森絵都のレビュー一覧
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ネタバレ直木賞受賞した作品。
クリスマスイヴにイヴの話は、少し運命的だと思ったの。
美しいシーンは主人公に重なって泣けます。
元夫の死を乗り越えようとしてアフガン行きを決める主人公はさすが直木賞という感じ。
以下はお気に入りの文引用です。
「都会の人間はスマートに人を拒絶する。」
「自分になにができるのかと考えることは、自分の無力さと向かいあうことだ。」
「弱さを人に見せられるのも一つの徳性だ」
「粘って粘ってつないでいけば、そのうち四番打者にもなれるかな」
「エドは無言で里佳の手を引きよせ、その指先にキスをした。恐らく今までで一番優しいキスを。「いや、里佳だとわかってた」」
「突然、発作のように里 -
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表題の三角関係よりも
プリンが気になって仕方がない
食べられてしまったプリン
プリンアラモードのプリンなし
プリンに目がないわたくしとしては
許さざる出来事
どうしてあんなにもプリンは惹きつけられるのか
形か、味か色なのか?
とにかくそこにプリンがあれば
周りの何にも目に入らなくなる
プリン、プリン、プリン
プリン様〜
プリン教を立ち上げたいくらいである
プリン様にプリンをお供えして
プリンを食す
この世にプリンを生み出してくださって
ありがとう
さすがに今は、そんなには食べない
太るから、甘すぎるから
選んで食す
でも
レストランなどで
昔ながらの王道プリンを見つけると
必ず口から
あっ -
Posted by ブクログ
ネタバレとっても良かった。
それぞれの作品に個性があった。
それぞれの主人公たちが自分の譲れない、大切な物事を貫き通して懸命に生きる姿に心打たれた。
自分にも、家族・お金・健康以外に大切にしている価値観や趣味があるので、主人公たちのように、自分の人生の指針として大切にしていきたいと思った。
社会人3年目になった今、仕事をそこそこに趣味を一生懸命楽しみたい自分にとっては、「ジェネレーションX」の石津にかなり共感出来た。
「守護神」の祐介は、学生時代に文学大好き過ぎて周りから疎まれた結果、自分の大好きな文学を捨ててしまった。社会人になってから夜間大学の文学部で学び直す。
「鐘の音」の潔は、学生時代に -
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ネタバレわかるわぁ…
退屈に負けない。自分で遊びを考えるのって大事。そして、すみれちゃんのこの言葉。
「みんな宇宙のみなしごだから。ばらばらに生まれてばらばらに死んでいくみなしごだから。自分の力できらきら輝いてないと、宇宙の暗闇にのみこまれて消えちゃうんだよ」
「ひとりでやってかなきゃならないからこそ、ときどき手をつなぎあえる友達を見つけなさい…手をつないで、心の休憩ができる友達が必要なんだよ」
森絵都さん+中学生、最高じゃないわけがない。
さおりさんとすみれちゃんという、ちょっとハズレた大人の女性がスパイスになっていて。
ところどころに散りばめられた素敵な言い回しも、大げさじゃなくていい。
アイ -
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タイトルが気になっていて、読みたかった本でした。
「風に舞いあがるビニールシート」
家族仲間がいて腰を落ち着けて“ここが自分の居場所“と言えるところがある。それ自体がすでに平和であり、幸せなのだ。ビニールシートが風に捲れ、煽られ、もみくちゃになって飛ばされるように、いとも簡単に自分の居場所や存在そのものが奪われてしまう世界が、今この時にも存在する。
そのような人たちを護り助けたいと願う国連職員のエドと里佳の関係を描いた章。せつないけれど最後は熱いものがこみあげてくる力強い物語でした。
お仕事小説とひと言で言い表わせないくらい、どの章も深く内容が豊かで、「守護神」「ジェネレーションX」も好き -
Posted by ブクログ
ネタバレ楽しい読書だった。
気づけば頬を緩めるような文体だった。
多分、重いテーマについて深く掘り下げて
いくような作品ではなく、70,80年代のどこにでもいる女性の生涯の刹那を切り取っていることと、作者の作風からそう感じたのだと思う。
しかし、タイトルの永遠についてハッとするようなシーンがあり、
それが太陽は数十億年後、なくなりそれに伴い、
永遠の象徴だった地球もなくなってしまうと紀子が知って、永遠ではないのか、、と思い、こうしてはいられない! と奮起するシーン。
終わりのことなんて全く意識していなかった紀子が明確に永遠の終わりを感じたところでもあり胸にきた。
また、永遠の終わりについて 春 -
Posted by ブクログ
ネタバレ森絵都さんの作品が好きで手に取りました。
凄く好きでした。。
私は永遠の出口という作品が断トツで好きなのですが、同じくらい好きな作品となりました。
この物語の主人公は中学生の女の子さくらであり、
新学期の進路調査アンケートに「不明」と書いてしまうほど、将来に期待感などなく、ノストラダムスの予言の通り、本当に二〇〇〇年が来ないのではないかと不安を抱いています。
さくらは、不良グループとの付き合いで万引きをしたり、親友の梨利と不和を起こしたりと、人間関係に疲れていますが、宇宙船を設計しているという不思議な男性、智さんと出会い、智さんの家で飲むミルクコーヒーが安らぎのひとときです。
ただ、穏や