【感想・ネタバレ】自来也忍法帖のレビュー

あらすじ

世にも奇怪な異変が起きた。それも将軍お目見えのおごそかな儀式の最中にである。父の名代で出席していた、伊勢三十二万石藤堂藩の後継者藤堂蓮之介が、突然四つん這いになり、激しく腰を上下に浮動させた。そして、夥しい精汁を垂れ流すと悶死したのだ! 五人のくノ一が使う伊賀秘伝の忍法「精水波」。そして藤堂藩領内にある伊賀の里で、ひそかに進められている藩乗っ取りの陰謀。正義の忍者自来也が、これに敢然と立ち向かう。波瀾万丈、壮大なスケールで描いた傑作忍法帖。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

くノ一が多数登場するためエログロでくだらない忍法が頻出するが、自来也の正体で引っ張るところや、元気な姫が活躍するなどとっつきやすい作品。

0
2013年11月26日

Posted by ブクログ

『くノ一忍法帖』に次いで読む、忍法帖シリーズ2冊目。
これもまさかのエロ忍法とは!

将軍お目見えの亥子餅(いのこもち)の儀。家斉(いえなり)の御前にて、父の名代で出席した伊勢三十二万石の後継者藤堂蓮之介が、突然に四つん這いになり、全身の精液を出し尽くし悶死してしまうという凄い幕開け。
何者かの謀略により世継ぎを亡くした上、将軍の御前での大失態にお家断絶もやむなしといった窮地で、藤堂家を救う秘策は息女鞠姫に将軍家から婿をとる事。
しかしその婿、将軍家第三十三子である徳川石五郎はとんでもないバカ殿で、いわば押し付け婿であった。

勝ち気で凛々しい鞠姫と、命を狙われ続けてもヘラヘラと鞠姫の尻を追いかけるバカ殿石五郎がだんだん可愛く思えてくる。そして敵か味方か、神出鬼没の自来也。
勧善懲悪、ヒーロー物の王道を行くストーリーがワクワクさせる。
そしてラストの余韻がいい。

0
2012年07月07日

「歴史・時代」ランキング