森絵都のレビュー一覧

  • はじめての

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    「初めて」何かをした日、その時の気持ちって覚えてますか?

    初めて
    恋した日
    家出した日
    容疑者になった日
    告白した日
    が収録されてます。

    個人的には「家出した日」の「ユーレイ」が最後の展開が綺麗で好きです。

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    2026年04月05日
  • はじめての

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    いろんな初めてが詰められたアンソロジー。

    YOASOBIの歌にもなってるので、読みやすい人はいるかと思いますが、以前「想うた」の感想でも書きましたが、歌詞を物語に、物語を歌詞にするのはめちゃくちゃ大変だということです。歌詞にしても短編にしても、そこへの解像度が作者と一致しないと、自己満足になってしまう。広く言えば、創作の世界とは自己満足になるわけだが、異なるアートをリンクさせようとすると、リンクさせる側の自己満足は喪失する。我流を押し通せば非難されるし、かといって落とし込むだけであれば、したためる必要がない。料理と同じだ。サンプリングしたものがイタリアンで、和洋折衷に拵えたものがナポリタンで

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    2026年04月02日
  • はじめての

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    音楽と文学がつながる瞬間を4回楽しめる!
    中でも色違いのトランプは圧巻。
    小説〜音楽〜MVと目と耳と心で楽しむ世の遊びを!

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    2026年03月29日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    実話に基づいているのではないかと思うほどリアリティのある話が連続しており、夢中で読みました。特に「守護神」は苦学生の話で、自分は普通の中年会社員ですが、なんとか時間を作って勉強しなければと思いました。また、主人公裕介の“とても熱心なのに力の入れどころが少しずれている”不器用さが、実在しそうな人物像として描かれており、共感しました。

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    2026年03月29日
  • あしたのことば(新潮文庫)

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    森絵都さんの作品を読むのはたぶん『◯年ぶり』くらいのほんとそれくらいすごく久しぶりでした。

    ことばを中心とした9つのお話。
    出てくるのは主に小学生くらいの子どもたちなんですけど、大人の自分にも共通するようなことばかりでした。

    どのお話もすごくよかったんですけど、僕が個人的に好きだったのは『風と雨』の瑠雨ちゃんのお話。
    大なわとびのくだりがめちゃくちゃ響きました。

    あと最後の『%』の短いお話も。
    一つのことばから広がっていく展開がすごくおもしろかったですし、ことばの難しさも感じました。

    感想はいっぱいあって尽きないです。
    それくらい素敵な作品でした。
    ありがとうございました!

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    2026年03月25日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    第135回直木賞受賞作。
    短編集。6つの物語。

    一人の作家さんが描いたとは思えないほど、それぞれ趣きが違う短編。それでいて、どれもが読み終わった時に、そっと背中を押してくれるような前向きな気持ちをもたらしてくれる。

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    2026年03月15日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    心に染み込んでくるような文章表現は流石の直木賞。
    「大切なもの」を探し求める6つの短編だが、後の作品になるに連れ、読む手が止まらなくなった。
    「風に舞いあがるビニールシート」にあんな意味があるとは最後の作品を読むまで想像できなかった。

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    2026年03月08日
  • みかづき

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    親子3世代にわたり関わり続ける教育をテーマにした長編大作です。
    時代の移り変わるよって教育の形も変わっていく、その度に悩み、支え合う、とても素敵な家族の物語です。
    長編なので読み始めるのに躊躇していましたが、読み始めたらずっと引き込まれていました。

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    2026年03月03日
  • 出会いなおし

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    出会いなおしたい、と思った。
    でもきっと出会っている時のあの時の空気はもうもたらされない。
    重ねた年月は酷く重厚な高い壁で、絶対にそれは越えられない。
    だからこそ、出会いなおしたい。

    あなたを忘れて過ごした年月のなかでの
    積み重ねた間違いや喜怒哀楽の果てで
    例えばそれぞれの経験値のようなものがあれば
    30が40になったわたしと
    50が55になったあなたは
    もはや全く別人格で、もう惹かれ合わないかもしれないけど、それはそれできっと温かく柔らかく解される感覚になると思う。
    根拠はなくて、なんとなくだけどそう思う。

    そして一方で、いま出会っていて
    言葉を交わす間柄のあなたも
    いつかきっと別れの時

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    2026年03月01日
  • みかづき

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    ネタバレ

    教育とは何か?

    考えさせられる本。
    現代に限らず、いつの時代も”教育”は政治的干渉を受け続けてきた。
    学校の先生や塾の講師でさえ、”教育とは何か”について明言できないのに、学生や児童たちはどのように学びを得ていくのだろうか?

    教育というものの限界を感じつつも、際限のない教育についての問題提起を感じさせられる。

    答えのない中、必死にもがこうと少しでも良くしていこうと努力する人間関係の構図が面白い。

    そしてあまり関係ないけど、不倫は良くないぞと思った。

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    2026年02月28日
  • 宇宙のみなしご

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    キラキラとした青春小説でした!!
    屋根に登るという非日常を楽しむ中学生たちが輝いていた
    また中学生ならではの悩みや発想力の豊かさなどとにかく学生時代の良いことも悪いことも思い出させてくれるような作品だった

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    2026年01月26日
  • みかづき

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    はじめは少し話のテンポが自分に合わず、ザクザクと話は進むのにダラダラとまどろっこしい感じがしたが、塾が段々と成り上がっていくにつれて俄然面白くなってきて、最後はこの3〜4世代続く一大叙情詩に読み終わった後、感嘆の声を上げずにはいられなかった。
    こんなに登場人物が出てくるのに、1人1人のキャラクターが際立っていて、一度も確認することなく読み切れたのは久しぶりだった。

    また津田沼塾戦争は、まさに自分が第2ベビーブームドンピシャ世代で、この話に出てくる塾の成り立ちは、自分の地元だったせいもあり、あぁこれは市進かな、栄光ゼミナールかな、俺は研数学館だったなとか、勝手に当てはめて興味深く読むこともでき

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    2026年01月25日
  • つきのふね

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    みんな孤独で、みんな弱くて、みんな、ひとりが怖い。
    心の中で、奥底で、自分でも恐ろしくなるような、小さな、でも力強い闇をみんな持っている。
    それで、いいんだ。
    それが、生きている証拠なんだ。

    孤独と闇のなかで悶えながらも、尊いなにかに支えられて生きている。そして、自分自身がだれかの尊いなにかになっている。

    そうして人は生きているんだ。

    そう思わせてくれるような、小さくも力強い作品。圧巻。

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    2026年01月24日
  • 出会いなおし

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    心に残ったフレーズ

    歳を重ねるということは、同じ相手に、何回も出合い直すということだ。会うたびに知らない顔を見せ、人は立体的になる。

    旧ナリキヨとこつこつ関係を積み上げた月日も、「いつか見せてください、佐和田さんの立体を」とパリへ臨む私にくれた激励も、やっぱり、あったことなのだ。新ナリキヨの登板によって、旧ナリキヨの地道な投球が過去から葬られたわけではない。たとえ新ナリキヨがどんなに上手にルパンになりすましたところで、私から旧ナリキヨの思い出を盗むことはできない。

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    2026年01月24日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    普段の生活の何気ない普通の日々を描いているからこその面白さがあります。
    今、学生生活真っ只中の方にも、昔を思い出したい方にも、おすすめです。とても読みやすい本だと思います。

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    2026年01月23日
  • みかづき

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    よい小説を読んだ満足感を得られました。
    塾の先生が教育とは何か?を真剣に考えて苦闘する姿に惹き込まれました。親子関係のいろいろも長期間にわたって描かれていることで見えてくるものがありました。
    ハッピーエンドでよかったです!

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    2026年01月22日
  • みかづき

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    以前読んだことあったと思うが、今回あらためて、そして久しぶりに、骨太な作品を一気読みした。みかづき、のタイトルがとても活きている。千明を演じるとしたら、天海祐希さんでしょうか。それにしても、読書の世界にまた戻ってこれたと実感できる傑作です。

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    2026年01月17日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    表現豊かな描写でスラスラ読めました。

    個人的には短編小説「器を探して」の続きがとても気になります!

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    2026年01月06日
  • はじめての

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    辻村さんと森さんに惹かれて手に取った。けど、想定外に他の作家さんの作品もハマった。

    -人は一人で生まれて一人で死ぬ。その当たり前のことが、あの人たちにはね、本当に死ぬことより怖いの。-

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    2026年01月03日
  • 気分上々

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    全9編の短編小説。長いものもあれば、数ページだけの作品もありますが、どれも抜群の読み応えがあった。その中でも特に楽しく読めたのは「ヨハネスブルグのマフィア」とタイトルでもある「気分上々」。
    「ヨハネスブルグのマフィア」
    かつての恋人(?)と10年越しの再会なのに、それを感じさせない大人な会話が魅力的。とりあえず、このマフィアの睡眠法を試してみたい。後、寿司を頼むときは「イカエビタコ」にしたい。
    「気分上々」
    タイトルそんなところから!?と思ってしまった。思春期ならではの甘酸っぱい悩みや葛藤に、自分もこんな時期があったなあ、と共感。あの頃の男子の頭の中、確かにこんな感じだったかもしれない。

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    2026年01月02日