我孫子武丸のレビュー一覧

  • それはそれはよく燃えた

    Posted by ブクログ

    タイトル『それはそれはよく燃えた』の1文から始まるショートショート集。

    ネットの炎上、恋心、火事など、こんなものまで「燃える」のかと思える作家25人の25作を1冊の本で読めるのはとても贅沢。

    でも後味は25作25様で、ほっこり甘いものもあれば苦々しいもの、ざらっと心地悪いものなど本当にさまざま。

    クイズノックのファンなので河村拓哉さん目当てでこのシリーズを読み始めたが、矢樹純さん、三津田信三さんなど、このシリーズは毎回新しい作家さんと出会えて、読書の幅が広がって嬉しい

    私は総じてホラーが好きなので、今回の『それはそれはよく燃えた』はぞくっとする話が多くて、とても好み。不穏で悲しくて残酷

    0
    2026年01月02日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ


    子供向けながらも、大人でも面白いということと、好きな作家が何人か書いていたので読んでみた。面白かった。特に最後の恩田陸のはすごかった…。


    「象の眠る山」田中啓文
    象眠山(ぞうみんやま)というのが出てくるので、象?ガネーシャ?と連想させておいて、正体は昆虫。最後のオチも、もしかしたら寄生されたかも、というもの。
    それでも、UMA的な存在や、横道という解説キャラが出てくるので面白かった。横道が解説して助けてくれる、便利すぎるキャラ。

    「とりかえっこ」木犀あこ
    人頭(じんとう)という怪異。出現条件がピンポイントすぎる。何か元ネタがあるのか?50.65センチというのは人の肩幅?何から来てるんだ

    0
    2025年08月28日
  • こわい話の時間です 六年一組の学級日誌

    Posted by ブクログ

    恩田さんの秀逸。
    「象の眠る山」田中啓文
    「とりかえっこ」木犀あこ
    「誕生日のお祝い」田中哲弥
    「おぼえているかい?」黒木あるじ
    「能面男」恒川光太郎
    「爪に関するいやな話」牧野修
    「骨もよう」篠たまき
    「猫屋敷に気をつけて」我孫子武丸
    「六年一組の学級日誌」恩田陸

    0
    2025年08月13日
  • 修羅の家

    Posted by ブクログ

    晴男は、優子という女に殺人の瞬間を目撃されてしまうが、なぜか彼女は晴男を自分の家へ招き入れる。しかし、そこに広がっていたのは、家族が家族を痛めつけ、優子のためだけに金を稼ぐという、まるで地獄のような光景だった。

    『殺戮にいたる病』の我孫子武丸による作品。読む前から一筋縄ではいかないだろうと覚悟していたが、想像以上に容赦のない内容だった。

    まず、怖い。怖すぎる。エロからグロまで描写に抜かりがないのはいつも通りだが、それ以上に、家庭の中で繰り広げられる「倫理の外側」の出来事に血の気が引いてしまう。どうしてそんなことをさせるのか、どこからそんな発想が出てくるのか、胸を痛めつけられながらも、ページ

    0
    2025年08月13日
  • 弥勒の掌

    Posted by ブクログ

    これはすごい。

    視点の切り替えが、ただの「二人の主人公の話」以上の意味を持ち、巧みに行われている。

    また、登場人物の薄ら気持ち悪い内心の描写は克明。
    犯罪ではないのに、自分勝手で、「有害な男らしさ」をはらんでいる。
    それが行動に直結はしないだけにリアルに感じてしまう。(自分が普段しない思考であるので、リアルであると断ずるのは避ける。)

    0
    2025年07月01日
  • 狼と兎のゲーム

    Posted by ブクログ

    自分まで追われている気持ちになってくる。息苦しくて身体が強張って心臓が縮み上がりそうだった。
    ふたりの小学生の性格や言動が、育った環境を如実に表していてつらかった。心の中でほんの小さく「ん?」って思った部分がガッツリ回収されて素晴らしかった。

    0
    2025年06月19日
  • 新装版 殺戮にいたる病

    匿名

    購入済み

    完全にやられた。
    最後の文章を読んでも「ん?どゆこと?」ってなったけど解説を見て理解した。
    叙述トリックというものの恐ろしさに気付かされました。

    #怖い #ドキドキハラハラ

    0
    2025年05月13日
  • 修羅の家

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最初の1行からサクサクと読み進められてしまう、、そして後半の引き込まれて具合がハンパない。さすが武丸さん、、晴男?ハルオ?時間軸どうなってる、、?もう1回読みたい!!

    0
    2025年01月13日
  • 新装版 殺戮にいたる病

    購入済み

    おもしろい!!

    グロテスクな描写も多いけど全体的に読みやすい!初め読んだときより2度目、3度目の方が面白い作品。出会えてよかった!

    #ダーク #ドキドキハラハラ #怖い

    0
    2024年11月24日
  • 推理の時間です

    Posted by ブクログ

    これめちゃくちゃ面白いです!
    有名な6名の作家さんがそれぞれ短編で
    ミステリーを書いていますが、
    それだけではなく、別の作品の推理をしています。
    推理小説の3つの謎である、
    【フーダニット】…誰が
    【ホワイダニット】…動機は
    【ハウダニット】…どうやって
    が問われた作品がそれぞれ2作ずつ楽しめます。

    問題編、解答編、推理編で大きく章が分かれていますが、おすすめの読み方は
    まず問題編を読んで自分で推理した後に
    推理編を読んで、最後に解答編に行く読み方です。

    ほとんどの作家さんが正解していて、
    さすがとしか言えないです。
    中には「全然わかんない~!けどこうかな~」みたいな人間味のある解答もあっ

    0
    2024年05月16日
  • 推理の時間です

    Posted by ブクログ

    私は、方丈さんが大好きなので、この本も方丈さん目当てで購入。
    方丈さんの話し、面白かった。一応、推理を試みたが、撃沈です。一応、全ての作家さんで推理を試みたのですが、難しかった。
    推理編での作家さんの推理を見て、凄いと圧倒された。

    方丈さん以外、今まで読んだ事ない人ばかりで楽しめました。方丈さん以外の方だと、特に、北川さんと法月さんが面白かったです。

    0
    2024年05月05日
  • 修羅の家

    Posted by ブクログ

    物語に引き込まれて2.5時間で読破。
    残酷な描写と作中の人物の心情がわかりやすく、サクサク読めました。

    暴力と洗脳怖すぎる!!

    ただラストが意外と尻窄みとご都合主義ありですが、全体としては素晴らしかったと思います。

    0
    2024年02月26日
  • 新装版 殺戮にいたる病

    匿名

    購入済み

    正直こんなに驚かせられるとは思ってなかったです
    終盤の充実感が凄くて、それまでのグロテスクな描写や吐き気を催すような行動みたいなものを全て吹き飛ばすぐらいの感覚に包まれていました
    これは人に勧めたくなる1冊です(それでもきついとこはきついですが)

    0
    2024年02月15日
  • 新装版 殺戮にいたる病

    購入済み

    ひろゆきオススメ

    なんとなくグロミステリーかなぁと思って読んでいたら、まさかのラスト1ページでひっくり返す作品です。主観、思い込みの怖さをしりました。もう一度読みたいかと聞かれれば、確認のため読んでみたです。

    #怖い

    0
    2023年12月20日
  • 新装版 殺戮にいたる病

    ネタバレ 購入済み

    だまされた

    最後の最後に、判明するトリックに驚き。
    仕掛けを感じさせない展開で、素直に読み進めていたら
    最後に、ドッキリを食らってしまった。

    #怖い #ドキドキハラハラ #ダーク

    0
    2023年09月14日
  • 残心 凜の弦音

    Posted by ブクログ

    凛の弦音の続刊。
    弓道の描写がすごく綺麗で、実際になさっているのもあってリアリティもある。それだけでもう星4くらい。
    さらにスランプというテーマ。
    側から見たら大したこと無かったりすることでも本人にとっては絶望なことってあるあるだと思う。
    それを書けるのがすごいなと思った。
    次の刊も期待。
    ちなみに、ミステリーではなく青春小説です。

    0
    2023年06月05日
  • 弥勒の掌

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    最後が駆け足だったのと、蛯原はともかく辻が殺人を隠せていたのが現実味なくてう〜んという感じ
    トリックは殺戮にいたる病と同様、叙述トリックのどんでん返しですごくおもしろかった!!
    インタビューは全部読まなかったけど、他の作品を読んだらちゃんと読みたい
    自分で推理しながら読めるようになったらもっと楽しいんだろうな〜

    0
    2023年04月28日
  • 新装版 殺戮にいたる病

    ネタバレ 購入済み

    傑作

    叙述トリックの代表として名高い作品。
    今読んでもその作りの見事さは十分楽しめるが、実際の殺人事件をモチーフに書かれ、
    その事件からそんなに時間の経っていないころに書かれているので、当時読んだ人たちには
    また違った感想と驚きがあっただろうと思われる。

    0
    2023年03月29日
  • 0の殺人

    Posted by ブクログ

     速見三兄妹シリーズ第二作目です。今回は最初に犯人が提示されます。それから色んな事件が起こりますが、最後には「巧くやられた!」と驚嘆の声を上げる事に。前作の『8の殺人』に肩透かしを食った人にも安心してお薦め出来ます。読み終えた時にタイトルの意味を知る事に...

    0
    2023年12月02日
  • メビウスの殺人

    Posted by ブクログ

     速見三兄妹シリーズの第三作目です。今回は無差別殺人事件です。濃いキャラクターのどたばたギャグは健在。
     作者の我孫子武丸氏は、この作品を書いているうちに『殺戮にいたる病』を思いついたそうです。
     明るい『メビウスの殺人』に暗い『殺戮にいたる病』と、明るさは全く違いますが、そういえば似た雰囲気を持っていると思います。『殺戮にいたる病』を読んだ人には、『メビウスの殺人』のどたばたギャグのノリに吃驚すると思います。逆に『メビウスの殺人』を読んだ人には、『殺戮にいたる病』のスプラッターな描写の数々に戦慄を覚えると思います。
     『殺戮にいたる病』は「我孫子武丸の最高傑作」と評価と人気が高いです。どちら

    0
    2023年12月02日