愉快☆痛快
連作短編風ミステリー
甘酸っぱいレモンが添えられたラブストーリー仕立て(皮肉)であり
ライト文芸感漂う読みやすい作品だ
パワハラ上司 澤口が会社の銭をちまちまキックバックしている証拠を掴むため、康子女帝先輩と松尾助手が奮闘する
この探偵劇で炸裂するあの手この手は中々無理がある破天荒具合(主に女帝が)なのだが、読み進めていると不思議とそのバイオレンスキャラに魅入られている自分がいた
最終的に、『めっちゃすごい人(語彙力)』らしい脚本兼演出家である嶋田ソウが手掛けた大舞台にて物語が集結するのだが、そこに至るまでの小さな物語も見逃せない
とは言え本編と直接的に関わることの無いこの部分は、言葉は悪いが前菜とメインの中間に食すお造り立ち位置に感じなくもない
内気な自身に悶々し、「息子の嘘」で悩むシングルマザーと、会場前でチケットを握りしめ想い人を待つ健気な青年の、きっとどこかにある小さな物語だ
だが、誰もが持ち得る人間の複雑さを的確に表現した流石の人物描写の繊細さは、キャラ密の本筋より 強く芦沢節を感じた
芦澤節というと、、
抽象的な表現にはなってしまうが、メインに関わる人物、演出家の嶋田ソウの狂気が魅力的なので是非注視していただきたい
そして、やんややんや準備が整う...事はなかったものの、全力待機していた澤口との直接対決はやはり痛快な未来を期待してしまう
俗悪的な心拍の上昇不可避である
結末は是非ご自身の目と脳内にて。食後の甘酸っぱいレモンも美味しくいただいてください。
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空想的なキャラクターと芦沢央の繊細な心理描写のブレンドは、まるで新しいジャンルかの様な新鮮さであった
如何せん自身がどの様なスタイルで読み進めれば良いのか最後まで掴みきれなかったがそれ含めて楽しい時間を過ごせたと思う
個人的には...
まぁ、なんというか
物足りなかったです()