我孫子武丸のレビュー一覧

  • 新装版 8の殺人

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    ネタバレ

    プロローグの時点で、建物の構造を生かした機械式のトリックであることを明かしちゃってるからなあ。平面図を見ただけで、大まかに見当はついてしまった。時間の流れは恐ろしい、なのかな。もう一つの密室トリックのほうがイケてるように思う。本格ミステリを取り巻く状況が変わったせいか、当時は必然だったのだろう稚気が今読むと結構ジャマ。

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    2021年05月10日
  • 7人の名探偵

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    全編書き下ろしアンソロジー作品で、それぞれの作品に名探偵が登場します。

    中には、シリーズ物の人物が出てくる作品もあって、キャラや世界観が分かりづらい話も少し…

    30周年記念作品と言う事で、豪華な顔ぶれが揃っているので、ミステリー好きの人には嬉しい作品です。

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    2021年05月08日
  • 新装版 8の殺人

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    我孫子武丸さんの作品は、衝撃的なラストだった「殺戮にいたる病」以来、10年ぶり位なんですが、当作品は我孫子武丸さんのデビュー作という事で、”なんかキャピキャピしてる!”って感じでした。すいません、わかりづらいですよね。簡単にストーリーを御説明させて頂きますと、上から見ると8に見える奇妙な建物に住む蜂須賀家の副社長・蜂須賀菊一郎が何者かによって殺され、その犯人を体育会系刑事の速水恭三が追うという感じです。蜂須賀家の住人と速水の弟妹が本当に個性的で、恭三とのやり取りが面白いのですが、最後のトリックがな~~~~。。。いや、決して悪くないんですよ。という事で、☆三つで御願い致します。

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    2021年04月08日
  • 7人の名探偵

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    新本格ミステリ30周年記念のアンソロジー

    それぞれのシリーズを知らない読者にとっては、背景が判らない名探偵の出現は唐突だろうが、
    アンソロジーのための書下ろし故か、多分、
    甘めになっている感じがしたので、読み易かった。

    ラストを締めくくる綾辻氏の作品は名探偵モノといっていいか判別し難いが、
    実名の作家たちが登場する 新本格を愛する読者にとっては嬉しい一作だと思う。

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    2021年03月11日
  • 7人の名探偵

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    97作品目( * ॑꒳ ॑* )♪アンソロジー作品を読むのは、初めてです。読み始めて、(。-_-。)ウーン失敗だったかな…と思ったけど、有栖川有栖さんの船長が死んだ夜を読み始めてから、ページ捲るスピード早くなりました(*´艸`*)ァハ♪この7人の作家さん達で、歌野晶午さんと綾辻行人さんしか読んだことなかったので、有栖川有栖さんの小説読んでみたいかなぁと思った( * ॑꒳ ॑* )♪特に綾辻行人さんの本格なのか?って思ったりしたが、実体験の事を書かれていたならば、凄い嬉しい(๑´ლ`๑)笑

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    2020年11月30日
  • 裁く眼

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    「殺戮にいたる病」を読み我孫子さんの他の小説が読みたくて買った一冊。

    読みやすく、スッキリした話だった。

    法廷画家の話は初めてだったが、法廷画家やその絵の事が少しわかり、これから実際テレビで法廷の絵を見る時、今までと違った感じで見れるかもしれない。

    裁判の本当の結末は気になるが、自分が被害を被った事件は解決してスッキリした最後だった。

    叔父と姪のコンビ?もほのぼのとしてよかった。

    シリーズ化してたらまた続きを読みたいと思った小説でした。

    0
    2020年11月25日
  • 新装版 8の殺人

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    本格派なのかユーモアミステリーなのかよく分からない。登場人物には好感が持てない。
    最後のどんでん返しは悪くないけど、犯人の動機とかが雑で、トリックありきで作った話って感じがする。

    0
    2020年11月24日
  • 弥勒の掌

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    後半は一気に読みました。
    ウーム……予想外の結末ではありました。
    が、正直言って“今一つ感”が否めない。
    なんかスッキリしません。
    期待が大きすぎたか?
    ネタバレになるので書けないのですが、この手のフェイントとゆーか欺き方は、真相が解った時の衝撃が、もはや無い。
    逆に「ナンダソレ?」と冷めてしまう。
    星2に近い。

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    2020年11月14日
  • 7人の名探偵

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    綾辻行人/歌野晶午/法月綸太郎/有栖川有栖/我孫子武丸/山口雅也/麻耶雄嵩の7人の新本格ミステリの旗手による、豪華な豪華なミステリ・アンソロジー。
    有栖川有栖の火村英生とかも出てきますが・・・名探偵?の定義って、何でしょう?
    (んなモンあるのか??)
    本格ですが、私的には・・・??? な、感じでした。

    0
    2020年11月07日
  • 弥勒の掌

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    この前読んでた本と比べてめっちゃスラスラ読める〜!でも、それだけ起伏がないって事かもしれん…
    どんでん返しってのは知ってたけど、「アレッ!アレッ!」っていう感じでスムーズに。
    追う側(刑事さんと教師)も、追われる側(怪しい新興宗教)も過去に何かある。これではね〜そうなるわな〜後で考えると…
    他所の宗教なら、徳を積んだ人が大師という尊称を与えてられるんやろうけど、ここでは、徳というより、悪を重ねた人に与えられる!(◎_◎;)

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    2020年10月24日
  • 7人の名探偵

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    千差万別。『船長が死んだ夜』『あべこべの遺書』は従来っぽい。『仮題・ぬえの密室』はミステリと呼べるのかな。

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    2020年10月24日
  • 眠り姫とバンパイア

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    ネタバレ

    安心して読めた。
    UNNATURALな展開へ行くかと思ったら、地に足ついた着地点でなるほど。
    眠り姫も、母君もはご病気でしたのね。

    0
    2020年09月22日
  • 裁く眼

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    ”殺戮にいたる病”を読み、この作者が気になってしまったので読んでみた。

    なかなか馴染みのない法廷画家という仕事を通じて、事件が展開していくことになる。
    ふとしたきっかけで法廷画家という仕事を始めた主人公。初めての仕事の帰りに、何者かに襲われてしまう。
    見えない犯人、わからない動機を抱えて、登場人物がすべて怪しくみえてしまった。次はいつ襲われるのか、誰が襲われるのか、犯行の意図は。しかし、読み終えると、期待していた分なんとも呆気ない。

    行われている裁判、2度目の事件、被告人、警官、放送局の人、最後に主人公の能力。もっといくつかを深堀して、もっとハラハラさせてほしかったなと、わがままな感想をい

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    2020年09月10日
  • 7人の名探偵

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    ネタバレ

    我孫子さんと綾辻さんのが好き。
    本格ミステリかと言われると違うかもしれないが
    グイグイ読めた。

    麻耶さん、気になっていたので
    どんな作風か知れて良かった。

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    2020年09月12日
  • 警視庁特捜班ドットジェイピー

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    3-

    悪くはないが、奇人へん…個性的なキャラの集まりで非現実的設定の割には、こじんまりとしたお話で、盛り上がりには欠ける。

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    2020年08月29日
  • 裁く眼

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    法廷画家から見た事件・裁判を描くという設定が斬新で面白い

    キャラクターも 愛すべき人達で好感が持てる
    特に姪っこの蘭花ちゃんは おてんばだけど 愛と優しさに溢れていて とてもかわいい

    絶世の美女で 稀代の悪女とされている被告人が あまり印象的ではなく 読んでいるこちらまで振り回されるような悪女っぷりを見せて欲しかったところ ラストの慌てて話をまとめた感じがしてしまうところが 少し残念かな

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    2020年08月22日
  • 弥勒の掌

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    ネタバレ

    2022.3.1
    書き直しに来たのだが、面白かった記憶あるんだけどなぁ...なんかめっちゃ酷評で笑いました。

    いつか読み直して書き直さないと!!

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    2020年07月21日
  • 弥勒の掌

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    謎の新興宗教『救いの御手』

    妻が失踪した?高校教師の辻

    汚職の疑惑のある刑事、蛯原は妻が何者かに殺された!?


    最初のヒントはこれだけ!

    帯から読み取れるのはドンデン返し!
    という事は『全てを疑い、可能性の全てを考えなければならない!?』

    辻の行動、蛯原の疑惑の正体、そして弥勒の本性・・・



    何れにしてもページが次から次へとめくれ200ページを超えると最終章へまっしぐらです!!!



    ちなみに、この作者は『かまいたちの夜』の制作に関わっているようです!

    それと解説を読んで作者の別の作品にも興味が湧き、取り敢えず『ディプロトドンティア・マクロプス』を読んでみたいと思いました。

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    2020年07月04日
  • 人形はライブハウスで推理する

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    主人公妹尾睦月の恋人朝永嘉夫は腹話術師で、その腹話術の人形がいろいろな事件を推理する。朝永はちょっと頼りない感じだが、人形の毬小路毬夫は結構ふてぶてしい感じだ。そのギャップが面白い。なんだか人形が人格を持っているような気にさせる。事件のトリック自体は、無理やり感もないではない。最後の主人公の昔の友達のことを推理するのは、ちょっといい感じ。

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    2020年06月28日
  • 眠り姫とバンパイア

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    ネタバレ

    休日を利用して我孫子作品を続けて2冊読んじゃいました。

    先に読んだ狼と兎のゲームで智樹と心澄望という小学5年生が主人公の作品を読み、あまりにも面白かった為、著者が同じ小学5年生を主人公にした本作もそのままの勢いで一気に読んでしまいました。

    本作の主人公は小学5年生の相原優希ちゃん。

    彼女は母親とふたりで暮らしています。

    なぜふたりかと言うと、3年前に優希ちゃんの父親は交通事故で亡くなっていたから。

    しかし、そんな事実は知らない家庭教師の荻野歩実。

    本作は優希と歩実それぞれの視点で描かれながら、優希が歩実に打ち明けた「パパはバンパイア」という謎を解き明かす。

    謎解きといえば、雰囲気

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    2020年05月16日