我孫子武丸のレビュー一覧

  • 新装版 殺戮にいたる病

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    ネタバレ

    元刑事の樋口
    シリアルキラーの蒲生稔
    蒲生稔の親族である雅子

    三者の視点で語られる物語

    樋口は世話になった人を殺され
    稔は死体にしか興奮しない性癖を持ち
    雅子は家族(息子)がシリアルキラーではないか?と疑う

    ラスト一文で全て覆されるどんでん返し

    雅子の息子は蒲生真一という名前で
    稔は雅子の夫

    息子がシリアルキラーだと思い込む雅子の視点が
    読み手を誘導し、最後に引っ掛けていく。

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    2025年12月07日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    評価が高く内容を知らないまま読んだ
    エログロイが過ぎて読み始めは内容が頭に入って来なかった_:(´ཀ`」 ∠):
    皆さんの評価をさらっと覗き見したら
    おぉ〜皆同じ、思って頑張って読み進めた。叙述トリック小説

    恥ずかしいながら、叙述(じょじゅつ)と言う言葉を知らなかった。
    →わざと読者の誤解に導く

    見事に騙されてしまった。
    最後の終わりに気持ち悪さが増した。
    面白いと言うより強烈だった!!

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    2025年12月06日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    ・否応なく波打つ何を読まされてるんだ感
    ・読むべきミステリーとしてよく紹介されている事情、終始繰り広げられる凶行の描写のジャンルおよび濃度、時代背景的社会派的通底概念がそれぞれ別個に同じくらい重く鋭いパンチを放つじわじわ読後感
    ・二度読み推奨

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    2025年12月06日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    夢中で読んだ。最後のページでやられたー!叙述トリックの本だいすき。
    でもほんとにこの話キモくて良い。キモっ…て言いながら読んだ。おもしろかった。

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    2025年12月04日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    グロくてエロくて気味が悪い

    でも、まんまと叙述トリックに引っかかってしまった。

    思い返せば色々な伏線があったから、もう一度読めばもっと理解ができると思うけど、すぐにもう一度読み返すほどのエネルギーはもう残っていない。

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    2025年12月04日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    叙述トリックを初めて体験した作品。エログロに気を取られがちだけど、散りばめられている伏線に気づけた人いるのかなー?とにかく好きです。

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    2025年12月04日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    ネタバレ

    最後の1ページは絶対に読まないほうがいい!圧巻の叙述トリックで、ひっくり返った。

    改めて読み返してみると、雅子が稔さんって呼ぶのも、休講にしてもいいんだっていうのも、何気にお金があるなーって思ってたのも、目撃情報が30代なのも、、、、色々あるけどもうゾッとする。
    これは2回読むの必須って感じ。
    最高に面白かった。

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    2025年12月02日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    あんまり好みでは無いけど、叙述トリックが巧みすぎたから星5!
    そのスゴさを誰かに語りたいけど人におすすめできるような内容じゃない!どうすればいいんだああああ

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    2025年12月02日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    殺人事件だけど 読み進めると余り好きな題材ではない強姦殺人…
    最後に出てくる男が誰なのか、登場人物の誤認。これはもう一度読まなければならない!

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    2025年12月07日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    叙述トリックと呼ばれるものにまんまと引っかかった。はじめてこのトリックにわたしはかけられたために、呆然としたがミステリー小説の面白さの虜になりそうだ。残虐な殺害シーンに気を取られ、人物関係に関心を向ける意識を失念していた。どんどんミステリー小説を読みたいと思った。

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    2025年11月09日
  • ●●にいたる病

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    良いアンソロジーだった。グロテスクでホラー味が効いた6つの短編。我孫子氏の「切断」は短編でも揺るぎなかったし、お目当ての背筋氏の「怪談」も期待通り。唯一ハマらなかったのは欲動に至る病くらいで満足な一冊。

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    2025年09月23日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    ネタバレ


    子供向けながらも、大人でも面白いということと、好きな作家が何人か書いていたので読んでみた。面白かった。特に最後の恩田陸のはすごかった…。


    「象の眠る山」田中啓文
    象眠山(ぞうみんやま)というのが出てくるので、象?ガネーシャ?と連想させておいて、正体は昆虫。最後のオチも、もしかしたら寄生されたかも、というもの。
    それでも、UMA的な存在や、横道という解説キャラが出てくるので面白かった。横道が解説して助けてくれる、便利すぎるキャラ。

    「とりかえっこ」木犀あこ
    人頭(じんとう)という怪異。出現条件がピンポイントすぎる。何か元ネタがあるのか?50.65センチというのは人の肩幅?何から来てるんだ

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    2025年08月28日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

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    恩田さんの秀逸。
    「象の眠る山」田中啓文
    「とりかえっこ」木犀あこ
    「誕生日のお祝い」田中哲弥
    「おぼえているかい?」黒木あるじ
    「能面男」恒川光太郎
    「爪に関するいやな話」牧野修
    「骨もよう」篠たまき
    「猫屋敷に気をつけて」我孫子武丸
    「六年一組の学級日誌」恩田陸

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    2025年08月13日
  • 修羅の家

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    晴男は、優子という女に殺人の瞬間を目撃されてしまうが、なぜか彼女は晴男を自分の家へ招き入れる。しかし、そこに広がっていたのは、家族が家族を痛めつけ、優子のためだけに金を稼ぐという、まるで地獄のような光景だった。

    『殺戮にいたる病』の我孫子武丸による作品。読む前から一筋縄ではいかないだろうと覚悟していたが、想像以上に容赦のない内容だった。

    まず、怖い。怖すぎる。エロからグロまで描写に抜かりがないのはいつも通りだが、それ以上に、家庭の中で繰り広げられる「倫理の外側」の出来事に血の気が引いてしまう。どうしてそんなことをさせるのか、どこからそんな発想が出てくるのか、胸を痛めつけられながらも、ページ

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    2025年08月13日
  • 弥勒の掌

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    これはすごい。

    視点の切り替えが、ただの「二人の主人公の話」以上の意味を持ち、巧みに行われている。

    また、登場人物の薄ら気持ち悪い内心の描写は克明。
    犯罪ではないのに、自分勝手で、「有害な男らしさ」をはらんでいる。
    それが行動に直結はしないだけにリアルに感じてしまう。(自分が普段しない思考であるので、リアルであると断ずるのは避ける。)

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    2025年07月01日
  • 狼と兎のゲーム

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    自分まで追われている気持ちになってくる。息苦しくて身体が強張って心臓が縮み上がりそうだった。
    ふたりの小学生の性格や言動が、育った環境を如実に表していてつらかった。心の中でほんの小さく「ん?」って思った部分がガッツリ回収されて素晴らしかった。

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    2025年06月19日
  • 新装版 殺戮にいたる病

    匿名

    購入済み

    完全にやられた。
    最後の文章を読んでも「ん?どゆこと?」ってなったけど解説を見て理解した。
    叙述トリックというものの恐ろしさに気付かされました。

    #ドキドキハラハラ #怖い

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    2025年05月13日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    我孫子先生、、天才では、、
    叙述トリックを警戒していたのに
    エピローグからまんまと前提を固められ
    本当に最後でひっくり返された。
    稔、、あんた、、雅子、、あんた、、状態。苦笑

    世の中には本当に理解できない
    "癖(へき)"が存在するんだなぁ。

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    2025年11月15日
  • 修羅の家

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    ネタバレ

    最初の1行からサクサクと読み進められてしまう、、そして後半の引き込まれて具合がハンパない。さすが武丸さん、、晴男?ハルオ?時間軸どうなってる、、?もう1回読みたい!!

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    2025年01月13日
  • 7人の名探偵

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    新本格ミステリ30周年記念アンソロジー。ミステリを象徴する「名探偵」たちが登場する。特に、麻耶雄嵩「水曜日と金曜日が嫌い -大鏡家殺人事件-」、有栖川有栖「船長が死んだ夜」、法月綸太郎「あべこべの遺書」は、それぞれ名探偵のメルカトル鮎、火村英生、法月綸太郎が登場する、とても良い作品。また、山口雅也「毒饅頭怖い 推理の一問題」は、落語をテーマにした作品で、かつ最後のサプライズに驚かされた。

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    2024年11月30日