【感想・ネタバレ】君と一緒に生きようのレビュー

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Posted by ブクログ

震災で被災した犬のシェルターでのボランティア経験から、動物愛護への関心が強くなりました。

弱い立場にある動物たちの命、少しずつでもできる範囲で自分のできることやっていこうと思います。

この本に、保健所でのガス室殺処分の描写が少しありましたが、犬の気持ちを考えたらすごく辛く悲しくなりました。大切な命、守っていこうよと一人でも多くの人間が思えるようになってほしいと願います。

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2013年06月19日

Posted by ブクログ

命を繋いだ奇跡を体感。保護活動を始めた方々が、元々犬好きでないというのは意外だった。
こうした方々の活動により殺処分数も減り続けてはいるが、直近データでも3万頭以上の犬猫が殺処分されている。ズンと来ちゃう方は保健所のシーンは飛ばし読み推奨。

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2021年11月29日

Posted by ブクログ

犬を 飼っている 人
犬を 飼おうと思っている 人
犬が 隣にいる 人
前世は 犬では なかろうか と 思っている 人

そして
犬を 保健所に と 思っている 人

ぜひぜひ 一読して欲しい 一冊です

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2019年03月01日

Posted by ブクログ

世は、まさにペットブーム。しかし、一方で人知れず殺処分されているペットの数は、依然として減ってはいない現代日本の現状。本書は、そんなペットたちの現状、無責任な人間達、ブリーダー、一方でそうしたペットたちを救おうと日夜奔走を続けているボランティア団体、個人でボランティアの人たち、獣医師達、そして里親の人たちに焦点を当てている。
生き物の生命の尊うさ、生き物を飼うということに伴う人間側の責任、当たり前のことだが、それを再認識させられる1冊。

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2014年03月18日

Posted by ブクログ

☆4
捨て犬や野良犬、迷い犬。どこかの1頭が救われたと思ったら、またどこかで50頭が捨てられる。命を救うために奔走する人々を通じて、命の意味を考えるノンフィクション。

もともと森絵都が好きだったし、動物の話にも興味があったので読んでみた。ほんとうに安易に飼って安易に捨てる人が多いと思う。生き物を飼う責任を考えて飼って欲しい。あとペットショップもいいけれど、行く前に里親募集のHPを覗いてみて欲しい。

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2013年07月29日

Posted by ブクログ

年間何頭の命が無慈悲に失われているのか。きっと、捨てる人は後をたたない。地球に生きるものとして、知るべき事実、命は弄んでいいものじゃない。

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2013年05月27日

Posted by ブクログ

保護されて、幸せになった犬たちと家族のお話。

背後には、人間の勝手で命を奪われていく沢山の命があることを
忘れてはいけない。

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2013年03月29日

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犬を保護する人、里親になる人、その優しさや愛情に読みながら涙してしまう。 酷い現実を知ろう。それから考えるのは人それぞれだけど。飼っている人間により犬の生涯が左右されちゃうんだよ。

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2012年10月08日

Posted by ブクログ

犬の保護と里親探しに奔走する人々を描いたノンフィクション。

ここに書かれている話の多くは救われた命の話。よかったねえ、と思わず言ってしまいそうになるのですが、現実にはほとんどの捨てられた犬たちは最終章の『救われない命たち』の中に入ってしまうのです。

この本を読んでいて思ったのは犬たちの感情の豊かさ。うれしい、かなしい、さびしいといった感情が犬にもあることは飼ったことのない自分でも十分想像できたことですが、ここに書かれている犬たちの中には、連れてこられた家に遠慮する様子を見せたり、もしくは自分が捨てられたことを理解していたり……もはや人と変わらないのではないかと思う感情の豊かさでした。

動物を飼う当初は老後の世話ってなかなか想像できないんですよね。この本の中にも犬の介護の話があって、その壮絶さに思い出した話があります。確か伊藤理佐さんのコミックエッセイだったと思うのですが、伊藤さんの飼い猫も余命わずかとなり猫の介護をされていたのですが、そのさい「これはまさしく親の介護の練習だ」的なコマがあってそれが印象的でした。それだけ動物の介護というものは壮絶なものなのです。

我が家でも妹がハムスターを飼っていたことがありましたが、その晩年にはおなかのあたりに腫瘍ができ、ヒマワリの種の殻をむく力もなくしたらしいハムスターのために妹自身がヒマワリの種の殻を一つ一つむいてエサ皿においてやっていました。

そしてある日の夜ハムスターが突然鳴き声を上げ、けいれんを起こし始めました。およそ一時間ほどハムスターの動きが止まってからもしばらく経つまで妹は泣き続けながらもハムスターの最期を看取っていました。自分もその傍らでただ見ていることしかできなかったことを覚えています。

この本のタイトルは『君と一緒に生きよう』
これに感じたのは動物を「飼う」という感覚ではなく「一緒に暮らす」もっと言えば「一緒に生きる」という感覚を持ってほしかったのではないかと思います。

この本の最終章で出てくる犬たちは刹処分される犬たち。彼らは部屋に入れられ炭酸ガスを室内に注入させられ死んでいきます。犬たちの様子を実際に見た森さんの描写を読んでいて思い出したのは、ナチスがユダヤ人虐殺のために使ったガス室でした。

命を大切に、という道徳の授業がいかに無力か……動物を捨てる人たちや無責任に飼う人たちはこの光景を自分自身の目で見るべきではないかと思います。それくらいやらなきゃきっとわかってくれない……

いつの日か人間だけでなくすべての生き物に幸せな世界が訪れてほしいと心の底から思いました。

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2012年09月06日

Posted by ブクログ

自分は動物大好き
20代前半ペットショップでも働いてました。
よく【売れ残った犬ってどうするんですか?】と聞かれるが…別に仔犬じゃなくなっても値段さえ下げれば、仔犬から飼うのがつらい老夫婦が買ってくれたりするので、そういうのは一切無かった

個人的に思うのは
世の中【教養のない優しさを優しさと勘違いしてる】人が凄い多い

魚や小動物飼っても、水槽やカゴ…身の回りのものを買うのを嫌がる飼い主とか…(数百円~数千円の生き物にお金をかけたくないらしい…)
この飼い主の家はダンボールなのか?…

基本どの動物も値段より価値があると俺は思います。
※数千円のハムスターも懐いて飼い主に甘えたり
※数千円のインコでも懐いてずっと一緒に居てくれるし、会話も可能
※爬虫類だってなつくし
※魚だって癒されるし、飼い主によっては水槽の中で別世界も、作れて【神になった気分】にもなれる

日本人は犬猫だけに好みが偏りがちだが…それもちゃんと飼えない…

【教養のない間違った優しさ】とは
※道端に鳥のヒナが落ちてたら、自然の摂理に従わず拾ってしまう。
拾っておいて自分で保護をしようとせず、店員の俺にヒナを押し付けてくる客が毎年数人いた…
自分は仕事の合間に外で世話をし、出勤も一緒、巣立ちまでやって放す
すると1年から2年くらい店に会いに来るんですけどね(雀やメジロ)
…とか
※あと売ってて外に展示してたオシドリの小屋前に発泡スチロールの箱があり開けたら子猫、さっきの鳥と同じで店内には販売してる子達がいるので、お互い病気をうつったりしても大変なので倉庫で1週間世話して…保健所の話が出たので、自分が連れて帰った(20年生きました)
捨てられた時の箱に【可哀想なので拾いました。世話が出来ないので宜しくお願いします。】
ん~…あなたも捨ててますよね…

※あと猫飼ってる方に多いのが
【拾って…】と言うかたが多いが…だいたい誘拐…
◯箱に入って捨てられたりしてない
◯近くに親猫いても連れ去る
これが「拾う」ですか?…

今現在、職場の猫の飼い主は
聞くとやはり皆誘拐…

自分は今 猫を飼うのを我慢してますが…他の社員が【ベルゴ!猫欲しいんじゃない?子猫いるよ?】と言われて…
里親会とか、現場先などで飼い主募集とかしてるのか?とたずねると

【どこどこの寺に親子でいて可愛い子猫がいてさ】
…絶句…

それ…寺の了解も得てないし…捨てられてもいないし…親猫いるし…

とホントに人間が嫌になる…

とりあえず自分は世界情勢が不安定なので特に大きな犬猫などの家族は、しばらく迎え入れないつもりですね…

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2023年02月27日

Posted by ブクログ

保護犬の実状のエッセイということは知っていたので、手元にはだいぶ前から持っていたが、読むのが後回しになっていた。あまり知りたくない過酷な実状ご描かれているかもと思っていたから。
 しかし筆者が本書で何度も言っているように、たまたま奇跡的に新しい家族と知り合えた犬を取り上げている、ということで、まだ読みやすかった。終わりがけに描かれていた保健所での出来事はやはり辛かった。
 ずっと活動されているボランティアの方々にはほんと頭が下がる思いだ。

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2021年10月03日

Posted by ブクログ

「おいで、一緒に行こう」を読んで、本書も読まなければ…という義務感に駆られて購入。

事情はともあれ飼い主の手を離れ捨てられる犬たちは、信頼した飼い主に愛を求めつつ人間への不信を募らせ、ボランティアたちに吠え、牙をむける。
放棄された犬たちの心身共に病んだ姿に泪するとともに、無責任な人間に怒りさえ覚える。

挿絵の「さようなら~ 無責任な飼い主は不要です~!」は、著者やボランティアの皆さんの本心だろう。

私はボランティアに参加することはできないと思う。でも無責任にペットを飼うことは決してするまいと強く誓った。

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2015年07月14日

Posted by ブクログ

捨て犬と、レスキューしている人々、家族として迎えた人々のレポート。人気作家だけに構成がうまく、読みやすい。
著者も大の犬好きで、保護犬を家族にしている。
それぞれの犬にそれぞれの事情があるが、なんといっても捨てた人間と、遅々として進まない行政の対応にも腸が煮えくりかえる。
儲けだけ考えて動物を虐待するブリーダーには同じ思い(狭いケージに入れて一歩もださず、病気のケアもせず、一生生殖のためだけに存在させられる)を味わってほしい。
最後に殺処分される犬のレポートも載っていて、著者が若い読者に人気があることを考えると、大変効果があると思う。鉄は熱いうちに打ち、人間の手で変革できる悪は若者にちゃんと教えたい。
猫好きなもので、猫も同じように捨てられ、殺されていることにも触れてほしかった。
レスキューしている人たちは、犬猫どちらも扱っている人が多いし、犬猫どちらも家族にしている人もいっぱいいるんだから。著者が犬好きだから犬中心で構わないが、保護された犬と猫が同じ家庭でどうやって仲良くなったか知りたかった。
猫飼っている私も余裕ができたら保護犬を世話したいという気持ちがあるから。

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2014年12月23日

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