我孫子武丸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ文句なしの星5!
かなり好みの小説に出会えた!
きっかけはひろゆきがおすすめしているショートが流れてきたから。
殺戮にいたる病を2周目読まない人に会ったことがないと言ってたので。
前情報はエログロ一切知らずミステリということだけ。
夜になんとなく手に取り、気がついたら朝方までかけて一気に読んだ。
1周目読み終わったばかりで熱が冷めやらない状態ですが、
読み終わった瞬間、?????誰か助けて???で頭がいっぱいになった。
解説でもっと解説してください?!ねぇ?!ってなった。
気持ち的にはイニシエーションラブみたいな衝撃だったけど、
イニシエーションラブは一周目がわりとただの恋愛小説に感じられ -
Posted by ブクログ
ネタバレ
子供向けながらも、大人でも面白いということと、好きな作家が何人か書いていたので読んでみた。面白かった。特に最後の恩田陸のはすごかった…。
「象の眠る山」田中啓文
象眠山(ぞうみんやま)というのが出てくるので、象?ガネーシャ?と連想させておいて、正体は昆虫。最後のオチも、もしかしたら寄生されたかも、というもの。
それでも、UMA的な存在や、横道という解説キャラが出てくるので面白かった。横道が解説して助けてくれる、便利すぎるキャラ。
「とりかえっこ」木犀あこ
人頭(じんとう)という怪異。出現条件がピンポイントすぎる。何か元ネタがあるのか?50.65センチというのは人の肩幅?何から来てるんだ -
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Posted by ブクログ
晴男は、優子という女に殺人の瞬間を目撃されてしまうが、なぜか彼女は晴男を自分の家へ招き入れる。しかし、そこに広がっていたのは、家族が家族を痛めつけ、優子のためだけに金を稼ぐという、まるで地獄のような光景だった。
『殺戮にいたる病』の我孫子武丸による作品。読む前から一筋縄ではいかないだろうと覚悟していたが、想像以上に容赦のない内容だった。
まず、怖い。怖すぎる。エロからグロまで描写に抜かりがないのはいつも通りだが、それ以上に、家庭の中で繰り広げられる「倫理の外側」の出来事に血の気が引いてしまう。どうしてそんなことをさせるのか、どこからそんな発想が出てくるのか、胸を痛めつけられながらも、ページ