我孫子武丸のレビュー一覧

  • 裁く眼

    購入済み

    傍聴したくなる

    裁判の傍聴をするきっかけになりました。

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    2020年04月02日
  • 新装版 8の殺人

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    8の字型の屋敷を舞台にした殺人事件。比較的テンポ良く進むため、読みやすい。トリックとしては単純なものであるため、さほど推理小説を読み慣れていなくてもなんとなく見破れてしまうかもしれない。犯人の思考と行動に一貫性がなく、納得いかない部分もあったが楽しく読めた。あんまり深く考えずにさらっと読むのがよいかもしれない。

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    2020年03月02日
  • 狼と兎のゲーム

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    ネタバレ

    この著者の本は「殺戮にいたる病」で知った。この本が自分のサイコホラー読書デビューで、衝撃的だったため、今回も「狼と兎のゲーム」を読んでみた。
    前作と比較してしまうと面白さにはほんの少し欠けるが、テンポよく読むことができ、結末は流石に一切想像していなかった流れでやっぱり面白い。

    〈以下ネタバレ含む〉
    子供2人が東京で母親を探し、その後父親も追ってきたところはこっちもヒヤヒヤものだった。
    結末のこすもは残念だが、人間性を欠いた父親が無期懲役になったのは、小説の中の世界とはいえ、現実の私もなんか安心した。

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    2020年02月29日
  • 弥勒の掌

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    以前読んだけどいい具合に内容を忘れたので再読。
    どんでん返しのある本だったなと思いつつそれでもワクワクしながら読んでラストの展開にそうだ、こういう終わり方だったと納得。
    次読む事があるとしたら完全に内容を忘れた10年後か20年後かな。

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    2020年02月23日
  • メビウスの殺人

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    速水警部補とミステリマニアの弟と妹が活躍する、速水三兄妹シリーズの三作目です。

    ミッシングリンクをテーマに、犯人側と警察側の視点がほぼ交互に切り替わり、物語が展開します。

    冒頭に犯人の名前が明かされ、倒叙系ミステリの雰囲気もあるのですが、ただそれだけで終わらないところも面白く、意外性を持つ真相解明まで楽しませていただきました。

    ただ、この真相は賛否両論ありそうですね。
    読む人の捉え方によって、評価が大きく変わるように思います。

    新たなキャラクターも登場し、これから更に面白くなりそうだと思えるだけに、新作が発表されないのが残念ですね。
    デビュー当時のシリーズものだけに、ここで終了というこ

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    2019年12月29日
  • 裁く眼

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    あっさり風味。
    これも悪くないけど、もうちょっと長いストーリーでも読んでみたいなぁと思わずにはいられない。

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    2019年09月24日
  • 新装版 8の殺人

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    読書録「8の殺人」3

    著者 我孫子武丸
    出版 講談社文庫

    p118より引用
    “ 五十、という数字に彼は運命的なものを
    感じた。
     今度こそ、うまくいくような予感がした。
     しかしその時、はずれ続けた四十九回の予
    感のことは、きれいさっぱり忘れていた。”

    目次より抜粋引用
    “恭三、出動する
     恭三、色香に惑う
     慎二、意見を述べる
     慎二、リアリストであることを告白する
     恭三、高校の授業を思い出す”

     8の字を型どった富豪の屋敷を舞台とした、
    長編ミステリ小説。同社刊行作文庫版。
     自らの会社の宣伝のために建てた屋敷で、
    社長・蜂須賀が殺された。悪夢にうなされて
    いたところを、部下から

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    2019年06月15日
  • 0の殺人

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    速水三兄妹シリーズの二作目です。

    冒頭に「作者からの注意」として、容疑者のリストが公開されています。
    そして最後には、「百人に一人くらいは分からない人もいるのではないでしょうか」という、挑戦的な言葉が。

    その言葉に乗せられた時点で、既に作者の術中に陥っていたんですね。
    大胆なアイデアを、冗長にならずコンパクトにまとめる、見事な手腕が発揮されていました。

    前作と同様に、本格ミステリとコミカルな作風の融合は巧みで、次々と人が死んでいくにもかかわらず、悲愴感が全くないという不思議な作品です。

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    2019年05月26日
  • 人形は眠れない

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    ミステリー要素もあったりすんだけどと、終始ゆるいムードな本著。

    今回はおむつの気持ちにスポットされてます。

    短編が軸だけど、長編さながらにメインテーマもあり、これまでの2冊とはまた雰囲気が違っているのがよかった。

    たまにはこうゆう雰囲気の本もありだな。

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    2019年03月23日
  • 警視庁特捜班ドットジェイピー

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    警視庁の相次ぐ不祥事によりイメージダウン。。。
    そんな警視庁はイメージアップのための起死回生の策として現役警官による特撮部隊を結成!
    しかし集められた警官は曲者ばかりで。。。
    我孫子武丸氏によるドタバタギャグコメディ!
    決して肩肘はらずに読んだ方がよい!

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    2018年09月29日
  • 0の殺人

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    速水三兄弟2作目!
    冒頭の容疑者の提示が
    読者への挑戦のようで
    作品に対して
    気合と気持ちが入りました。

    爽快に解けていく面白いミステリー
    タイトルに最後に納得できる
    物語ってほんとに大好き。

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    2018年02月17日
  • メビウスの殺人

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    前二作の速水兄妹の作品は楽しめましたが、この作品は扱っている事件が酷くて、彼等のシリーズにそぐわない様な感じ。

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    2018年02月04日
  • メビウスの殺人

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    このシリーズは何となく好きです。
    トリックがメッチャすごいとかは思わないけど、3兄弟とかキャラクターが良いからですかね。
    読んでても飽きないし。

    ゼロの殺人を飛ばして読んでしまったので、次はそれを読みたいですね。

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    2017年09月17日
  • 新装版 8の殺人

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    8の字型をした屋敷での殺人事件を3兄弟が解き明かす。

    トリックはなんとなく分かりかけたけど、完璧に解ききれなかったので悔しいです。

    我孫子さんの作品は「殺戮いいたる病」と「弥勒の掌」は読んだことがありまして、この本もこんな感じかなと思っていたんですが、ところどころギャグが入ってきていて意外でした。
    デビュー作はこうだったんですね。

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    2017年09月16日
  • 探偵映画

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    結末部分の撮影を残して失踪した映画監督・大柳。
    残されたスタッフは誰も結末部分のシナリオを持っていなかった。
    スタッフ、キャスト共に何とか映画を完成させようと会議を開き、それぞれの言い分を聞き、結末部分の撮影を終える。
    小説ではよくある叙述トリック。
    「やられた!」と悔しがりながらも楽しめる作品もあれば、推理するまでもなくバレバレな作品もある。
    14年前に書かれた作品なので、多少そのころ特有の描写はある。
    たとえばトランシーバーは、さしずめ今ならばスマートフォンになるのだろう。
    しかし、良い作品はどんなに時代が変わっても面白い。
    映画好きにはたまらない描写も多い。
    推理小説好きには、登場人物と

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    2017年02月27日
  • 監禁探偵(1)

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    ネタバレ

    推理側の構成が面白い。

    ただ監禁に至るまでの流れが単なる衝動でしかなかったり、主人公が探偵にうまく操られすぎだったり、1巻で完結させるために色々省略しすぎているように感じた。
    殺人ばかり重大に取り上げられているが、監禁だって酷い犯罪だ。むしろ精神的な挙動は殺人以上に複雑で、一般的な感覚から逸脱しているように思う。
    そこをスッパリ「バレたらヤバい趣味」「犯罪のはしくれ」程度に切り落としてしまっているのが納得いかない。

    構図自体は面白い。
    しかし、監禁側の特殊さをゲーム展開だけでなく、心の部分でもっと活かしてほしかった。
    事件終了後、主人公があっさり健全な求職者に生まれ変わっているのも心理上の

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    2016年06月13日
  • 狩人は都を駆ける

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    ネタバレ

    ディプロトドンティア・マクロプスの関連作品なんですね~。
    ゆるハードボイルド、若干ミステリ。
    あとがきを読んでなるほどなぁと。
    お向かいの獣医さん、結構好きです(笑。

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    2016年05月12日
  • 狼と兎のゲーム

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    ネタバレ

    DVされて育った少年コスモが友達と一緒に悪の権化”父”を倒そうとする物語。
    話のテンポもよくサクサク読める。ガイアについてはまさかの大どんでん返しだった。読者としては今までの父の言動からガイアを殺したのもこいつだろうと信じていた人も多いはず。さすがは我孫子武丸といったところか。完全に騙された。アンナ先生のストーリーをもっと組み込んでほしかったのとプロローグはもっと長くてもよかったかなという印象。

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    2016年03月11日
  • 狼と兎のゲーム

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    友人から拝借。

    うむ。
    徹頭徹尾イライラした。
    どうなるのかハラハラしたもしたけど、
    山上一家のゲスぶりに超イラついた。

    自分ではチョイスしない本だったので、
    逆に良かったかも。

    文章も簡潔明快でとても読みやすい。
    状況も想像しやすく、良著だとおもう。

    面白かった。

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    2015年12月24日
  • 眠り姫とバンパイア

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    わりと短めのお話。母と2人で暮らす小学5年生の女の子、その家庭教師の2人の視点から描かれる。軽い気持ちで読み始めたら、ぐいぐい読みたくなった。
    2015/11/6

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    2015年11月07日