我孫子武丸のレビュー一覧

  • 新装版 殺戮にいたる病

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    本作は、読者の思い込みを巧みに利用した叙述トリックが際立つ、ミステリーの金字塔である。最大の仕掛けは「稔=夫」という真相だが、それを「稔=息子」と自然に信じ込ませる描写の積み重ねが実に見事だ。終盤で事実が明かされる瞬間の衝撃は、まさに圧倒的。母・容子への倒錯した愛情ゆえの犯行や、目を背けたくなるようなグロテスクな描写は人を選ぶだろう。しかし、それ以上に緻密な伏線と構造美が心地よく、再読することで全ての意味が反転する快感は、本作を唯一無二の特別な一冊へと押し上げている。

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    2026年04月20日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    ネタバレ

    ラストが衝撃すぎた。
    読んでて顔を歪めちゃうぐらい殺人現場の様子がリアルでグロテスク。
    最後の雅子のセリフで今までのすべてがひっくり返って、もう1度読みたくなる本だった。

    たしかに、殺人者は自室でビデオとかみながらしこってる描写があるのに、雅子が息子の部屋のゴミ箱を漁ってもマスターベーションしてる様子がなく、インポテンツなんじゃないかって思ってる所が、辻褄合わないなと思ってたけど最後に伏線が回収されてた。
    衝撃のラストすぎて受け入れるのに時間かかったけど、冒頭からどんどん読み進められる面白い作品だった。

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    2026年04月20日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    ネタバレ

    ずっと胸糞が悪すぎた。
    最後の最後まで犯人は息子だと思い込んでしまった。帯にも書かれているように大どんでん返しでおもしろかった。

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    2026年04月17日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    結構グロテスクな描写が多い。ホラー好きなので平気だったけど、苦手な人も多いかと思う。
    犯人が最初から分かっている状態で読み進めるのに、作者の巧みなミスリードに完全にハマってしまった。
    「どんでん返しがある」と知っていても、違和感を感じつつも全く気づけず、最後まで翻弄された。
    1996年の作品とは思えない完成度に脱帽。

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    2026年04月16日
  • 監禁探偵

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    ネタバレ

    成り行きで?少女を監禁してしまった男が普段から盗撮していた女性の下着を盗もうとして住人の死体を見つけてしまい、彼の動揺に気づいた少女が安楽椅子探偵をして犯人を推理していく。
    少女に翻弄されまくるのが面白かった。
    不思議な少女との出会いそして別れみたいな感じで終わるのかと思っていたから、最終的に少女自信に纏わる話へと着地したのが意外だった。
    クズ男の成長物語でもあった。

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    2026年04月18日
  • ●●にいたる病

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    思った以上にホラーだった、、、
    1作目の凄惨で残虐で陰惨で猟奇的で、いきなりくじけそうになった。
    執筆陣を見て、ミステリ多めと思っていたので、油断したというか。
    でも、イヤミスのイメージの強い真梨幸子さんの『コンコルド』はかなり好きだし、最終話の
    歌野晶午さん『いたらぬ』のタイトルからしてすごく好み。

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    2026年04月14日
  • ●●にいたる病

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    殺戮いたる病ほどはグロさも叙述トリックも刺激不足ではあったけれど面白かった。我孫子さんのあれはミステリーとしてはよいのか?と思ったけれど、さすが1番グロさがあってよかった。背筋は他の作品イマイチできたいしていなかったけど、オチの感じが好みで見直した笑

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    2026年04月13日
  • 狼と兎のゲーム

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    ネタバレ

    相変わらずの最後のネタばらしが面白い作者さん、加虐心にぞわぞわして嫌悪感が止まりませんでした。
    子どもに負わせるものじゃないだろう……
    悲しいかな、あのような父親に育てられた人は……という感じ。

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    2026年04月04日
  • 新装版 殺戮にいたる病

    mii

    ミステリなのか?と思ったら

    けっこうな頻度でミステリのおすすめに出てくるので、それに背を押されて購読。
    ミステリという括りなのに最初から犯人がわかっていて序盤はひたすら殺人描写、しかもがっつり性的描写(屍姦)があったりと、通勤中の満員電車で読むには気まずい内容。俗な言い方をするとエログロ耐性のない方、女性は特にお気をつけください。
    登場人物全員がそれぞれどこか狂ってて、正直読んでて気持ちの良いものではなかったのですが、叙述トリックもので最後まで読めばわかると評判だったのでなんとか耐えました。

    叙述トリックと知っていたので、構成に意味がありそうだな、とかこれも仕掛けか?と疑って読んではいたのですが、まぁ最後にやられました

    #怖い #ダーク #ドロドロ

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    2026年04月01日
  • 監禁探偵

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    監禁探偵
    我孫子武丸

    頭のキレる美少女が、過剰に事件に巻き込まれながらも解決していく3話構成のキャラクターミステリー。安楽椅子探偵の魅力に、主人公も読者も惹き込まれていく。展開も推理も軽快だが、しっかり裏切りもあって楽しめた。

    巻末では作品解説に加えて、作風・その分類・類似作品の紹介なども繰り広げられ、読書欲をより高めてくれる。「殺戮にいたる病」しか読んだことがなかったが、"黒我孫子"と"白我孫子"そして"増刊号"は是非とも読んでみたい

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    2026年03月27日
  • 新装版 8の殺人

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    殺戮にいたる病で有名な我孫子先生の約40年前のデビュー作品!

    次第に重傷となっていく警部補の部下
    逆小野妹子的なネーミングも相まって
    存在感を放つ一郎
    対してネーミングセンス皆無な愛犬のハチ
    殺人事件先で恋する警部補

    登場人物のキャラ立ちは印象的かつ軽妙な筆致で、スルスルと八の字屋敷へ入っていけました♫

    部屋へ入るときは鍵を使って扉を開けるのに、出る時は「ボタン式ドアロック」でわざわざ鍵を使わなくても済む点がピンとこなかった私…
    そういう装置面の登場にやや時代の経過を感じつつも、中だるみすることなく一気に読めて楽しめる作品でした

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    2026年03月25日
  • ●●にいたる病

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    うまいのはやはり背筋さんのですね。どれも面白かった!

    切断にいたる病/我孫子武丸
    欲動にいたる病/神永学
    怪談にいたる病/背筋
    コンコルドにいたる病/真梨幸子
    拡散にいたる病/矢樹純
    しあわせにいたらぬ病/歌野晶午

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    2026年03月23日
  • 修羅の家

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    ⭐️4.3

    寝る前に読み始めたんだけど
    2時間くらいで一気に読み終わった。
    かなりグロいしきつい話だけど大好き。笑
    え?ハルオ?春男!?
    一旦読み直して納得したり
    おもしろかったなぁ。
    作家の櫛木理宇さんや桐野夏生さんが大好きな私は
    我孫子武丸先生にもどハマりだった!!!

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    2026年03月17日
  • 弥勒の掌

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    ネタバレ

    殺戮にいたる病以来読んでいなかった我孫子武丸さん作品。
    妻が行方不明となった教師パートと、妻が◯された刑事パートが交互になって進んでいきます。
    教師は、「妻は何処に姿を消したのか?」
    刑事は、「誰が妻を殺したのか?」
    それぞれが調査を続ける中、生前のとある宗教団体「救いの御手」の存在がチラつき始め…
    教師が「救いの御手」に潜入するシーンがあるのですが、我孫子さんはかつて何処かの宗教団体に入っていたのか??と思うくらいに、カルト宗教にハマってしまうまでの実態がリアルに描かれています。
    少し自分に後ろ暗い部分があったりする人ほど、そんな自分の隠された部分も含め全てを許してほしいと無意識で思っていて

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    2026年03月04日
  • ライフログ分析官

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    我孫子武丸さんの新刊。
    面白かったです。

    始め、何を言ってるのかよく理解できなかったが、読み進めるうちに段々"ライフログ"が、どういうもので、何故必要なのかがわかってきます。最先端技術を駆使した未来の話で、ラストは凄くドキドキしました。この作者は、他の作者と思考回路が(いい意味で)違う感じがします。

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    2026年03月04日
  • ●●にいたる病

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    ネタバレ

    矢樹純さんの短編は読んだことあったな。
    背筋さんのは落語のようにオチがついてた。悲しくてゾワッとする。
    真梨幸子さんのお話は、作中作がほんとにイマイチでむしろ面白かった。
    歌野晶午さんのお話は、短いけど濃厚な内容でとてもよかった。

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    2026年02月24日
  • ●●にいたる病

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    いやもう何と豪華な作者陣!それだけでも読む価値ありなんじゃないでしょうか。
    『殺戮にいたる病』をオマージュしているだけあって様々な叙述トリックが読めます。それぞれの話も短くてとても読みやすかったです。
    背筋さんと真梨幸子さんのお話が個人的には好きだけど、どのお話も面白かったです!

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    2026年02月21日
  • ●●にいたる病

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    叙述トリックものは氾濫しているのでさすがにどこかで読んだようなネタがでてくる。でも売れっ子の作家さんらしくどれも面白かった。とくにコンコルドほ楽しくて笑いが止まらなかった。

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    2026年02月17日
  • 推理の時間です

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    方丈貴恵さんファンなので、手に取ってみた。

    さっぱり検討がつかないものから、これはなんとか辿り着けていたのでは?!と悔しい思いをしたものまであって、楽しめる1冊だった。

    作家さんが、出題者のみならず、別作品の回答者としても執筆されているのもおもしろかった。

    読み慣れていないからか、情景をイメージするのに精一杯で、軍事ものの短編は謎解きどころではなかったかな。

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    2026年02月14日
  • ●●にいたる病

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    1,殺戮にいたる病を結構前に読んでいて、なんとなく本屋で見つけたので買いました。オムニバス形式で一遍も長くないので、大変読みやすいです。

    2,名だたる作家さんが軒を連ねていて、私は我孫子武丸さんと背筋さんしか読んだことがありませんが楽しめました。他の作家の著作を遡って見ようと思いました。

    3,各作家さんが〇〇にいたる病形式の叙述トリックを軸に様々なアプローチが見れてお得感がありました。
     我孫子武丸さんはやっぱりお手本のようで「そうそうこんな感じだった」と思い出させてもらいました。1番最初というのもの良かったです。

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    2026年02月11日