【感想・ネタバレ】クラスメイツ〈前期〉のレビュー

あらすじ

日本のYA文学をきりひらいてきた森絵都が、直木賞受賞後はじめて描く中学生群像。中学1年生24人のクラスメイトたち、その1人1人を主人公にした24のストーリーで思春期の1年間を描いた連作短編集の1作目。うれしい出会いや、ささいなきっかけの仲違い、初めての恋のときめきや、仲間はずれの不安、自意識過剰の恥ずかしさや、通じあった気持ちのあたたかさ。子どもじゃないけど大人でもない、そんな特別な時間の中にいる中学生たちの1年間。だれもが身にしみるリアルさを、シリアスなのに笑えて、コミカルなのにしみじみとしたユーモアでくるんだ作品集。

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Posted by ブクログ

小6の子供にどうかなと思い私が先に読みました。
中学生の心の揺れが描かれており、心配になりつつもまだまだ子供の中学生に少しホッとして優しい気持ちになりました。
12歳年下の弟が生まれて、自分の親は「あのこと」をしてたのかと喜びよりショックが大きかった。それが同級生にバレたら男子からエッチなことでからかわれる、女子からはおぞましいと言われる、と不安になる女の子のエピソードが載っています。
リアリティがあり良いのですが、自分の娘も知ってるとは思いますが、私から伝えていないので親の私からこの本をオススメとして渡すことは止めることにしました。

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2025年05月16日

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中学生なんて、なるときは、だれでもなる。

中一。千鶴は小五の時からの大親友、彩菜とクラスが離れてしまった。出席番号が一番の千鶴の席は、窓際の最前列。一番すみっこの角。早いうちに隣、後ろの席の子達といかにして仲良くなるかが肝心だ。
隣の席は、同じ北見小学校で恐れられていた久保さん。後ろの席の子は話しかけやすそう。
先手必勝!出席番号が一番の生徒は、相手から話しかけてくるのを待ってなんかいられない。
『鈍行列車はゆく』千鶴

中学生の群像劇、オムニバス。
繋がりながら、毎話主人公が変わる。短編。



中学生になったばかりの青々しい心情に懐かしさを感じました。大人となった今では些細なことでも、この頃は大ごとで、心の中の多くを占めていたなあと。
ほのぼのした気持ちで読んでいましたが、そこはやはり森絵都。突然若干の不穏さを出してきて心がざわつきました。自分ではどうしようもない、理不尽な現実って少なからずあって、それまで平穏だった日々がじわじわと変化していき、気が付けば全く違う自分になる、という変化。傍から見るとそれは明らかなのに、当の本人はそれに気付いていない、という描写も鮮やかだなあと思いました。
穏やかに成長している子もいれば、急に大人びたり不安定になっていく子もいる、当たり前に皆が皆同じではないということを、一つ一つの短いお話の中で示してくれて、良くも悪くも心が動かされます。
特に、『ゆらぎ』美奈のお話は身につまされハラハラしてしまい、行く末が気になってしまいました。後編では主人公にはなっていませんが、他のクラスメイトのお話の中に出てくるのかもしれません。続きを早速読みたいと思います。

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2024年12月15日

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中学1年生の1年間を24人のクラスメイトそれぞれのストーリーで綴った連作短編集。
一人ひとりに、焦点をあてた作りが非常に面白い。
自分に似たタイプ、全然違うタイプ、24人全員が個性を持っている。
それぞれの子の時間を覗きながら、追体験できて楽しかった。
前期でのお気に入りは、陸くん、かな。

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2015年08月24日

Posted by ブクログ

森絵都さんのYAにどっぷりつかった中学生時代。

YA作品はいまも好きで、とり上げられた本やきになったものは定期的にチェックしているけど、こんなに、ほっとしたのは久しぶり。

今の中高生のリアルを追いかけたら、(しょうがないのはわかるんだけど)SNSツールの使い方にずっともにょるものが多くて…

けどこの作品は、いつの時代の子も感じる繊細な思いを大事に掬っていて懐かしさも感じつつ、きっと今の中高生にも響くと思った。

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2015年06月23日

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ある中学校を舞台にした物語。
ひとつひとつの話が繋がっているのが、森絵都さんのうまいところだと思う。

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2015年05月23日

Posted by ブクログ

全24人の中一クラスメートの群像劇。一人一エピソードで、エピソードごとに時間も進んでいく。最初の数ページは、「少し子供っぽいかな」と思ったものの、そんな思いはすぐに吹き飛ぶ。面白い。確かに僕もこの年代ではこんなことを考えていたなぁ、と、忘れていたことをやさしく思い出させてくれる。全部のエピソードがすべて秀逸だが、とくに「しほりん」ででてくる女子の仲間意識の複雑さ、「蒼太」「吉田くん」ででてくる男の単純ながら年相応の心境変化、自分に直接関係ないことも気になり始める「敬太郎」の話などが印象に残る。

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2015年04月19日

Posted by ブクログ

中学一年生の入学してからのこころの模様を、クラスメイト一人一人を主人公にして連作で書いた、教師出身の森絵都らしい作品です。楽しくて早く後期を読みたくなりました

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2015年03月18日

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(後半と合わせての所感)
中1という思春期に差し掛かる頃の生徒たちの1年を見つめたクラス小説。特定の誰かではなくクラスメイト全員をそれぞれの章で取り上げ描いた作品。
クラスには当然色々な子がいるわけで、可愛い子、しっかり者、意地悪する子、だらしのない子、家庭に事情がある子、彼らがクラスで織りなす人間関係は決して綺麗事ではなくて、でもその一つ一つがまさにこの年代の子どもたちにあるよなあということばかり。当然担任もその中で右往左往するわけだけど、1年が経って様々なエピソードを経た最後には確かに生徒たちの成長に触れられる作品です
自分と重なるキャラを見つけられれば一層共感すること間違いなし!

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2015年02月17日

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ネタバレ

【要旨】中学1年生24人のクラスメイトたち、その1人1人を主人公にした24のストーリーで思春期の1年間を描いた連作短編集。前期・後期の全2巻。 うれしい出会いや、ささいなきっかけの仲違い、初めての恋のときめき、仲間はずれの不安、自意識過剰の恥ずかしさや、通じあった気持ちのあたたかさ。子どもじゃないけど大人でもない、そんな特別な時間の中にいる中学生たちの1年間。だれもが身にしみるリアル。シリアスなのに笑えて、コミカルなのにしみじみとしたユーモアでくるんだ作品集。

1 鈍行列車はゆく    (千鶴)
2 光のなかの影     (しほりん)
3 ポジション      (蒼太)
4 愛と平和のシメジ   (ハセカン)
5 1001人目の女の子 (里緒)
6 神さまのいない山   (アリス)
7 Pの襲来        (吉田くん)
8 夏のぬけがら     (陸)
9 言えなくてごめん   (ゆうか)
10 ゆらぎ        (美奈)
11 悲しいことを悲しむ (敬太郎)
12 炎のジャンケンバトル (タボ)

感想はまとめて後期に

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2014年12月01日

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おもしろい! 
ある時期から森絵都の作風が変わってしまった気がして
読まなくなっていたけれど、
これは俺が気に入っていた頃の森絵都だ。

少子化で1学年に2クラスしかなく、1クラス男女12名づつのこじんまりしたクラスメイト一人一人の短編で
話が繋がって行く。
その誰もが色々な悩みや不安や問題を抱えていて、
学生時代をとうに過ぎた世代も現役世代も誰かっしらの話に共感したり出来るのではないだろうか。

彼等が後期でどうなって行くのかとても気になる!

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2014年11月22日

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中学1年生になったばかりの子ども達の連作短編。
新しく始まる中学生活に目一杯緊張している様子が伝わってくる。
自分の時もそうだった。
上手く友達が出来るか、上手くクラスに馴染めるか、読んでいて緊張が伝わってくる。
髪型を変えようと張り切ったハセカンの話はしかし笑ってしまった。中一の男子だ。
来年中学生になる孫に読んでほしい。
短編なので読みやすい。

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2024年11月21日

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来月中学生になる姪へのプレゼント本を探してググり、この本が良いかなと思って手に取る。44歳のおっさんでも面白い。

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2022年03月27日

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6年教科書掲載本。 

2つの小学校から集まる中学校の1年A組24人それぞれの視点から描かれる話が時系列に沿って進むので読みやすい。

クラスのカーストみたいなのが、それほどドロドロとしたものではなくさらっと書かれている。

思わず吹き出す場面もあれば、胸が締め付けられる気持ちになる場面もあり。
もそれが現実でしょうね。

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2021年04月11日

Posted by ブクログ

クラス1人1人の視点から描かれている短編集です。短編集だけど1つ1つの話に繋がりがあって、とても読みやすくて面白かったです。
受験の時の過去問によく出題されていて過去問では国語の点数がよかったです笑笑
後編も読むと、より面白くなると思います。

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2017年01月10日

Posted by ブクログ

おお!なんか面白いぞ!
技巧を凝らした作りでもなく、奇想天外なストーリーでもないのだが、なんか前のめりになってしまう。
この著者って、けっこうそういうタイプの小説多いんだよなあ。今まで気づかなかったが、実はファンなのかもしれない。

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2016年04月22日

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久しぶりの「森絵都」。やはり面白かった。中学生になる子たちに勧めようかと思って読んだが、自分が面白くなってしまった。続きが気になる。クラスの面々は、どうなるのだろう?

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2016年02月09日

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森絵都、久しぶりの児童小説。
それなりに私も年を取ったので物足りなさは感じた。
けど、美奈子の話はかなりぞくっときた。
年頃の子供たちを丁寧に描写していて、
自分も中学生の時にこんなことで悩んでいたよなあと
振り返ることができた。
後半も楽しみ。

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2015年12月21日

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12人分の悩みとか、こういうこと考えてたなあ〜となんとなく懐かしくなりながら読みました
特に女の子のグループ関係だったりは共感できたしあるある!ってかんじ
見てる側が違うと同じ出来事でも受ける印象が全然違うなあ!
他の人の話で前にでてきた子のその後がわかるのが楽しい!後期も楽しみ^^

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2015年05月19日

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北見中学1年A組。24名のそれぞれが、自分の言葉を語りだす。一人ずつの章がつくってあり、クラスのひとりひとりが動き出す。
中学1年の感じる時間は、どんなに年をとっても自分の仲にあるように思う。

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2015年02月24日

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なんかよくある感じの設定というか本の書き方だなと思ったけれど、やっぱりクラスの中でいろんな感情とか思いがあるのって面白いなと思った。

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2014年12月14日

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森絵都らしいっていうか、読みやすくて中学生の寄れ動く心情がよく描かれている。24人のクラスメートの一人一章なのでつながりとか別の視点とかを自分で補いながら読んでいくのもなかなか。後期が楽しみ。

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2014年11月12日

Posted by ブクログ

初森絵都体験。
1クラス24人の目線から描く24章からなる短編集。
読む前は「なんて無謀な試み!上手いこと繋がるんかい!?」と思ったんですが、なんて上手な構成、キレイに繋がる、キレイに落ちる。
文章上手いな~と感心してたら「直木賞作家ですよ!」と友人から一言。
あら!そうなの?流石!
中学1年生の入学から終業式まで、上巻12人(12章)下巻12人(12章)。
語り部を次々と繋ぎながら時系列は順番通り、前章のオチまたは顛末がさりげなく語られる。同じ人は2度と出てこないのだからこの人凄いわ~。
と上巻は感心ばかりしてました。さぁいよいよ下巻突入!最後の学級委員長に1年分のオチはあるのか!?

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2014年10月09日

Posted by ブクログ

冒頭───
若草色の風が吹きぬける四月、それまで二つに結っていた髪をポニーテールにまとめて、千鶴は中学生になった。
中学生なんて、なるときは、だれでもなる。地元の公立中学校だから、新入生の半数は知った顔。そう考えると気もらくで、入学の日もとくに緊張しなかったけれど、唯一、クラス発表のときだけは胸がどきどきした。

小学生から中学生になったばかりの24人の生徒たち。
大人と子供の狭間の中で、揺れ動くそれぞれの心情。
みんな色々な悩みを抱えているんだよなあ。

24人いれば24通りの悩みや葛藤がある。
24人分の個性がある。
それがぶつかりあうのがクラスであり、それが交差しあうのがクラスメイトである。

森絵都は、優しい眼差しで24人の子供たちを見つめる。
中学生になったのを契機に変わろうとする生徒たち。
或いは生徒たちの間に自然と変化は訪れる。
小学校の時は感じなかった些細なことでも、中学生になれば心の奥にずしんと重くのしかかってくる問題も多い。
それでも森絵都は、苦しく悩んでいる生徒たちの未来に明るい希望を提示する。
生徒たちはたくさんの壁にぶつかりながらも、それを乗り越えていくだろう。

良い話ではあるのだが、ハーフ美少女のアリスが一年生で好きな男の子に告白したり、後編になって、それを諦め高校生と付き合い出したりなどというのを聞くと、やはり今の中学生は僕らの時代と全く違うものという気がする。
そりゃあ、色気づく年頃だから、好きになったり、仄かな恋心みたいなものはあったけれど、それを実際に面と向かって告白するなどというのは、卒業式近くまでできなかったな。
なにせ、そんな“付き合い”なんて始めたら、みんなに冷やかされるのがおちで、恥ずかしかったからね。
ましてや中学一年生の女子が高校生の男子と付き合うなんてさ。

でも、森絵都の話は安心して楽しく読める。
児童文学やYA分野の他の本も読んでみたいという気にさせられた。

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2019年01月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

中学生の話で、自分の参考になるから後期も読もうと思っている。
友達の作り方、部活動などなど…
めっちゃ面白いです!

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2023年08月12日

Posted by ブクログ

中学1年生のクラスメイト24人が各々の視点から連作で語る1年間。
前後編で12人ずつ。
面白いなと思う。
中々できる本ではないだろうなぁ。
読んでいると「私はこの子に近かったなぁ」とか「こういう子、いたなぁ」とか思い出せて面白い。

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2023年01月31日

Posted by ブクログ

2クラスしかない中学1年生、1年A組24人のクラスメイト一人一人の話が1章ずつ書かれている。
懐かしいなぁー、そうそうこんな感じ、こういうタイプの子、確かにクラスに1人はいたなぁー、そんな共感を持って読める作品。クラスがAとかBとかアルファベットになっただけで小学生よりぐぐぐーっと大人になった気分。私の頃は1学年、6クラス、40人だったかなぁー、学年全員の事なんて3年間一緒でもわからないし、話したこともない、なんていう人もたくさん。スタートは、出席番号順、初めましてで仲良くなるのは、本にも書いてあったけど席の近くにいる子。そのうち、部活が決まって、なんとなく部活繋がりだったりで、仲間がかわり夏休み前にはクラスの立ち位置やら、グループがほぼ確定。勉強が出来る、スポーツが出来るっていう子は、安定のポジション。行事だったり課外活動だったりでとにかく同性のパートナーがいないとクラスでの居心地が悪いのは昔も今も変わらないのかな。大学になればそんな事もないのだけれど。
自分の事ばっかりで仲良しの友だちの悩みだったり、家の事情だったりなんて何も気にせずに過ごしてきちゃったなぁー。箸が転げても可笑しい時、テレビの話や、先輩の話や恋バナになにかとキャーキャー騒いであっという間に過ぎ去ったって感じです。読みながらその頃の初々しい気持ちが思い出されました。

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2022年08月11日

Posted by ブクログ

思ったよりおもしろかった
24人のクラスメイトひとりひとりが主人公になって描かれる日常

心理描写がリアルで、それぞれ個性的で、「こんな子いるかも」と思う

中学生になったばかりの前期の様子がういういしく、現役中学生が読んでもおもしろい・・と思うけどどうかな

悪い先輩にひっかかった美奈ちゃんと
璧に見えた委員長ヒロくんが実は自分大好き(?)でウザいところが気になる

後期も読もう~^^

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2016年01月11日

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【収録作品】鈍行列車はゆく/光のなかの影/ポジション/愛と平和のシメジ/一〇〇一人目の女の子/神さまのいない山/Pの襲来/夏のぬけがら/言えなくてごめん/ゆらぎ/悲しいことを悲しむ/炎のジャンケンバトル

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2015年01月28日

Posted by ブクログ

北見第二中学校1年A組。全員で24人、学年も2クラスだけの小さな市立中学校。

その1年A組の生徒1人ひとりが主人公となる、連作短編集。上巻は12人、4月の入学からはじまる。

主人公となる生徒の視点で、クラスメイトたちの様子も生き生きと伝わり、共感したり、はたまた、クラスで似たような友達がいるな、とか思えそうな本。

さすがの森絵都。さらさら読めるし、1章ごとが短いので、朝読にも最適。

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2014年11月27日

Posted by ブクログ

相変わらず感情描写の上手な森さんです。

ただ、中学生が登場人物なので
如何せん、気持ちの若さについていけませんでした。
後期は読まないです。

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2014年10月27日

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