我孫子武丸のレビュー一覧
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弓道ほとんど知らないけど、やっぱり「道」なんですね。その作法?所作?、興味深かったです。
主人公が視野を広げつつ成長していく様が素敵で、ほんの一振りって具合のミステリー要素も効いていて読後感の良いお話でした。Posted by ブクログ -
我孫子さんの作品はかまいたちの夜から入ってほとんど読んでいるつもりです。
最近の作品は正直設定は面白いけど消化不良みたいなのが多かったのですが、この作品は久しぶりの快作だと思います。
女子高生の視点で描かれているので軽妙ながらもミステリーの部分では引き込まれます。
弓道の面でもスポーツと武道の違い、...続きを読むPosted by ブクログ -
弓道部だった頃を思い出した。高校の頃は不真面目に、大学の頃は真面目に引いていたけど、あの頃に読みたかった本。また弓引きたくなった。Posted by ブクログ
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【収録作品】甲矢と乙矢/弓の道、矢の道/弓と弓巻き/打ち起こし/射詰/射即人生/弦音
何かに真摯に取り組める時間をもてる人は幸せだと思わせてくれる。素直な主人公の成長ぶりが気持ちよく、周囲の大人もちゃんとしていて、読後感が爽やか。Posted by ブクログ -
弓道場での殺人事件を関係者にしかわからない知識でずばっと解決したことから名探偵扱いされる主人公。さすがに刑事事件が続くわけもないが、日常の謎をどんどん解いていくのは気持ち良かった。弓道の所作とか試合展開とか初めて知ることが多く、部活ものとしても面白かった。Posted by ブクログ
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中校一貫の私学で中学から弓道を始めている主人公にシンパシーを感じて読み始めました。
しかし、中高の6年間でやめてしまった自分とは違って、人生を通して弓道と向き合って行こうとする主人公の素朴かつ真摯な姿勢が眩しく、何とも言えない読後感。共感と疎外感の波状攻撃でした。
弓道小説として楽しもと思うと、...続きを読むPosted by ブクログ -
弓道物でミステリとは珍しいなと思い読んでみましたが、そこまでミステリではなかったです。
高校時代弓道をしていたので色々と懐かしい気持ちになりました。作中に出てくる弓具屋さんはきっとあそこだろうな。Posted by ブクログ