画、アニメに与えた影響は計り知れないと思う。令和の今まででなぜ読んでいなかったんだろうと後悔した。

0
2021年12月03日

Posted by ブクログ

サブカルチャーで一大ジャンルを成している『異能力バトル』は、ここからはじまったと言ってもよいでしょう。
アニメもおもしろかったなあ。

ちなみに同作者の、偉人を蘇らせて戦う『魔界転生』は、元祖『Fate』ですね。(パクリだと言っているわけじゃないので、誤解なきよう)
敬意を表して、FGOは山田風太郎を英霊にしてはいかがでしょうか?

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2019年07月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

山田風太郎の送る忍法活劇帖。家康の跡目争いに巻き込まれた伊賀と甲賀。一癖も二癖もある忍者たちが、己が才能を賭けてぶつかり合う! 秀逸なのはやはり戦闘描写だろう。能力こそ、今の時代から見れば目新しいものはないが、それも当然で、これがほぼ元祖のようなものだからである。まさに奇想といって差し支えない能力であり、その異形異様さと相まって頁を繰る手が止まらなくなる。白眉なのは戦闘のリアリズムであり、不意打ち騙しうち上等で、能力の相性に運否天賦が掛け合わさり、勝負はほぼ一瞬で決まる。そこには引き伸ばしのようなダラダラした戦闘はなく、またお互いの能力の品評会のような闘いでもない。そこにあるのはまさに命のやり取りのみであり、凡百のバトル漫画やラノベにありがちな無駄な戦闘は一切ないのだ。それがいい。また能力を紹介する際のアジテーションも上手く、ケレン味たっぷりの口上は読んでてゾクゾクするものばかりである。この強引な語り口は西尾維新や奈須きのこなどの伝奇作家にしっかりと受け継がれており、今の時代に読んでも遜色なく、その魔術的な語り口は様々な読者を魅了するだろう。かくいう自分もこの一冊ですっかりとりこになってしまった。文章も時代小説の皮こそ被っているものの、実態は突飛な異能バトルもので、時代小説の雰囲気をぎりぎり崩さない程度に「遊んでいる」文章だ。この山田風太郎の遊びに付き合わされるのが一番の楽しみだろう。

能力として面白かったのはやはり薬師寺天膳だろう。不死の能力という謂わばチート能力だが、これが実にいいスパイスになっており、早めに能力が分かったのにラスボス感が消えなかったのが素晴らしいと思った。仕留めきれてないことは読み手なら分かるわけだが、それで萎えるどころか「志村、後ろ!」のような誘い受けの妙にまで達している。ラスボスとトリックスターを同居させたことこそが一番凄いところかもしれない。また不死の能力を持つくせにどこか俗っぽく、隙あらば朧を犯そうとする下衆さが実に良かった。細菌だとハンター×ハンターのカミーラが似たような能力(ネコノナマエ)だったわけだが、不死系の能力は人間性が傲慢になるというのは結構リアルだと思う。

あと、吐く吐息が毒になる陽炎や変身能力の如月左衛門なども、元の能力に見合った活躍ぶりで胸がすく思いがした。普通の異能バトルだと噛ませ犬に扱われる類の能力だが、普通に考えて毒と变化が弱いはずがない。また戦闘能力でいえば最強である筑摩小四郎のカマイタチを起こす能力も、不意打ちでやられてしまうという塩梅もよく、普通にやれば勝てるわけだが、それは正々堂々とした勝負の場の話で、相手の能力が分からず、また多数対多数だとやはり勝負はわからない。見せかけの強さにばかりこだわっていると、その異常なまでのあっけなさに驚くことになるだろう。凝った能力よりも、やはり使い方とシチュエーションの妙味である。相手の死を利用した変身能力者が、相手が生きていたことで計画が破綻するという転がし方には舌を巻いた。あと、双方の頭領が能力バトルを根幹から揺るがす催眠能力と無効化能力だったのも個人的にはポイントが高い。能力バトルだと忌避されがちなこの二つの能力を使いつつ、しっかりと等価値でバランス良く扱う腕はまさに神の御業だろう。

初めて読んだ山田風太郎作品だったが、もっと早く読めばよかった。できれば学生の時に読みたかった気がするが、今読んでも全然遅くはない。次は『魔界転生』を読みたい

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2019年05月30日

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世界観からストーリーまで全部大好き。
忍法がとても魅力的よく色々思いついたなー。戦いの場面は迫力満点!一日で読み終わった!

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2019年05月24日

Posted by ブクログ

この作品は、山田風太郎さんの忍法帖シリーズの記念すべき第一作であり、漫画化やアニメ化や実写映画化もされています。一読の価値がある素晴しい作品だと思いますので、是非お読みください。

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2018年12月10日

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明治捕物シリーズしか山風の忍法シリーズ。
アニメ化されたので結末は知っていたが、もう圧巻。1950年代にこれが登場していたとは…!!

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2018年10月10日

Posted by ブクログ

アニメにはまって小説の方も気になって読んだ。
戦いのシーンとか文字でどんな感じで表現されてるんだろうと思いながら読んだけどとても臨場感があるし、読んでて楽しめる!1日ちょっとで読み終わった。

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2018年09月03日

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家康の跡継ぎ問題~かと思えばバリバリのエンターテイメント!楽しく一気読み。
あり得ない忍術使い伊賀甲賀に分かれての死闘!

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2017年10月11日

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徳川家康の身勝手な理由によって取り決められた、甲賀と伊賀十人ずつによる忍者対決。独特な秘技を持つ個性豊かな忍者たち。奇襲・暗殺・だまし討ちと手段を選ばない非情な戦いの連続。弦之介と朧の引き裂かれた恋を絡めながら、想像を超えるスリリングな展開が続き、エンターテイメント作品として、非常に濃密な内容を持っている。
それぞれの忍者が持っている秘技は、あまりにも人間離れしているので、サイボーグのように感じ、SFというか、マンガのようでもある。忍者の中でも、伊賀の薬師寺天膳と甲賀の如月左衛門の二人の存在が、この摩訶不思議なストーリー展開には欠かせない。薬師寺天膳は何とも下衆な野郎。読んでいる際中は、甲賀の方に肩入れしている自分がいた。
甲賀と伊賀に分け隔てられた忍者の宿命、ふたりの恋の結末に哀愁を感じた。

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2017年02月12日

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ネタバレ

やっと読みたかった本が読めた。
期待通り面白かった。
絶対に殺されるわけないと思える能力を持つ忍者たちが、あっさりと討ち取られていく。
超常的な身体特徴や業を持っていても、やはり中身は人間。
油断や過信で簡単にやられてしまう。
本当にこの結果で跡継ぎが決まったかはわからないけど、歴史を知ってればどちらが勝つかはわかる。
そこにドラマがあったんだ。

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2014年12月04日

Posted by ブクログ

甲賀と伊賀に、互いに憎しみを抱く忍者の里在り。孫の竹千代と国千代のどちらを三代将軍の座につけるのか、迷いあぐねた徳川家康は、それぞれの一族から選ばせた十人づつを闘わせ、どちらが生き残るかによって後継者を決めようとする。折りしも甲賀と伊賀の棟梁の孫である弦之介と朧は、愛し合い、因縁を断ち切ろうとしていた。しかし運命に押し流されるように、血で血を洗う死闘が始まる。

次々と繰り広げられる奇想天外の忍法。なんじゃこりゃ、と思う間もなく、ストーリーに絡め取られて夢中になって読んでしまう。一種のSFだと思えば良いのかも知れない。読み物としてはかなり楽しめた。

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2015年05月15日

Posted by ブクログ

山田風太郎は本書から入る
今ではテンプレートになっている多人数VS多人数のバトルもの
奇想天外なたたかい
昭和三十年代にこの設定は天才
魁男塾は山田作品の模倣かしら

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2025年12月06日

Posted by ブクログ

忍者物の本が読みたくて手に取ってみた。
山田風太郎って聞いたことはあったけどまさか読むとは思っていなかった。私も大人になったな…笑
けっこう初っ端から「えー!そうなるの!」となってこれは面白そう!とどんどん読んでいった。
次から次へ話が展開していって、息つく暇もなく、ちょっと混乱することもあったけどあっという間に最後のページ。
楽しかった〜。
他の山田風太郎忍者シリーズも読むぞ!

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2024年03月21日

Posted by ブクログ

忍者が多すぎです。総勢20名!!
最初、名前が覚えられず難儀しました。名前もそうですが伊賀?甲賀?この人どっちだっけ?となります。
また、やっと名前と所属部署(?)覚えたら、退場ですか。

でも引き込まれる物語です。
「そんなん、あるわけないっしょやぁ」と忍者の技に突っ込みながら後半は一気読みでした

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2023年04月21日

Posted by ブクログ

バジリスクから原作に興味を持ったので手に取ってみた。

思ったよりあっさりした表現で読みやすい。(時代小説であるが現代風の表現が多くイメージしやすい)

ところどころに聞き馴染みのあるセリフがあり、楽しめた。

これが60年以上前に書かれたものというから非常に驚いた。最近の作品と言っても遜色ないくらい時代を感じさせない作品。

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2022年02月11日

Posted by ブクログ

まず何より読んでいて楽しい。
大勢の忍者が出てきても、個性が埋もれることなく、相手によって武器にも弱点にもなるという勝負の妙がよく描かれている。

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2016年03月05日

Posted by ブクログ

個性豊かなキャラクターや忍術が多くて、
忍術対決をもっと見ていたかった。
忍術対決を中心に流れるようなストーリー。
スピード感があって読みやすかったです。解説を見て納得。
読者目線で書いているストーリーなんですね!
お互いの大将ががんばらないパターンも斬新ですね。
血気盛んな部下がちょっとかわいそうでもある。
くの一はやっぱり妖艶なんですね。

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2015年08月28日

Posted by ブクログ

初めての山風忍法帖シリーズ。
氏のミステリに魅せられたので読んでみた次第です。

うん!面白い!
この世界観で章タイトルにロミオとジュリエットなんてつけちゃうセンスね!
忍法の限りを尽くし、繰り広げられる死闘は目が離せない。
正にエンターテインメントの結晶。

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2014年11月10日

Posted by ブクログ

【元祖能力バトル】

ひょんなことから「柳生忍法帖」を読んだら大変興奮しましたので、忍法帖シリーズ全部読んでみよう、ということで第一弾から。「柳生」には実際のところ、そんなに多くの忍法は出てこなかったのだけど、こちらに出てくる伊賀甲賀の代表選手(選手なのだ)20名は、もう忍法というよりも超能力というか超生物というか、そういう方々ばかり。

でも、思いがけず清々しい人たちも登場する。

そんな人々の、末期こそ想像通りではあるものの、この能力がこいつに負けるのか、と…。後のジャンプ漫画の作者(よりも、編集者かな)に大きな影響を与えたに違いない、と思うのでした。古典と呼んでいいかわからないが、ああ堪能した。

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2022年06月01日

Posted by ブクログ

おお、これは読むSFX! 想像力がはじけるね。
しかもストーリーの展開もおもしろい。ちっとも古くない。うわさ通りだった。

「忍法」、このおもちゃっぽいカテゴリーを大人が読んで堪能する。
奇想天外の描写も魅力あるのだから、恐いようである。

40年以上読み継がれるわけがそこにあるのだろう。
定評のある作家山田風太郎と承知していた(最近だが)にもかかわらず再認識。

「SINOBI」として最近映画化された。
なるほど現代映像処理がぴったりあうだろうと私でも思う。

かるくて、面白くて、色っぽくて、厭きさせない。元祖エンターテイメントの小説なのだ。

作品は沢山あるそうだから、これからも取り混ぜて読みたい。

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2021年09月12日

Posted by ブクログ

説明不要の極上エンタメ作品。
伊賀、甲賀の忍者20人全てが違う術を使い、
様々な戦い方をする。

私が好きだったのは陽炎。
男と契り情欲が湧くとその息で相手を殺してしまうのだ。
なんと切ない技なのか。

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2021年02月16日

Posted by ブクログ

いろいろ重要だと思われるシーンがかなりさらっと書かれているんだね。そのぶん想像を広げる余地があってよい。
『バジリスク』との違いを探すのも面白い。

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2018年05月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

忍法帖シリーズの1巻である。
10対10のチーム戦という、バトルもの。
伊賀と甲賀、それぞれの頭首が恋仲で~と、非常にスタンダードな作品。
というか、この作品がその手の元祖。
スピーディな展開で、さっくり読める。

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2016年10月16日

Posted by ブクログ

山田風太郎入門ということで読む。異形の能力を持つ忍者たちが、伊賀甲賀というその出生故の理不尽な戦いを強いられ、死闘を繰り広げる。忍者たちの能力は一応科学っぽい理屈でもって解説されるが、とうてい特異体質と鍛錬で片づけられるものではなく、もはや妖怪レベル。果たしてこんなこと書いて本家の伊賀甲賀の子孫の人とかに怒られないのかなという心配をした笑。無茶だけどこのネタは見たことあるなー、なんて初出を調べると58年。半世紀前にこれを書いていたとは…御見それいたしました。ゲテモノ一辺倒にならないストーリーも流石の一言。

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2016年01月17日

Posted by ブクログ

漫画も映画もアニメもドラマCDも観た。それらの原作。忍術が科学的に書かれてるところに感心した。でも漫画が一番好き。左衛門が格好良い。

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2017年05月21日

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