森絵都のレビュー一覧

  • クラスメイツ〈前期〉

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    全24人の中一クラスメートの群像劇。一人一エピソードで、エピソードごとに時間も進んでいく。最初の数ページは、「少し子供っぽいかな」と思ったものの、そんな思いはすぐに吹き飛ぶ。面白い。確かに僕もこの年代ではこんなことを考えていたなぁ、と、忘れていたことをやさしく思い出させてくれる。全部のエピソードがすべて秀逸だが、とくに「しほりん」ででてくる女子の仲間意識の複雑さ、「蒼太」「吉田くん」ででてくる男の単純ながら年相応の心境変化、自分に直接関係ないことも気になり始める「敬太郎」の話などが印象に残る。

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    2015年04月19日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    後期、クラス委員長のヒロで終わる連作。1年A組は解散してもこれからの彼らの人生を想像してしまう作品でした。

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    2015年03月20日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    中学一年生の入学してからのこころの模様を、クラスメイト一人一人を主人公にして連作で書いた、教師出身の森絵都らしい作品です。楽しくて早く後期を読みたくなりました

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    2015年03月18日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    (後半と合わせての所感)
    中1という思春期に差し掛かる頃の生徒たちの1年を見つめたクラス小説。特定の誰かではなくクラスメイト全員をそれぞれの章で取り上げ描いた作品。
    クラスには当然色々な子がいるわけで、可愛い子、しっかり者、意地悪する子、だらしのない子、家庭に事情がある子、彼らがクラスで織りなす人間関係は決して綺麗事ではなくて、でもその一つ一つがまさにこの年代の子どもたちにあるよなあということばかり。当然担任もその中で右往左往するわけだけど、1年が経って様々なエピソードを経た最後には確かに生徒たちの成長に触れられる作品です
    自分と重なるキャラを見つけられれば一層共感すること間違いなし!

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    2015年02月17日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    クラスメイト一人一人の物語が徐々に繋がって行く感じが堪らない。

    解決した悩みも、少しだけ好転した事も、変わったかと思ったら変わってなかった事も色々含めて良かったなぁ。

    自分の話では当然自分が主役だけど、他人が主役の時に脇役になっていても自分の物語は続いて行ってるのが良く分かる。

    色々あった一年だったんだw

    森絵都の児童書はやっぱ面白いわ

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    2015年02月06日
  • 気分上々

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    解説の一文「ああ、そうか、大人になったとしても、私たちは何度も間違えるし。見失う。だとしても、間違えて初めて見える景色がある。わかることがある。間違えてもいいから踏み出さずにいられなかった一歩があって、そのことがこれからも自分を支えてくれる。希望と言うなら、それこそ希望なのではないか。」

    一つ一つの短編を読みながら、声を出してわらったり、泣いたり、共感してた私は、最後にこの文章に出会ってまた泣いた。

    大人になると失敗を恐れるし、みえてくることも増えて後悔も多くなる。ふりかえらなければいけない過去も増えて、辛い経験も増える。

    でも、それを選択せずにはいられなかった、経験せずにはいられなかっ

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    2022年10月03日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    13 秋の日は……     (久保由佳)
    14 伴奏者        (心平)
    15 見いつけた      (田町)
    16 マンホールのふた   (日向子)
    17 イタル更生計画    (ノムさん)
    18 プラタナスの葉が落ちるころ   (このちゃん)
    19 彼がすぐにキレるわけ      (近藤)
    20 ジョーカー、あるいは戦士    (楓雅)
    21 バレンタインのイヴ       (レイミー)
    22 約束         (真琴)
    23 イタルが至る     (イタル)
    24 その道のさき     (ヒロ)

    24人のクラスメイツ一人に一つの短編を作って24編、同時期の

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    2014年12月01日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    ネタバレ

    【要旨】中学1年生24人のクラスメイトたち、その1人1人を主人公にした24のストーリーで思春期の1年間を描いた連作短編集。前期・後期の全2巻。 うれしい出会いや、ささいなきっかけの仲違い、初めての恋のときめき、仲間はずれの不安、自意識過剰の恥ずかしさや、通じあった気持ちのあたたかさ。子どもじゃないけど大人でもない、そんな特別な時間の中にいる中学生たちの1年間。だれもが身にしみるリアル。シリアスなのに笑えて、コミカルなのにしみじみとしたユーモアでくるんだ作品集。

    1 鈍行列車はゆく    (千鶴)
    2 光のなかの影     (しほりん)
    3 ポジション      (蒼太)
    4

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    2014年12月01日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    おもしろい! 
    ある時期から森絵都の作風が変わってしまった気がして
    読まなくなっていたけれど、
    これは俺が気に入っていた頃の森絵都だ。

    少子化で1学年に2クラスしかなく、1クラス男女12名づつのこじんまりしたクラスメイト一人一人の短編で
    話が繋がって行く。
    その誰もが色々な悩みや不安や問題を抱えていて、
    学生時代をとうに過ぎた世代も現役世代も誰かっしらの話に共感したり出来るのではないだろうか。

    彼等が後期でどうなって行くのかとても気になる!

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    2014年11月22日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    中学1年のクラスメイト24人。1年A組の中学入学から終了式までの一年間を、ひとりひとりのエピソードで繋いであります。

    24人の個性。それぞれの目線で1年A組の様子が描かれていて、泣いたり笑ったり喧嘩したり気持ちがすれ違ったりと、いろんな角度から見られて楽しく読めました。

    あ~、やっぱり学園もの大好き(*^^)。中学生の甘酸っぱくもバタバタした日常がキラキラしていて眩しい。

    若いっていい!
    自分も10代の時に散々言われてきた言葉ですが、当時は何がどういいのかさっぱり分かりませんでした。そりゃジジババよりは若い方がいいけど、ただのガキだし大人の方が自由でいいじゃん的にしか考えていませんでした

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    2014年10月22日
  • 架空の球を追う

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    2014.10.21

    アルジャーノンが全然読み進めれないから息抜きに。
    短編集だから比較的楽に読み進めれた。しかも女の作者さんだからか、この気持ちすごいよくわかるわー!ってなった。来年社会人だし、ここに描かれている女の人たちにあたしもなっていくんだなぁと思うと、ただただ切ないし少しでも抗いたくなる(笑)

    フクちゃんのお店のお話が、まさかあれで終わるとはなぁって感じ。運命って怖いし、見えない罠はどこにでもはられてるのね。

    特に好きなのは蜂の巣退治する話!前向きになれるお話だったなー。
    てか驚くほど全部すきだった。
    カツラの石油王、恋に落ちたホームレス、必死に生きる女、40手前の女子会、結局

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    2014年10月21日
  • 屋久島ジュウソウ

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    ゆるゆるの旅日記。けっこう面白い。
    まあ、無謀でしょうね、この屋久島縦走。
    その装備では。山は甘く見てはいけません。

    その後のエッセイも旅好きにはたまらない。
    共感できることがたくさんある。

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    2014年10月13日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    怒涛の後半12人(12章)。
    目立つ子も目立たない子も種々様々。主たるテーマは1年A組の結束なんだろうけど、大いに盛り上がる章も有れば脇道に逸れた軽いお話も有る。
    野外活動や合唱コンクール、ボランティア活動等、各季節に学校行事を盛り込んでさり気なく時間は経過していく。
    1年生の終業式なんてただの通過儀式だ、と言ってしまえば簡単だけれど、2度と同じ24人は揃わないと思えば多少感傷的にはなる。
    その辺の微妙な空気感を表現するのがとても上手い。
    最終章は流石は委員長、1年間を気張って締めようとするが、いいところはみんな人に盗られて最後の締めも不登校児と問題児にさらわれてしまう。
    (不登校の話と不良に

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    2014年10月10日
  • 架空の球を追う

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    日常の何気無い風景を切り取った作品と書かれているが、あながち間違いではないのかも。

    私が1番印象に残った場面は、ハチの巣退治が終わったあと主人公が母親に手紙を出す。その中の言葉。「例え頭蓋骨大の性悪な不運がへばりついていたって、その気になればシュッと一息で吹きとばしてやれそうな気がしてきたの。」

    なんだかすごく元気がでてきます。
    きっと上司に盛大に怒られた後だからかも。

    きっと自分にとってのお気に入りの日常の一コマが見つかります。

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    2014年02月23日
  • 君と一緒に生きよう

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    震災で被災した犬のシェルターでのボランティア経験から、動物愛護への関心が強くなりました。

    弱い立場にある動物たちの命、少しずつでもできる範囲で自分のできることやっていこうと思います。

    この本に、保健所でのガス室殺処分の描写が少しありましたが、犬の気持ちを考えたらすごく辛く悲しくなりました。大切な命、守っていこうよと一人でも多くの人間が思えるようになってほしいと願います。

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    2013年06月19日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    今は当たり前のものとして受け入れられている民主主義だが、今から80年前の戦後の時期に、当時としては半ば強制的にアメリカから持ち込まれたものだった。
    本作で出てくるように、上の立場にある人からの指示で動くことが当たり前だった当時の日本社会において、自分の頭で考えて動くという民主主義の実践の1つが受け入れられるにあたっては相当な長い道のりが必要だったと思う。そして現在においてもそれはまだ完成されていないものだともの思う。

    また、現在の日本には、日本も同じく戦争により他国の多くの人たちを死に至らしめたという“加害者でもある”という事実をもっと直視し反省すべきだという意見がある。私もこの意見に賛同す

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    2026年03月01日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    読み応えがあった。面白かった。戦後の日本が復興するために、民主主義とは何かを理解してもらう実験を4人の女性にする。日系二世のサクラギ先生が必死になって考えながら半年のカリキュラムを作りながら、彼女たちの成長に、そして裏で起こっていることに翻弄される。
    終わりよければすべてよし、皆半年の民主主義を学んだ後、それぞれの人生をたくましく選んで歩んでいく。
    そしてサクラギ先生も。最後のハッピーエンドに向かって。

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    2026年02月28日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    民主主義は、現代社会に生きている者にとっても難解だ。突っ込みどころ満載というか、追求するほどに理解が遠のく。国民主権ったって、登場する娘たちも主観は当然にバラバラ。結局は多数決となる。少数派は尊重するとしながら、その尊重の仕方も最後には数に頼る。であるから、世の中は政党のプロパガンダやら報道のバイアスやら、国家になり変わって支配せんとする機関が騒がしい。結局、民主主義下では個人の思いをどう抑えて妥協し、大衆に迎合するのかに行き着く。もっとも、この小説の舞台は銃後の軍国主義からの転換。まずは「いろは」から。

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    2026年02月28日
  • デモクラシーのいろは【電子版おまけ付き】

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    戦争後という背景を感じさせつつも、ただ重苦しいだけではない空気感とテンポで、展開の読めない流れも含めて満足度が高い作品だった。

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    2026年02月26日
  • カラフル

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    最初に胸に残ったのは「人は気づかないところで、誰かを救い、誰かを傷つけている」という静かな事実。
    物語の中で描かれる“色”は、単なる比喩ではなく、世界そのものの複雑さと、そこに生きる私たちの揺らぎを象徴しているように思えた。

    この世はあまりにもカラフルで、だからこそ僕らは迷う…
    どれが本当の色なのか、どれが自分の色なのか、簡単にはわからない。
    主人公の「僕」が他人の人生を通して自分を見つめ直す過程は、まるで自分自身の過去の迷いや、見落としてきた誰かの気持ちをそっと照らし返してくるようだった。

    特に心に残ったのは、「誰か一人でも欠けていたら、僕は僕に戻れなかった」という気づき。
    人は自分の力

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    2026年02月22日