我孫子武丸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
数多のミステリを読んできたけれど、見事に裏切られた。
グロいとは聞いていたけれど、まさか途中で一度本を閉じてしまうほどだとは思いませんでした。
特段グロテスクな描写が苦手なわけではない自分でも、文章だけでここまで心理的に追い詰められる描写力にはただ脱帽です。映像だとさまざまな制限がかかる部分も、活字だからこそ容赦なく書けてしまう。読者の想像力が刺激される分、余計に凄惨さが引き立ちます。
そして、何と言ってもラスト。
数多くのミステリを読んできたからこそ、「次はこの展開かな」と無意識に予想しながら読んでいたのですが、見事にすべてを裏切られました。ラストのあの一瞬、思わず声が出そうになったほど -
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ミステリー✕スプラッター✕大どんでん返しの傑作。
この本の最後の1ページを読んだときのリアルな僕の反応は、
「……は?えっ、ちょっと待って。……は?」である。
多くは語らないがあまり予備知識のない状態でこの本を読むことをお勧めする。
内容はミステリー要素がメインだがスプラッター描写がかなり生々しく、内容も相当エグいので耐性のない方はキツイかもしれない。
歴史上に存在したこの手のシリアルキラーについて予備知識がある人はすんなり受け入れられる(?)レベルではあるが、万人にオススメするのが憚られるのはこの残虐描写が主因と感じる。恐らく作者はエド・ゲインをモチーフにしたのかな、と推察する。(著 -
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Posted by ブクログ
タイトル『それはそれはよく燃えた』の1文から始まるショートショート集。
ネットの炎上、恋心、火事など、こんなものまで「燃える」のかと思える作家25人の25作を1冊の本で読めるのはとても贅沢。
でも後味は25作25様で、ほっこり甘いものもあれば苦々しいもの、ざらっと心地悪いものなど本当にさまざま。
クイズノックのファンなので河村拓哉さん目当てでこのシリーズを読み始めたが、矢樹純さん、三津田信三さんなど、このシリーズは毎回新しい作家さんと出会えて、読書の幅が広がって嬉しい
私は総じてホラーが好きなので、今回の『それはそれはよく燃えた』はぞくっとする話が多くて、とても好み。不穏で悲しくて残酷 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
子供向けながらも、大人でも面白いということと、好きな作家が何人か書いていたので読んでみた。面白かった。特に最後の恩田陸のはすごかった…。
「象の眠る山」田中啓文
象眠山(ぞうみんやま)というのが出てくるので、象?ガネーシャ?と連想させておいて、正体は昆虫。最後のオチも、もしかしたら寄生されたかも、というもの。
それでも、UMA的な存在や、横道という解説キャラが出てくるので面白かった。横道が解説して助けてくれる、便利すぎるキャラ。
「とりかえっこ」木犀あこ
人頭(じんとう)という怪異。出現条件がピンポイントすぎる。何か元ネタがあるのか?50.65センチというのは人の肩幅?何から来てるんだ -
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Posted by ブクログ
晴男は、優子という女に殺人の瞬間を目撃されてしまうが、なぜか彼女は晴男を自分の家へ招き入れる。しかし、そこに広がっていたのは、家族が家族を痛めつけ、優子のためだけに金を稼ぐという、まるで地獄のような光景だった。
『殺戮にいたる病』の我孫子武丸による作品。読む前から一筋縄ではいかないだろうと覚悟していたが、想像以上に容赦のない内容だった。
まず、怖い。怖すぎる。エロからグロまで描写に抜かりがないのはいつも通りだが、それ以上に、家庭の中で繰り広げられる「倫理の外側」の出来事に血の気が引いてしまう。どうしてそんなことをさせるのか、どこからそんな発想が出てくるのか、胸を痛めつけられながらも、ページ