我孫子武丸のレビュー一覧

  • 7人の名探偵

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    「十角館の殺人」刊行から三十周年を記念して出版されたアンソロジー。7人の作家さんが「名探偵」をテーマに本格ミステリを書き下ろした短編集の文庫本。

    ・水曜日と金曜日が嫌い ー大鏡家殺人事件ー 麻耶雄嵩
    →ミステリ作家の主人公が、探偵メルカトルに頼まれた用事の帰りに迷い、大鏡家の邸宅に助けを乞う。休ませてもろてると殺人事件が起きて…。建物の感じとか登場人物の名前とか、どことなく洋風ちっく。鳥を観察するヒュッテ?とか、サラマンダーが〜とか。でも探偵が出てきたらすぐ解決した、すごい…

    ・毒饅頭怖い 推理の一問題 山口雅也
    →落語のまんじゅうこわい、の話が最初に語られ、その後後日談的なスト

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    2025年02月26日
  • 新装版 殺戮にいたる病

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    読む者の想像力を試し、価値観を揺さぶり、読後に言葉を失わせる――そんな“異質で鮮烈な体験”をもたらすサイコ・サスペンスです。

    とにかく読後の衝撃が圧倒的で、「騙された」と気づいた瞬間、今まで読んできたすべての描写が別の意味を帯びて浮かび上がってくる。文章そのものはフェアで淡々としているのに、読者の“読み方”が巧妙にコントロールされていて、結末で地面が抜け落ちるような感覚に陥ります。

    ただグロテスクなだけの作品ではなく、「人間の異常とは何か」「心の闇はどこから来るのか」といった問いを深く内包しているのがこの作品の本質。恐怖と不快感と共に、ある種の美学すら感じさせる構成に、我孫子武丸の技巧が光

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    2025年12月23日
  • 裁く眼

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    我孫子武丸の長篇ミステリ作品『裁く眼』を読みました。
    我孫子武丸の作品は昨年3月に読んだ『探偵映画』以来ですね。

    -----story-------------
    法廷画家が描いたその絵は危険すぎる――。
    美人被告人は残忍な殺人鬼か、それとも聖女なのか?

    漫画家になりそこね、路上で似顔絵を描いて生計をたてていた袴田鉄雄。
    ある日、テレビ局からの急な依頼を受け、連続殺人事件裁判の「法廷画」を描くことに。
    注文通り仕上げた絵が無事に放送に使われた直後、何者かに襲われて怪我を負う。
    鉄雄の絵には一体なにが描かれていたのだろうか?
    容疑者の美人被告人は残忍な殺人鬼なのか、それとも聖女なのか?
    頭の回

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    2024年12月30日
  • 0の殺人

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    殺戮にいたる病と同じ作者でビックリしました。
    あとがきの清涼飲料水が110円って時の流れを感じます。
    本編は今読んでも遜色ないし、サクッと読めてコミカルで面白かったです。

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    2024年11月11日
  • 凜(りん)の弦音(つるね)

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     弓道一筋な女子高生・篠崎凛が身の回りで起こった事件を解決するミステリーでもあり、他者との弓道の心構えや友情に悩みながらも真摯に向き合う青春小説でもあってそれぞれの面白さがあった。青春×ミステリー作品が読みたい人にお勧め。

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    2024年11月07日
  • 修羅の家

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    我孫子さんの小説はかなりきつい表現や胸糞悪い場面が多く、とても好きとは言えないが続きが気になり一気読みしてしまった。面白かったが読み返したいとは思わないが、我孫子さんの小説でしか得られない体験が出来るので良かったです。

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    2024年10月01日
  • 推理の時間です

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    謎解き挑戦ミステリーアンソロジー。いわゆる「犯人当て」なのですが、当てるのは犯人だけとは限りません。フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットの三種類が各二作品ずつ。どれもこれも難問ぞろいでした……。
    とりあえず解答にたどり着けたのは法月綸太郎「被疑者死亡により」と田中啓文「ペリーの墓」。でもどちらも辛うじて核心部分は当てたと言えるものの、細部などは詰め切れませんでした。手掛かり部分等はわりと分かりやすいほうではあったと思いますが、決して簡単というわけではありません。
    謎が魅力的だったのは我孫子武丸「幼すぎる目撃者」。ホワイダニットって謎を作る方も解く方も一番大変なのではと思います。そんな中で

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    2024年08月31日
  • 修羅の家

    匿名

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    ずっと嫌な気もち

    物語のスタートはなかなか強烈で、嫌悪感を抱きました。自分なら、と想像してしまい、気もち悪くなりました。
    後半では、あれ?この晴男ってどの晴男?と無駄に深読みしてしまいました。
    結末は好みが分かれそうですが、私は好きでした。
    何かあったら嫌だなぁと最後の最後まで心配しましたが、ひとまずほっとできて良かったです。

    #ダーク #ドキドキハラハラ #怖い

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    2024年08月27日
  • 新装版 殺戮にいたる病

    匿名

    購入済み

    あらすじも前情報をほとんどいれずに読んだんですがこれまで読んできたどんでん返し系ミステリー小説と明らかに違うのが異様なまでに多い性描写。
    私は文字だけならグロテスクとは全く思わなかったですが性描写やグロテスクな表現が苦手な人は注意。
    最後のどんでん返しはお見事でした!

    #ドキドキハラハラ #ダーク #タメになる

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    2024年08月12日
  • 凜(りん)の弦音(つるね)

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    青春短編ミステリー最後少し恋愛?というのが一番近い表現かな。経験者のほうが圧倒的に楽しめる作品だとは思うけど、高校スポーツとしての弓道と生涯競技としての弓道の考え方の違いから学ぶことは多い。

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    2024年07月27日
  • 修羅の家

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    らしさ全開。読みやすさ抜群。
    殺戮に至る病には届かないが、我孫子作品の中ではかなり上位に入るくらい良かった。

    なんかかまいたちの夜から我孫子武丸作品に入ったからか。登場人物がどんな表情をしてるとか、どんなキャラクターなのかをあまり深く考えなくても良いんだ。と錯覚させられる。強制的に全員半透明の影でイメージできるのが読みやすさの秘訣なのかも。

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    2024年06月21日
  • 新装版 殺戮にいたる病

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    気づけなくて悔しい

    かなり注意深く読んでいたが、「稔の年齢が結構上...?でも大学生の妹と年子だから違うか...?」止まりで真相には気づけなかった。
    グロ描写がキツいけどミステリー好きには薦めたい一冊。

    #怖い #ドキドキハラハラ #ダーク

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    2024年06月11日
  • 修羅の家

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    な〜んでこの人の文章はこんなにすらすらと読めるんだろうなあ。それでいて情景描写がわかりやすい。グロいシーンも鮮明に!
    ストーカー気質チー牛男の思想の歪みに対する解像度が高くて笑った。

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    2024年06月05日
  • 推理の時間です

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    フーダニット、ホワイダニット、ハウダニットをテーマに各2作品ずつ取り上げた短編ミステリー。解決するのは読者である私達。巻末には各作家が他作品をどの様に推理したかも書かれていて楽しい試み。私自身は推理は到底及ばず、さっさと袋とじの解決編へと読み進めた。楽しめた。

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    2024年05月13日
  • 新装版 殺戮にいたる病

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    叙述トリックの最高峰

    恥ずかしながらミステリー初心者の私は、「叙述トリックって何?」という無知さでこの本を読んだ。
    しかし最後の一行を読んで、叙述トリックとはこういうものか…と知らされた。
    最後の一行で今までの内容全部がひっくり返って、「え!?なに!?どういうこと!?」と大パニックになった。
    こんなに心臓がドキドキした小説は初めてだった。
    言われてみれば違和感は所々にあったが、その違和感なんて些細なことと思うほどの、残酷で異常な描写に騙されていた。

    #ダーク #ドキドキハラハラ #怖い

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    2024年04月11日
  • 弥勒の掌

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    我孫子武丸先生の3作品目を読みました。
    最終章の数行を読んだ時の衝撃が凄かったです。
    謎の新興宗教を刑事と教師が追うこの結末は、もうかなりビックリですね。

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    2024年03月24日
  • 修羅の家

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    描写がきついけど、止まらなくなり早く読み終えた。
    夢にまで小説の内容が出てきたくらいなかなか衝撃的な内容だった。

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    2024年03月20日
  • 狼と兎のゲーム

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    非常に恐ろしい内容ではあるが、読む手が止まらないという点でも評価。
    小学生が主人公なので多少ヤキモキする場面があるのも含めてのストーリーなのかなと。

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    2024年03月06日
  • 推理の時間です

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    誰が、どうやって、何故の3つのテーマで2篇づつ短編があり、解答は最後に纏まっているという面白い形式の本。
    読者への挑戦ということで読み進めながら考えたけど、わかったものはひとつもなく。
    巻末に作家の方々の推理があるのだけど、さすがきちんと読み取ってるなと思うものも、裏を読みすぎたような推理もあって面白かった。
    作家さんなら軽々といてくるのかと思ったから面白い結果だった。

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    2024年02月29日
  • 弥勒の掌

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    ネタバレ

    マジでやられたミステリ リスト作品

    著者の代表作のいくつかは遠い昔に読んだはず
    記憶にないので、たぶん再読

    人物姓名誤認、信用できない語り手(地の文?)の二つがメイントリックということになるのかな

    宗教団体の正体、情報収集していた手口
    今読むとだいぶ色褪せた時代感はあるけど、交互パートの構成は読みやすく軽い文量も良かった

    やられたのは間違いないけど、あっさりした読後感

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    2024年02月20日