我孫子武丸のレビュー一覧
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我孫子武丸さんの作品は、衝撃的なラストだった「殺戮にいたる病」以来、10年ぶり位なんですが、当作品は我孫子武丸さんのデビュー作という事で、”なんかキャピキャピしてる!”って感じでした。すいません、わかりづらいですよね。簡単にストーリーを御説明させて頂きますと、上から見ると8に見える奇妙な建物に住む蜂須賀家の副社長・蜂須賀菊一郎が何者かによって殺され、その犯人を体育会系刑事の速水恭三が追うという感じです。蜂須賀家の住人と速水の弟妹が本当に個性的で、恭三とのやり取りが面白いのですが、最後のトリックがな~~~~。。。いや、決して悪くないんですよ。という事で、☆三つで御願い致します。
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Posted by ブクログ
”殺戮にいたる病”を読み、この作者が気になってしまったので読んでみた。
なかなか馴染みのない法廷画家という仕事を通じて、事件が展開していくことになる。
ふとしたきっかけで法廷画家という仕事を始めた主人公。初めての仕事の帰りに、何者かに襲われてしまう。
見えない犯人、わからない動機を抱えて、登場人物がすべて怪しくみえてしまった。次はいつ襲われるのか、誰が襲われるのか、犯行の意図は。しかし、読み終えると、期待していた分なんとも呆気ない。
行われている裁判、2度目の事件、被告人、警官、放送局の人、最後に主人公の能力。もっといくつかを深堀して、もっとハラハラさせてほしかったなと、わがままな感想をい -
Posted by ブクログ
謎の新興宗教『救いの御手』
妻が失踪した?高校教師の辻
汚職の疑惑のある刑事、蛯原は妻が何者かに殺された!?
最初のヒントはこれだけ!
帯から読み取れるのはドンデン返し!
という事は『全てを疑い、可能性の全てを考えなければならない!?』
辻の行動、蛯原の疑惑の正体、そして弥勒の本性・・・
何れにしてもページが次から次へとめくれ200ページを超えると最終章へまっしぐらです!!!
ちなみに、この作者は『かまいたちの夜』の制作に関わっているようです!
それと解説を読んで作者の別の作品にも興味が湧き、取り敢えず『ディプロトドンティア・マクロプス』を読んでみたいと思いました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ休日を利用して我孫子作品を続けて2冊読んじゃいました。
先に読んだ狼と兎のゲームで智樹と心澄望という小学5年生が主人公の作品を読み、あまりにも面白かった為、著者が同じ小学5年生を主人公にした本作もそのままの勢いで一気に読んでしまいました。
本作の主人公は小学5年生の相原優希ちゃん。
彼女は母親とふたりで暮らしています。
なぜふたりかと言うと、3年前に優希ちゃんの父親は交通事故で亡くなっていたから。
しかし、そんな事実は知らない家庭教師の荻野歩実。
本作は優希と歩実それぞれの視点で描かれながら、優希が歩実に打ち明けた「パパはバンパイア」という謎を解き明かす。
謎解きといえば、雰囲気