芦沢央のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
彩瀬まるさん、20作目
アンソロジー「鍵のかかった部屋」の一作
「神秘の彼女」
これはミステリーなのかな
大学寮に現れるきんきら大仏
決められたトリック
ー糸を使って外から鍵を閉めた密室ー
そこから5人の作家が全く違ったミステリーを作ったアンソロジー
似鳥鶏さんは、あの一〇一教室しか読んでいなかったので、こんなコミカルなモノも書くんだと驚き.大学サークル内のトラブル「このトリックの
問題点」
石井羊さんは、初めましてですが、優しい雰囲気のあるミステリーを書くなあと
あと食べ物を折り込むのかな「大叔母のこと」
芦沢央さんは、好きな作家さん
この短編も短い中にしっかりトリックアイテムを仕込 -
Posted by ブクログ
ネタバレ群像劇ミステリー。文体も心情も読みやすい上に魅力的だからすらすら読める。
ストーリーラインとしては数人の登場人物の視点で、バレエ劇団(?)HHカンパニーの「カイン」初演の前後2,3日を追う形。同時に、導入部で犯人のモノローグが入るので、導入で死んだ男は誰なのか、犯人は誰なのかを追う形でもある。登場人物達は大体みんな誰かへの憎悪や殺意を持っていて、包丁を握りしめるシーンが用意されている。
ただのミステリーじゃなくて、藤谷豪しかり、誉田規一しかり、天才の心情は語られず、凡才達が苦しみもがく構図になっていた。それぞれの視点で話を追うと話の空気ががらっと変わる。恋人に振り回される女性の恋愛小説っぽかっ -
Posted by ブクログ
そうきましたか、という感じでバックステージ。
ばらばらとした風景を繋げていく上手さは、いつも通り。
登場人物達が、今の現状に葛藤を抱えているのもいつも通り。
でも、今作は、なんだかハッピーエンド。
序章で、パワハラ上司の不正の証拠を探し始めた先輩後輩コンビ。中野の劇場に入り込むことになるが、そこでは、若手俳優に脅迫状が届いており、高齢女優の認知症が、公になりそうになる。
パワハラ上司は、劇場でトラブルを起こしている。
バックステージでは、登場人物達の思惑と混乱で満ちている。
そして、みーんな大丈夫。上手くいった。
芦沢さんには、珍しい小説でした。