森絵都のレビュー一覧
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ネタバレ後輩に借りた本。短編集で読みやすいし全部優しい感じの話で良かった。YOASOBIの曲は本を読み終わってから聴いたけどMVともマッチしてて面白いし本と曲2つで楽しめて良かった。はじめて家出したときに読む物語のユーレイが一番印象に残った。辻村深月さんは鏡の弧城の時も思ったけど女の子のいざこざとか心情とかの描写が上手いというかリアルだと思う。ちょっと微ホラーな感じだったしなんとなく次の日の朝がどうなってるか、どういう結末かって想像出来てたんだけどまさかの結末で裏切られて少しクスッときた。あと色違いのトランプも自分の名前が出てきたから印象に残った。曲は色違いのトランプが原作になってるセブンティーンが格
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「うんと高いところまで上りつめていくのよ。そこにはあなたにしか見ることのできない風景があるわ」
この台詞から思い出したのは、
「国宝」ラストシーン。
スポーツ小説というジャンルになるらしい。飛び込みという、マイナー競技の話。
しかし、森絵都さんの手にかかると、
スポーツ小説の枠を大きく超えてくる。
人物の描き方、大会のシーンの緊張感の出し方、無駄のない筆致とユーモア溢れる会話と、見事な構成とバランスだ。
下巻では、
オリンピック代表に内定された要一が、敢えて内定を蹴り、仲間と一緒に最終選考の大会へ挑む。この描き方の上手い事!
飛ぶシーンは書かず、ランキングと得点だけを最後に出す。ここで初 -
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少年はその一瞬を待っていた。
で始まる飛び込みに魅了された少年達のストーリー。天才ダイバーの祖父の血をひく野生児の飛沫。都会っ子でのほほんとした知季。サラブレッドの要一。
鬼コーチの夏陽子。めざすは
ダイビングプール存続をかけたオリンピック!
あさのあつこさんの解説が素晴らしい。
巧みさを気づかせない空恐ろしい作家、とはあさのさんの言葉。
まさしく。
冒頭の一文で心を鷲掴みされ、
グイッと物語の世界に持っていかれ、
登場人物ひとりひとりが生々しく存在する。さらりとそんなことをやってのける作家とは恐ろしい以外の何者でもない。
まだ上巻しか読み終わっていない。
オリンピックに向けて
どう進んで -
Posted by ブクログ
年を重ねるということは、同じ相手に、何回も出会いなおすということだ。会うたびに知らない顔を見せ、人は立体的になる。
印象的な言い回しで1話目は文が閉じられる。
初めて仕事をした時と2回目に仕事をした時では全然印象が異なる「ナリキヨ」さんは、しかし、7年のときを経て、私の目にはどちらの彼もいるように見える。ひとは、ひとと会う時、話す時、きっとそのひとのすべてを一度で知ることはできないんだと思う。2度、3度と回を重ねるごとに印象が変わる場合もあれば、変わらない場合もあって、でも、すべてを知ることはたぶんきっとない。自分自身のことも完璧に分からないように、他者のこともきっと完璧にわかるなんてことは