我孫子武丸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
相次ぐ不祥事からイメージアップを図るため、クセのある警官を集めて「戦隊」を結成。このお話はそんな彼らの活躍を描いたものです。
まあ、娯楽小説ですね。ドタバタコメディーというとイメージが湧きやすいかな。裏表紙に書いてある紹介文から察することはできると思うけども。
とはいえ、ちょっと拍子抜けではありました。つまらないという訳ではないし、氏独特のテンポの良い文章は健在なので、ライトノベルか何かでありそうな設定でも、冗長な文章を読まされることはありません。
でも読み終えて。
むしろ、どうしてこういう作品を書こうと思ったのかが気になります。
お薦めは…ちょっと難しいです。
氏のファンなら読んで -
Posted by ブクログ
いかにもな「8の字」の屋敷で起こる殺人劇。犯人は初めからわかっていた。しかし何やら不審な点も多く、警察は(ふたりで)再調査に踏み切ることになる。他に犯行可能な人間はいないはずだが、果たして真犯人は存在するのだろうか。
『かまいたちの夜』や『殺戮に至る病』で有名な我孫子武丸(あびこたけまる)のデビュー作。一歩間違えればギャグ小説に分類されてしまいそうなほど、危うい頻度でユーモアが散りばめられています。どこまで本気でやっているのかは、本人にしかわかりません。
著者の代表作である『殺戮に至る病』に比べて、いい意味で若々しさと青さが光る物語です。キャラといい台詞といい、かなりライトな文体でユーモア -
Posted by ブクログ
ネタバレ<あらすじ>
警察はイメージアップを図るため、警視庁戦隊『特捜班ドットジェイピー』を結成。
メンバーは問題児とされる警官たちで
Eカップ処女格闘家・早峰綾 【CodeName:バージンホワイト】
銃大好き筋肉男・三枝博信 【CodeName:ソルジャーブルー】
童顔プレイボーイ・窪寺類 【CodeName:キューティイエロー】
PCマニア眼鏡男・一之瀬瑛次【CodeName:デジタルブラック】
BL同人作家・沢渡香蓮 【CodeName:ビューティーバープル】
の5人。
警察のイベントに出演したりTV出演したりして人気者になるドットジェイピー。
でもそれにムカついている男がいた。