森絵都のレビュー一覧

  • クラスメイツ〈前期〉

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    中学一年生の入学してからのこころの模様を、クラスメイト一人一人を主人公にして連作で書いた、教師出身の森絵都らしい作品です。楽しくて早く後期を読みたくなりました

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    2015年03月18日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    (後半と合わせての所感)
    中1という思春期に差し掛かる頃の生徒たちの1年を見つめたクラス小説。特定の誰かではなくクラスメイト全員をそれぞれの章で取り上げ描いた作品。
    クラスには当然色々な子がいるわけで、可愛い子、しっかり者、意地悪する子、だらしのない子、家庭に事情がある子、彼らがクラスで織りなす人間関係は決して綺麗事ではなくて、でもその一つ一つがまさにこの年代の子どもたちにあるよなあということばかり。当然担任もその中で右往左往するわけだけど、1年が経って様々なエピソードを経た最後には確かに生徒たちの成長に触れられる作品です
    自分と重なるキャラを見つけられれば一層共感すること間違いなし!

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    2015年02月17日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    クラスメイト一人一人の物語が徐々に繋がって行く感じが堪らない。

    解決した悩みも、少しだけ好転した事も、変わったかと思ったら変わってなかった事も色々含めて良かったなぁ。

    自分の話では当然自分が主役だけど、他人が主役の時に脇役になっていても自分の物語は続いて行ってるのが良く分かる。

    色々あった一年だったんだw

    森絵都の児童書はやっぱ面白いわ

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    2015年02月06日
  • 気分上々

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    解説の一文「ああ、そうか、大人になったとしても、私たちは何度も間違えるし。見失う。だとしても、間違えて初めて見える景色がある。わかることがある。間違えてもいいから踏み出さずにいられなかった一歩があって、そのことがこれからも自分を支えてくれる。希望と言うなら、それこそ希望なのではないか。」

    一つ一つの短編を読みながら、声を出してわらったり、泣いたり、共感してた私は、最後にこの文章に出会ってまた泣いた。

    大人になると失敗を恐れるし、みえてくることも増えて後悔も多くなる。ふりかえらなければいけない過去も増えて、辛い経験も増える。

    でも、それを選択せずにはいられなかった、経験せずにはいられなかった、だから今の私があるんだと読み終えた後は思える。

    みっともなくても、惨めでもいいじゃないか、生きていれば、希望はある。そんな風に思える作品集。

    ヨハネスブルグのマフィアで主人公は何年生きても、初めてのことにであって感動することに驚いていた。10年経っても、また新たなことが起こる、起こってもいいのだと。

    現在を見つめて苦しくなるのはやめよう、過去を振り返って後悔するのはやめよう、今見えてるのは人生の影、一部分だけなのだ。

    なにがあるかわからない、人生いつも、気分上々。楽しんで生きよう。

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    2022年10月03日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    13 秋の日は……     (久保由佳)
    14 伴奏者        (心平)
    15 見いつけた      (田町)
    16 マンホールのふた   (日向子)
    17 イタル更生計画    (ノムさん)
    18 プラタナスの葉が落ちるころ   (このちゃん)
    19 彼がすぐにキレるわけ      (近藤)
    20 ジョーカー、あるいは戦士    (楓雅)
    21 バレンタインのイヴ       (レイミー)
    22 約束         (真琴)
    23 イタルが至る     (イタル)
    24 その道のさき     (ヒロ)

    24人のクラスメイツ一人に一つの短編を作って24編、同時期の話ではなくその1篇1篇が少しずつ時間をずらして書かれていくから、24編読み終わる頃には1年が終わっている。
    小学生から中学生になったばかりのドキドキしている初々しい4月からすっかり中学生が板について2年生に上がる目前まで成長した3月。大人にとっては短い12か月でも13歳と言う多感な年齢にとっては長い12か月。24人が少しずつ成長していくのも、まるでわが子を見ているようで楽しい。
    1人が主人公だと、その子から見て仲の良い子は良い子、仲が悪い子嫌な子とっつくにくい子は悪い子、と表現されてしまいがちだけれど、1人1人に視点を当ててお話を作ると、その子にはその子の事情もあり言い分もあり正義もある。人間関係ってそういうもんだよね、と13歳の生活を振り返って学ばされる大人。
    さらりと読めるのにとても深い、すごく良本だった。

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    2014年12月01日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    ネタバレ

    【要旨】中学1年生24人のクラスメイトたち、その1人1人を主人公にした24のストーリーで思春期の1年間を描いた連作短編集。前期・後期の全2巻。 うれしい出会いや、ささいなきっかけの仲違い、初めての恋のときめき、仲間はずれの不安、自意識過剰の恥ずかしさや、通じあった気持ちのあたたかさ。子どもじゃないけど大人でもない、そんな特別な時間の中にいる中学生たちの1年間。だれもが身にしみるリアル。シリアスなのに笑えて、コミカルなのにしみじみとしたユーモアでくるんだ作品集。

    1 鈍行列車はゆく    (千鶴)
    2 光のなかの影     (しほりん)
    3 ポジション      (蒼太)
    4 愛と平和のシメジ   (ハセカン)
    5 1001人目の女の子 (里緒)
    6 神さまのいない山   (アリス)
    7 Pの襲来        (吉田くん)
    8 夏のぬけがら     (陸)
    9 言えなくてごめん   (ゆうか)
    10 ゆらぎ        (美奈)
    11 悲しいことを悲しむ (敬太郎)
    12 炎のジャンケンバトル (タボ)

    感想はまとめて後期に

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    2014年12月01日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    おもしろい! 
    ある時期から森絵都の作風が変わってしまった気がして
    読まなくなっていたけれど、
    これは俺が気に入っていた頃の森絵都だ。

    少子化で1学年に2クラスしかなく、1クラス男女12名づつのこじんまりしたクラスメイト一人一人の短編で
    話が繋がって行く。
    その誰もが色々な悩みや不安や問題を抱えていて、
    学生時代をとうに過ぎた世代も現役世代も誰かっしらの話に共感したり出来るのではないだろうか。

    彼等が後期でどうなって行くのかとても気になる!

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    2014年11月22日
  • 架空の球を追う

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    2014.10.21

    アルジャーノンが全然読み進めれないから息抜きに。
    短編集だから比較的楽に読み進めれた。しかも女の作者さんだからか、この気持ちすごいよくわかるわー!ってなった。来年社会人だし、ここに描かれている女の人たちにあたしもなっていくんだなぁと思うと、ただただ切ないし少しでも抗いたくなる(笑)

    フクちゃんのお店のお話が、まさかあれで終わるとはなぁって感じ。運命って怖いし、見えない罠はどこにでもはられてるのね。

    特に好きなのは蜂の巣退治する話!前向きになれるお話だったなー。
    てか驚くほど全部すきだった。
    カツラの石油王、恋に落ちたホームレス、必死に生きる女、40手前の女子会、結局は子供に従う女、カブトムシを放す女、高級スーパーの女、二人姉妹の結末、、、

    あーー面白かった!!!!

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    2014年10月21日
  • 屋久島ジュウソウ

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    ゆるゆるの旅日記。けっこう面白い。
    まあ、無謀でしょうね、この屋久島縦走。
    その装備では。山は甘く見てはいけません。

    その後のエッセイも旅好きにはたまらない。
    共感できることがたくさんある。

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    2014年10月13日
  • 架空の球を追う

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    日常の何気無い風景を切り取った作品と書かれているが、あながち間違いではないのかも。

    私が1番印象に残った場面は、ハチの巣退治が終わったあと主人公が母親に手紙を出す。その中の言葉。「例え頭蓋骨大の性悪な不運がへばりついていたって、その気になればシュッと一息で吹きとばしてやれそうな気がしてきたの。」

    なんだかすごく元気がでてきます。
    きっと上司に盛大に怒られた後だからかも。

    きっと自分にとってのお気に入りの日常の一コマが見つかります。

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    2014年02月23日
  • 君と一緒に生きよう

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    震災で被災した犬のシェルターでのボランティア経験から、動物愛護への関心が強くなりました。

    弱い立場にある動物たちの命、少しずつでもできる範囲で自分のできることやっていこうと思います。

    この本に、保健所でのガス室殺処分の描写が少しありましたが、犬の気持ちを考えたらすごく辛く悲しくなりました。大切な命、守っていこうよと一人でも多くの人間が思えるようになってほしいと願います。

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    2013年06月19日
  • この女

    匿名

    購入済み

    あいりん地区で生活していた若者に小説の依頼があり、そのヒロインになる女性の過去を探るうちに、彼の人生が変わってゆく。やっと希望がと、思ったら悲しい方向に話が流れていき、なんとも言えない気持ちになりました。

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    2026年10月05日
  • カラフル

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    読み始めからオチまで想像通りなんだけど、私はそこに至るまでのプロセスを大いに楽しんだ。特別な事件がなくても面白いのは1つ1つの事柄が紐解かれるたび、主人公とともに読者もどんどん前を向いていくからだと思う。「魂のホームステイ」肩に力が入りすぎた時はこの言葉を思い出そうと決めた。

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    2026年10月04日
  • カラフル

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    重いテーマなのに爽やかな読後感。
    主人公には次々と酷い不幸が降りかかるが、他人の生を生きているという主人公の他人事感と、苦しい時に出てくる天使との軽快なやり取りによって不快にならないのが流石というところ。
    主人公や周りの人間は決してハッピーと言い切れる状況になったわけではないが、きっと(今よりは)明るい未来が待っているだろうと想像できるラスト。
    読み終えた後は少しだけ景色が色づいて見えた。

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    2026年10月04日
  • カラフル

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    お父さんと川行った時の会話やお兄さんのシーンは涙が止まりませんでした。自分が見て思ってたことと、本当のことは本人にしか分からないし。ちゃんと聞いたり話したり、理解して分かろうとすることも大事。

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    2026年10月03日
  • カラフル

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    途中で展開はわかったけどそんなことはどうでもいい。早く次のページをめくりたくなるワクワクするような話ではなかったけど、そんなことはどうでもいい。ただただ良かった。

    長めのホームステイと思うと気楽になれるなー。

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    2026年09月30日
  • カラフル

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    自分の人生を 他人の人生だと思って生きれば、色々簡単なのに、自分自身の人生であるという意識が強くなればなるほど、多くのことが難しくなる。
    そんなところに着目したストーリーで、大変おもしろかったです

    人生はカラフル。白と黒だけじゃなくて、様々な色があって それが目まぐるしく変わっていく。
    私はそれをただ、美しいなと 眺めていられるような人生でありたいと、これを読んで思いました

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    2026年09月30日
  • つきのふね

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    この年頃の危うさが読んでて良いなぁと思った。
    大人になると良くも悪くも無くなっていくものが
    森絵都さんの小説にはたくさんあって
    読むと懐かしいような切ない気持ちになる。

    最後の手紙が良かった。
    見えなくなるだけで、本当は尊いものを
    誰でも心の中に持ってると思う。

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    2026年09月26日
  • カラフル

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    中学生の頃に1度読み、感動したのを覚えていたのでもう一度読み直しました。
    思春期に是非読んで欲しい1冊です。

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    2026年09月22日
  • 女ともだち

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    ネタバレ

    短編集はサクッと読めて良い!

    copy
    騙された、僕って言うもんだから

    ト・モ・ダ・チ
    え、分かる。怖いけど早苗の気持ちが分かる。
    親友が欲しくて、孤立してる子に近づく気持ち。
    この子だったら親友になってくれるんじゃないか的な下心。
    ただ、あることないこと言いふらすのはだめです。

    卵の殻
    よかったのでは??お母さんはちょっとずれていたけど、遼子はずれてないように思えたし。

    水底の星
    タイプの違う負けず嫌いたち。怖い。

    こっちを向いて。
    刺さりまくりで痛い。仕事を辞めると仕事でつながっていた人脈がなくなるのが怖くて仕事辞められない。思えば、これまでの友達は、一緒に担ぐ御神輿があった。同じお神輿がないと、女ともだちって作りにくいのかも。

    ブータンの歌
    たぶん本筋とは違うけど、介護問題は根深い

    ラインのふたり
    結局、ふたりは何か共通の敵を作ってなんでもいいから文句言いたかっただけなんじゃないかと思った。ジャミラの方が一流だった。

    獣の夜
    同い年だ。なんか憧れた。好きな話だった。

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    2026年09月22日