我孫子武丸のレビュー一覧

  • 狼と兎のゲーム
    小学生の智樹が同級生の心澄望とその父親が弟の死体を埋めている現場を見てしまい父親から逃げる話。2人と一緒に父親から逃げてる気分になりしんどい。父親マジでクズすぎて嫌い度がどんどん跳ね上がる。そして最後の最後にまさかそんなことになるとは。
  • 監禁探偵
    ミステリ小説というよりはライトノベルに感じるほど読みやすい本でした。ストーリーとして以下の内容でした。
    ある男性がゴスロリ少女(アカネ)を監禁し、容疑者になりそうなところを解決してもらう話。アカネが自分を轢いた犯人と病院での飛び降り自殺の真相を明らかにする話。アカネの過去と因縁の人物に復讐する話。
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  • 7人の名探偵
    新本格ミステリの端緒を開いた『十角館の殺人』刊行から三十周年を記念したアンソロジー。新本格第一世代のレジェンド作家七名の夢の競演。


    「名探偵」をテーマに書かれたレジェンド作家のアンソロジー。
    「名探偵」をテーマに、とはいえ、実はストレートに探偵ものミステリを書いてる方は少ない印象。ちょっとメタフ...続きを読む
  • 弥勒の掌
    教師、宗教団体、殺人、警察、

    男性的な目線の表現がくどかった。バラバラに見える殺人事件がひとまとまりになっていく過程が、そんなことないでしょうよと思いながらもまあまあおもしろかった。
  • 残心 凜の弦音
    青春だなぁ。
    シリーズ2冊目の今作は多少はあるものの、ミステリ色薄めの青春小説。
    弓に取り憑かれた女子高生のお話。文字通りホント取り憑かれてるw
    どんなに練習してもプロにはなれない、という特殊なスポーツだと思う。だからこそ題材としては面白かった。
    学生時代は私ものめり込んで引いてたけど、環境が変わる...続きを読む
  • 新装版 8の殺人
    『殺戮にいたる病』の我孫子武丸さんとはおよそ思われない軽妙な筆致で、ギャグっぽくかかれているのがまず驚いた。すらすらと読みやすいけど、謎解きの前置きがくどくてブレーキがかかる。鏡のトリックは特段珍しい発想でもなく、すぐに気づいたが、ミスリードっぽいとも思った。これを解かれることを見越して自分の疑いを...続きを読む
  • 裁く眼
    読みやすかった。そこまで衝撃的な展開とは思えなかったけど、法廷や法廷画家に関する知識を学べたからそこは読んでておもしろかった。
  • 監禁探偵
    むずい。3章になっていきなりむずい。2章までは単純に面白かったが、3章からは終盤も含めた終わり方はすごい。アカネはいったい、、、Another Nightもむずい、、、
  • 監禁探偵
    どうしても『殺戮にいたる病』と比べてしまいますが、本書も面白かったです。新しいタイプの安楽椅子探偵小説。アカネちゃん、恐ろしい子......。
  • 残心 凜の弦音
    【収録作品】残身と残心/遠近/仁/矢羽/蜻蛉/弽(ユガケ)/息合い

    『凜の弦音』の続編。もっとも、作者があとがきで述べているように、ミステリ色はかなり薄く、進路に悩む高校生の青春小説となっている。
    弓道という舞台設定は特殊だが、悩みは万人共通のもの。
  • 狼と兎のゲーム
    読みやすくて一気に最後まで。そんなに謎解きやミステリという感じではなく、とにかく逃げる話。大きなどんでん返しもなく、なんとなく展開が読めた。面白かったけれど、最後あっさり終わってしまったので、読んだ達成感は特にない。
  • 凜(りん)の弦音(つるね)
     主人公は、高1の弓道少女。一途な取組で腕もよく、先輩からも一目置かれています。
     物語は、恩師宅での事件早期解決へ、弓道の知識と経験が生かされるスーパー探偵ぶりから始まります。
     その後も、身の回りで小さな事件が起こり…という、連作短編プチミステリー? と思いきや、後半は様相が変わります。
     主人...続きを読む
  • 新装版 8の殺人
    【大胆なトリックで本格ミステリーファンを唸らせた傑作長編】

    “8の字形の屋敷”ゆえに案出された、不可解極まる連続殺人。速水警部補と推理マニアの彼の弟&妹の3人組が挑戦するが、真相は二転三転また逆転――。鬼才島田荘司氏に“本格ミステリー宣言”を書かしめた、2人目の大型新人の本格的にして異色、かつ絶妙...続きを読む
  • 残心 凜の弦音
    「凛の弦音」の続編。第一作の方は未読なのですが、普通に楽しめました。ただし、前作の事件や刑事との出会いの模様が、サラッと流されていますので、そのあたりをよく知りたい方には前作から読むことをお勧めします。

    弓道部を舞台にした、ちょっとミステリーの青春小説でした。我孫子さんの物語というと、おどろしいミ...続きを読む
  • 残心 凜の弦音
    二作目とは、知らずに読みました。一作目で弓道の専門用語の解説があったのかな。二作目から読むと意味がわからないところが多々ありました。次回作もあるのかかな。
  • 弥勒の掌
    初めは推理小説かと思いきや、宗教団体を潰しにいくかと見せかけて…
    クライムサスペンス的な流れで話が進んでいきますが、最後の最後で色々と明かされる作品です。
    うーん、それほど驚きはしなかったかな。
    残りページの厚さで色々と察してしまったのがいけなかったようだ。
    一気に読んでいたら違ったかもしれない。
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  • 怪盗不思議紳士
    面白かったんだけど、絶妙にモヤモヤが残る読後感。
    この調子だと、シリーズ化なのか?と思わせる内容なのだけどあとがきを読むとそういうこともなさそうで・・・。
    戦後の日本という設定だったけれどいまいち時代感が伝わってこなかった。
  • さよならのためだけに〈新装版〉
    多くの日本人が結婚仲介業のマッチングで相性の良い相手と結婚する時代。
    マッチング特A判定だった主人公の夫婦は
    ハネムーン後に離婚を決意。
    前代未聞の特A夫婦の離婚はそんな簡単じゃない。
    離婚に向けて共闘する夫婦の物語。

    設定も面白く、メインキャラ(離婚したい夫婦とその先輩と友人)のキャラもいい味だ...続きを読む
  • 狼と兎のゲーム
    ★4よりの★3
    現実離れした胸糞な父親から逃げる小学生二人のお話。緊張感もありテンポもよくガシガシと一気読みした。
    ただ、それ以上でもそれ以下でもなく、「うん、面白かった」という感じかな。

    子供のころ、ワクワクドキドキしながら読んだ宗田理さんの「ぼくらのシリーズ」と似た感じがした。
    もしかしたら若...続きを読む
  • 怪盗不思議紳士
    劇団ヘロヘロQカムパニーの第31回公演「怪盗不思議紳士twice」の小説版!
    ヘロQさんの公演の中でもお気に入りでしたが、小説版が出ているとは知らず、先日やっと購入しました。
    舞台ではなかった部分や心情描写などは小説ならではでしたが、やっぱり舞台ありきの作品だなあと思う部分も…。
    先日舞台のDVDを...続きを読む