森絵都のレビュー一覧
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何だかんだみんな心弱くて変な部分があって。、だから依存症とか走っちゃうこともあるけど自分のSOSは気付けない。 人のSOSに応えるときにはふさわしい道理とか説得より「会いたい」とかシンプルなメッセージが一番大きな力持つこともあるんだなあって思えた。
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うーーーーん、いい!!!
全く走ることに興味なかった主人公がこんなにものめり込むなんて!
そして同じく大人になってから走るのが好きになった自分も、シューズを新調して走りたいな、なんて思わせてくれるほんだった。 -
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登場人物全員が魅力的だし、物語のその後もみんなが幸せであるといいなと願わずにはいられない。自分の中学時代のことはほとんど覚えていないけれど、中学生ってこんな感じだよね、あるある、と懐かしく感じた。 さゆきのまっすぐな性格、考え方が素敵だなあ。中学校の用務員さんとのやりとりが好き。姉妹の関係もすごくリアル。 さわやかでリズミカルな文体であっという間に読了。
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タイトルに惹かれて手に取った。 歴史書のような語りから、監視ドローンにく支配された現在へ…。ある母子たちと、石読み、空読み、虫読み、そして鳥読みの能力を受け継いだ若者が繰り広げる摩訶不思議なストーリー。 個人的に虫は苦手だけど、虫読みの能力が面白い。特に、ハンミョウが踊るコサックダンス、見てみたい。
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繋がりのない短編集。一発目の話からそのシュールな展開に爆笑。海パンに導かれて海浜幕張の海にきて、知らない男と出会い、海岸で元ロックンローラーに人生を導いてもらう。 表題の獣の夜は1番面白かった。会場の熱気や女の強さを感じる作品。最後のてるてる坊主の話は、内容はありきたりだったが、てるてる坊主の話し方がとても可愛くて好き。