あらすじ
腹話術師・朝永(ともなが)の前に、強力な恋敵が出現!? そして、ついに明かされる人形探偵・鞠夫(まりお)の誕生秘話――お久しぶりです! 妹尾睦月です。今回は、私の住む街で起きた連続放火事件に、腹話術師の朝永さんと人形の鞠夫が果敢に挑戦します。その最中、なんと私に言い寄ってくる好青年が現れて、もう大変。と、とにかくときめいて、そしてちょっぴり切ない、ひと夏の出来事の御報告です。<人形探偵シリーズ>好評第3弾。
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―――そして、哀しいかな。そういう日本で育ったわたしはやはり、夢を追う人の支えになってあげたいとも思うのだ。女は一生、男の人の後ろを歩いて背中を見ていろ―きっと、そういうふうに育てられてきたのだ。せめて女に出来るのは、見ていて飽きない、見がいのある背中を選ぶことくらいだ―――(p21
幼稚園に勤める妹尾睦月(通称おむつ)と腹話術師の朝永嘉夫。彼の操る人形であり、
頭脳明晰な名探偵、鞠小路鞠夫が日常?に起こる様々な事件をユーモアに解決していく…
すっごくラブコメです!!こっぱずかしさを思いっきり楽しめる人にオススメなミステリ。
特にこの『人形は眠れない』のp209以降はテレずには読めないと思います(笑)
3巻で完結かと思いきや『人形はライブハウスで推理する』が発売していてビックリ!!
(いつの間に!?)漫画化もしています(作者は河内美加さんですね、こちらもオススメ!)
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鞠小路鞠夫シリーズ
同僚の先生の結婚式で知り合った関口に好意をもたれたおむつ。積極的にデートに誘う関口。久しぶりにあった朝永の口から語られる鞠夫の誕生秘話。大学卒業後の友人・波多野と恋人にまつわる事件。風呂場で死んだ恋人の死因を不審に感じた朝永。ドライヤーとブレーカーの秘密。小田切警部の相談。近所で起きる連続放火事件。おむつにかかってくる関口の母親を名乗る女性からの電話。
1998年10月3日購入
1998年11月8日初読
2011年12月6日再読
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人形探偵シリーズ第四弾。
個人的にシリーズ最高作。
なぜか?
それは第一弾から読み進めてきた者しか解らない感情でしょう。
とにかくHAPPYになること請け合いのシリーズです。
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連作短編集・・・というか長編・・・みたいな感じ(笑)
人形シリーズ第三弾!!
今回は、連作短編のような話だから、「一冊で二度、三度・・・おいしい!!」って感じでした♪初めて鞠夫が登場した日のことも知れたし、不器用な二人もかなり進展したし、トリックもそこ×2楽しめたし・・・妙味がぎっしりと凝縮されてて最高でした★
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【胸の中の声はどんどん大きくなる】
鞠夫シリーズ第三弾。二重人格は漫画やドラマではよく見かけるけど、本当にいるのだろうか。記憶喪失もそうだけど、僕の世界は狭いから比較にならなくても、余りにも幻想過大過ぎる。
波たった心を少し穏やかにしてくれるから、僕は難しくない本も大好きだ。きっと今日読んだのは正解。厄日だと嘆かずに最後にこの本を読んだことを足して平和な一日だったことにしよう。
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見ていて飽きない、見がいのある背中を探さなければ
2巻をとばして読んでいるらしい。
「殺戮にいたる病」が気持ち悪くて一休みに明るいのが読みたくて読み始めたら同じ我孫子武丸。祟りかもしれない。
少し「殺戮にいたる病」ネタ入り。同時に読んでいるから気のせいかもしれない。
おむつの考えが普通かもしれないが怖い。
自殺してくれて良かった。とか、
恋人がいるのにデートする。とか、
二重人格者を一刀両断。など。
あっさり他人の傷つく事を言う人だ。下品な物言いじゃない方の口がきたないタイプの人だ(お話しなのに入り込み過ぎ)
第一章 二次会にて
第二章 鞠夫誕生秘話
第三章 ドライブ
第四章 放火魔
第五章 予告状
第六章 密室
第七章 夜の冒険者たち
エピローグ
あとがき
文庫版あとがき
解説…河内実加(漫画家)
マンガになってたんや( ゚д゚)
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同僚の結婚式で、睦月は関口という男と出会う。何故か彼に好意をよせられた睦月は、ずるずるとそれに付き合うことに。一方、連続放火事件を解決してほしいと小田切警部から請われ、鞠夫たちは調査に乗り出す。
鞠夫誕生のエピソードも明らかになる、人形探偵シリーズ三作目。
* * *
ついに睦月と朝永が結ばれるわけです。一応放火事件の推理などがありますが、メインはふたりの関係がどのように変わるかです。我孫子さんもそれを認識しているような気がします。
大団円、のはずなのですが、睦月の中にもやもやが残る終わりとなっているので、読み終わると「ここで終わり?!」となりました。
甘酸っぱい話でした。
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今回は、連続放火事件を中心にしながら、複数の事件を混ぜた短編集を長編小説にしたという感じの形になっています。(アガサ・クリスティーのように主題の事件とは別に事件がおきていてそれがあるためにより複雑化して見える)
各伏線もしっかりと張られており、いつものユーモアもありたいへん面白かったです
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腹話術探偵シリーズ第3弾。
探偵は人形であり,腹話術師は二重人格。
そして,その恋人の幼稚園教諭。
連続放火事件に挑むが,腹話術師に恋のライバルが現れ…。
短編を含んだ長編といった作品。副題は「おむつの夏休み」。
ミステリーと言うより,キャラが際立つ。読みやすく笑える。
人形の人格が生まれたエピソードも描かれており,楽しめる。
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ミステリー要素もあったりすんだけどと、終始ゆるいムードな本著。
今回はおむつの気持ちにスポットされてます。
短編が軸だけど、長編さながらにメインテーマもあり、これまでの2冊とはまた雰囲気が違っているのがよかった。
たまにはこうゆう雰囲気の本もありだな。
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人形探偵シリーズ3作目
短編をつなぎ合わせて、ちょっとずつ絡ませた長編
ただ、その絡ませ具合が一本筋の通ったものの方が個人的には好み
朝永さんの過去とかおむっちゃんの家族とかの情報も出てきた
これは推理小説として読むよりもキャラ小説として読んだ方がよい
ただ、描写にバブリーな匂いがするあたり、時代背景が懐かしく感じる
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人形探偵シリーズ三作目。女性視点のほのぼのとした語り口で日常が綴られてゆくせいか、サスペンスはなく、どちらかというと恋愛小説のような趣の本シリーズですが、三作目はこの色合いが強いような気がします。
「放火魔」、「予告状」、「密室」等々といったタイトルを持つ章で構成されているもののあくまで本筋は恋愛もの、といった感がありますね。
あとがきにありますが、作者さんもそういった視点で書いているとのことなので、恋愛小説にミステリ、というつもりで読むと納得でしょうか。
そんなわけなので、サスペンス一杯のミステリを読みたいという人にはお勧めしないです。一応、最後の最後にちょっとだけ怖いオチがあるのですが…それは、まあ、いいでしょう。
これは偏見かもしれないけど、個人的には中学生や高校生といった世代の方にお勧めしたいですね。文章のテンポも良く読みやすいですし、本シリーズの語り手女性の心情や、その表現が面白いのでちょっと笑ってしまいます。
巷にある前提条件を知っていないと楽しめないような冗長文章を読むよりも、簡潔なその文章自体で楽しめるものを読んだ方が、今後の読書ライフにプラスとなるような気がします。特に小説は絵がなく文字だけの世界。文章から想像力を巧まして楽しむのが基本だと思うんです。これを繰り返して行くと、いわゆる「行間を読む力」がつくんじゃないかな。もっと言うと、メールや言葉のやり取りだけで、相手の意図がイメージできたり、こちらの意図を伝える際の表現が増える。
絵を否定するわけでは決して無いけど、小説も人を豊かにしてくれます。お勧め。
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人形探偵シリーズ第3弾。
なかなか前進しない腹話術師の朝永さんと、オムツの仲。
そんな中、オムツに猛烈アプローチしてくるイケメン関口。
一方、朝永さんのところに通い続ける腹話術仲間の遥さん。
電気屋放火事件に連続放火事件。更には鞠夫が誕生する
きっかけになった事件に、イケメン関口の母親と思われる女からの
猛烈な抗議電話。ミステリ色は薄いですが、切なくてドキドキして
忙しくて楽しい1冊でした。
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お久しぶりです。妹尾睦月です。今回は、私の住む街で起きた連続放火事件に腹話術師の朝永さんと人形の鞠夫が果敢に挑戦します。その最中、なんと私に言い寄ってくる好青年が現れて、もう大変。と、とにかくときめいて、そしてちょっぴり切ないひと夏の出来事の御報告です。