森絵都のレビュー一覧

  • はじめての

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    ネタバレ

    4人の直木賞作家による「はじめて〇〇したときに読む物語」をテーマにしたアンソロジー。
    YOASOBIの「セブンティーン」という曲の原作になっているそう。
    とにかく作家さんが豪華でどれも面白かった。
    特に好きなのは辻村深月さんの「ユーレイ」。
    中学生の繊細な心情が解像度高く描かれている。
    夜の海、幽霊、白いワンピース。怖いシチュエーションだが最後は心が温まる。
    没入感があり途中その場に自分もいるような感覚になった。
    この感想を書いている今もまだ余韻が…。

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    2025年08月27日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    カラフルぶりの作者さんの作品だったけど、全く別の方が書いてるのかと思うほど印象が違った。
    さらに収録されてる6篇もそれぞれ感じが違くて、作者さんの幅の広さに驚いた。
    表題作の「風に舞いあがるビニールシート」が特に印象に残ってる。思わず泣いてしまったし、切ないラブストーリーだった。

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    2025年08月20日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    心あったまる。わざわざ言葉にすることでもないが、でも生きる上で実はこういうことが大切なんだよなぁ、と思わされる話ばかり。
    手の痒いところに焦点があたり、細かな心の機微を表現してくれている感じ。
    定期的に読みたいと思える。

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    2025年08月19日
  • はじめての

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    YOASOBIが好きなので、題材になった小説を読もうと思ったのをきっかけに本を手に取りました。
    青春の甘酸っぱいかんじ、多感な頃の自分との対話、もしもが詰まっていて、あの頃を思い出せる旅ができて良かったです

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    2025年08月11日
  • みかづき

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    手に取ったときは「分厚いなー終わるかな」と思っていましたが、気づいたら6日くらいで読み終わっていました

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    2025年08月10日
  • 永遠の出口

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    「地球は50億年後には滅びるなら、永遠など存在しない」と、紀子が知って絶望する…という最後の章が、ブッ刺さりました。自分もいつか地球が滅びるという事実にショックを受け、なら何のために自分は生きているのか、と真剣に悩んだ時期があったからです。小学校〜高校の出来事や感情を一人称で描いたそれ以外の章でも、懐かしく苦く自分に響く箇所がたくさんあり、なんだか若い気持ちになるほんでした。

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    2025年07月19日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    本人にしか分からない何かを大切にする人達の6編。
    6編とも全く違う話なのに、共通する切実さみたいなものが伝わってきた。
    表題作はもちろん、ピュアな向学心に気付く「守護神」もお気に入り。

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    2025年07月13日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    最近、本棚から森絵都さんの本ばかり取ってしまいます。そういう時は大体疲れて心が疲弊してるときなのですが、森絵都さんの作品は表現が甘美で繊細で、そんな心を一気に癒してくれます。
    どの作品も全て中学生が主人公、一人称で書いてあり、楽しさ苦さ切なさがぎゅうぎゅうに詰まった思春期の心をじっくり体験することができます。あの頃みんなが体感する、濃すぎるくらい濃厚な人生を音楽とともに味わえる、贅沢な作品でした。

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    2025年07月08日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    ネタバレ

    直木賞受賞した作品。
    クリスマスイヴにイヴの話は、少し運命的だと思ったの。
    美しいシーンは主人公に重なって泣けます。
    元夫の死を乗り越えようとしてアフガン行きを決める主人公はさすが直木賞という感じ。

    以下はお気に入りの文引用です。
    「都会の人間はスマートに人を拒絶する。」
    「自分になにができるのかと考えることは、自分の無力さと向かいあうことだ。」
    「弱さを人に見せられるのも一つの徳性だ」
    「粘って粘ってつないでいけば、そのうち四番打者にもなれるかな」
    「エドは無言で里佳の手を引きよせ、その指先にキスをした。恐らく今までで一番優しいキスを。「いや、里佳だとわかってた」」
    「突然、発作のように里

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    2025年06月26日
  • 漁師の愛人

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    表題の三角関係よりも
    プリンが気になって仕方がない
    食べられてしまったプリン
    プリンアラモードのプリンなし
    プリンに目がないわたくしとしては
    許さざる出来事
    どうしてあんなにもプリンは惹きつけられるのか
    形か、味か色なのか?
    とにかくそこにプリンがあれば
    周りの何にも目に入らなくなる

    プリン、プリン、プリン
    プリン様〜
    プリン教を立ち上げたいくらいである
    プリン様にプリンをお供えして
    プリンを食す
    この世にプリンを生み出してくださって
    ありがとう

    さすがに今は、そんなには食べない
    太るから、甘すぎるから
    選んで食す
    でも
    レストランなどで
    昔ながらの王道プリンを見つけると
    必ず口から
    あっ

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    2025年06月23日
  • みかづき

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    ネタバレ

    「うん。だって、あんなにがむしゃらな人はいない。ときどき、二階で居残り授業を受けてた生徒が帰っていったあと、お母さんがばたばたと階段を駆けおりて、厠へ飛びこんでいくだろう。あの足音を聞くたびに、ぼくは、お母さんをかわいい人だと思う」

    これを、蕗子に伝える五郎が好き。序盤で一気に引き込まれました。

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    2026年02月09日
  • 宇宙のみなしご

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    ネタバレ

    とても読みやすく、一気に読み終えてしまった。さわやかな読後感。大人になればなるほど、いろんな人やものに理由をこじつけようとしている自分に反省。揺れて動く心に従って見えてくることもあるよね。すみれちゃんのセリフも心に残った

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    2025年06月08日
  • みかづき

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    教育問題が塾という視点で語られ、3世代にわたる長い期間の移ろいがみえる物語で、とても面白かったです。その時その時の時代背景によって子どもを取り巻く教育のあり方が大きく変わって来たことを認識させられました。
    当たり前のように学校に通い、塾にも通わせてもらったことに感謝しなければと思いました。
    格差の問題も考えさせられます。
    分厚さに圧倒されましたが、ちょっとクスッと笑ってしまうようなシーンもあり、とても楽しかった。
    貧しい国の子どもたちにも、きちんと教育を受ける機会が用意できる世の中になればいいなと思います。

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    2025年06月08日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    小6の子供にどうかなと思い私が先に読みました。
    中学生の心の揺れが描かれており、心配になりつつもまだまだ子供の中学生に少しホッとして優しい気持ちになりました。
    12歳年下の弟が生まれて、自分の親は「あのこと」をしてたのかと喜びよりショックが大きかった。それが同級生にバレたら男子からエッチなことでからかわれる、女子からはおぞましいと言われる、と不安になる女の子のエピソードが載っています。
    リアリティがあり良いのですが、自分の娘も知ってるとは思いますが、私から伝えていないので親の私からこの本をオススメとして渡すことは止めることにしました。

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    2025年05月16日
  • みかづき

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     昭和30年代、戦後の日本の教育制度が著しく変化した時代に学習塾を始める大島吾郎と千明夫妻。
     学歴社会、ゆとり教育と教育指針が移りゆく中で教育者として経営者として波乱万丈な道を歩んでいく。
     そんな大島夫婦の娘たちやその子どもたちも含めた壮大な家族ドラマのようだった。
     最終章で孫の一郎が、かつての吾郎の姿と重なり胸が熱くなった。

     「常に何かが欠けている三日月。欠けている自覚があればこそ、人は満ちよう、満ちようと研鑽を積むのかもしれない」
     欠けていることに悲観することはないんだな。

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    2025年05月01日
  • みかづき

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    ネタバレ

    三世代に渡る長編小説。昔の教育現場ってこうだったんだと思うとともに、自分学生として過ごした平成の時代にも塾と学校現場に問題があったことを改めて教えてもらえた。吾郎さんの人柄がとても心地よく、あっというまに読むことができました。

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    2025年04月28日
  • 宇宙のみなしご

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    ネタバレ

    わかるわぁ…

    退屈に負けない。自分で遊びを考えるのって大事。そして、すみれちゃんのこの言葉。
    「みんな宇宙のみなしごだから。ばらばらに生まれてばらばらに死んでいくみなしごだから。自分の力できらきら輝いてないと、宇宙の暗闇にのみこまれて消えちゃうんだよ」
    「ひとりでやってかなきゃならないからこそ、ときどき手をつなぎあえる友達を見つけなさい…手をつないで、心の休憩ができる友達が必要なんだよ」

    森絵都さん+中学生、最高じゃないわけがない。
    さおりさんとすみれちゃんという、ちょっとハズレた大人の女性がスパイスになっていて。
    ところどころに散りばめられた素敵な言い回しも、大げさじゃなくていい。
    アイ

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    2025年04月26日
  • 宇宙のみなしご

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    それぞれの問題や敵に立ち向かっていく姿が、すごくかっこよかった。
    キラキラ輝いて生きるためにも、手を繋ぎ合える友だちが、わたしもほしい。

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    2025年04月22日
  • みかづき

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    ネタバレ

    こんなに長い本を久しぶりに読破した
    語り手が代々変わっていくのが時代の流れを感じて読み進めちゃう
    自分をみかづきに例えた千明と、吾郎さんの最後の一言で鳥肌がたった

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    2025年04月13日
  • 永遠の出口

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    ネタバレ

    楽しい読書だった。
    気づけば頬を緩めるような文体だった。

    多分、重いテーマについて深く掘り下げて
    いくような作品ではなく、70,80年代のどこにでもいる女性の生涯の刹那を切り取っていることと、作者の作風からそう感じたのだと思う。

    しかし、タイトルの永遠についてハッとするようなシーンがあり、
    それが太陽は数十億年後、なくなりそれに伴い、
    永遠の象徴だった地球もなくなってしまうと紀子が知って、永遠ではないのか、、と思い、こうしてはいられない! と奮起するシーン。

    終わりのことなんて全く意識していなかった紀子が明確に永遠の終わりを感じたところでもあり胸にきた。

    また、永遠の終わりについて 春

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    2025年04月04日