我孫子武丸のレビュー一覧

  • 狼と兎のゲーム

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    久々の我孫子武丸氏。もっとホラー系かと勝手に思ってたけど、さほどでもなかった。
    てか、帯煽りすぎや。
    追っかけつ子がお好きな方はどうぞ。

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    2015年11月03日
  • 新装版 8の殺人

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     小学校の頃、大好きで繰り返し遊んだSFCソフト「かまいたちの夜」。そのシナリオ担当であった我孫子武丸氏。本屋でその名前を久しぶりに見つけ、どんな作品を書いているのか読んでみました。

     設定は8の字の形をした館で起こる殺人事件の謎を解いていくという話。物語自体は主人公の刑事(恭三)とその部下(木下)の2人で館の住民に聞き込みをしながら進み、謎解きについては恭三と、その家族である弟と妹を交えながら進みます。この弟と妹が推理オタクであり、密室やトリックの解説ではやや長ったらしくなるところもあったんですが、全体的にはテンポよく読みやすかったです。

     推理小説としてはトリックは王道な感じで驚きは少

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    2015年05月07日
  • メビウスの殺人

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    最後まで読んで思ったのが、「あー、こっち系か」でした。
    凄惨な事件が起きる一方で、くすくす笑いながら読めた。
    しかし、ポップになり過ぎず、引き締まった雰囲気を出すのはすごい。

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    2014年10月31日
  • 人形はライブハウスで推理する

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    人形探偵シリーズ4作目
    この終わり方で現在続巻なし
    この先、完結するのか?
    ま、ここで終わりでもまぁ納得いくといえばいくけどね・・・

    今回は初心に返って短編

    いい意味でマンネリ化しつつ、二人の仲が進展して行っているのは微笑ましい

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    2014年01月25日
  • 人形は眠れない

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    人形探偵シリーズ3作目
    短編をつなぎ合わせて、ちょっとずつ絡ませた長編
    ただ、その絡ませ具合が一本筋の通ったものの方が個人的には好み

    朝永さんの過去とかおむっちゃんの家族とかの情報も出てきた
    これは推理小説として読むよりもキャラ小説として読んだ方がよい

    ただ、描写にバブリーな匂いがするあたり、時代背景が懐かしく感じる

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    2014年01月25日
  • 探偵映画

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    「殺戮にいたる病」を基準に読んでしまうのが悪いのか、いまいちインパクトが欠けてたなぁと思ってしまった。ただ、期待値が大きすぎただけで面白い内容だったと思う。出演者にシナリオを書かせたらああなります(笑)

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    2014年01月18日
  • 人形はライブハウスで推理する

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    人形探偵四作目。二作目、三作目は長編でしたけど、今回は短編集です。書き下ろしを含めて6編が収録されています。
    青春ユーモア・ミステリーと紹介されているとおり、一作目から恋愛要素が強めでミステリとしてはライトな雰囲気ではあったのですが、本作は文章自体も軽くなっているような印象を受けます。もちろん、度の過ぎたものではないのだけど、個人的にはもう少し抑えても良かったかなと感じました。

    物語はプロポーズに始まり、最後は多分親御さんに挨拶へ向う途中の車中でのお話なんだろうと思います。サスペンスは今まで通り弱く、ミステリというか、ミステリを絡めた恋愛小説、という感じなので、殺伐とした雰囲気が苦手という方

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    2013年10月13日
  • 探偵映画

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    ネタバレ

    映画完成を目前にして監督が失踪。残されたスタッフたちは? ちょっとした推理合戦の趣はなかなか面白かったけれど、壮大なカットバックというのは正直あまりそそられなかったです。

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    2013年08月18日
  • 人形は眠れない

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    人形探偵シリーズ三作目。女性視点のほのぼのとした語り口で日常が綴られてゆくせいか、サスペンスはなく、どちらかというと恋愛小説のような趣の本シリーズですが、三作目はこの色合いが強いような気がします。
    「放火魔」、「予告状」、「密室」等々といったタイトルを持つ章で構成されているもののあくまで本筋は恋愛もの、といった感がありますね。

    あとがきにありますが、作者さんもそういった視点で書いているとのことなので、恋愛小説にミステリ、というつもりで読むと納得でしょうか。
    そんなわけなので、サスペンス一杯のミステリを読みたいという人にはお勧めしないです。一応、最後の最後にちょっとだけ怖いオチがあるのですが…

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    2013年08月13日
  • メビウスの殺人

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    被害者の共通点(ミッシング・リンク)と現場に残された数字のメモの意味を推理する物語です。ミッシング・リンクの内容にちょっと脱力してしまいましたが、二転三転する展開はなかなか面白かったです。
    速水三兄妹はなかなか面白いキャラクターなので続編を期待したいです。

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    2014年03月11日
  • 0の殺人

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    読み終わって初めてタイトルの意味が分かりました。目の付けどころが面白いです。こういうコメディー推理小説みたいな雰囲気は好きです。
    真相は「やられた!」と言いたくなるサプライズでしたが、全て偶然で成り立つものだったので不満もありました。

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    2014年01月17日
  • 新装版 8の殺人

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    個人的に好きな作品です。かなりアラの目立つ作品ですが、大胆なトリック、意外な真犯人と魅力的な登場人物、そしてサプライズ。ある程度の評価は得られる作品だと思います。
    文章が軽くて読み易く、ユーモアもあって面白いです。ミステリ初心者に読んで欲しい一冊です。

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    2014年01月17日
  • 新装版 8の殺人

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    ネタバレ

    通称『8の字屋敷』と呼ばれる屋敷で、不可思議な事件が起こる。

    その謎に、速水警部補と推理マニアの弟、妹の3人が挑む話。

    序盤は『8の字屋敷』の説明があったり、部屋の位置関係を図付きで説明していたりと正直ちょっと面倒。

    中盤からラストにかけてスピード感があってなかなか良かったけど、ある程度ミステリを読んでる人には謎解きは楽かも!?

    それなりにドンデン返しはあるけど……って感じです。ちょっと物足りない。

    先に『殺戮にいたる病』を読んでしまったのがいけなかったのかもしれませんね(汗)

    続編があるようなので、そちらも読んでみようと思います。

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    2014年01月17日
  • 探偵映画

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    新作の撮影中に失踪した映画監督。

    結末を知るのは監督のみという状況での失踪に、残されたスタッフと出演者はパニックになってしまう!

    監督探しをしたりみんなであれこれ会議をするのだが、結局撮影済みのシーンから映画の犯人を推理する事に。

    何故監督は失踪しなければいけなかったのか?その理由と映画の意外な結末とは!?

    僕はそこそこ好きです!

    何だかんだその結末に騙され、20年も前の小説なのに今読んでも違和感がないことに驚きましたしね。

    だけど映画のうんちくが随所にあり、もう少しどうにかならなかったのかな?と。

    それでも、普通に面白い作品だと思います!

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    2014年02月15日
  • メビウスの殺人

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    ネタバレ

    歌野作品で描かれたような殺人ゲームが展開される。
    この時代には殺人ゲームが沢山描かれたのかもしれない。その中の一つであるとしたらやはりオリジナリティーとしては弱くなってしまう。
    ストーリーはゆっくりと展開していき驚きはない。それでもキャラクターの強さや読みやすさがあり苦しむことなくラストまでたどり着ける。
    ただ、凄く面白いとは言いづらいと感じられた。

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    2013年04月20日
  • 0の殺人

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    200ページちょいだったのでさくっと読めました。

    冒頭から容疑者が4人に絞られているの
    ですが、途中からあれ?おかしいぞ、と違和感を抱きながら読み進めていきましたが、なるほどこういう落ちか、と。

    殺戮にいたる病のように、最後でがっつり落とされるようなラストではないですけど、これはこれで面白かったです。
    ただ少し消化不良かなー。

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    2013年03月26日
  • 新装版 8の殺人

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    トリックは非常に斬新。登場人物の会話やストーリーの運びも軽快で読みやすかった。
    ただ、読みやすい分、人物の描写があっさりとしていた。

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    2013年03月11日
  • 狩人は都を駆ける

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    「狩人は都を駆ける」
    京都で探偵事務所を営む私のもとに久々にやってきた仕事の依頼は、なんと誘拐事件の解決。もっとも誘拐されたのは家で飼われていたドーベルマンで、つまりは犬の捜索が仕事なのだった。私は犬も猫も苦手だ!


    著者は我孫子武丸。京都大学在籍時、推理小説研究会に所属していた彼は、「8の殺人」でデビュー以降、新本格派に加わる人物です。ということで、本作も新本格派に属するもんだと思っていたら、どうやらハードボイルドらしい。しかも、犬猫嫌いな探偵が犬猫捜索に精を出す、こりゃ、ユーモア小説でもありそうだぞ。むむっ、これは、新本格派の意識は飛ばして読まないといけないようだ。


    と思ったけれど、

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    2013年03月09日
  • 新装版 8の殺人

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    推理小説としても非常に良く、また陰険な気持ちにさせない書き方


    デビュー作でここまで書けるとは凄い

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    2013年02月16日
  • 新装版 8の殺人

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    殺戮に至る病を読んだあとだったので、内容の明るさ?語り口の軽快さ?に驚きました。
    ミステリーの知識を織り交ぜながらの兄弟の推理や、兄弟間の会話は面白いですが、ときどき滑ってる感じがします(汗)。

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    2012年11月01日