森絵都のレビュー一覧
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おそらく十数年ぶりに再読した。舞台は日雇い労働者が多く住む町、釜ヶ崎。釜ヶ崎に住む青年がある金持ちの妻について、小説を書くことになる話。
個人的には森絵都が社会とか悪とかを書こうとした最初の長編だと思っている。
大学時代に読んでいるはずだけど(なぜかもっと前だと思っていた)、当時は今の社会とのつながりとか全然考えられてなかった。
どこか中途半端な終わり方という印象を受けてから冒頭部分を読み返し、震災というものの唐突さ、理不尽さをもう一度突きつけられた。
あと昔は結子が年上で、礼司が同世代だったから礼司目線でしか考えられなかったと思うが、改めて読み返して結子が好きになった。
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民主主義って一体何なんだろうと、600ページの大作を読みながらずっと考えていた。
戦後の日本。軍国主義から民主主義へ移行していく時代に「民主主義のレッスン」を受ける実験に選ばれた女性四人。
このちょっと不思議な設定に最初は戸惑ったけど、個性的な四人の生い立ちや成長を知るうちに、気が付いたら応援する気分になっていた。
この作品を書くにあたって森絵都さんは450冊もの関連資料を読まれたのだそう。要所要所にその時代ならではの描写があって、興味深かった。
レッスンをするリュウ先生のセリフ「与えられた物語を信じちゃいけない」は、まさに今の時代にもマッチする言葉。しっかり学んで、考えて…ということが、いつ -
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ネタバレ小学校時代からずっと読み続けている森絵都の新作が出た!!と速攻で買ったものの、厚みに恐れをなしたのと一気に読んでしまいたくて積読。
結果、一気に読めて良かった!!
焦点の当たる女性が4人いるが、それぞれ模範的生徒という訳でもない。また身寄りないその女性たちを受け入れる側も慈悲心からではなく、どちらかというと非常に打算的なところが面白かった。
加えて、日常の中に起きた色々な事件の伏線も回収され、自分の中にあるこの時代の女性像が少し変わったかもしれない。
途中、田舎の男性教師の男尊女卑な発言は読んでいる私の方も凍りついてしまった。
だけど、現代でも(ここまで面と向かってではないにしろ)まだまだ -
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豪華な4人のアンソロジー
色んな「はじめて」を詰め合わせた素敵な作品集でした。
島本理生 私だけの所有者
はじめて人を好きになった時に読む物語。
誰かへの初恋のお話かと思いきや、アンドロイドとそれを所有する人間のお話。
辻村深月 ユーレイ
はじめて家出した時に読む物語。
学校でいじめを受けた女の子が死ぬことを意識して家出するお話。
宮部みゆき 色違いのトランプ
はじめて容疑者になった時に読む物語。
鏡のように自分と全く同じ顔の人間がいる世界があり、そのもう一つの世界で自分の娘が捕まってしまったら…?という話。
森絵都 ヒカリノタネ
はじめて告白した時に読む物語。
三度も告白して玉砕して -
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最初はファンタジー系か?重大な罪?と
あまり好きな類では無いかもと思って読み始めましたが、読後感が本当に良くて大好きな作品になりました。
ヤングアダルトの金字塔と称されるだけあり、
小中高を生きる子供たちに是非読んで欲しいと感じました。明日への活力が湧いてきたり、不安や肩の荷が少し減るような素敵な作品です。
自分の人生は辛いとかつまらないとか
思う事が時々あるけど、
客観的に自分の人生を見た時に
きっとそんなに悪く無いのかもと思いました。
自分の人生を無理に良いものにしようとしなくても良いのかなと、もっとリラックスして生きたい。
自分にも周りの人にも感謝しなくちゃな〜 -
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そんな思考回路があるのか、と感心すればそうそう同じこと思ってた人いたんだ!と嬉しくなったり
のんびりふんわり読み進めつつ、今後の人生にも思いを馳せる
馬車馬の如く働いてた2年間の日本での勤務人生で、何を糧に生きていて何をストレス発散にしていたか
紐解いていき最低限必要なものを見出していく
また、オーストラリアでの生活の中でなんだかんだ仕事にも追われつつ予定を1日の中で組み上げこなしている日々
日本の生活よりもはるかに好きなことを選んでできる今の生活で、今後も仕事と私生活とすべて好きなことを好きな塩梅で組み上げていくことが目標
ストレス発散方法
ありとあらゆる掃除、キャロットラペの人参を包丁 -
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ネタバレ爽やかで、優しい青春。文章も簡潔で、読みやすくて、面白い。
登場人物達のキャラクターがはっきりしていて、透き通るようなわかりやすさ、その人のやさしさ、強さ、主人公や周りの人に対する愛情が感じられて心地よい。人間らしさ、汚さ、弱さのようなものは洗浄されているように思えた。そういう深さのようなものはないかもしれないが、書きたいものに対しては、これでいいのだと思う。
真ちゃんのリズムに関するタイトル回収のセリフにはビビッときた。もうここで終わってもいいくらい、気持ちよかった。いろんな人やことに心を乱されて、現実はままならないし、ぽっかりと空いた未来は不安しかない。そんな中を生きていくための指針として -
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小説とYOASOBIの曲、MVと…合わせて楽しむことでそれぞれの魅力が何倍にもなる、すごい組み合わせ。まさに「はじめての」読書体験だった
アンドロイドと所有者の話を描いた島本理生の「私だけの所有者」、鏡写しのような同じ見た目だけど全く状況・中身が違う世界を描いた宮部みゆきの「色違いのトランプ」は、ちょっと切なく、悲しくもあり、愛もありと心動かされた。
そこにYOASOBIの「ミスター」「セブンティーン」という楽曲があり、歌詞全体はもちろん、細部の言葉遣いやMVのアニメーションも原作をしっかり解像度高く表現していて、感動がそのまま音楽でも忠実にあって、何回も聴いてしまう。
森絵都の過去3回同 -
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【2025年145冊目】
あの時、手を取ったことをずっと後悔している。親友だった梨利と気まずい関係になってから、梨利につきまとっていた勝田のことも疎ましく思い始めていた中学生のさくら。そんなさくらの唯一の居場所が智さんのアパートだった。けれど、智さんの様子はどんどんとおかしくなっていって――。
危なかった、外で読んでましたが泣きそうでした。堪えた堪えた、危なかった。最初はつきまといをする勝田に「何歳であろうが、誰かに付き纏う人間って怖いのね」と恐怖を感じていましたが、だんだんとさくらを取り巻く人間模様がわかってくるにつれ、不思議と勝田への警戒心も薄れていく結果に。
親友だった梨利と距離が -
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#あしたのことば
#森絵都
#新潮社
#YA
#読書記録
言葉にまつわる短編小説。
言葉は大切にしたい。
出すことも
出さないことも
大事な場面がある。
言葉に救われることも
傷つくこともある。
小説を読むことの良さの一つに
誰かの人生を擬似体験できることがある。
ゲームやSNSでは
代わりにならない良さが
小説にはやはりある。
時間をかけてじわじわと
自分の中に言葉を育み続けたい。
#Tomorrow'sWords
#MoriEto
#Shinchosha
#YA
#ReadingLog
A short story about words.
I want to cherish w