【感想・ネタバレ】明治かげろう俥 時代短篇選集3のレビュー

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Posted by ブクログ

兇刃からニコライ皇太子を助けた2人の男が辿る運命を描いた表題作。
不相応なカネは人を狂わせるのか。ラストも含めて素晴らしい。

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2015年02月24日

Posted by ブクログ

山風明治短編選集、最終巻は、明治ものを手がける以前の、たまたま(?)明治を扱った短編を集めたもの。

しかしここで扱われている作品は、図らずも「時代の大きな事件の影で、その人生を破滅へと向かわせることになった人々の物語」が集められているように感じた。そのため、読んでて実にキツいものが多かった。

れにしても、表題作の登場人物、向畑治三郎の本当どうしようもない人生の変遷を描き、最後に「この無類に好人物の、哀れな、罪のない男の幸福な晩年を祈りたい。」と表する、作者の度量の深さに驚嘆する。それとともに、その思いを裏切るかのようなラストの"史実"にもまたどうしようもない人間のありかたを思い知らされた。

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2013年09月03日

Posted by ブクログ

忍法帖シリーズ以前の初期時代小説が中心。

「首」 井伊直弼の討ち取られた首をめぐる話。ラストの皮肉がきいている。

「明治忠臣蔵」 思わぬところで思わぬ作家が登場。

「天衣無縫」 題名からは想像できない、ちょっとバカバカしいような話。

「絞首刑第一番」 哀しいすれ違い。

「明治かげろう俥」 中篇。金は天下の回り物?

「三剣鬼」 幕末三大"人斬り"が登場。

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2013年09月12日

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