森絵都のレビュー一覧
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大河ドラマのようでした。昭和36年の用務員室の主人公吾郎が、千明と出会って塾をつくる。戦後から高度成長期に文部省との確執もありながら、塾を運営していく。その中での、吾郎、千明、子ども達、塾の講師達のドラマが繰り広げられていきます。時系列では1961年から2008年までの半生ですが、前半は吾郎、後半は千明、最後は孫の一郎が主人公としてお話が進みます。
教育改革や塾の発展と困難、昨今の学習支援といった現実での社会の流れをリアルに反映していて、きっとどこかに実際にある話だと、共感しながら読みました。また戦後の教育史としても学べました。
お話は未来につながる希望が見えるエンディングでしたが、成績向上のために競争を煽る教育ではなく、子どもたちに寄り添う、自立を促す教育を目指す吾郎たちの姿が、今の世の中に必要なモノで、これこそが希望なんじゃないかと強く思いました。
ちょっと長いお話なので、時間をとってじっくり読みたい本ですね。
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Posted by ブクログ
全話面白かった!
周りにこういう女の子居たなぁって
どれも身に馴染みのあるお話で、サクサク読めた!
特に刺さったのは
「こっちを向いて」というお話。
仕事の取引先のお姉さんが転職するからもう会えなくなる。寂しい。できればこれからは友達として付き合っていきたいと思ってる主人公。
でも相手がそれを望んでなかったら?とか、ごちゃごちゃ余計なことを考えて結局何も言い出せなかった。って内容なんやけど、
めちゃくちゃわかる、、、!私も過去に全く同じ経験したし、他にも経験された方は意外と多いのかなと思う!
大人になってからの友達作りって考えてみれば難しいかも(´-`).。oO
最後の「獣の夜」は、臨場感がすごい文章で、めちゃくちゃ惹き込まれました。
早く誕生日の友達をサプライズで会場まで連れて行かないといけない、皆が待ってるのに!と焦りつつ、ジビエフェスで楽しくなっちゃってどうでもよくなってきてる主人公。
責任感vsどうにでもなれ( ´∀`)⭐︎
の感情がずっと主人公の中で戦ってるのに、どんどんお酒と料理追加していくのおもろい!笑
わぁーー確かに!!!ってなった文章抜粋
↓ ↓ ↓
「いない人を否定したら女の友情はひびが入りだす。」
「今、自分が置かれている境遇に似た人と仲良くなる。女がともだちを作るときの条件は、基本的にそこにある。ただいま現在の悩みを共有できることが、女にとってともだちになる大切なポイントになりやすい。」
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ネタバレ短編集
・出会いなおし
人と何度も出会いなおす
時間が経てばそれぞれ色んな人生を歩んでいくなかで、自分の知っている相手ではなくなることもある。
それは悪いことではなく、同じ人に何度も出会い直し、そうして立体的になっていくんだと思った。
・カブとセロリ
顧客対応と重ねてしまった。
時には正直に、相手と向き合うことが大事だとおもった
・むすびめ
物事の感じ方は人それぞれ。些細なことでも深く傷ついたり後悔していることってあるよな、と。
それで勘違いしていることもある。
昔のこと、気にしていたこと、言いにくなったこと、今だと言葉にできることもある気がする。伝えられる人には伝えていこうかな。
・テールライト
さまざまな関係の相手のことを思い、祈る。
切なくなった。
最後の原発の話は特に。
幸せを手に入れると、いつかなくなるのではないかという不安が出るという点はとても共感。
大切な人が、どうか、幸せで過ごせますように、来世でも会えますように、または結ばれなくてもいいからどうか幸せで、、という願いが切ない。
・青空
すっきり、かつ少し切なく感じた。
短編集だが、全体を通して、人との出会いや人を想う気持ちが題材にされており、心があたたかくなったり切なくなった。
大切な人を大事に、願わくば長く一緒に幸せにいられますように。 -
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今すぐに新しいことに挑戦したくなる作品でした!
幼いころに家族を亡くした環は、
あの世にいる家族に会いに行くために、
この世とあの世を繋ぐ40kmの道のりを走り切ると決心します。
そこで、マラソンチームに参加して、体力を付けようとする環
チームには、方向音痴でむっつり熱血系の青年、女の子にモテるために痩せたいタヌキくん、毒舌が持ち味のパートのおばちゃんなど、個性的な人たちと練習することに、、、
「はたして環は40kmを走りきることができるのか?
家族を亡くした悲しみからどう立ち直るのか?」
マラソンを通じて、気持ちも考え方も”前向きに”なっていく環の姿を応援しながらも、
読んでいくうちに、"一つのことを妥協せずに、最後まで向き合いたい"と私自身も前向きな気持ちになりました!!
亡くした家族との向き合い方とマラソンのテーマが上手くはまっていて、読み応えのある作品でした! -
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「自分だけが、ひとりだと思うなよ!」
この言葉の強さが好きだ。強烈だ。必死で、切なる気持ち過ぎて、読んでいて、真正面からビンタされるみたいに、はっとする。
思春期まっただなかに読んで、20年ぶりくらいに読み返し、泣いてしまった。
読みながらゆっくり、話の内容を思い出しながら、ここまで来て。この勝田くんの言葉が好きだった、とあの頃の自分を思い出す。
解説の金原瑞人先生が、「大人の方が絶対に、この作品に弱い」と解説で言っており、いまならわかる。
思春期に読んだときはYAは「私たちの物語」だったし、さくら達は時に共感しながらもモダモダした。
いまは、彼女らの未熟さも含めて、まっすぐで眩しく、折れてくれるなと願ってしまう。大人たちの真っ当さが、容易いものではないこと。真っ当であっても、10代に届かない難しさもヒリヒリ感じる。
大人になったいま、この話に出てくる「小さくても貴いもの」の「小ささ」と、「貴さ」を、いまの私の方が良く知っている。
一方で大人になったいまも、あの頃の私に戻って勝田くんにはっとする。
思春期だった自分と再会し、大人になった自分が物語と出会い直す、YAの不思議な読書体験だった。 -
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表題の三角関係よりも
プリンが気になって仕方がない
食べられてしまったプリン
プリンアラモードのプリンなし
プリンに目がないわたくしとしては
許さざる出来事
どうしてあんなにもプリンは惹きつけられるのか
形か、味か色なのか?
とにかくそこにプリンがあれば
周りの何にも目に入らなくなる
プリン、プリン、プリン
プリン様〜
プリン教を立ち上げたいくらいである
プリン様にプリンをお供えして
プリンを食す
この世にプリンを生み出してくださって
ありがとう
さすがに今は、そんなには食べない
太るから、甘すぎるから
選んで食す
でも
レストランなどで
昔ながらの王道プリンを見つけると
必ず口から
あっプリンも!
と言ってしまう