森絵都のレビュー一覧
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ネタバレみなさん♪今は何月でしょうか… まもなく7月最終日ですね…
ですが、6月の梅雨の本を読みます笑 早速読んでみると梅雨の懐かしさを思い出しました!あの時は外に出ると雨上がりの時は特にムシムシして室内で過ごす時が多かったです☂
ですが、今はも〜っと暑さがまして毎日エアコンが必要です!そんな中、この本を読み、6月の良いポイントを掴むことができました!この本をきっかけに『梅雨ってこんないいところがあるんだね!』と感じました!
主人公のくまのマーくんの活躍ぶりを見て、『マーくん、梅雨で雨降りの中、しくしく泣いてる子たちを助けてあげてるのすごいなぁ』と思いました! -
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SNOW SHOVELINGでシークレットブックを購入し、入っていたのがこの本だった。
特に分かりやすくて気に入ったのは表題の出会いなおしと、むすびめ。
自分って出会う人によって形成されていくし、その出会う人も私や、別の人によって時間と共に形成されてって。
だから何年か後に会ったら、全く違うその人に出会えるんだなって思った。ヘラクレイトスの人は同じ川に二度と入ることはできないって言葉のとおり。
まさに今大学も卒業間近になって、
昔は毎日顔を合わせていた中高の同級生や、元アルバイト先の人に再開すると変わったな、悪く言えば変わっちゃったなって思うこともあるんだよね。
でもそれは私だってそう。
でも、その「変わっちゃった」という一言で終わらせると、その人の数年間を見ないことにもなってしまう。
「なんでそんなふうに変わったんだろう」
「その数年間で何があったんだろう」
と興味を持って接すると、その人は昔の友達じゃなくて、今のその人として見えてくる。
変わったことを疎ましく思うんじゃなくて、変化した旧友を知ろうとすること、興味を持つこと、が大事なんだなって感じたな。
歳をとって、同じ人に出会い直せるという見方は素敵だし、再会の形が豊かになると思った。 -
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観光立国を目指し日本的ではないものを徹底して排除し、監視を続ける近未来が舞台
前半はその世界で暮らす家族の日常の中に不思議な力を持つ3人の造園業者がやってきて、小さな事件を解決するような感じなのだけど、後半は彼らが国家レベルの大きな問題に直面するという展開。
平安時代から現代までのおおきな時間の流れで架空の世界を作り上げて、さらにその世界の特殊な言葉を説明的にならずに自然に理解できるように導入する世界観の構築力がめちゃくちゃ巧い作品でした。
あと、2019年の刊行なのだけど、2026年の世界を風刺しているのではないかと思うくらいものすごく現代的なテーマが描かれていて心配になっちゃうくらいストレートな社会風刺になっていて、森さんの社会を見る目の鋭さを感じました。
ものすごく社会的なディストピア小説でありながら、魅力的なキャラクターたちが織りなす明るいノリの作品なのも良い。ちょっと伊坂幸太郎っぽいですよね。 -
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絵都さんの作品を読むのはカラフルに続いて2作目。本当に思春期特有のもやもやとした気持ちを書くのが上手いなと思った。
自分が中学生の時に出会いたかったかも。でも、解説で角田さんが書かれていたように、大人になった今読んだとしてもワクワクして、共感できるところが盛りだくさんだった。
短い夏の間に子供達だけで(実際はお目付け役もいるが)過ごす海辺の別荘、誰もいない旧校舎の音楽室、魔女みたいな先生とフランス人の愉快なおじさん、2人とワルツを踊るピアノ教室。
どの場所も自分は経験していない非日常だけど、どこか懐かしい。おとぎ話の短編集を読んでいるような気分だった。 -
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人生を考えるとき、ふいに宇宙を1人で飛び回る星を思い浮かべることがある。
長い人生・広大な宇宙の中で、星も人も孤独だ。それでも宇宙を漂っている限り、他者との出会い、別離は何度でも訪れる。その出会いは、激しい衝突かもしれない。一瞬だけ限りなく近づいてまた離れていく近接遭遇かもしれないし、あるいはその後何万年もかけた再会なのかもしれない。双子星のように違いに美しい螺旋を描きながら飛んでいくことにもなるのかもしれない。そして出会うたびに万有引力でお互いに影響を及ぼし合っていく。
重力の大きさや進む速度によっても、時間の流れは変わる。濃密な期間を過ごしたりそうではない期間もあったりと、宇宙も人生も密度というものはどうも一様ではないみたいだ。
宇宙も人生も、なかなか思うようには行かない。不慮の事故もあれば思いがけない幸運もある。カオスに満ちた世界だからこそ、人生はおもしろいのかもしれない。 -
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「年を重ねるということは、同じ相手に、何回も出合い直すということだ。会うたびに知らない顔を見せ、人は立体的になる。路上のかげろうと同化していくナリキヨさんの後ろ姿を見送りながら、私は泣きたいくらいに強く、面白い、面白いと思いつづけたのだった。」
久しぶりの森絵都作品
短編集で空き時間に読むのに最適のボリュームだった
ここ最近少し重い内容のものが多かったので、ほっこりするストーリーが読みたかった。
何作読んでも瀬尾まいこ作品や一穂ミチ作品のように、セリフやストーリーの文章でリラックスしたり、落ち着く感じがして読後感が良かった。
大切な人や心に残った人と再会することを心待ちにしてその関係性を大切にしよう、だったり新しい人と出会うことを楽しみにすることができる本だった。
他の作品も読みたい。 -
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分厚い小説を久々に読み終えた。
分厚いし、テーマも重いが、小説自体は全然重くなく、爽やかで読みやすい。重厚な戦後を描く小説!と言うよりも、青春小説に近い印象。
戦後、GHQ占領下で、日本女性4人が集めれ、民主主義を学ぶトライアルが行われる。
出自の違う4人が、日系二世の先生役を任された通訳と共に学び(学ばず)、時間をかけて心を通わせ自立していく。
民主主義とは、イデオロギーって、戦争って。。。
と言うことを、説教くさくなくお話の中で表してくれる。
最後の美央子の日記の章は、なるほど長編ならではの展開。
着ている服や、部屋、お屋敷などの情景も良くて、そして、集められた女性たちのキャラクターがバラバラでそれぞれに違った軸があるので、映画化したら面白そう。
サクラギの真っ直ぐな紳士感がまた良い。
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あなたにとって民主主義とは
多くの人間が共有できる平和の支軸
遠慮しない勇気と、相手を思いやる広い心
自分の目で見て、自分の頭で考え続けること
ここにいた時間のぜんぶ -
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[こんな人におすすめ]
*朝の連続テレビ小説が好きな人
笑いあり、涙あり。ロマンスを挟みつつ、ときには歴史や生き方について立ち止まって考えさせられる場面もあり。
文体が明るく、朝ドラのような親しみやすさを感じながら読める作品です。一方で、親しみやすいだけではなく、私たちが当たり前のように受け入れているデモクラシー(民主主義)の本質について改めて考えさせられる一冊でもあります。
[こんな人は次の機会に]
*重厚な社会派小説が好きな人
物語の中心はあくまで人間ドラマです。そのため、現代社会の問題を鋭く告発したり、痛烈に批判したりする社会派小説を期待すると、やや物足りなく感じるかもしれません。
タイトルの通り、デモクラシーや、戦後を生きた人々の暮らし、当時の価値観、そして現代にもつながる生き方の選択について考えるきっかけを与えてくれる一冊です。 -
Posted by ブクログ
森絵都/デモクラシーのいろは
終戦直後の日本で、GHQ所属 日系二世の堅物教師が4人の個性的な女性に「民主主義」を教えていく成長物語。
一見とっつきにくそうなテーマとボリュームに躊躇していたけれど本当に読んでよかった。考え抜かれた構成とキャラの魅力、読みやすい筆致であっという間でした。
「民主主義を学ぶ」とは?と思ったけれど、きちんとそこにも言及する。
複雑化しなくていい。誰もが自分の頭で深く考え、意見を主張できる世の中に変わる「始まり」の物語であると。
忸怩たる思いを抱えていたであろう「敗戦国の女」たる彼女たち。それぞれに魅力あり見せ場あり、未来への羽ばたきに後光を見ました。 -
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ネタバレ完全なタイトルとジャケ買い。
だけども、読み終わって購入して良かったとしみじみ感じています。
各章の話について私が知らない職業や内容について具体的に描かれていて、登場人物が所属しているものをうまく解像度高く捉えられずに読み進めてしまったことが悔しかった。。
だけどこんな現実で、こんな仕事があって、こんな流れなのか、と自分が知らないことを覗けることができて知識と知りたいと思った。
大切な何かを第一に心、の奥で芯となっていて、
登場人物は気づいていない人であったり、気づいているけどしがらみに繋がれてうまく動けなかったり、もどかしい気持ちになっていて、
まきをくべて燃えている様子を最後に見せて貰ったことに私はとても元気をもらいました。
表題の風に舞いあがるビニールシートは、最後にぴったりの切ないのに二人が過ごした記憶がなんとも幸せで素敵な環境なんだろうと少しうるうるしました。