森絵都のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
森絵都のおいで、一緒に行こうを読みました。
震災と原発事故のあとに残されたペットをレスキューする人たちのルポでした。
原発事故が発生した後、原発に近い地区の人たちは身一つで避難したので、ペットを連れて行くことが出来ませんでした。
そのような無人となった街に残されたペットを回収するボランティアの女性たちの行動が描かれています。
「多くの鎖につながれた犬や、室内飼いの猫は餓死してしまっています」という記述を読むと悲しくなってしまいます。
原発に近い地区は立ち入り禁止になっているため、警察に見つかると強制退去させられてしまいます。
それにもかかわらず、「母性」に従って行動する女性たちにエールを -
Posted by ブクログ
うん。後半もテンポよくすすんで、面白かった。クラスの24人が全員でてきてそれぞれが少しずつほかの人の話に絡みながら、成長していく。「大人」なんてすごいものじゃなくて、なんというかなぁ。あの13歳から15歳までの、あの独特な雰囲気の中に入っていく。それを青春といったり思春期といったりするのかもしれないけど、そんな簡単な言葉ではくくれないぐらい24人の中学1年生の1年間はバラエティに富んでいて面白かった。本当の中学生がこれを読んだら、一人ぐらい「似ている感じ」「でも違う感じ」っていうのに出会うんじゃないかと思いました。中学1年生が終わる前に読んでみることをおすすめ。
-
Posted by ブクログ
森絵都のこの女を読みました。
大学を出ていながら、釜ヶ崎のドヤ街で暮らす主人公礼司に奇妙なバイトの依頼が来ます。
ホテルの経営者二谷からの妻結子の自伝を小説として書いてほしいという依頼なのでした。
早速その依頼を受けて、その結子という女性へのインタビューを始める礼司なのでしたが、結子は自分の生い立ちについてデタラメの作り話をするだけなのでした。
しかし、しつこくインタビューを重ねるうちに少しずつ結子は自分のことを話すようになってきます。
なぜ、結子の自伝が必要なのか、二谷と結子のなれそめ、といった謎を解いていくうちに、礼司の持つハンデについても明らかになって、礼司の小説はその様相を変えてい -
Posted by ブクログ
(後半と合わせての所感)
中1という思春期に差し掛かる頃の生徒たちの1年を見つめたクラス小説。特定の誰かではなくクラスメイト全員をそれぞれの章で取り上げ描いた作品。
クラスには当然色々な子がいるわけで、可愛い子、しっかり者、意地悪する子、だらしのない子、家庭に事情がある子、彼らがクラスで織りなす人間関係は決して綺麗事ではなくて、でもその一つ一つがまさにこの年代の子どもたちにあるよなあということばかり。当然担任もその中で右往左往するわけだけど、1年が経って様々なエピソードを経た最後には確かに生徒たちの成長に触れられる作品です
自分と重なるキャラを見つけられれば一層共感すること間違いなし!