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『弥勒の掌』の著者が贈るユーモア・ハードボイルド。
京都で探偵事務所を営む「私」のもとに久々にやってきた仕事の依頼は、なんと誘拐事件。もっとも、誘拐されたのは家で飼われていたドーベルマンで、つまりは犬の捜索なのだった……。なぜか苦手な動物がらみの依頼ばかり次々に舞い込む探偵の困惑と奮闘を描いた傑作ユーモア・ハードボイルド5篇を収録。探偵は事件解決のため、今日もケモノに立ち向かう!
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Posted by ブクログ 2011年05月02日
表題作の真犯人の異常さと痛いシーンが印象的。ただ収録されている短編の全てに言えることだが、やさしいテイストのエンディングが読後感をさわやかにしてくれる。ペットにまつわるハードボイルド探偵と言うと思い出す作品があるが、こちらはあくまでも巻き込まれという形を取る為、災難集といった感じ。それがエンディン...続きを読む
Posted by ブクログ 2010年06月18日
動物嫌いの探偵の元に舞い込むペットがらみの事件を描いたユーモアハードボイルド集。久し振りの我孫子武丸ですな。僕がミステリにハマる切っ掛けとなる作家の一人なのですが、最近はご無沙汰してました。
ハードボイルドというよりハードボイルドのパロディといった感じかも。最初の中編は読み応えあるものの、後味が悪過...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年03月09日
「狩人は都を駆ける」
京都で探偵事務所を営む私のもとに久々にやってきた仕事の依頼は、なんと誘拐事件の解決。もっとも誘拐されたのは家で飼われていたドーベルマンで、つまりは犬の捜索が仕事なのだった。私は犬も猫も苦手だ!
著者は我孫子武丸。京都大学在籍時、推理小説研究会に所属していた彼は、「8の殺人」...続きを読む
Posted by ブクログ 2011年04月12日
動物嫌いの探偵が、犬猫病院の獣医の紹介で動物に関連した仕事を受けるハードボイルド小説。短編でとても読みやすいけれど、ハードボイルドな文章とは裏腹でコメディタッチな探偵の言動、そしてブラックな結末。コメディなのかハードボイルドなのかどっちつかずな印象。あとがきに、「ディプロトドンティア・マクロプス」と...続きを読む