森絵都のレビュー一覧

  • DIVE!! 下

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    クライマックスに向かうにつれ、200ページを一気読み。読後感のよさ、青春の余韻、青年同士の軽快な笑えるやりとり、独特かつリアルな比喩、全てが好き。
    強靭な性格を持つ登場人物でさえ様々な外的要因に翻弄されたり、実は内面では様々葛藤や孤独を抱えていることが描かれていたり、、
    それぞれが置かれた環境や境遇のもともがきながら悩みながら楽しみながら味わいながら生きているが、そのすべてにポジティブなエネルギーをもらった。

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    2021年01月27日
  • おいで、一緒に行こう

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    森絵都さんによる震災・福島の原発事故被災地でのペットレスキューを追ったルポルタージュ。

    めぐり合わせというものは不思議なもの。先日、1年ほども積読状態だった桐野夏生『バラカ』を読み、そして、馳星周『少年と犬』を読んだばかり。そんな時に、たまたまこの本と出会った。森絵都さんなので、小説かと手にとったら、ペットレスキューの話し。これは、読まねばなるまいと購入。

    震災2ヶ月後の2011年5月から11月にかけて、現地でのレスキューの様子やボランティアの思い、そして何よりペットたちの様子が、記されている。
    作家である森さんの筆致は、穏やかで静かな装い。重い現実を前に、声高に正義を叫んだり、誰かを糾弾

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    2020年09月10日
  • いつかパラソルの下で

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    交通事故で死んだ厳格だったはずの父の思いもよらない浮いた話によって家族が翻弄される話。周りからしたら当たり障りのないような他人事扱いされる内容で、現実の日常から少し外れたくらいの話は親近感というか生々しい雰囲気が漂っていた。
    最後に野々が感じたような、うまくいかないことどうしようもないことに対して、何かに縛られたせいだとかそんな何か理由を取ってつけてズルズル生きるのでなく、人生はそういうものだ等しく孤独で泥沼なものなのだ、といった開き直り?気づき?の考え方はいまの自分にとって真意だなと思えた。
    いつまでも言い訳垂れてそのことに縛られて生きるつまんない人間じゃなくて、自分のケツは自分で拭えるよう

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    2020年09月02日
  • この女

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    とても面白かった。叙述的でおもしろく構成されていて読み応えありました。今までの森さんの作品とかなり違う印象を受けましたが、読後の余韻もよくとてもよかったです。

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    2020年06月20日
  • いつかパラソルの下で

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    面白かったです。
    家族の知らない部分を探っていって、ますます分からなくなって、最後は酒盛りで終わる。
    いい話だと思います。

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    2020年06月16日
  • 架空の球を追う

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    短編集です。
    パパイヤと五家宝、笑いました。
    よくある普通の光景を魅力的に表現していて、とても面白く読めました。

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    2020年06月16日
  • 漁師の愛人

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    森絵都さんの短編ってセンスがあるなあ、といつも思います。普通の人なら見逃しそうな日常の中のさりげないシーンや、そんなことを思っていたことを忘れてしまうような感情も、切り取り方一つで小説のシーンにしてしまい、一つの短編に仕上げてしまう。そんな印象を抱くのです。

    この短編集で取り上げられるプリンをめぐる三つの短編。それは担任の先生との言い争いであったり、親子ゲンカであったり、喫茶店で売り切れていたりと、いずれも一見したところでは、特に小説になるような話ではなさそう。
    でも森絵都さんの手にかかれば、それは短いながらも一つの物語に変身します。やっぱり森絵都さんの視点はすごい……。

    いずれも心理描写

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    2020年02月24日
  • 架空の球を追う

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    森絵都さんの他の短編が面白かったのでこちらも購入。

    この作品集では、大きな事件や非現実的なことは起きないし、拗れきった人間関係があるわけでもない。話の流れだけで言ってしまえば、読んだ後興奮して誰かに話したくなるような、そんな感じではない。
    でも、そんな凡庸な日々に潜む物語も「悪くないな」と思えて、読み終わったらなんとなく元気をもらえる。

    紹介文ではこれが「静かな苦笑いのひととき」と表現されていたし、私は「ささやかな人生賛歌」だなぁと思った。
    本腰を入れて架空の世界に没頭するよりも、日常の延長で気楽に読むほうが向いてると思う。

    それから、この方の作品の題名が好きだ。表題作の「架空の球を追う

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    2020年01月31日
  • 異国のおじさんを伴う

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    ネタバレ

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    不思議なタイトル通り、全部の話に引き込まれた!
    最初の話もまさかのオチ~~!
    クジラ見の旦那さんの最後の言葉は笑ってしまった。
    あと母、北上の長々と話した息子にそこだけは良かったってバッサリ言い切る母が好き。
    あと新幹線のやつ笑った~!危機一髪ですね本当に。

    引き込まれて、引き込まれて、あっという間に読み終わった。森絵都さん大好き。

    20191111

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    2019年11月11日
  • 架空の球を追う

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    夕日のグラウンドと少年野球
    アラフォー女子たちの同窓会
    勤め帰りのスーパー etc

    ごく普通の日常を鮮やか、かつユーモラスに切り取った短編集

    極上のキャンディーボックスのような1冊

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    2019年09月29日
  • この女

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    再読。

    結子の一代記という記憶でしたが、全然違った。
    貧困とハンディキャップの問題を絡めた、二人の男女の切ないストーリー。

    掴みどころのない結子という女。
    富豪の妻の彼女の出自が明らかになるにつれ、彼女を見る目が変わります。
    ストーリーテラーの礼司にも何かあると思いながら、そこに行き着くまでの間が絶妙でした。

    プロローグの手紙を読み直し、自分の前回のレビューを読んで、また同じ気持ちに。
    2人は何食わぬ顔をして、東京で暮らしてて欲しい。そう願います。

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    2019年09月16日
  • 6月のおはなし 雨がしくしく、ふった日は

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    どんどん物語に入り込んでしまう。
    梅雨という季節を 心やさしいくまのまーくんがつむいでいく。
    梅雨っていいなぁ♪

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    2019年09月11日
  • 女ともだち

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    全体的におもしろいけどまあまあかなあと思いながら読んでいたら、最後の森絵都の「獣の夜」がひたすらによくて、とある一文がぶっ刺さりすぎて気が遠くなるくらいによくて、一気にお気に入りの本になってしまった。 あまり大声で言えないいわゆる性癖みたいなものなのでこっそり隠しておく。 これからも私は私のネイチャーに従って生きていけたらいいな。 ハメはずさない程度に。

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    2021年03月04日
  • この女

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    自分が生まれた歳におきた、阪神淡路大震災。それが気になって手にとった本でした。

    働くということ、生活を営むということ、家族とはなにか、幸せとはなにか。

    人生のどん底から這い上がる人々の強さと弱さに触れ、明日を信じたくなる一冊。

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    2019年04月24日
  • 気分上々

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    わたしは!やっぱし!森絵都が好き!

    大好きな人の短編集とか一瞬で読み終えるに決まってる
    ぜんぶぜんぶすきだけど、

    17レボリューションと本物の恋とヨハネスブルグのマフィアと気分上々がよい、だいすき
    17はバカバカしいけど一生懸命生きている千春。イヅモみたいな子わたしは友達になりたいわ。出てくる登場人物みんなかわいい良い子。

    本物の恋は、あ~~あっぱれ!って感じ笑
    幸せになってよかったよ。

    ヨハネスブルグはとにかく雰囲気が耽美でね、すごくすき
    微熱を秘めた女 って表現と、
    色気のかけらもない場所ながら、人間は恋の支点を選べない
    って言葉がめっちゃくちゃすき
    この話が一番共感できたな。忘

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    2018年10月15日
  • この女

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    90年代中盤の関西を舞台にした、骨太な人間物語。全部読んでからもう一度見返すと、冒頭の木之下教授の手紙がこの本の全てを語っているような気がします。「この女」だけでなく「この男」、いや、登場人物すべての人生に波乱万丈と哀愁と激情がが入り混じり、その全てを恐らくは"時代"が押し流していきます。

    不穏としか言いようがなかった1995年。世の中も自分もどうなるのかまるで見えなかった、そんな年。大輔と同年代の自分にとって、あの頃の空気感をまざまざと思い起こさせてくれる、そんな作品でもありました。

    物語は「この先」でどうなっていくのか。そこが知りたくもありますが、このもやっとした、

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    2018年09月16日
  • 気分上々

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    読んでないと思ってたら5年前に読んでた!そしてすごく面白かった!なのに登録するまで既読に気がつかなかった!

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    2017年11月16日
  • 気分上々

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    森絵都の気分上々を読みました。
    日常に潜むとても恥ずかしい出来事や感動的な出来事を描いた短編集でした。

    17レボリューションと言う短編は、女子高校生の主人公が自分に革命を起こすために、親友に絶好を申し渡すと言う物語でした。
    その親友から「またなんか常人の及びもつかないような変なこと、考えているんだろうと思ってさ」と冷静に指摘されたとおりで、いろいろ苦闘した後、結局その親友に助けを求めることになるのでした。
    そして、その親友から聞くことになる話は...

    ひねりのきいた物語たちを楽しみました。

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    2017年10月01日
  • DIVE!! (1)

    購入済み

    映画の大ファンでした。

    私は映画版DIVEの大ファンで、スマホにダウンロードして持ち歩いているほどですが、漫画では映画には書かれていなかった少年たちの交流や、家族やコーチ達との心のつながりなんかが書かれていて、とても新鮮な感じがしました。これからオリンピック選考会など楽しみにしています。

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    2017年09月11日
  • 異国のおじさんを伴う

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    森絵都の異国のおじさんを伴うを読みました。
    向き合い方によって世界の印象はがらっと変わるというテーマの短編集でした。

    「藤巻さんの道」という短編は物語の語り手の僕が有能な同僚の藤巻さんとつきあうという物語でした。
    藤巻さんに道の写真だけで編まれた写真集を見せてどの写真が好きか聞いたところ、荒涼とした道の写真を選んだのでした。
    なぜ、藤巻さんは花畑の道の写真ではなく、枯れ草と土が続いている道の写真を選んだのか...
    真相があらわになった時に、僕が選んだ行動が印象的です。

    一番気に入ったのは「桂川里香子、危機一髪」という短編でした。
    お金持ちのじゃじゃ馬娘がそのまま大人になった里香子の、新幹線

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    2017年09月08日