森絵都のレビュー一覧

  • ラン

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    今作は、ポカリスエットの
    味が口いっぱいに広がるようなお話。

    「死と生」いや「死と青春」を題材にした
    本作は、簡単にいえば主人公の女の子が
    死んだ家族に会うため、40km走れるように
    努力するお話です。

    家族全員を事故で失った主人公の『環』
    彼女が生きる希望を見いだし、目的も
    性格も年齢もバラバラな大人たちとともに
    フルマラソンに挑みます。

    フルマラソンと、天国。

    全く関係ないものを違和感なく繋げる
    森絵都さんの天才的なインスピレーション。

    そして手に汗握りながら、応援したくなる
    ような没入感。そして一体感。

    大人も一生青春なんです。

    汗でちょっぴりしょっぱく感じた
    ポカリスエッ

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    2024年06月19日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    ネタバレ

    誰もが通りそうな後悔がとてもリアルで、惹き込まれる。人間の負に流される部分と、その中で一歩踏み出す人間の意志が、読んだ人に小さな勇気を与えてくれる。

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    2024年06月12日
  • DIVE!! 下

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    あまりに世界観が好きすぎて、
    読み終えるのがもったいない物語だった。
    読み終えるのが、終わってしまうのがもったいない、と思いながら読んだのは本当に久しぶり。
    一晩寝かしてみたけれど、我慢できなくて結局次の日には読破。

    三者三様の飛び込み選手と、それを応援するみんなの気持ち(本当に、みんな!)がとても爽やかで、青春で、とてもよかった。
    飛び込みという競技が大好きになった。
    運命の試合の、一回のダイブごとに順位が入れ替わる書き方とか、物語としても最高におもしろいです。
    次のオリンピック飛び込みの選手たちから、要一と、飛沫と、トモを探すことにする。

    あーあ、終わってしまった。楽しかったー。

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    2024年06月10日
  • 獣の夜

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    『ブレイクスルー』とか『気づき』ってこういうことなんだよな〜と思いました。

    『カラフル』を思い出す展開の数々でなんだか懐かしかったです。

    自分らしくありのままでいいんだと思える本でした。

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    2024年06月06日
  • つきのふね

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    大人なら『こんな程度か。』で終わることにも真剣に悩んで、答えが出ずにまた次の悩みに出会って…を繰り返しずっと悩んだり、逃げてしまったりする中学生の気持ちを思い出せる本でした。
    この本と現代では悩みの種も、考え方も、付き合い方も、逃げ方も、解決方法も違います。
    ですが、いつの時代でもこの本の智さんや勝田くんのような、何も言わずに傍で一緒にいてあげる、悩んでいる姿を受け入れて一緒に解決してあげる、そんな友達が必要と感じました。
    またもう少し大人になって中学生の心を忘れたら読み返そうと思います。

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    2024年05月10日
  • できない相談 piece of resistance

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    森絵都さん、初読み!タイトルと、40近い目次から、エッセイかな?と軽い気持ちで読み始めてみたら、非常にオトクな短編集でした。

    面白いじゃないの、森絵都さん。
    まず、言葉が美しい。仰々しくなく、華美でなく、日常使いの美しさ。機能美。
    話し言葉が自然。読みながらうっかり声に出してしまいそう。声に出して読みたい森絵都。

    すごいなと思うのは、話のジャンルや語り口が実に様々でバラエティに富んでいて、40篇も読んでも同じものがないこと。NOを書いた短編であるはずなのに、嫌な気持ちになるものがないこと。電車広告くらいの、本当に短い話なのに、しっかり読後感があること。

    そしてそして、たくさんの短編の最後

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    2024年05月15日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    ネタバレ

    「子供は眠る」「彼女のアリア」「アーモンド入りチョコレート入りのワルツ」の3編が収められている。
    森絵都さん初読み。

    彼女のアリアが好き。嘘とわかっていても、それを肯定して質問していく彼のあたたかい思いやりが素敵だった。
    角田光代さんの解説も響いた。

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    2024年04月23日
  • ラン

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    ネタバレ

    環が走るようになってからは、あっと言う間に読み進めてしまった。話も分かりやすく、登場人物も面白かった。
    真知栄子は苦手なタイプだけど、ズケズケ入っていく彼女を知りだしたらこんな人も仲間としてありだわ~と思えて笑えてしまう。私も是非イージーランナーズに入れて頂きたい。
    走る事を通して、環が心も体も成長していくのももちろん、生きる事を見つめ直しこれからの生に向かって挑戦していく感じがとても素敵でした。

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    2024年04月22日
  • 架空の球を追う

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    適度なリズムの良いライトなユーモアが心地よい。人々の何気ない気づかない日々の美しさにスポットライトをあてて微笑んでいるそんな小説。

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    2024年04月06日
  • ラン

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    10年ぶりくらいに読んだ。内容はあんまり覚えてなかったけど、当時とは全く違う読み方をしてるんだろうな...と思う。
    読後感がほんとうに良い。前向きになれるし、ダイエットしようと思うし、久米島行きたくなる!
    ファンタジー要素は結構ぶっ飛んでるけど、心の動きの描写にリアリティがあって、すごく共感する。
    『出会いなおし』とかもめちゃくちゃ良かったけど、やっぱり森絵都は長編の方が好き。

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    2024年03月14日
  • 漁師の愛人

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    森絵都さん、最近ご無沙汰だったけど、久しぶりに読んでやっぱりすごくいいなあと感じ入った。
    読みやすい文体なのに、もやっとした感情が的確に言語化されていて、ほんとそうなのよ、とグッと引き込まれる瞬間が何度もある。
    特に好きだったのは『あの日以降』『漁師の愛人』。

    『あの日以降』は震災以降の話だけれど重くなりすぎず、震源地からは距離のある場所で「あの日」を迎えた自分としては共感しやすい温度感だった。
    被災地にいなかったからこそ「幸せであったらいけない」と感じた人は多かったんじゃないだろうか。

    『漁師の愛人』については、物語の大テーマではないものの
    「良かろうが悪かろうが、彼女自身が望んだ人生で

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    2024年03月13日
  • DIVE!! 下

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    面白すぎて先が気になりすぎてあっという間に読んでしまった。知季、飛沫、要一3人ともすごく個性的で魅力的で全員幸せになってほしくて後半は心配しながら読んでたけど、とっても良い終わり方だった!出てくる人全員が不器用だったりから回ったりしながらも素敵だった。

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    2024年03月07日
  • DIVE!! 上

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    すごく知らない飛び込みというメジャーじゃない良く知らないスポーツなのにめちゃくちゃひきこまれて続きが読みたくてどんどん進んじゃう。それぞれの登場人物が完璧じゃなくて成長途中で応援しながら読み切った。

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    2024年03月04日
  • カザアナ

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    一気に読んだ本は久々でした。
    歴史小説??という導入部分から今より少し先の未来へ。特殊能力の持ち主?カザアナの人々と入谷ファミリーが、変えていかなきゃの予測不可能な大冒険。実際に色々なことがおこり得るかもしれない未来の怖さ。ユーモアの中にもそこにどう向かうかを、問われているような気にもなりました。

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    2024年02月11日
  • 異国のおじさんを伴う

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    最後に驚かされたり、納得したり、とても楽しめた短編集。一冊のなかにたくさんの思いがあふれていた。どの短編も面白かった。他の人にも気づいてほしいようなことがたくさん描かれていた。

    「藤巻さんの道」「クリスマスイヴを三日後に控えた日曜の···」「思い出ぴろり」「ラストシーン」「桂川里香子、危機一髪」「母の北上」が特によかった。

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    2024年02月01日
  • 異国のおじさんを伴う

    購入済み

    どの話も凄く良かった!

    やっぱり森絵都先生は良いです!どの話も最高でした。
    妙に納得してしまったのは「藤巻さんの道」でした。フィクションのキャラクターのダメなところや闇とかは何かとロマンチックですが、現実の人間のそれは全然ロマンじゃなくて正直関わりたくないものばかり。それでも腹をくくって関わっていこうと思えた時、本当の関係が始まるのかなと思いました。
    この短編集は順番もとても良くて、最後を「異国のおじさんを伴う」が締めくくったのも凄く良かったです。

    #ハッピー #笑える #癒やされる

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    2024年01月18日
  • リズム/ゴールド・フィッシュ

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    森絵都さんのデビュー作、リズムとその後を描いたゴールド・フィッシュを同じ本で読むことが出来てよかった。子供にも読みやすい作品だと思う。

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    2024年01月16日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    タイトルを見たとき、なぜかアーモンド臭と間違え青酸カリでも出てくる推理モノと勘違いしていたが
    とんでもない。とても爽やかな短編集だった。
    三話からなる短編集だが、どれも思春期の複雑な心の模様を描きつつも、さっぱりとした読後感だ。
    一話目の「子どもは眠る」はいとこの男の子同士の物語。専制君主的な章くんを主人公の目線で語っていく。一人称だからこそ見えてなかった真実がじわじわと描かれ、少し切ない。

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    2024年01月06日
  • DIVE!! 下

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    一言で言うと面白かった!
    初めてスポーツ系の小説を読んだ。
    上と下と続けて読んで、改めてスポーツっていいなぁと思った。

    青春も詰まってるし、自分の人生をかけて1つの事に熱中して頑張れるってすごく素敵だと思う!

    自分も学生時代に熱中できるものを見つけてたらなと、熱中して頑張れる強さを羨ましく感じた。

    元気も勇気も貰える1冊!

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    2023年12月28日
  • 宇宙のみなしご

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    心がほっこりする話だった。
    会話が多いからなのか、1日でサクッと読めるところも良い。
    大人が読んでも楽しいけど、ちょっと生きるのがめんどくさくなっちゃってる中高生とかにも読んでほしい。

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    2023年12月23日