森絵都のレビュー一覧

  • カラフル

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    途中からうるうるきて、電車の中で読むのを断念した。最後は涙が止まらなかった。こんなに素晴らしい作品を、今までなぜ逃していたのかと思う。大人になっても、普通であることに対する不安や劣等感って消えないものだけど、この本は静かに、でもはっきりと「普通って素晴らしいことなんだ」と教えてくれる。何度も繰り返し読みたい作品になった。読後の余韻が、優しく残る。

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    2026年10月09日
  • カラフル

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    生前の罪で一度死んだ魂が自殺した少年の体にホームステイし、人生の再挑戦へ挑む物語です。
    コメディ調でテンポ良く進む一方、主人公が直面するシビアな問題や複雑な人間模様がリアルに描かれます。
    「人は多面的な色を持っている」と気づくことで、モノクロだった世界がカラフルに色づく展開に惹き込まれました。
    圧巻のラストシーンをはじめ伏線回収も見事で、ラストに訪れる真実には何度読んでも胸が熱くなります。
    今の人生に息苦しさを感じる人に寄り添い、世界を見る角度を優しく変えてくれる温かい傑作でした。

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    2026年10月07日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    泣いた。森絵都さんはカザアナだけ読んだことがあり、こちらは全く異なる作品でした。表題作は涙無くしては読めない、自分で選択し進む彼女を尊敬します。犬の散歩も好きでした。心揺さぶられたい方におすすめです。

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    2026年10月05日
  • この女

    匿名

    購入済み

    あいりん地区で生活していた若者に小説の依頼があり、そのヒロインになる女性の過去を探るうちに、彼の人生が変わってゆく。やっと希望がと、思ったら悲しい方向に話が流れていき、なんとも言えない気持ちになりました。

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    2026年10月05日
  • カラフル

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    読み始めからオチまで想像通りなんだけど、私はそこに至るまでのプロセスを大いに楽しんだ。特別な事件がなくても面白いのは1つ1つの事柄が紐解かれるたび、主人公とともに読者もどんどん前を向いていくからだと思う。「魂のホームステイ」肩に力が入りすぎた時はこの言葉を思い出そうと決めた。

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    2026年10月04日
  • カラフル

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    重いテーマなのに爽やかな読後感。
    主人公には次々と酷い不幸が降りかかるが、他人の生を生きているという主人公の他人事感と、苦しい時に出てくる天使との軽快なやり取りによって不快にならないのが流石というところ。
    主人公や周りの人間は決してハッピーと言い切れる状況になったわけではないが、きっと(今よりは)明るい未来が待っているだろうと想像できるラスト。
    読み終えた後は少しだけ景色が色づいて見えた。

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    2026年10月04日
  • カラフル

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    お父さんと川行った時の会話やお兄さんのシーンは涙が止まりませんでした。自分が見て思ってたことと、本当のことは本人にしか分からないし。ちゃんと聞いたり話したり、理解して分かろうとすることも大事。

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    2026年10月03日
  • カラフル

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    途中で展開はわかったけどそんなことはどうでもいい。早く次のページをめくりたくなるワクワクするような話ではなかったけど、そんなことはどうでもいい。ただただ良かった。

    長めのホームステイと思うと気楽になれるなー。

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    2026年09月30日
  • カラフル

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    自分の人生を 他人の人生だと思って生きれば、色々簡単なのに、自分自身の人生であるという意識が強くなればなるほど、多くのことが難しくなる。
    そんなところに着目したストーリーで、大変おもしろかったです

    人生はカラフル。白と黒だけじゃなくて、様々な色があって それが目まぐるしく変わっていく。
    私はそれをただ、美しいなと 眺めていられるような人生でありたいと、これを読んで思いました

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    2026年09月30日
  • つきのふね

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    この年頃の危うさが読んでて良いなぁと思った。
    大人になると良くも悪くも無くなっていくものが
    森絵都さんの小説にはたくさんあって
    読むと懐かしいような切ない気持ちになる。

    最後の手紙が良かった。
    見えなくなるだけで、本当は尊いものを
    誰でも心の中に持ってると思う。

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    2026年09月26日
  • カラフル

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    中学生の頃に1度読み、感動したのを覚えていたのでもう一度読み直しました。
    思春期に是非読んで欲しい1冊です。

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    2026年09月22日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    短編集はサクッと読めて良い!

    copy
    騙された、僕って言うもんだから

    ト・モ・ダ・チ
    え、分かる。怖いけど早苗の気持ちが分かる。
    親友が欲しくて、孤立してる子に近づく気持ち。
    この子だったら親友になってくれるんじゃないか的な下心。
    ただ、あることないこと言いふらすのはだめです。

    卵の殻
    よかったのでは??お母さんはちょっとずれていたけど、遼子はずれてないように思えたし。

    水底の星
    タイプの違う負けず嫌いたち。怖い。

    こっちを向いて。
    刺さりまくりで痛い。仕事を辞めると仕事でつながっていた人脈がなくなるのが怖くて仕事辞められない。思えば、これまでの友達は、一緒に担ぐ御神輿があった。同じお神輿がないと、女ともだちって作りにくいのかも。

    ブータンの歌
    たぶん本筋とは違うけど、介護問題は根深い

    ラインのふたり
    結局、ふたりは何か共通の敵を作ってなんでもいいから文句言いたかっただけなんじゃないかと思った。ジャミラの方が一流だった。

    獣の夜
    同い年だ。なんか憧れた。好きな話だった。

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    2026年09月22日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    最後には涙させられる。
    女性4.5人と男性1人の成長物語。
    民主主義は必ずしも1種類ではなく、それぞれの民主主義がある。
    そしてミステリーもあり、どんでん返しもあり、2人の行方は?みたいなんもあって、飽きずに読めました。良かった。

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    2026年09月22日
  • 獣の夜

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    短編集の中で気に入ったのは最後の「あした天気に」
    てるてる坊主懐かしい
    子供の頃はいくつも作ったな
    昔は天気予報もよく外れたりもしたなあ
    運動会や遠足の前の日は必ず作ってた記憶を思い出した
    願いを叶えてくれるてるてる坊主
    ちょっとメルヘンなお話みたいだけど
    自分の人生は自分の責任!
    人のせいにして生きてくなんてもったいない!
    と最後は思わせてくれる話
    わたしがしている「人のせい」って何かなあ

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    2026年09月21日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    朝井リョウの書評を読んで気になっていた本。個人的には久しぶりの森絵都。さすがに面白くて、600頁超えでもぐいぐい読んでしまう。
    GHQの占領下、民主主義教育の実験と称して集められたバックグラウンドの異なる少女へのレッスンの日々が綴られる。
    前半は日系二世のサクラギ先生の視点で。民主主義ってそもそもなんだっけねぇ…と平和ボケしたわたしも一緒にレッスンを受けている気分になる。
    後半は”被験者”の少女のひとり美央子の視点で。こちらは少女たちの連帯とどんでん返しが描かれる。痛快なので美央子と一緒にシャンパンをラッパ飲みしながら読みたい。

    はたして読み進めながら民主主義のことを考えるにつれ、まだこの現代日本社会に定着してないのではと思えてくる。
    作中にも、まだ民主主義の土壌のない日本なのに、使い道の無い新しい翼を授けてしまった残酷さに打ちのめされるサクラギ先生と、そんなことはとうに承知していたと言う少女たちの温度差が描かれているが、いまはもう戦後80年を過ぎている。日本は民主主義国家(になったはず)である。
    にもかかわらず、未だに私たちは「まだこんなこと言われるのか」と思わず天を仰ぎたくなる事態にたびたび直面するし、時には抗ってみるものの、多くは「まあ仕方ないよね」と諦観するし、海外のニュースに触れては新たな考え方に目を開かされる思いをする。まだまだ民主主義のレッスンの途中である。
    さらには緊張感の高まる世界情勢のなか、戦時中の市井の人の加害者意識にも軽く踏み込んだ作品をこのタイミングで読めてよかった。
    「語られたストーリーを信じるな」

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    2026年09月21日
  • カラフル

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    一気に読破
    この本のように、現実には〇〇したら天使もいないしホームステイもできない。自分の周りにはこんな面もあるんだよ、と。中高生に読んでみてほしい

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    2026年09月21日
  • カラフル

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    読みやすくてとても面白かったです!
    ちょっと主人公にイライラ…だけど、多感期な中学生の心理ってこんなもんなのかな?と笑

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    2026年09月21日
  • みかづき

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    塾と教育と経営と家族の話。

    以下、感想ではなく備忘。
    塾には2回行ったことがあることを思い出した。
    最初は中学3年の夏休み。地元大手のチェーン塾の10日間ぐらいの短期夏期講習。数学と英語を集中的にやるというのを受けてみた。全然面白くないし、学校外の友達ができるということもなく、馴染めずにすぐに終わった。金だけ使わせて親に悪いなと思ったことを思い出す。塾というものに行かないといけないのではないかと思っただけなのだった。
    最後は高校3年の春頃から受験までだったか。部活仲間の紹介。小さな地元の塾で、文系だったので英語と古典の講座をとった記憶がある。講師がそれぞれに面白く明快な解説で、受験勉強に特化して実にわかりやすかった。大学に無事に合格して報告してそれっきりだが、紹介してくれた仲間は恩義を感じてそのままアルバイトもしていたという噂を聞いた。

    今の時代の塾産業はどうなっているのだろうか。YouTubeで無料で勉強を教えてくれるコンテンツもあるし、あの頃は無数に宣伝されていた「人気講師のサテライト授業」とかいうのも余程でないと成立しないだろうな。

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    2026年09月19日
  • カラフル

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    少し現実離れした設定の物語だと、普段はあまり入り込めないことが多いが、この本はぐいぐい引き込まれて最後まで読み切った。昨日は電車を乗り過ごしたくらい。
    真の家族に対する対応がこれ以上辛くなったら読み進められないな、と思ってたが、そういう方向にはいかずほっとした。
    カラフルというタイトルが秀逸。

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    2026年09月18日
  • はじめての

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    どの話もとても良かったが、自分がティーンのときに読んでいたらより良かっただろうなと思った。
    その点、宮部みゆきの色違いのトランプは視点がお父さんだったので楽しめた。お母さんはどっちの夏穂に戻ってきてほしかったんだろうか。

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    2026年09月06日