我孫子武丸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
うーん、またしても一番の大ネタがわかっちゃった。とはいっても最初の人物紹介で犯人がわかっちゃっている以上、これしか方法はないんだろうけど。俺としてはどちらかというとシリトリ殺人の方が意表を突かれた。途中で便乗殺人をはさんだり、ロリコン加藤を登場させたり、はずし方もうまい。
椎名俊夫が慎二のことを知ったあとは、「セブン」みたいなサスペンスになるというのもありだと思ったんだけどな。安孫子武丸のようなパリパリの本格推理作家が本格推理とサスペンスの融合した小説を書いたというのはあまりないようだから、面白いものになると思うんだけど。ジャンルは違うけど、「殺人鬼」という成功例もあることだし。ひょっとす -
Posted by ブクログ
やっぱり安孫子武丸は、大ネタ一発っていうよりも、子ネタを連発するってタイプなんだなあ。コーヒーに入れた青酸カリによる毒殺、墜落できない状況での墜落死、謎の旅客機爆破、自然死した人間に突き刺されたナイフと、それぞれに不可解な謎があってシチュエーションとしてはよく考えてあると思うんだけど、本格としてはちょっと俺にはパズル的すぎて物足りない。どうしても「あー、びっくりしたなー」っていうよりは、「よくできました」って感じになっちゃう。それぞれの事件の関連と題名の意味についてのセンスは好きだけど。ただ、この結末だと最初の作者からの挑戦のようなものは余分な気がするなあ。こういうのってメタとしては中途半端
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Posted by ブクログ
ネタバレ刑事の長男を持つ三兄妹が探偵役となった昭和の香り漂うユーモアミステリ。今の時代に読むとどこか牧歌的かつ、よく言えばユーモラス、悪く言えば80年代特有の弛緩した空気感の小説で、この辺は正直好みが分かれるところである。それに反して8の字屋敷で起こる殺人事件は異形かつ、論理的なありえなさが際立っており、ユーモアな雰囲気に反して謎は本格らしい硬派さに満ちている。
しかしながら、妹の最初の推理である刑事共犯説のほうが真相よりも予想外だっただけにインパクト面で真相より劣っているのが少し残念だった。そして謎めいていた一番目の殺人の鏡を使ったトリックより、二番目の殺人のオートロックの扉に磔のようになって射抜 -
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購入済み
思ったよりもライト
洗脳系の作品は何作も読んだのですが、その中では描写がかなりライトだなあという印象です。
なのでグロ耐性がない人でも読みやすいんじゃないかな?
ラストが少し「えー?!」と言う感じでサクサクっとご都合主義なのが残念だったが、途中の叙述トリックがわりかし良かったので星3!