我孫子武丸のレビュー一覧

  • 新装版 殺戮にいたる病

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    ネタバレ

    文句なしの星5!
    かなり好みの小説に出会えた!

    きっかけはひろゆきがおすすめしているショートが流れてきたから。
    殺戮にいたる病を2周目読まない人に会ったことがないと言ってたので。
    前情報はエログロ一切知らずミステリということだけ。
    夜になんとなく手に取り、気がついたら朝方までかけて一気に読んだ。

    1周目読み終わったばかりで熱が冷めやらない状態ですが、
    読み終わった瞬間、?????誰か助けて???で頭がいっぱいになった。
    解説でもっと解説してください?!ねぇ?!ってなった。
    気持ち的にはイニシエーションラブみたいな衝撃だったけど、
    イニシエーションラブは一周目がわりとただの恋愛小説に感じられ

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    2025年12月20日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    随分前に購入したが、前評判(グロい)から手に取るのを躊躇っていた本作。
    元刑事である樋口
    蒲生稔
    妻の雅子
    3人の視点で物語が構成されている。
    その視点の妙を用いてのトリックが最高峰とも言える叙述ミステリを生み出している
    読み手の心も抉られました。

    0
    2025年12月19日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    本当の愛を見つけるため次々と女性を残忍に殺害したシリアルキラー蒲生稔。
    彼の狂気の軌跡と、息子は犯罪者なのではと訝しみ悩む雅子、被害者の知人であり元刑事の樋口の3人の視点で事件の全貌が語られる。

    愛を得るためにエスカレートしていく殺人の描写も気持ち悪いが、雅子の我が子に対する執着もなんか気持ち悪い。その2人の気持ち悪さのせいか、気をつけて読んできたのに終盤の急展開で『え?どういうこと?誰?』となり、ラストのタネ明かしですっかり騙されていたことを知った時の衝撃…!
    即読み直しでした。

    0
    2025年12月17日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    これは、、別格の一言。
    二度読みミステリの帯にふさわしい内容でした。
    驚嘆。
    信じたくないけど、これが真実だと思わなくてはならない状況。
    解説がまたいい。
    近いうちにまた読まないと!

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    2025年12月13日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    「スゲェ…」これは2度読みした時の感想。
    「2度読みミステリの最高峰」とはピッタリの言葉で、どんなに注意して読んでいても騙され、最後のどんでん返しで唸る。
    サイコホラー感が強いが、ミステリ好きなら絶対に読んだ方がいい!

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    2025年12月11日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    エピローグで犯人が捕まるところから始まる。

    逮捕に至るまでを犯人・息子が犯人ではと疑う母親・元刑事の3人の視点で進んでいく。
    個人的には、覚悟していたグロさは意外と平気で、それよりも犯人の性的嗜好の方が気持ち悪かった。
    そして最後の1ページで今まで見てきたものが覆る衝撃!
    とても面白かった。
    グロさに耐性があればぜひおすすめしたい。

    0
    2025年12月11日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    ネタバレ

    元刑事の樋口
    シリアルキラーの蒲生稔
    蒲生稔の親族である雅子

    三者の視点で語られる物語

    樋口は世話になった人を殺され
    稔は死体にしか興奮しない性癖を持ち
    雅子は家族(息子)がシリアルキラーではないか?と疑う

    ラスト一文で全て覆されるどんでん返し

    雅子の息子は蒲生真一という名前で
    稔は雅子の夫

    息子がシリアルキラーだと思い込む雅子の視点が
    読み手を誘導し、最後に引っ掛けていく。

    0
    2025年12月07日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    評価が高く内容を知らないまま読んだ
    エログロイが過ぎて読み始めは内容が頭に入って来なかった_:(´ཀ`」 ∠):
    皆さんの評価をさらっと覗き見したら
    おぉ〜皆同じ、思って頑張って読み進めた。叙述トリック小説

    恥ずかしいながら、叙述(じょじゅつ)と言う言葉を知らなかった。
    →わざと読者の誤解に導く

    見事に騙されてしまった。
    最後の終わりに気持ち悪さが増した。
    面白いと言うより強烈だった!!

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    2025年12月06日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    ・否応なく波打つ何を読まされてるんだ感
    ・読むべきミステリーとしてよく紹介されている事情、終始繰り広げられる凶行の描写のジャンルおよび濃度、時代背景的社会派的通底概念がそれぞれ別個に同じくらい重く鋭いパンチを放つじわじわ読後感
    ・二度読み推奨

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    2025年12月06日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    夢中で読んだ。最後のページでやられたー!叙述トリックの本だいすき。
    でもほんとにこの話キモくて良い。キモっ…て言いながら読んだ。おもしろかった。

    0
    2025年12月04日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    グロくてエロくて気味が悪い

    でも、まんまと叙述トリックに引っかかってしまった。

    思い返せば色々な伏線があったから、もう一度読めばもっと理解ができると思うけど、すぐにもう一度読み返すほどのエネルギーはもう残っていない。

    0
    2025年12月04日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    叙述トリックを初めて体験した作品。エログロに気を取られがちだけど、散りばめられている伏線に気づけた人いるのかなー?とにかく好きです。

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    2025年12月04日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    ネタバレ

    最後の1ページは絶対に読まないほうがいい!圧巻の叙述トリックで、ひっくり返った。

    改めて読み返してみると、雅子が稔さんって呼ぶのも、休講にしてもいいんだっていうのも、何気にお金があるなーって思ってたのも、目撃情報が30代なのも、、、、色々あるけどもうゾッとする。
    これは2回読むの必須って感じ。
    最高に面白かった。

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    2025年12月02日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    殺人事件だけど 読み進めると余り好きな題材ではない強姦殺人…
    最後に出てくる男が誰なのか、登場人物の誤認。これはもう一度読まなければならない!

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    2025年12月07日
  • ●●にいたる病

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    良いアンソロジーだった。グロテスクでホラー味が効いた6つの短編。我孫子氏の「切断」は短編でも揺るぎなかったし、お目当ての背筋氏の「怪談」も期待通り。唯一ハマらなかったのは欲動に至る病くらいで満足な一冊。

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    2025年09月23日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    ネタバレ


    子供向けながらも、大人でも面白いということと、好きな作家が何人か書いていたので読んでみた。面白かった。特に最後の恩田陸のはすごかった…。


    「象の眠る山」田中啓文
    象眠山(ぞうみんやま)というのが出てくるので、象?ガネーシャ?と連想させておいて、正体は昆虫。最後のオチも、もしかしたら寄生されたかも、というもの。
    それでも、UMA的な存在や、横道という解説キャラが出てくるので面白かった。横道が解説して助けてくれる、便利すぎるキャラ。

    「とりかえっこ」木犀あこ
    人頭(じんとう)という怪異。出現条件がピンポイントすぎる。何か元ネタがあるのか?50.65センチというのは人の肩幅?何から来てるんだ

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    2025年08月28日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    恩田さんの秀逸。
    「象の眠る山」田中啓文
    「とりかえっこ」木犀あこ
    「誕生日のお祝い」田中哲弥
    「おぼえているかい?」黒木あるじ
    「能面男」恒川光太郎
    「爪に関するいやな話」牧野修
    「骨もよう」篠たまき
    「猫屋敷に気をつけて」我孫子武丸
    「六年一組の学級日誌」恩田陸

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    2025年08月13日
  • 修羅の家

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    晴男は、優子という女に殺人の瞬間を目撃されてしまうが、なぜか彼女は晴男を自分の家へ招き入れる。しかし、そこに広がっていたのは、家族が家族を痛めつけ、優子のためだけに金を稼ぐという、まるで地獄のような光景だった。

    『殺戮にいたる病』の我孫子武丸による作品。読む前から一筋縄ではいかないだろうと覚悟していたが、想像以上に容赦のない内容だった。

    まず、怖い。怖すぎる。エロからグロまで描写に抜かりがないのはいつも通りだが、それ以上に、家庭の中で繰り広げられる「倫理の外側」の出来事に血の気が引いてしまう。どうしてそんなことをさせるのか、どこからそんな発想が出てくるのか、胸を痛めつけられながらも、ページ

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    2025年08月13日
  • 弥勒の掌

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    これはすごい。

    視点の切り替えが、ただの「二人の主人公の話」以上の意味を持ち、巧みに行われている。

    また、登場人物の薄ら気持ち悪い内心の描写は克明。
    犯罪ではないのに、自分勝手で、「有害な男らしさ」をはらんでいる。
    それが行動に直結はしないだけにリアルに感じてしまう。(自分が普段しない思考であるので、リアルであると断ずるのは避ける。)

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    2025年07月01日
  • 狼と兎のゲーム

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    自分まで追われている気持ちになってくる。息苦しくて身体が強張って心臓が縮み上がりそうだった。
    ふたりの小学生の性格や言動が、育った環境を如実に表していてつらかった。心の中でほんの小さく「ん?」って思った部分がガッツリ回収されて素晴らしかった。

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    2025年06月19日