森絵都のレビュー一覧
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皆は自死を選ぼうとしたことがあるだろうか。
主人公の真は自死を選ぼうとしていたうつ状態の際、本書に触れることで、視点を変えて、自死を思いとどまったのであろうか。
そしてあくまで忘れてはいけないのは、真がこの物語に共感できるのか、ということである。
自死を選んでしまう人、というのは思い止まるとか死への忌避感を感じる間も無く、自ら命を落としてしまうと言う。
皆はいじめを受けたことがあるだろうか。
私はある。
抵抗するという強さが本当の強さへの道筋なのか、あるいはそれは刻印としての劣等感であるのか、と考えたことはも幾許かある。
さて私が与えたい主題、
それはこの「カラフル」という作品は -
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いやー面白かった!
なんて豪華なアンソロジーなんだ!?と思って手に取ったけど、どれも期待を裏切らない良作でした。
宮部みゆきだけ、とても良かったけどミステリーじゃなくてファンタジーの方で来ちゃったな、サブタイトル見るに、発注と違うんじゃない!?とは思ったけど…笑
"はじめての"というテーマだったけど、この本自体がそれぞれの著者の作品をはじめて読む読者を想定してるのかな、と思うくらいそれぞれの作家さんの色が全面に出てるというか、めちゃくちゃ"らしい"作品で、従来のファンの人にも読書初心者にも嬉しい本だったと思う!
女流作家あんまり読まないんだよね、という -
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【手放した人生をリスタートできる本】
自殺した中学生男子の身体に入り込んだ、とある男の魂を描いた物語。
複雑な家庭環境を少しずつ解きほぐしていくその様子から、ページをめくるにつれて爽快感と達成感で満たされていく。天使プラプラとのやりとりも、現実を忘れさせてくれるかのようで、ほっこりと心温まる。転生してからは大きな不幸が訪れないことも、物語の展開として好みだった。
結果はどうであれ、自分で進むべき道を選べる主人公に惹かれる傾向がある。そして名もない自分が、自殺した自身の魂であることに気づき、天使プラプラとの別れのシーンはストーリーとしての余韻を感じさせる。前を向いて生きていく健気さと凛々し -
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人生で初めてちゃんとした小説を読み終わった。しかも、読書感想文とか課題で仕方なくいやいや読むという形ではなく、先々気になってしまい自分から率先して読んだのは初めてだった。特別引き込まれる設定であるとかそういうことはなくごくごく普通の家庭、生活、性格の少年の話×輪廻のサイクルというフィクションのかけ合わさった物語。
私が就活や受験などターニングポイントとなる場面でいつも共通して悩むのは自分が普通すぎて平凡な人間であるなと言うこと。趣味普通、成績普通、休みの過ごし方も普通で特別な経験をしてきているかと言われればそのようなこともない。どのような進路に行けばいいのかいつも悩み無難な道を選んできた。自分 -
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戦後、これまでの価値観が崩壊して、貧困と混乱の中で生きていくのが精一杯の中、GHQ から民主主義をもたらされた日本国民。
その中で実験という名のもとで集められた性格もバックグランドも様々な女性4人が戸惑い、反発したり、投げやりになったりしながら、自我に目覚めていく。
民主主義を学び、歴史や地理を学び、彼女達の意識が変わっても、日光を訪れた時に、民主主義教育の先生に「女の分際で何を生意気なことを言っているんだ」と言われる。
男女平等を謳う新憲法など、我関せずと昔のままの日本社会に愕然とする。
自分達が変わっても、日本社会が変わらない限り、新しい人生を生き直す事はできない、という現実も突きつけられ -
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青春時代を森氏の作品と共に生きてきた自分として、書き上げた凄さみたいなのを感じた
長かったけど素直によかった感想と、ダヴィンチの対談でも書かれてた参考資料の多さを実感しそれを森氏の物語で構築していった凄さが伺えた
最初は民主主義の物語が面白いのかと思ったがだんだんと見えてくる人物の輪郭に、そしてクライマックスとも思える200頁まできてあと400頁もあることに驚愕もあった
なんだろよく富士山に登ると人生観が変わると言われるが、そんな人生観が民主主義がきっかけで変わってく。つまり悩みの種など削げ落ち明るい未来を想像できる観を得ることなのかもしれない
(以下ネタバレ)
物語は
4人と教師で始まった民 -
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『犬の散歩』
◯◯を我慢すれば、そのお金でxxができる。
自分にもそんな感覚があって、それが幸せなことなんだと気付いた。
少しの贅沢を我慢してまで手に入れたいその思いは紛れもない純粋な愛な気がする。
『ジェネレーションX』
私が就職した時はゆとり世代、今ではZ世代
いつどきだって『最近の若者は…』という言論がある。
この話は、そんな最近の若者と仕事を共にして、気付く価値観の話。
少し話は違うけど、そういえば、私も新卒の新人が下についた時、『メール、印刷する意味ってなんですか』って言われて、なるほどそんな考え方もあるな、って思った。
基本は仕事第一だけど、仕事を差し置いてでも大事なことがあ -
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ネタバレ【あらすじ】
「はじめて」は、いつも痛くて、少し優しい。
日本エンターテインメントの最前線&最高峰!
日本を代表する4人の直木賞作家と、“小説を音楽にするユニット”YOASOBIが奇跡のコラボレーション!
小説のテーマは、「はじめて〇〇したときに読む物語」。
これらの小説を原作としたYOASOBIの楽曲が、2022年中に順次配信リリースされます。
「『私だけの所有者』ーーはじめて人を好きになったときに読む物語」(島本理生)
「『ユーレイ』ーーはじめて家出したときに読む物語」(辻村深月)
「『色違いのトランプ』ーーはじめて容疑者になったときに読む物語」(宮部みゆき)
「『ヒカリノ -
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森絵都さんの「みかづき」を読んで、森絵都さんファンになり、本作も読ませていただきました。
社会学に明るくないためタイトルを見たときに自分には難しいのではないかと少し心配したのですが、そんなことはなく、戦後日本の民主化の歴史とその当時の人々の暮らしや思いを作品を通じて知ることができました。
みかづきもそうでしたが、この作品も連続ドラマみたいだなと個人的には思います。
章ごとに大小様々な"事件"が起こり、その中で登場人物たちの人となりが見えて情が湧いてくる。最後にはみんな幸せになってほしいなぁという気持ちになります。
私は森さんの言葉のリズムや使い方が好きです。語彙力があまりな -
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仕事で1から一緒にある業務を作り上げてきた方が退職した日に書店に行ったら目に入ったのがこの本でした。誤魔化しながら過ごしていた喪失感を抱えながら書店に行ったところ、
キャンペーン中だったのか、文藝春秋の営業部のHさんによる、手書きのメッセージがカバーに敷き詰められていて、珍しいなと思い目に留まりました。
「もう会えないあなたへ」からはじまる文章に涙がほろりとしてしまい、購入しました。「縁は切るものではなくて、ほどくもの」というのですね。
6篇の短編集
カブとセロリの塩昆布サラダ
は、ついつっこみながら読んでしまう、そこまでしなくてもと思うけど、しないと気が済まない主人公に分かるなぁと思いなが