我孫子武丸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
病は気からと言います。GWの頃になると花粉が舞う日々が落ち着いた頃でしょうか。とある漫画ではクシャミが出るカラクリを解説してくれていますが、症状としては人の身体の仕組みなら当然のことように思います。十人十色、千差万別、人の嗜好も然り。ただ、それが人を殺めるに至るのは好き嫌いを議論するレベルではなくなる。タイトルから"病"なのだと自らに言い聞かせたとしても受け入れがたい気の持ちようだ。
のっけから当然の如く人を殺めて、更に・・。とても正視できない状況。好んで取り組む嗜好は癖になり何度でも求める。形を変えて相当する満足を得られる方法も考える。そんな時は次々と本人に好都合な妙 -
ミステリなのか?と思ったら
けっこうな頻度でミステリのおすすめに出てくるので、それに背を押されて購読。
ミステリという括りなのに最初から犯人がわかっていて序盤はひたすら殺人描写、しかもがっつり性的描写(屍姦)があったりと、通勤中の満員電車で読むには気まずい内容。俗な言い方をするとエログロ耐性のない方、女性は特にお気をつけください。
登場人物全員がそれぞれどこか狂ってて、正直読んでて気持ちの良いものではなかったのですが、叙述トリックもので最後まで読めばわかると評判だったのでなんとか耐えました。
叙述トリックと知っていたので、構成に意味がありそうだな、とかこれも仕掛けか?と疑って読んではいたのですが、まぁ最後にやられました -
Posted by ブクログ
ネタバレ殺戮にいたる病以来読んでいなかった我孫子武丸さん作品。
妻が行方不明となった教師パートと、妻が◯された刑事パートが交互になって進んでいきます。
教師は、「妻は何処に姿を消したのか?」
刑事は、「誰が妻を殺したのか?」
それぞれが調査を続ける中、生前のとある宗教団体「救いの御手」の存在がチラつき始め…
教師が「救いの御手」に潜入するシーンがあるのですが、我孫子さんはかつて何処かの宗教団体に入っていたのか??と思うくらいに、カルト宗教にハマってしまうまでの実態がリアルに描かれています。
少し自分に後ろ暗い部分があったりする人ほど、そんな自分の隠された部分も含め全てを許してほしいと無意識で思っていて -
Posted by ブクログ
普段はほとんど本を読まない私がおすすめされて手に取った初めてのミステリー小説。
なるほど、叙述トリックとはこういうものを指すのかと感動した。
考察を要する映画をたくさん観てきたはずだが、見事に騙された。
映画の原作は小説であるものが多く、それらを多く観てきた自分なら本であろうとトリックに気づけるはずだとどこか慢心してしまっていた。
しかし、視覚情報に頼れない状況では、ここまで推理力が鈍るのかと悔しさを覚えた一方で、新たな気づきを得られた。
映画では些細な描写の違和感を手がかりに考察してきたように、読書慣れした方達は文章のわずかな違いを手がかりに真相へと近づいていく。その事実に感銘を受けた。