架空の球を追う

架空の球を追う

460円 (税込)

2pt

「自由ホンポウな女になりたい!」「その方、カツラですの」「やっぱり罠にはまった。そんな気がする」
あなたの心を揺るがす物語がきっとある。ようこそ魅惑の〈森絵都ワールド〉へ!

何気ない言葉に傷ついたり、理想と現実のギャップに嫌気がさしたり、いきなり頭をもたげてくる過剰な自意識にとまどったり……。
生きているかぎり面倒は起こるのだけれど、それも案外わるくないと思える瞬間がある。
ふとした光景から“静かな苦笑いのひととき”を抽出した、読むとちょっと元気になる小説集。

解説・白石公子


※この電子書籍は2009年1月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

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架空の球を追う のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    適度なリズムの良いライトなユーモアが心地よい。人々の何気ない気づかない日々の美しさにスポットライトをあてて微笑んでいるそんな小説。

    0
    2024年04月06日

    購入済み

    最後はなぜか涙が・・・。

    どの話も、何気ない日常の一コマという感じで、大きな事件が起こるわけではありません。
    なのに、読み終わったあとに目次を読むと、どれがどんな話だったかきちんと思い出せるのです。
    お気に入りは「パパイヤと五家宝」、そして「彼らが失ったものと失わなかったもの」です。「パパイヤ」は人生が楽しくなってくるし、「

    #癒やされる #感動する #共感する

    0
    2023年11月13日

    Posted by ブクログ

    短編集です。
    パパイヤと五家宝、笑いました。
    よくある普通の光景を魅力的に表現していて、とても面白く読めました。

    0
    2020年06月16日

    Posted by ブクログ

    森絵都さんの他の短編が面白かったのでこちらも購入。

    この作品集では、大きな事件や非現実的なことは起きないし、拗れきった人間関係があるわけでもない。話の流れだけで言ってしまえば、読んだ後興奮して誰かに話したくなるような、そんな感じではない。
    でも、そんな凡庸な日々に潜む物語も「悪くないな」と思えて、

    0
    2020年01月31日

    Posted by ブクログ

    夕日のグラウンドと少年野球
    アラフォー女子たちの同窓会
    勤め帰りのスーパー etc

    ごく普通の日常を鮮やか、かつユーモラスに切り取った短編集

    極上のキャンディーボックスのような1冊

    0
    2019年09月29日

    Posted by ブクログ

    森絵都の架空の球を追うを読みました。
    30代から40代の女性たちの日常のひとこまを描いた短編集でした。

    もう若くはないその世代の女性たちが輝く瞬間が描かれています。
    本人たちはたぶんそうは思っていないだろうけど、とても幸せな心温まる瞬間なのでした。

    0
    2017年06月18日

    Posted by ブクログ

    2014.10.21

    アルジャーノンが全然読み進めれないから息抜きに。
    短編集だから比較的楽に読み進めれた。しかも女の作者さんだからか、この気持ちすごいよくわかるわー!ってなった。来年社会人だし、ここに描かれている女の人たちにあたしもなっていくんだなぁと思うと、ただただ切ないし少しでも抗いたくなる

    0
    2014年10月21日

    Posted by ブクログ

    日常の何気無い風景を切り取った作品と書かれているが、あながち間違いではないのかも。

    私が1番印象に残った場面は、ハチの巣退治が終わったあと主人公が母親に手紙を出す。その中の言葉。「例え頭蓋骨大の性悪な不運がへばりついていたって、その気になればシュッと一息で吹きとばしてやれそうな気がしてきたの。」

    0
    2014年02月23日

    Posted by ブクログ

    「でも許しちゃうんだろうな、うん許しちゃうんだろうね」に激しく同意し、牛脂と、御曹司にクスッとして、一転「明日には、また東から太陽が昇りこの荒れ果てた大地を照らすよ」に答えをもらったように思え、そして紳士は、黙って何も残さないのです。

    0
    2024年06月26日

    Posted by ブクログ

    およそ十年ぶりに再読。

    覚えているフレーズが
    ところどころに。

    うーーーん、あの頃は
    どう感じていたのかな。

    十年前の自分と感想を
    交わしてみたいような。

    まあきっと感想なんて
    そこそこに積もる話が
    あれこれと。

    盛り上がるんだろうな
    ・・・

    数頁の短篇に綴られた
    人々のなにげない日常。

    0
    2023年11月14日

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