森絵都のレビュー一覧

  • 出会いなおし

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    とにかくカブの料理を狂気的に論うページが印象深い。。

    カブかどうか食べてみてほしい、報告をしてほしい、正しいカブのサラダを家まで持ってきてほしい…
    なんかすごい執着だな。
    人に対する期待値が高い。
    私は人への期待値が低いから、他人に対してドライだから、そこまで真意を求められないかも。
    それだけ他人への期待値が高いってことは、自分が自分に厳しく、いつでも芯を曲げずに生きてきた証なのかもしれない…
    私なら、疲れてたりコンディションが悪い日は全てがなぁなぁになるし、調子よかったらサービスしたくなるし天気が良いだけで笑顔も多くなるし。それぐらいちょっとのことで左右されて、自分に厳しくできなくて、楽に生きたくなるんだけどな…

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    2026年05月26日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    気持ちよい驚きとあたたかな読後感が味わえる。戦中に青春時代だった女性たちの、戦後の話。でありつつも、作中日光で描かれた日本の女性への暗黙の要求は大して変わっていないとは思う。特に地方では。規範から外れると波風が立って面倒。
    それでも、私たちがその要求に応える必要は、ない。みんなたくましく幸せに生きてくれい。

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    2026年05月24日
  • 出会いなおし

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    短編集で、特に心に残ったのは、「テールライト」輪廻転生のお話。
    一時の出会いの人も、もしかしたら前世で深く愛し合った人かも…あの友達とすぐ意気投合したのは、前世で理解しあった過去があったからかも…。
    などと、このお話を読んで自分が出会ってきた「人」に対して色々妄想が膨らんで楽しかった。

    人は何度も出会いなおす。
    時間を経て同じ人に会っても、違う人のように感じてびっくりしたり、ふと心の中である人を思い出すことも、出会いなおし。

    私がこれから出会う人と、それぞれに良くも悪くも深い感情や深い関わりを持っていこう。人生が濃くなっていきそうで、ワクワクする…そんなふうに感じました。

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    2026年05月09日
  • できない相談 piece of resistance

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    2、3ページの短編がたくさん詰まってる、
    新視点?みたいな感じでくすっと笑える話もたくさんで面白かった

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    2026年04月20日
  • はじめての

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    いやー面白かった!
    なんて豪華なアンソロジーなんだ!?と思って手に取ったけど、どれも期待を裏切らない良作でした。
    宮部みゆきだけ、とても良かったけどミステリーじゃなくてファンタジーの方で来ちゃったな、サブタイトル見るに、発注と違うんじゃない!?とは思ったけど…笑

    "はじめての"というテーマだったけど、この本自体がそれぞれの著者の作品をはじめて読む読者を想定してるのかな、と思うくらいそれぞれの作家さんの色が全面に出てるというか、めちゃくちゃ"らしい"作品で、従来のファンの人にも読書初心者にも嬉しい本だったと思う!
    女流作家あんまり読まないんだよね、という人にもおすすめしたい一冊だった〜

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    2026年04月19日
  • みかづき

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    この1冊で大島吾郎という一人の男の人生、赤坂一族の歴史、日本における学習塾•教育の歴史と3つのストーリーを味わうことができた。

    まさに激動の時代が描かれており、読んでいて時折しんどくなる場面もあったけれど、火種が消えることなく繋がっていくことに、希望が感じられた。

    各章の時代が少しずつ空いていて、その間に何があったのか、はじめは詳しく語られていないので、想像力を掻き立てられた。

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    2026年04月18日
  • はじめての

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    好きな作家さんのお話が楽しめました。それぞれの作家さんの世界観が素敵でした。曲のMV見ちゃうとネタバレになっちゃうので少しひねりは欲しかった気がしました。必ず小説読んでから曲を聴く方がいい。

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    2026年04月16日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    2022.9.27
    ★4.1

    さまざまな人生を生きる人々を描いた短編集,タイトルにもなっている「風に舞いあがるビニールシート」では、国際機関で働く元夫と、その生き方に影響を受けながらも自分の人生を模索する女性の物語。

    それぞれの人が大切にしているものを大切にしようと不器用ながらも懸命に生きていくお話。
    僕たちがビニールシートを押さえて置かなきゃいけないんだ的な言葉に胸が打たれた。
    一言で言えば価値観の違いだけど、色々考えさせられるお話。

    #さとの本棚

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    2026年04月05日
  • 架空の球を追う

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    2022.3.13
    ★3.6

    日常の中にふと入り込む「少し不思議な出来事」や「心の揺らぎ」を描いた短編集。
    仕事や人間関係、将来への不安など、それぞれの悩みを抱えながら、ふとしたきっかけから現実と非現実の境界が曖昧になり、自分自身の本音や、本当に大切にしているものに気づいていく。

    ドバイ@建設中のラストのどんでん返しが好き。
    日常のワンシーンを切り取ったような物語で、なんだか身近に感じた。
    短編だから読みやすい

    #さとの本棚

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    2026年04月07日
  • つきのふね

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    面白かった。読みやすく、そして言葉の選び方、表現が美しい。
    ストーリーが後半に近づくにつれ、引き込まれていきました。
    小学生時代の手紙で締めくくられるのも素敵。
    森絵都さんの他の作品も是非読んでみたい。

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    2026年03月28日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    『犬の散歩』
    ◯◯を我慢すれば、そのお金でxxができる。
    自分にもそんな感覚があって、それが幸せなことなんだと気付いた。
    少しの贅沢を我慢してまで手に入れたいその思いは紛れもない純粋な愛な気がする。

    『ジェネレーションX』
    私が就職した時はゆとり世代、今ではZ世代
    いつどきだって『最近の若者は…』という言論がある。
    この話は、そんな最近の若者と仕事を共にして、気付く価値観の話。

    少し話は違うけど、そういえば、私も新卒の新人が下についた時、『メール、印刷する意味ってなんですか』って言われて、なるほどそんな考え方もあるな、って思った。

    基本は仕事第一だけど、仕事を差し置いてでも大事なことがあって(誰にも理解されないことでも)、それを諦めずに、仕事を放り投げて、何ならもう仕事辞めてやるくらいの気持ちが、何より爽やかで純粋だった。
    そもそも生きるために仕事してるだけだもんなぁ。
    こんなに労働に縛られていると、その目的と手段がごちゃごちゃになりそうだよね。
    生きるうえで、何を大切にするか。
    それが労働、労働の先の献身ならそれでいいのだろうけど、そうでないなら、彼の考え方って実はそこまで間違えたものでもないよなぁって思う。

    とまぁこんな話を、休日にも関わらず職場から呼び出されて、予定を切り上げて出先から帰る途中に読んだのは、あまりにも皮肉すぎて笑っちゃった。
    縛られてんなー。

    最後のオチは痛快で良かったなー。とても好きな話でした。

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    2026年03月27日
  • はじめての

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    ネタバレ

    【あらすじ】

    「はじめて」は、いつも痛くて、少し優しい。
    日本エンターテインメントの最前線&最高峰!

    日本を代表する4人の直木賞作家と、“小説を音楽にするユニット”YOASOBIが奇跡のコラボレーション!

    小説のテーマは、「はじめて〇〇したときに読む物語」。
    これらの小説を原作としたYOASOBIの楽曲が、2022年中に順次配信リリースされます。

    「『私だけの所有者』ーーはじめて人を好きになったときに読む物語」(島本理生)
    「『ユーレイ』ーーはじめて家出したときに読む物語」(辻村深月)
    「『色違いのトランプ』ーーはじめて容疑者になったときに読む物語」(宮部みゆき)
    「『ヒカリノタネ』ーーはじめて告白したときに読む物語」(森絵都)

    【個人的な感想】
    『私だけの所有者』と『ユーレイ』が好きだった。
    『私だけの所有者』はアンドロイドと所有者との絆が切なかった。
    この小説を読んで私は、SF系と青春系?の小説が苦手なことを再確認した。

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    2026年03月26日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    〝風に舞いあがるビニールシート〟は実体のあるものではなく比喩表現で、その意味はとても悲しく切ない。

    本作は短編集で、それぞれが違った個性のある作品。どれも似通っていないが、すべて感動と涙ありのヒューマンドラマ。

    表題となっている〝風に舞いあがるビニールシート〟は最終章。私は本章を読み、初めて人間の後悔を美しいと感じた。そんなことは初めてだった。

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    2026年03月25日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    自分になにができるのかと考えることは、自分の無力さと向かいあうことだ

    1話1話引き込まれて、気づいたら読み終わってしまっていた

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    2026年03月25日
  • 出会いなおし

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    仕事で1から一緒にある業務を作り上げてきた人が退職した日に書店に行ったら目に入ったのがこの本でした。誤魔化しながら過ごしていた喪失感を抱えながら書店に行ったところ、
    キャンペーン中だったのか、文藝春秋の営業部のHさんによる、手書きのメッセージがカバーに敷き詰められていて、珍しいなと思い目に留まりました。
    「もう会えないあなたへ」からはじまる文章に涙がほろりとしてしまい、購入しました。「縁は切るものではなくて、ほどくもの」というのですね。

    6篇の短編集
    カブとセロリの塩昆布サラダ
    は、ついつっこみながら読んでしまう、そこまでしなくてもと思うけど、しないと気が済まない主人公に分かるなぁと思いながら読めました。
    むすびめもよく分かるポイントしかなかった。
    青空の最後は、涙が出ました。
    解説がこれまた、読みながら心の隅にいた感情たちをうまく言語化してくれてこれまたよかったです。

    どなたかの口コミでおっしゃっていた「森絵都さんの本で、読み終わりがよくなかったことがない」というコメントどおりでした。

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    2026年03月21日
  • 君と一緒に生きよう

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    ご縁があれば犬か猫を飼いたいなと思っていたけど、今の自分の年齢を考えるとあと20年責任を持って飼えるのか…⁉︎ この本を読んでキッパリと無理だ!と結論がでた。無責任な人間のエゴで不幸な動物を増やしてはいけない。自分には動物を迎え入れて最期までみる力はないな。
    保護犬が引き取られて幸せに暮らすケースだけでなく、定時定点回収やガス室で処分される様子までしっかりと載せてあるのは辛くて心が痛むがとてもいいと思った。ペットを迎え入れようと思っているすべての人に一度読んでみてと薦めたい。

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    2026年03月20日
  • はじめての

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    読書が初めて、久しぶりの人でも、YOASOBIさんの素晴らしい楽曲と共に気軽に読める、素晴らしいコンセプトの作品です。読書体験というより、エンタメ体験です。

    読書慣れしてる人でも短い文字数の中での各作家さんの表現力や個性を味わいながら、音楽とのコラボという新鮮さは他にないので、お勧めしたい。

    この本をプレゼントしてくれる人がいたら、死ぬほどセンスが良いと思います。

    Ayaseさんが凄すぎることを認識できるのでYOASOBIファンは絶対読むべきです(私はファンクラブ入ってないですが、入りたくなりました)

    私だけの所有者は、
    島本理生さんが普段重ための恋愛小説で書くような、所有されることを求める女性の気持ちをアンドロイドに置き換えている、面白い構成だと思いました。
    手紙の主がどこかで繋がっていたり、必ずしもハッピーエンドにならないことも、島本さんらしさを感じました。最近の島本さんよりも、駆け出しの頃の重さを感じで、女性が好きな感じかもしれません。

    ユーレイは、
    辻村深月さんらしい少年少女の心理をたった30-40ページで丁寧に描写して、かつ、プチオカルト、プチミステリーの要素や、明日への活力にもつながる前向きさもある、子供達にオススメの作品でした。この作品を読んだら、ちょっと小説を好きになってくれるんじゃないかなと。教科書に載せて欲しい作品です。

    色違いのトランプは、
    異世界系は最近漫画でもめちゃくちゃ多いジャンルになりましたが個人的には正直うまく頭でイメージを作れず避けていました。でも作品を読んだ後にYOASOBIさんの「セブンティーン」のMVを見てからもう一度読み返してそのイメージを元に読んでみたらめちゃくちゃ面白かった。こうやって、頭のなかだけで考えずに音楽を先に聴くスタイルがあるんだと思わせてくれたのはこの作品でした。

    ヒカリノタネは、
    タイムスリップ恋愛という王道を扱いながらも、登場人物がみんな知的で行動も言葉も面白くて、ロマンチックだけじゃないのがよかったです。
    今自分自身も、恋の告白ではないけど大事な人に大事であることを伝えるシーンを控えていたので勇気をもらいました。
    YOASOBIさんの「好きだ」が好きな人は、絶対に読むべきです。

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    2026年03月15日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    人それぞれ大切にしているものが違う、当たり前のことだが痛感して少し切ない気持ちになった。
    自分の持っている価値観が必ずしも他の人の価値観と合うことはないと分かりきっている話だが、再認識させられた。
    自分は自分が大切だと思う人との時間を大切にしたい。
    おばあちゃんが貸してくれた本。これを読んでおばあちゃんは何を思ったのか知りたいと思った。

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    2026年03月08日
  • はじめての

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    「はじめて」をテーマにしたYOASOBIさんとの短編&楽曲プロジェクト。島本さんのSFから始まり、辻村さんは初読みでしたが感動。脱帽です。ホームページから曲やビデオ、インタビューも楽しめます。

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    2026年03月03日
  • 女ともだち

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    面白かった!
    それぞれの短編の掲載順?編纂順?並び?がとてもいい。最初の2話でズドンと落として中盤でジワジワ癒されて、最後は駆け抜けた。
    読み始めは女ともだちって何でこうなんだ……と落ち込んだけれど、読み終わる頃には女ともだちってなんかイイなと思える。
    「COPY」「水底の星」「ブータンの歌」が特に印象に残った。

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    2026年02月19日