我孫子武丸のレビュー一覧

  • 0の殺人

    Posted by ブクログ

    冒頭に作者からの「犯人は以下の四人のうち、誰でしょう?」という挑戦状付き。
    コンパクトにまとまってて読みやすかったが、「騙された!!」という爽快感はそんなにないかも?
    「殺戮にいたる病」が非常に良かっただけに、期待し過ぎてしまった感じ。

    0
    2012年09月02日
  • ディプロトドンティア・マクロプス

    Posted by ブクログ

    3
    読み始めた時には思いもよらぬ超展開。読み終わって何故か、そういえば少し前にもし昆虫や小動物を人間と同じ大きさにしたら何が最強かシミュレーションで戦わせてみようというDVDが流行ってたなぁ、ということを思い出した。

    0
    2012年05月28日
  • 狩人は都を駆ける

    Posted by ブクログ

    短編集
    主人公の探偵のもとに ペット絡みの依頼(事件)ばかりやってくる話
    コミカルな感じで ハードボイルド調なのでサクっと読めますね

    ペット好きな方にはいいかも^^

    0
    2012年05月15日
  • 探偵映画

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    完成間近で失踪してしまった映画監督。
    犯人が告げられぬまま進められた撮影現場は騒然。
    どうにかして台本から手がかりを探し、スタッフ達は映画を完成させようとするが……
    推理小説ではありますが殺人はおこりませんので安心して読める作品です。

    0
    2012年05月10日
  • 狩人は都を駆ける

    Posted by ブクログ

    動物嫌いなのにケモノ絡みの依頼ばかり次々と舞い込む探偵の物語。
    先日、荻原浩氏のペット探偵ものを読んだばかりだが、私の好みはこちらのほう。
    昨今のペット事情や問題点もさり気なく指摘して、ラストも何となく物悲しい。

    0
    2012年05月01日
  • 警視庁特捜班ドットジェイピー

    Posted by ブクログ

    相次ぐ不祥事からイメージアップを図るため、クセのある警官を集めて「戦隊」を結成。このお話はそんな彼らの活躍を描いたものです。

    まあ、娯楽小説ですね。ドタバタコメディーというとイメージが湧きやすいかな。裏表紙に書いてある紹介文から察することはできると思うけども。

    とはいえ、ちょっと拍子抜けではありました。つまらないという訳ではないし、氏独特のテンポの良い文章は健在なので、ライトノベルか何かでありそうな設定でも、冗長な文章を読まされることはありません。

    でも読み終えて。

    むしろ、どうしてこういう作品を書こうと思ったのかが気になります。

    お薦めは…ちょっと難しいです。
    氏のファンなら読んで

    0
    2012年04月14日
  • メビウスの殺人

    Posted by ブクログ

    速水三兄妹シリーズ第3弾:
    金槌と絞殺。交互に続く連続殺人と、現場に残された
    奇妙な数字のメモ。
    事件を繋ぐミッシング・リンク(失われた環)とは?
    捜査を外された恭三。殺人の法則に気付いた慎二に
    犯人がたどり着いてしまう。
    ハラハラドキドキの展開だったのに、最後にそうきたかって感じ。
    でも20年前の作品だから、当時は面白かったのかも。

    0
    2012年04月02日
  • 人形はライブハウスで推理する

    Posted by ブクログ

    久しぶりにこのシリーズに手を出した。
    巻末のいっこく堂との対談が面白い。

    そういえばこのカバー絵が苦手なんだよね。
    キャラクタのイメージが掴めない。

    0
    2012年03月25日
  • 人形はライブハウスで推理する

    Posted by ブクログ

    人形探偵シリーズ最終巻。
    今回は原点に戻って?連作短編集です。
    ミステリそっちのけで、二人の関係の方に
    スポットが当たりがちだが、軽めだけどミステリはある。
    ピュアな二人の幸せは続くんだろうなぁ~と思わせてくれて
    終わらせ方も実に爽やか♪いやぁ~楽しいシリーズでした。
    今年は腹話術師「いっこく堂」さんのデビュー20周年記念だそうで、
    巻末にいっこく堂さんとの対談が載ってます。
    良い時期に読んだわぁ~♪

    0
    2012年03月07日
  • 人形は眠れない

    Posted by ブクログ

    人形探偵シリーズ第3弾。
    なかなか前進しない腹話術師の朝永さんと、オムツの仲。
    そんな中、オムツに猛烈アプローチしてくるイケメン関口。
    一方、朝永さんのところに通い続ける腹話術仲間の遥さん。
    電気屋放火事件に連続放火事件。更には鞠夫が誕生する
    きっかけになった事件に、イケメン関口の母親と思われる女からの
    猛烈な抗議電話。ミステリ色は薄いですが、切なくてドキドキして
    忙しくて楽しい1冊でした。

    0
    2012年02月23日
  • 0の殺人

    Posted by ブクログ

    期待しすぎたな~うーん、こういうベクトルで「すごい」のね。。
    冒頭4人の容疑者が提示され、
    薄々感じた通り彼らは次々死んでいく…そして誰もいなくなった的展開。

    確かにうまいな、とは思うし論理の破綻もないけど、
    正直20年前は画期的でもある程度ピンキリ、正統派からキワモノ・バカミスまで出尽くした感がある21世紀に読むと、
    埃のかかった斬新ミステリって感じです。

    トリック部分以外の人間描写とかが深かったらよかったんですが、
    最大の謎一本で立っているので、そこが肩透かしだと何も残らないかな。。。

    すれてしまった自分に悲しみを感じる読後感。

    0
    2012年02月14日
  • 新装版 8の殺人

    Posted by ブクログ

    いかにもな「8の字」の屋敷で起こる殺人劇。犯人は初めからわかっていた。しかし何やら不審な点も多く、警察は(ふたりで)再調査に踏み切ることになる。他に犯行可能な人間はいないはずだが、果たして真犯人は存在するのだろうか。

    『かまいたちの夜』や『殺戮に至る病』で有名な我孫子武丸(あびこたけまる)のデビュー作。一歩間違えればギャグ小説に分類されてしまいそうなほど、危うい頻度でユーモアが散りばめられています。どこまで本気でやっているのかは、本人にしかわかりません。

    著者の代表作である『殺戮に至る病』に比べて、いい意味で若々しさと青さが光る物語です。キャラといい台詞といい、かなりライトな文体でユーモア

    0
    2012年01月30日
  • 警視庁特捜班ドットジェイピー

    Posted by ブクログ

    不祥事続きに頭を抱える警視庁が、起死回生の人気挽回策として戦隊ヒーローを導入するというコメディ作品。
    登場人物は個性的だが、事件解決に各々の得意技が活かされていないので,勿体無い印象が残る。
    我孫子武丸氏には、鞠夫くんの人形シリーズのような、ほのぼのとした作品を期待したいなあ。

    0
    2012年01月05日
  • 狩人は都を駆ける

    Posted by ブクログ

    我孫子武丸らしい短編ハードボイルドミステリでとても面白かった。この人の特徴として、軽いタッチでユーモラスにどんどん話を進めていくんだけど、実は結構鬱落ちってのが多い。タイトル作なんて、ええええーー…の連続だった。我孫子テイストにはいつも騙される。それがまたいいんだけど。

    0
    2011年12月03日
  • 探偵映画

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    映画撮影中に監督が行方不明。
    その映画のラストは監督だけが知っているという状況の中、右往左往するスタッフや役者たち。

    映画のストーリーと並行してお話しが進んでいくので、若干混乱するところもありますが、すいすい読めました。

    監督の考えていたラストはすっきりしてなかなか良かったですが、この監督のキャラクター自体があまり好きになれず、もうひとつでした。

    我孫子さんのお話なので、もっとすごいドンデンがあるかと期待しすぎたのも悪かったかも。

    語り手になっているサードの人柄の良さに救われて、★3つかな。

    0
    2011年11月27日
  • 探偵映画

    Posted by ブクログ

    軽めの文体で、たいへん読みやすい(^ ^ 内容は...作者のものすごい映画愛で溢れていて...ときどき溢れ過ぎな感じもしなくはない(^ ^; 多少なりともギョーカイの現場を知ってる者からすれば「んなアホな」とツッコみたいところは山盛りだが、「気楽なフィクション」として読めるので○(^ ^ 詳しい内容は書けないが、実験的な内容としてはナイスファイトな快作(^ ^

    0
    2011年11月04日
  • 警視庁特捜班ドットジェイピー

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    <あらすじ>

    警察はイメージアップを図るため、警視庁戦隊『特捜班ドットジェイピー』を結成。

    メンバーは問題児とされる警官たちで
    Eカップ処女格闘家・早峰綾 【CodeName:バージンホワイト】
    銃大好き筋肉男・三枝博信  【CodeName:ソルジャーブルー】
    童顔プレイボーイ・窪寺類  【CodeName:キューティイエロー】
    PCマニア眼鏡男・一之瀬瑛次【CodeName:デジタルブラック】
    BL同人作家・沢渡香蓮   【CodeName:ビューティーバープル】
    の5人。

    警察のイベントに出演したりTV出演したりして人気者になるドットジェイピー。
    でもそれにムカついている男がいた。

    0
    2011年11月03日
  • 人形は眠れない

    Posted by ブクログ

    お久しぶりです。妹尾睦月です。今回は、私の住む街で起きた連続放火事件に腹話術師の朝永さんと人形の鞠夫が果敢に挑戦します。その最中、なんと私に言い寄ってくる好青年が現れて、もう大変。と、とにかくときめいて、そしてちょっぴり切ないひと夏の出来事の御報告です。

    0
    2011年10月30日
  • 警視庁特捜班ドットジェイピー

    Posted by ブクログ

    キャラの濃ゆいドットジェイピー軍団。こんなの居たら、いいですね!
    笑いなしには読めないのに、ピリっと風刺がきいててやめられません。

    0
    2011年10月08日
  • 新装版 8の殺人

    Posted by ブクログ

    2011.9.25
    上から見るとデジタル数字の「8」にそっくりな構造を持つ「8の字館」で起こった二つの殺人事件。上から三郎、二郎、一郎(いちお、と読む。女の子)と名付けられた三兄弟が、不可能犯罪の謎に立ち向かう。

    割と早い段階で「あれを使ったんだろうな」と思っていたらやっぱりそのことへの言及があり、でもそれがファイナルアンサーではなくてやっぱり作者の方が一枚上手、というオチ。謎解きの前半でこれまでの密室ミステリをメタる感じの密室講義が出てくるのだが、それもまた面白い。

    0
    2011年11月02日