我孫子武丸のレビュー一覧
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月(ルナ)、日本人遺伝学者、高田才蔵だった。 サイゾー、夫婦別姓「長峰……さん」 「ありがと、水元くん」(ルナ)、 PM社顧客相談センター長の島崎(ミヒロ)、月の会社「大地な生活」社、同僚相澤深尋、本社編集部一番苦手な柏木編集長女子、営業二課の先輩、乾
「……どういう意味? 間違いって……まさか、PMがマッチングを間違えたって意味じゃないよね?」
とりわけ、ぼくのように、PM社によって幸せな結婚をした夫婦の子供──いわば「第二世代」の人間にとって
結局は、PM自身が問題の元凶であり離婚への最大の障害なのだ。 「何とか、PMに離婚を認めてもらう方法はないもんでしょうか?」
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新婚旅行から戻るなり、水元憲明と妻・月(ルナ)は離婚を決めた。まったくそりが合わないことに気づいたから。けれど……深刻な少子晩婚・高齢化社会に悩む先進諸国は、グローバル国策会社=結婚仲介業のPM社を創りだしていた。その画期的相性判定で男女は結ばれ、生涯結婚を維持せねばならないのだった。しかもこの二人、判定は“相性最高”で夫ときたらPM社員。強大な敵が繰りだす妨害に対し、ついに二人は“別れるための共闘”をするはめに! -
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文体がしっかりしている。読みやすい。さすが傑作作品。
S署の部長刑事、奥田、早見の弟である慎二の経営する喫茶店『サニーサイドアップ』、妹一郎イチオ、刑事木下の恋人さなえちゃん
蜂須賀建設社長、蜂須賀菊雄の自宅──通称〝8の字屋敷〟として知られる建物の一室で、電話のベルが鳴った。
「捜査一課の速水警部補です。S署の奥田君と一緒にこの事件を担当することになりました。……それからこれは、わたしの部下の木下刑事です。御協力願います」
「ほう……。で、彼は……雄作君は左利きなんですか?」 ──かれだけじゃありません。みつこさんもそうです。 「河村さんですか。しかし彼女は関係ない。他にはいないんですか?」 ──あとは、ははだけです。 「あなたのお母さんですか? ──節子さんも?」
節子には一応菊一郎を殺すだけの動機もある。雄作以外では最有力の容疑者のようだな……。
──節子さんですか? 左利きは美津子と雄作君を除けば彼女だけですからね。それとも雄作君に罪を被せるため、犯人はわざと左手で撃ったのですかな?」
午後五時ジャスト。屋敷の住人──当主菊雄、民子夫人、次男菊二、未亡人節子、雪絵、矢野夫婦に雄作、そして秘書佐伯和男の九名──に加えて、恭三、慎二、いちお、田村警部、奥田部長刑事、制服警官数名が、ほとんど鮨詰め状態になって、応接室に集合した。
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大胆なトリックで本格ミステリーファンをうならせた傑作長編。建物の内部にある中庭が渡り廊下で結ばれた、通称“8の字屋敷”で起きたボウガンによる連続殺人。最初の犠牲者は鍵を掛け人が寝ていた部屋から撃たれ、2人目は密室のドアの内側に磔に。速水警部補が推理マニアの弟、妹とともにその難解な謎に挑戦する、デビュー作にして傑作の誉れ高い長編ミステリー。(講談社文庫)す -
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錚々たる作家陣によるアンソロジー。どれも読み応えあった。
殺戮〜を読んだばかりだったのでどういう系統かは想定できていたけれど、いずれもトリックが面白い。
真梨幸子さんと歌野晶午さんのが特に好きだった。
我孫子武丸「切断にいたる病」
またエログロか!と読んだ瞬間思った。もはやこの人苦手意識芽生え始めてる。ただ話としてはそうきたか、があって面白かった。
神永学「欲動にいたる病」
高校時代心霊探偵八雲読んでた!懐かしい。
最後の部分が最初に繋がる感じは殺戮オマージュなのかなと思った。
背筋「怪談にいたる病」
どうしても近畿地方的な怖さを求めてしまう
アンソロ3人目なのにそういうことか、を懲りずに浴びた。
真梨幸子「コンコルドにいたる病」
短編の中に短編が詰まっててその中でもそういうことかを浴び続けて、作中のテンポの良さと相まって渦巻きの中にいるみたいだった。
真梨幸子さん昔読んだ本そんなに得意な印象じゃなかったけど、他の本が読みたくなった。
矢樹純「拡散にいたる病」
これ、或る集落の話に繋がっていて最初読んだ時「私この人知ってる、この設定見たことある」が第一感想。
或る集落の中でもうわぁ…となったけれど三度目でもうわぁ…って感想になる。
歌野晶午「しあわせにいたらぬ病」
最後にして「いたらぬ」になっていることに最初気付かなかった。
歌野さんはこのメンバーの中で初読の作家さん。
なんとも切なくて「いたらぬ病」だものなぁとしみじみした。
他の本も読んでみたい