我孫子武丸のレビュー一覧
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人形探偵シリーズ三作目。女性視点のほのぼのとした語り口で日常が綴られてゆくせいか、サスペンスはなく、どちらかというと恋愛小説のような趣の本シリーズですが、三作目はこの色合いが強いような気がします。
「放火魔」、「予告状」、「密室」等々といったタイトルを持つ章で構成されているもののあくまで本筋は恋愛もの、といった感がありますね。
あとがきにありますが、作者さんもそういった視点で書いているとのことなので、恋愛小説にミステリ、というつもりで読むと納得でしょうか。
そんなわけなので、サスペンス一杯のミステリを読みたいという人にはお勧めしないです。一応、最後の最後にちょっとだけ怖いオチがあるのですが… -
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ネタバレ通称『8の字屋敷』と呼ばれる屋敷で、不可思議な事件が起こる。
その謎に、速水警部補と推理マニアの弟、妹の3人が挑む話。
序盤は『8の字屋敷』の説明があったり、部屋の位置関係を図付きで説明していたりと正直ちょっと面倒。
中盤からラストにかけてスピード感があってなかなか良かったけど、ある程度ミステリを読んでる人には謎解きは楽かも!?
それなりにドンデン返しはあるけど……って感じです。ちょっと物足りない。
先に『殺戮にいたる病』を読んでしまったのがいけなかったのかもしれませんね(汗)
続編があるようなので、そちらも読んでみようと思います。 -
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新作の撮影中に失踪した映画監督。
結末を知るのは監督のみという状況での失踪に、残されたスタッフと出演者はパニックになってしまう!
監督探しをしたりみんなであれこれ会議をするのだが、結局撮影済みのシーンから映画の犯人を推理する事に。
何故監督は失踪しなければいけなかったのか?その理由と映画の意外な結末とは!?
僕はそこそこ好きです!
何だかんだその結末に騙され、20年も前の小説なのに今読んでも違和感がないことに驚きましたしね。
だけど映画のうんちくが随所にあり、もう少しどうにかならなかったのかな?と。
それでも、普通に面白い作品だと思います! -
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「狩人は都を駆ける」
京都で探偵事務所を営む私のもとに久々にやってきた仕事の依頼は、なんと誘拐事件の解決。もっとも誘拐されたのは家で飼われていたドーベルマンで、つまりは犬の捜索が仕事なのだった。私は犬も猫も苦手だ!
著者は我孫子武丸。京都大学在籍時、推理小説研究会に所属していた彼は、「8の殺人」でデビュー以降、新本格派に加わる人物です。ということで、本作も新本格派に属するもんだと思っていたら、どうやらハードボイルドらしい。しかも、犬猫嫌いな探偵が犬猫捜索に精を出す、こりゃ、ユーモア小説でもありそうだぞ。むむっ、これは、新本格派の意識は飛ばして読まないといけないようだ。
と思ったけれど、 -
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相次ぐ不祥事からイメージアップを図るため、クセのある警官を集めて「戦隊」を結成。このお話はそんな彼らの活躍を描いたものです。
まあ、娯楽小説ですね。ドタバタコメディーというとイメージが湧きやすいかな。裏表紙に書いてある紹介文から察することはできると思うけども。
とはいえ、ちょっと拍子抜けではありました。つまらないという訳ではないし、氏独特のテンポの良い文章は健在なので、ライトノベルか何かでありそうな設定でも、冗長な文章を読まされることはありません。
でも読み終えて。
むしろ、どうしてこういう作品を書こうと思ったのかが気になります。
お薦めは…ちょっと難しいです。
氏のファンなら読んで