森絵都のレビュー一覧

  • 風に舞いあがるビニールシート

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    最初は特に面白さを感じなかったのですが、6つの話がそれぞれに 雰囲気が違って、読み進めるうちに夢中になりました。個人的には、最後の「風に舞いあがるビニールシート」が良かったです。人が大切にしていることはそれぞれ違って、優劣はないのだと改めて感じました。

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    2026年06月02日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    ネタバレ

    完全なタイトルとジャケ買い。
    だけども、読み終わって購入して良かったとしみじみ感じています。

    各章の話について私が知らない職業や内容について具体的に描かれていて、登場人物が所属しているものをうまく解像度高く捉えられずに読み進めてしまったことが悔しかった。。
    だけどこんな現実で、こんな仕事があって、こんな流れなのか、と自分が知らないことを覗けることができて知識と知りたいと思った。

    大切な何かを第一に心、の奥で芯となっていて、
    登場人物は気づいていない人であったり、気づいているけどしがらみに繋がれてうまく動けなかったり、もどかしい気持ちになっていて、
    まきをくべて燃えている様子を最後に見せて貰

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    2026年05月29日
  • 出会いなおし

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    とにかくカブの料理を狂気的に論うページが印象深い。。

    カブかどうか食べてみてほしい、報告をしてほしい、正しいカブのサラダを家まで持ってきてほしい…
    なんかすごい執着だな。
    人に対する期待値が高い。
    私は人への期待値が低いから、他人に対してドライだから、そこまで真意を求められないかも。
    それだけ他人への期待値が高いってことは、自分が自分に厳しく、いつでも芯を曲げずに生きてきた証なのかもしれない…
    私なら、疲れてたりコンディションが悪い日は全てがなぁなぁになるし、調子よかったらサービスしたくなるし天気が良いだけで笑顔も多くなるし。それぐらいちょっとのことで左右されて、自分に厳しくできなくて、楽に

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    2026年05月26日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    気持ちよい驚きとあたたかな読後感が味わえる。戦中に青春時代だった女性たちの、戦後の話。でありつつも、作中日光で描かれた日本の女性への暗黙の要求は大して変わっていないとは思う。特に地方では。規範から外れると波風が立って面倒。
    それでも、私たちがその要求に応える必要は、ない。みんなたくましく幸せに生きてくれい。

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    2026年05月24日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    いつだったか「日本に民主主義が根付かないのは、自分たちで勝ち取ったものではなく押し付けられたものだからだ」というような論調の記事を読んだことがあるけど、まさにそうだなと思う。
    戦後80年経った今も、根っ子のところはこの小説に描かれている時代からそんなに大きく変わっていないのではと。

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    2026年05月15日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    ネタバレ

    めちゃめちゃ面白かった。胸アツな台詞がちりばめられつつ思わず吹き出してしまう台詞も挟まれてて、脱帽。構成も本当にうまいと思う。映画鑑賞の受け止めの二面性とか、ほんと面白い。
    最後まで読んで最初からまた読んだ。2回目読む時に美央子の日記と並行しながら読む方法を思いついた自分を褒めてあげたい。
    映像化してくれないかな。NHKあたりが頑張ってのんさんみたいな逸材を5人見つけてくれるのでは。仁藤夫人は広瀬アリス、ミスターデモクラシーは仲野太賀くんあたりでどうか。
    「この小説はある種のファンタジー」、「せめてこの小説の中では彼女たちを幸せにしてあげたかったし、ある種の仕返しをさせてあげたかった」という筆

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    2026年05月12日
  • 出会いなおし

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    短編集で、特に心に残ったのは、「テールライト」輪廻転生のお話。
    一時の出会いの人も、もしかしたら前世で深く愛し合った人かも…あの友達とすぐ意気投合したのは、前世で理解しあった過去があったからかも…。
    などと、このお話を読んで自分が出会ってきた「人」に対して色々妄想が膨らんで楽しかった。

    人は何度も出会いなおす。
    時間を経て同じ人に会っても、違う人のように感じてびっくりしたり、ふと心の中である人を思い出すことも、出会いなおし。

    私がこれから出会う人と、それぞれに良くも悪くも深い感情や深い関わりを持っていこう。人生が濃くなっていきそうで、ワクワクする…そんなふうに感じました。

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    2026年05月09日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    ネタバレ

    ✩は4.5。

    戦後の日本で民主主義を教えるべく悪戦苦闘する日系二世の先生と、戦争でありとあらゆる地獄を見、全てを失った4人の(5人の)女性の物語。

    それぞれが教え教えられ、自力で新しい道を見つけ、夢に向かって進んで行く様子は、とても眩しい。

    先生と孝子のラストも良かった。

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    2026年05月06日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    東京・下落合、戦火を逃れた邸宅に集められた4人の女性。
    GHQの一声で、彼女たちの人生を変えるハチャメチャな同居生活が始まった。1946年11月、日本民主化政策の成果を焦るGHQがはじめた “民主主義のレッスン”。いやいや教師役を引き受けた日系2世のリュウ、この実験を発案した仁藤子爵夫人、生徒として選ばれた個性豊かな4人の女性――それぞれの思惑が交錯する中、風変わりな授業が幕を開ける。希望と不安、そして企み・・・。

    森絵都さんの世界はきりっとした切れ味とふっくらとした布団のように温かさが伝わってくる両面を内包していてどれを読んでも救いがある。舞台は昭和の激動の時代。もはや生き証人からの話を聞

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    2026年05月04日
  • 獣の夜

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    ネタバレ

    短編はほとんど読まないけど、気になって読んでみた。それぞれがどこか繋がっているようにも感じた。
    人と比べずに喜んだり悲しんだりして良いと背中を押された。読後感が良く、はればれとした気持ちになった。

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    2026年04月30日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    結構、分厚い本で、デモクラシーのお堅い内容だったら最後まで読めるかなぁと少し不安で読み始めたが、いつのまにか引き込まれてしまった。
    戦後の話だとそんなに昔では無いのに?こんなに封建的だったのかと今さらながら思ってしまった。自分達が作る政治とは言え、そうはいかない今の世の中、ため息が出る

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    2026年04月29日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    1946年11月、日本民主化政策の成果を焦るGHQがはじめた “民主主義のレッスン”。いやいや教師役を引き受けた日系2世のリュウ、この実験を発案した仁藤子爵夫人、生徒として選ばれた個性豊かな4人の女性――それぞれの思惑が交錯する中、風変わりな授業が幕を開ける。かなり厚みのある本だったのですが、さすが森絵都さん。面白さで一気読みでした。

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    2026年04月25日
  • できない相談 piece of resistance

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    2、3ページの短編がたくさん詰まってる、
    新視点?みたいな感じでくすっと笑える話もたくさんで面白かった

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    2026年04月20日
  • はじめての

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    いやー面白かった!
    なんて豪華なアンソロジーなんだ!?と思って手に取ったけど、どれも期待を裏切らない良作でした。
    宮部みゆきだけ、とても良かったけどミステリーじゃなくてファンタジーの方で来ちゃったな、サブタイトル見るに、発注と違うんじゃない!?とは思ったけど…笑

    "はじめての"というテーマだったけど、この本自体がそれぞれの著者の作品をはじめて読む読者を想定してるのかな、と思うくらいそれぞれの作家さんの色が全面に出てるというか、めちゃくちゃ"らしい"作品で、従来のファンの人にも読書初心者にも嬉しい本だったと思う!
    女流作家あんまり読まないんだよね、という

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    2026年04月19日
  • みかづき

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    この1冊で大島吾郎という一人の男の人生、赤坂一族の歴史、日本における学習塾•教育の歴史と3つのストーリーを味わうことができた。

    まさに激動の時代が描かれており、読んでいて時折しんどくなる場面もあったけれど、火種が消えることなく繋がっていくことに、希望が感じられた。

    各章の時代が少しずつ空いていて、その間に何があったのか、はじめは詳しく語られていないので、想像力を掻き立てられた。

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    2026年04月18日
  • はじめての

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    好きな作家さんのお話が楽しめました。それぞれの作家さんの世界観が素敵でした。曲のMV見ちゃうとネタバレになっちゃうので少しひねりは欲しかった気がしました。必ず小説読んでから曲を聴く方がいい。

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    2026年04月16日
  • 風に舞いあがるビニールシート

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    2022.9.27
    ★4.1

    さまざまな人生を生きる人々を描いた短編集,タイトルにもなっている「風に舞いあがるビニールシート」では、国際機関で働く元夫と、その生き方に影響を受けながらも自分の人生を模索する女性の物語。

    それぞれの人が大切にしているものを大切にしようと不器用ながらも懸命に生きていくお話。
    僕たちがビニールシートを押さえて置かなきゃいけないんだ的な言葉に胸が打たれた。
    一言で言えば価値観の違いだけど、色々考えさせられるお話。

    #さとの本棚

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    2026年04月05日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    戦後、これまでの価値観が崩壊して、貧困と混乱の中で生きていくのが精一杯の中、GHQ から民主主義をもたらされた日本国民。
    その中で実験という名のもとで集められた性格もバックグランドも様々な女性4人が戸惑い、反発したり、投げやりになったりしながら、自我に目覚めていく。
    民主主義を学び、歴史や地理を学び、彼女達の意識が変わっても、日光を訪れた時に、民主主義教育の先生に「女の分際で何を生意気なことを言っているんだ」と言われる。
    男女平等を謳う新憲法など、我関せずと昔のままの日本社会に愕然とする。
    自分達が変わっても、日本社会が変わらない限り、新しい人生を生き直す事はできない、という現実も突きつけられ

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    2026年04月04日
  • 架空の球を追う

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    2022.3.13
    ★3.6

    日常の中にふと入り込む「少し不思議な出来事」や「心の揺らぎ」を描いた短編集。
    仕事や人間関係、将来への不安など、それぞれの悩みを抱えながら、ふとしたきっかけから現実と非現実の境界が曖昧になり、自分自身の本音や、本当に大切にしているものに気づいていく。

    ドバイ@建設中のラストのどんでん返しが好き。
    日常のワンシーンを切り取ったような物語で、なんだか身近に感じた。
    短編だから読みやすい

    #さとの本棚

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    2026年04月07日
  • つきのふね

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    面白かった。読みやすく、そして言葉の選び方、表現が美しい。
    ストーリーが後半に近づくにつれ、引き込まれていきました。
    小学生の時のお手数で締めくくられるのも素敵。
    森絵都さんの他の作品も是非読んでみたい。

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    2026年03月28日