我孫子武丸のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これは僕が今まで読んだ小説で一番衝撃を受けた「殺戮にいたる病」を執筆した我孫子武丸さんの小説である。
あらすじはコンビニのフリーターとして働く主人公が住むマンションの向かいに住む美女を家のベランダからカメラで盗撮を繰り返し、我慢できなくなりその美女の家に上がったらなんと…という始まりである。
それだけでなく主人公は主人公で自分の家に…という問題を抱えている。
そこから主に二つの事件を扱う物語である。
正直我孫子武丸さんの本には衝撃的な叙述トリック、生々しいまでに描くグロテスクな犯行内容を期待していたため期待には届かなかったが、4日で読み終われたので面白かったとは思う。 -
Posted by ブクログ
自分自身がやるのは苦手なのに
形式が伴うモノに携わってる人に
憧れがある
弓道もその一つで
出会ってたら
やってみたかったもの
以前
プロで稼げないスポーツをやる人の気持ちがわからない
と発言したしたアスリートがいたけど
それを聞いた時すごくモヤモヤした
好きでやってるものを
稼げる稼げないだけで
価値をきめつけるのか
と
でも
好きなんだから関係ないというだけでも
なんか違くて
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職業にならなくても
何の役にたたなかったとしても
好きなものがあること
打ち込めるものがあることは
「生きる力」
になる
「生きる」ためになるなるものを
持ち続けるのは大事なこと
━━
答えがここに -
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一気に読んでしまいました。
小学生の子供のお話。
どこまで話を膨らませられるのだろうかなどと、思いながら読んでいました。
読み終えた後の余韻にすごく浸っていました。
おもしろいと言う言葉では収まらない、衝撃的な作品でした。 -
Posted by ブクログ
速水三兄弟シリーズの2作目。
警部補である恭三が、一般人である弟の慎二と妹のいちおの推理に頼って真相を究明するという話。
恭三があまりにも人間臭くて、ミステリーでなくユーモア小説を読んでいる感じ。でも、ミステリーとしての骨格は非常にしっかりしている。
ゆる〜いミステリーを読んでもいいな、と思われる方はどうぞ。
20年ちかく前に読んだ作品で、作者から予め、「犯人はこの4人の中から」と限定されている。劇のようで、安心感と楽しさがある。
2021年最後に読んだ本。2021年、いちばんよく聴いたkirinjiの「再会」をかけながら本作を読み、新年を迎えたいと思う。
フォロワーのみなさん、今年 -
購入済み
最期の最期に、、、
一言で言うと、愕然。
どの部分から?、、ただただ、読み終えた後も衝撃が残る作品でした。
読み終えた後、すぐにでも読み返したいと、初めて思った作品でした。
この様な、小説にまた巡り会いたいですね。
ありがとうございました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ法廷画家という、あまり題材にならない職種にスポットが当たっている時点で興味津々。しかも主人公が描くそれは、ある種の人からは絵の見え方・印象が異常に違って見える描写が序盤にあって、リアルものに見せかけて実は特殊能力モノなの?と思わされるなど、そちらの方でも先の内容が気になりました。
また、途中で意外な人物が亡くなるなど意外な展開もあり、ますます読むモチベーションが上昇。
けれど、主人公を襲った犯人は密接に関わる部分が少ない人物だったので「ふーん」程度の印象しか受けませんでした。そこでモチベーションはややトーンダウン。
そしてそのまま主人公の能力に関する推察があってアッサリ終劇。その推察につ -
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久々にヒット
叙述トリックの作品が読みたくてお勧めを検索して行き当たった作品です。
結論から言うと傑作でした。
叙述トリック系のミステリは結構好きで読むのですが今まで読んだ中でもベスト5に入る内容です。
叙述トリック作品の醍醐味はやはり最後のネタバラシだと思いますがこの作品は期待を裏切らない締め方でとても満足しました。