我孫子武丸のレビュー一覧

  • 新装版 殺戮にいたる病
    前々から気になっていた作品

    序盤からグロい描写が盛りだくさんです
    そのなかで、なんか微妙な違和感が続いていきます。自分が思っている人物と、ここに書かれている人は別人なんじゃないのか?と。

    ラストまで読み切った時に出た言葉は
    「マジか…」
    すごい作品でした
  • 新装版 殺戮にいたる病
    殺人犯蒲生稔。
    息子が殺人犯ではないかと疑いを深めていく主婦雅子。
    刑事を定年退職し、妻を乳がんで亡くし抜け殻のような日々を明るく樋口。
    3人の視点で物語は進んでいく。

    稔は気に入った女子大生をホテルに誘い殺害、死姦してから、これこそ真実の愛である、女は男を一方的に受け入れ何も動かず声も発せず…。...続きを読む
  • 新装版 殺戮にいたる病
    途中までは、あ〜こういう系ね、と。
    最後の章で、えーー!嘘だ!と、ひっくり返りました。
    それからもう一回再読。
    あ、あぁ確かに…どうして気づかなかったんだろう、と思いました。
    面白かったです。
  • 新装版 殺戮にいたる病
    私にとって初めて読んだ叙述トリックでした。

    最後の最後にあるトリックに驚き、感動したのを今でも覚えています。時代背景は昭和なので、今読むと少し古く感じるかもしれませんが、新鮮な驚きを感じられます。
  • 新装版 殺戮にいたる病
    殺害方法の描写が詳細。
    文章的にはさらさら読める。

    時代背景が昭和なので、現代とは結構違う。
    何故かあぶないデカを思い出す。
    どこでもタバコが吸えた時代の、歓楽街や駅の煙っぽい感じ。

    違和感なく読めるせいでオチまでトリックに気付かなかった。
    よくよく読み返すと、ちらちらとヒントがあって驚く。
    ...続きを読む
  • 新装版 殺戮にいたる病
    面白かった
    序盤から中盤にかけてはえぐい描写が目立って、読む手が止まることもままあった
    だが、後半にかけてはさほど気にならず、どうなっていくのか気になる一心で読めた
    最終読み終わったときは一瞬、ん?ってなったが、ああそういうことかってなってからは先の描写に戻ったり、考察に行ったりして伏線を探した。元...続きを読む
  • 新装版 殺戮にいたる病
    最後のどんでん返しは、ん??って一回で理解できなかったけど、解説とか読んで理解できたし、とても巧妙に作られてて、作者に騙された感があって楽しめた。
  • 新装版 殺戮にいたる病
    書店で見かけていたが、タイトルが怖くて読むのを躊躇っていた本。

    事前情報は何も無しに読んだ。

    途中やっぱり怖くて、買わなければ良かった、、、。
    と思っていた。

    しかし中盤以降はそういった描写もなく、ただただ読み耽った。

    読み終わった後は・・・。
    速攻で、稔と雅子の話だけを読み返さなければなら...続きを読む
  • 新装版 殺戮にいたる病

    叙述トリックの最高峰

    恥ずかしながらミステリー初心者の私は、「叙述トリックって何?」という無知さでこの本を読んだ。
    しかし最後の一行を読んで、叙述トリックとはこういうものか…と知らされた。
    最後の一行で今までの内容全部がひっくり返って、「え!?なに!?どういうこと!?」と大パニックになった。
    こんなに心臓がドキドキした小...続きを読む
  • 新装版 殺戮にいたる病
    最後のページを読み終わった時、「ん?!」と声が出た。

    途中、痛々しい生々しい表現が多く読むのを躊躇ってしまうシーンが折々あったが、最後まで読み切ってよかった。

    まさか、まさかのトリックでした。

    この本は2回読みたい。
  • 新装版 殺戮にいたる病
    4.5

    叙述トリックものと知らないで読んだ為、最終ページで呆然としてしまった。
    何回も飛び飛びに戻っては読み返しています。
  • 新装版 殺戮にいたる病
    多くの人が

    えっ!

    となるだろうラストが秀逸。
    意外な結末なんですが、振り返ってみれば伏線が散りばめられていて納得ができる。
    読んでいる最中に感じていた違和感にアンサーが返ってきて、気持ちよくすらあった。

    大きな悩みと「自分が止めなきゃ」という責任感を抱えていた息子に興味があります。
    物語的に...続きを読む
  • 新装版 殺戮にいたる病
    タイトルの通り、グロい描写には顔をしかめたくなるが、そこが病の深刻さを際立たせておりよかった。
    ミステリーは好きだけど、推理するのは苦手だなあと。最後のページで???となり解説サイトに頼りました。笑
  • 弥勒の掌
    我孫子武丸先生の3作品目を読みました。
    最終章の数行を読んだ時の衝撃が凄かったです。
    謎の新興宗教を刑事と教師が追うこの結末は、もうかなりビックリですね。
  • 修羅の家
    描写がきついけど、止まらなくなり早く読み終えた。
    夢にまで小説の内容が出てきたくらいなかなか衝撃的な内容だった。
  • 狼と兎のゲーム
    非常に恐ろしい内容ではあるが、読む手が止まらないという点でも評価。
    小学生が主人公なので多少ヤキモキする場面があるのも含めてのストーリーなのかなと。
  • 推理の時間です
    誰が、どうやって、何故の3つのテーマで2篇づつ短編があり、解答は最後に纏まっているという面白い形式の本。
    読者への挑戦ということで読み進めながら考えたけど、わかったものはひとつもなく。
    巻末に作家の方々の推理があるのだけど、さすがきちんと読み取ってるなと思うものも、裏を読みすぎたような推理もあって面...続きを読む
  • 弥勒の掌
    マジでやられたミステリ リスト作品

    著者の代表作のいくつかは遠い昔に読んだはず
    記憶にないので、たぶん再読

    人物姓名誤認、信用できない語り手(地の文?)の二つがメイントリックということになるのかな

    宗教団体の正体、情報収集していた手口
    今読むとだいぶ色褪せた時代感はあるけど、交互パートの構成は...続きを読む
  • 新装版 8の殺人
    すらっと読めた。
    登場人物のノリが合わなかったが、
    ミステリとして大変面白かった。
    スタンダードなミステリ。
  • 修羅の家
    これはこれでいい終わり方なのかもしれない。

    所々に目を背けたくなるシーンはあったけど
    面白かった。
    精神的に追い詰められた人間は怖い。