森絵都のレビュー一覧

  • DIVE!! 下

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    面白すぎて先が気になりすぎてあっという間に読んでしまった。知季、飛沫、要一3人ともすごく個性的で魅力的で全員幸せになってほしくて後半は心配しながら読んでたけど、とっても良い終わり方だった!出てくる人全員が不器用だったりから回ったりしながらも素敵だった。

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    2024年03月07日
  • DIVE!! 上

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    すごく知らない飛び込みというメジャーじゃない良く知らないスポーツなのにめちゃくちゃひきこまれて続きが読みたくてどんどん進んじゃう。それぞれの登場人物が完璧じゃなくて成長途中で応援しながら読み切った。

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    2024年03月04日
  • つきのふね

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    重めの内容ではあるが疾走感がありどんどん引き込まれてあっという間に読み終わってしまった。主人公が中学生であるが、あとがきの大人こそおすすめという理由がうなずける。中学生というものは周りが荒れたり、思うように将来が見えなかったり、友達との関係性に悩んだり、とても多感な時期。少年少女達の心理描写がよく分かる。

    勝田君のキャラはかなり特殊だが…

    人より心が脆い人こそ生きるための強さがある、このようなメッセージがかなりグッときた。

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    2024年02月16日
  • カザアナ

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    一気に読んだ本は久々でした。
    歴史小説??という導入部分から今より少し先の未来へ。特殊能力の持ち主?カザアナの人々と入谷ファミリーが、変えていかなきゃの予測不可能な大冒険。実際に色々なことがおこり得るかもしれない未来の怖さ。ユーモアの中にもそこにどう向かうかを、問われているような気にもなりました。

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    2024年02月11日
  • 異国のおじさんを伴う

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    最後に驚かされたり、納得したり、とても楽しめた短編集。一冊のなかにたくさんの思いがあふれていた。どの短編も面白かった。他の人にも気づいてほしいようなことがたくさん描かれていた。

    「藤巻さんの道」「クリスマスイヴを三日後に控えた日曜の···」「思い出ぴろり」「ラストシーン」「桂川里香子、危機一髪」「母の北上」が特によかった。

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    2024年02月01日
  • 異国のおじさんを伴う

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    どの話も凄く良かった!

    やっぱり森絵都先生は良いです!どの話も最高でした。
    妙に納得してしまったのは「藤巻さんの道」でした。フィクションのキャラクターのダメなところや闇とかは何かとロマンチックですが、現実の人間のそれは全然ロマンじゃなくて正直関わりたくないものばかり。それでも腹をくくって関わっていこうと思えた時、本当の関係が始まるのかなと思いました。
    この短編集は順番もとても良くて、最後を「異国のおじさんを伴う」が締めくくったのも凄く良かったです。

    #笑える #ハッピー #癒やされる

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    2024年01月18日
  • リズム/ゴールド・フィッシュ

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    森絵都さんのデビュー作、リズムとその後を描いたゴールド・フィッシュを同じ本で読むことが出来てよかった。子供にも読みやすい作品だと思う。

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    2024年01月16日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    タイトルを見たとき、なぜかアーモンド臭と間違え青酸カリでも出てくる推理モノと勘違いしていたが
    とんでもない。とても爽やかな短編集だった。
    三話からなる短編集だが、どれも思春期の複雑な心の模様を描きつつも、さっぱりとした読後感だ。
    一話目の「子どもは眠る」はいとこの男の子同士の物語。専制君主的な章くんを主人公の目線で語っていく。一人称だからこそ見えてなかった真実がじわじわと描かれ、少し切ない。

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    2024年01月06日
  • DIVE!! 下

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    一言で言うと面白かった!
    初めてスポーツ系の小説を読んだ。
    上と下と続けて読んで、改めてスポーツっていいなぁと思った。

    青春も詰まってるし、自分の人生をかけて1つの事に熱中して頑張れるってすごく素敵だと思う!

    自分も学生時代に熱中できるものを見つけてたらなと、熱中して頑張れる強さを羨ましく感じた。

    元気も勇気も貰える1冊!

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    2023年12月28日
  • 宇宙のみなしご

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    心がほっこりする話だった。
    会話が多いからなのか、1日でサクッと読めるところも良い。
    大人が読んでも楽しいけど、ちょっと生きるのがめんどくさくなっちゃってる中高生とかにも読んでほしい。

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    2023年12月23日
  • 宇宙のみなしご

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    ネタバレ

    屋根の上に登ることで何かが変わるわけでも意味もないのに、ただふざけて遊ぶだけで毎日生きていけるという感覚…なんとなくわかるな〜青春だな〜!
    と思いながらあっという間に読み進めました。

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    2023年12月22日
  • みかづき

    QM

    ネタバレ 購入済み

    壮大な家族の物語

    最初それぞれ点だったところから、「塾を開きたい」という、とある生徒の母親の一言がきっかけで、吾郎や周りの人の人生がガラリと変わっていき、様々な困難を乗り越え共に成長し、親子3代にわたる壮大な物語でした。
    昭和ってそんなに昔でもないのに教育についての考え方や塾に対する認知度とか今とは全然違い、その時代のことをより詳しく知ることができました。
    途中何度も、「これどうなっちゃうんだろう、、、」「子供たちは大丈夫かな、、、」なんてハラハラする部分もありますが、紆余曲折はあったものの最後はいい方向で収束できたので、読んでいてすごく感動したし、「がんばれ」!と応援したくなるような感じでした。

    #スカッとする #感動する #ほのぼの

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    2023年12月20日
  • カラフル

    QM

    購入済み

    感動

    友達におすすめされて読みました。私にとっての森絵都さん作品デビュー作です。
    よんですぐにハマりました。
    物語の冒頭はあんなに軽いのに(いい意味)内容はとても深く、ラストは衝撃でした。
    とっても良い作品です。前向きになれます。

    #アツい #感動する #泣ける

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    2023年12月19日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    今年も再会の夏が来た。
    ぼく、智明、ナス、じゃがまる、そして章(あきら)くんの5人は、関東のあちこちから章くんの別荘を目指して出発する。
    「子供は眠る」

    中三の秋。ぼくは不眠症に悩まされていた。一ヶ月の不眠。そんな状態で球技大会なんて、参加できるわけがない、逃げよう。そうして旧校舎へ逃げ込んだぼくは、元音楽室でピアノを弾いている藤谷りえ子に出逢った。
    「彼女のアリア」

    ピアノ教室に突如現れたサティのおじさん。
    絹子先生、サティのおじさん、そして君絵。手をつなぎ、足をぶつけ合ってワルツを踊った木曜日の夜。
    「アーモンド入りチョコレートのワルツ」



    普段は身を潜めている、私の中にある情動や

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    2023年11月30日
  • カラフル

    匿名

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    どこか儚げな淡く脆い思春期特有の不安定さを思い出して、初めは主人公の目線で見てたのがいつの間にかガイド役の目線で読み進めてしまいました。サクッと読める分量なのでおすすめです。結末を知った上でもう1回読みたい!

    #エモい

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    2023年11月25日
  • 永遠の出口

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    子ども時代の友人関係、恋、別れ、家族へのもやもや、進路
    わかるなあってところもあるし、こういう時代は大変そうだけど廃れた生活の中で一瞬光るつながり、みたいなのに少し憧れる
    限りあるものは怖い、でもだからこそ大切にしようと思える。そんなまっすぐな気持ちを持った大人になりたい
    保田くんとの最後、良かった。こっぴどい失恋しても好きで良かったと思えたらそれでいいよね
    大人になると別れに対して感情が薄くなるけど、子ども時代は別れを全身に受け止めていたなあ
    自分も中学の卒業式では号泣したけど、高校の卒業式では泣いたかどうかも覚えてない、なんか悲しい
    元道の「世界は膨張してるんだぜ」ってセリフとても好き。こ

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    2023年11月20日
  • いつかパラソルの下で

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    私も主人公たちと同じく、父とうまくいかない人生を送ってきました。
    そんな父も2年前に亡くなりました。

    ふと手に取ったこの本と境遇が似たものがあり、幾つもの文章に勇気をもらえました。

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    2023年11月17日
  • 架空の球を追う

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    最後はなぜか涙が・・・。

    どの話も、何気ない日常の一コマという感じで、大きな事件が起こるわけではありません。
    なのに、読み終わったあとに目次を読むと、どれがどんな話だったかきちんと思い出せるのです。
    お気に入りは「パパイヤと五家宝」、そして「彼らが失ったものと失わなかったもの」です。「パパイヤ」は人生が楽しくなってくるし、「彼ら」はなぜか涙が出ました。
    でも、どの話も本当に良かったです。

    #感動する #癒やされる #共感する

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    2023年11月13日
  • できない相談 piece of resistance

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    ショート・ショート40篇を収録した、さらっと読めるんだけど読後に味わい深い余韻を残す作品集だ。さすがにこれだけの数があると多少の優劣はあるんだけど、面白いアイディアのものもいっぱいあるし、総じてレベルは高いと思う。本作を読み終えて、やはり森さんは短編向きの作家なんだな、と感じた。特に文庫版で追加されたラスト2編が素晴らしい。
    本書のタイトルは単純に収録作における共通のテーマみたいなものかなと思っていたんだけど、最後の最後にまさかそういうオチで締めるとはねえ。いやあ、一本取られましたわ。
    通勤電車なんかのちょっとした合間に少しずつ読んでいくのがおススメ。

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    2023年10月01日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    自己実現に潜む危うさを描く

     6短編全て、自己実現に潜む危うさを描きつつも、読後の余韻は爽やかという名作揃いであった。
     冒頭作「器を探して」が、最も印象に残る。主人公弥生が、仕事にうんざりしつつも、いつの間にやら仕事に酷くのめり込んでいるさまは、働き盛り世代として到底他人事とは感じられなかった。
     また、短編集の最後を飾る表題作「風に舞いあがるビニールシート」は、締めに相応しい圧巻のラスト1行が心に響いた。

    #エモい

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    2023年09月08日