森絵都のレビュー一覧

  • 永遠の出口

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    中学受験を終えて、国語の試験問題の出典として良く取り上げられていたこの本を読んだことを思い出した。当時、「ラ・ルーシュ」のようなバイト先で働くことに憧れていた気もする。

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    2024年08月31日
  • あしたのことば(新潮文庫)

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    言葉について考えさせられる短編ばかり。
    最初の作品が、小学校の教科書に載ったというのも納得。
    言葉はキャッチボールの手段だし、
    一度出したものは取り消せない。
    一つ一つの話で納得。

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    2024年08月27日
  • できない相談 piece of resistance

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    3.9

    4.6⭐️.10.11.12.17.18.22.23.26⭐️.32⭐️.34.39
    嫌なものは嫌

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    2024年08月19日
  • 宇宙のみなしご

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    たしか加納朋子の小説でも似たような屋根登遊びのシチュエーションがあったような気がする。
    「一番しんどいときはだれでも一人なんだ。でも心の休憩ができる友達が必要。」この言葉を体現した青春小説。
    心が折れた今の子供達にエールを送る。

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    2024年08月18日
  • あしたのことば(新潮文庫)

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    めちゃくちゃよかった
    言葉どおりのことば、言葉にならないことば、言葉にできないことば
    色々なことば(しかも小学5年生というのが絶妙)がテーマになっていて、どの話もよかった

    「風と雨」もよかったけど、
    「%」もよかった

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    2024年08月14日
  • あしたのことば(新潮文庫)

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    森絵都さんだけど、国語の教科書に採用されたというように、小学生たちが主人公の短編集。ふたりの友人の話で、語り手が変わって、どんな気持ちだったか描かれる「帰り道」ど「雨と風」が好き。

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    2024年08月13日
  • みかづき

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    ネタバレ

    昭和36年の設定、古すぎて躊躇していたが早く読めばよかった。
    戦後日本の教育について改めていろいろ考えさせられる一冊でした。親子3世代にわたって、それぞれ異なる立場で、教育に立ち向かう姿には胸を打たれました。自分も親になって、いい教育ってなんだろう?と考えることが増えましたが、結局答えはなくて、試行錯誤しています。最後の吾郎さんと千秋さんの言葉、いつの時代も今の教育はなってないと教育を憂えている(常に何かが欠けている三日月のように)。でも、欠けている自覚があるからこそ、満ちようと研鑽を積むのかもしれない、それでいいのだ、と。教育に完成はない、と。

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    2024年08月12日
  • いつかパラソルの下で

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    父の死後の浮気が発覚。黒い血?とは何かを追い、3人の兄妹が父の育った佐渡へ。そこで分かった真実は。。
    先が気になり一気に読み進めた。結論は少し変わった日常、というレベルであったが、最後ハッピーエンドで気持ちよく読み終えた。

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    2024年08月11日
  • 女ともだち

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    女性作家8人が描く「女友達」とは。
    1人目の村山由佳からやられた。大好物ですよ…。
    いいな、こわいな、めんどくさいな…が全部楽しめる。
    阿川佐和子作中の「女がともだちを作るときの条件」が真理だと思う

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    2024年08月06日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    なんだか読んだ後、幸せな気持ちになりました。
    いろいろ辛いこともあるけど、一生懸命生きている感じが素晴らしいなぁと。
    そして、相変わらず藤田先生がいい感じ。
    泣いたり笑ったり喜んだり、物語に躍動感をうんでいる感じがします。

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    2024年07月18日
  • みかづき

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    親子孫の3世代の塾と人生の話。おもしろかった。吾郎先生魅力的なんだろうなぁ。。
    理想の教育とビジネスの間で揺れる。社会課題を解決するためのビジネスには往々にありそう。
    日本にこの本の中の人のように教育を真剣に考えてくれる大人がいっぱいいることを祈る

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    2024年07月10日
  • つきのふね

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    ネタバレ

    一歩間違えてしまうと、心が壊れてしまいそうな大変な世の中だけど、たとえ小さくても尊いものたちに支えられて日々自分を保つことができているんだなと思えた。周りにある一つ一つを丁寧に大切にしたい。

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    2024年07月05日
  • この女

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    阪神淡路の震災の頃、こんな人生があったのでしょう。熱く暑く熱く、せつなく、ほろり、ニヤリ、その上あの宗教まで。
    濃い濃い濃い青春それを取り巻く濃い濃い人々
    扇風機を出した暑く息苦しい今日に相応しいお話しでした。

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    2024年07月04日
  • 獣の夜

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    短編集のどれもがテーマはハッキリしていて共通していると思います。

    文体としては派手な描写も何もないって感じで割と地味

    コメディ要素をポンポンおいてはいるものの

    そのコント風情な場所も地味。

    淡々しているとは別の地味さを持った文体。

    地味だな〜思いつつも少しづつ読めて

    さらに

    どれも胸にドーンと何か置き土産してくような感覚の残る小説です。

    全部、自己との対話なんですよ。

    自分のこと分かった気になってるけどわかってないよねて話。

    意外に皆さん気を遣って生活してたりしますよね。

    わたし、この半年、わりと自分との対話がテーマのもの

    小説に限らず読んでいるのですが………

    書く瞑

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    2024年07月02日
  • つきのふね

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    読み始めは「うーん、さすがに20年以上前の倫理観はキツいな」と思っていたのに、どんどん惹き込まれて行き、ラストシーンでは涙が込み上げてくるくらいでした。それぞれが弱さや哀しさを抱えている。そして、他人に何かしてあげたくても、どうすることもできない。そんなすれ違いや葛藤は、刊行から20年経っても変わらないな…としみじみ思いました。

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    2024年06月30日
  • 架空の球を追う

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    「でも許しちゃうんだろうな、うん許しちゃうんだろうね」に激しく同意し、牛脂と、御曹司にクスッとして、一転「明日には、また東から太陽が昇りこの荒れ果てた大地を照らすよ」に答えをもらったように思え、そして紳士は、黙って何も残さないのです。

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    2024年06月26日
  • 獣の夜

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    表題作を含む7つの短編集。

    つまらないと思っている単調な毎日が、何かのきっかけで気持ちが切り替わり前向きになるような話。

    このなかで特に気になったのは

    「雨の中て踊る」〜リフレッシュ休暇を思うように過ごせず妻の目を気にしている男が、最後の休日に自分の意思で海を目指し、見知らぬ男と語ったことで…。
    弱気にならず自分を解き放ってみてもいいのではと。

    「獣の夜」〜女友だちをサプライズパーティーに連れ出す予定が…気儘な彼女に振り回されるもジビエトラップにはまり込み、獣臭まみれで自分を解き放ってしまう。
    うだうだと迷わず、目の前の肉にただただ純粋に向き合うことに。

    「あした天気に」〜てるてる坊

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    2024年06月10日
  • つきのふね

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    中学生の心理描写が絶妙だったなぁ。
    小学生のようにもう無邪気ではないけれど、まだまだ大人の入り口に立ったばかり。
    親友とうまくいかなくなった理由は、裏切られたからではなく裏切ってしまったから。
    一人になるのは怖いけど、誰にも言えない秘密がある。
    そんな、さくらと梨利と勝田くん。

    ノストラダムスの大予言が流行っていた頃のお話。
    人類が滅亡するという予言と、考えなければならない進路、大事な親友を裏切ってしまった後悔‥‥もうどうしたらいいのか分からない、どうにでもなってしまえ、という諦めがひしひしと伝わってきます。

    弱い人を助けるのは、小さくても尊いもの。
    そんな尊いものに自分はなれるかなぁ?

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    2024年06月05日
  • アーモンド入りチョコレートのワルツ

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    〈再登録〉ジューマン・バッハ・サティのピアノ曲をモチーフ、子供時代の出会いと別れを描いた三篇を収録。
    子供の純真さだけではなく、嫉妬や迷いなどの葛藤もきちんと描いているのが印象的でした。

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    2024年05月28日
  • 獣の夜

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    七編が収められた短編集

    数ページの短いものから、ちょっと長めのものまで様々なテイストで、どれも希望のあるストーリーなのが良い
    疲れた心のサプリみたいな感じかな
    「明日も頑張ろう」って思えるものばかり


    私が好きなのは──

    【太陽】
    急に歯が痛くなり歯科医院に行くが、どこにも悪い所は見つからない
    その診断とは…
    クスッと笑えてほっこりのストーリー
    内服薬の袋に入っていたのはクッピーラムネ(⁠•⁠‿⁠•⁠)

    【獣の夜】
    表題作
    女友だち二人の獣の夜とは…
    スカッとして思わず笑っちゃう

    【ポコ】
    最期まで生き抜いた老犬のポコが教えてくれたこと…
    短い作品なのに印象的


    名言も書ききれない

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    2024年05月26日