森絵都のレビュー一覧
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妹から教えてもらって、さっそく楽天ブックスでポチり、大好きな「ローマ人の物語」の読み返しを一時中断して読み始めた。
昨夏、親父さんの退職金にみんなで群がって一族で出かけた初めての屋久島。
帰りたくない。
ずっとここに居たい。
また行きたい。
毎年必ず行きたい。
そう思った屋久島。
屋久島の文章と言えば、田口ランディの「ひかりのあめふるしま屋久島」しか読んだことがなく、楽しみに読み始める。
旅の間に食べた物がやけに詳しく書いてあるそんな本?数十ページ読んで、イマイチ進まず放置。
このままじゃ「ローマ人の物語」に戻れんやんけと気合を入れて再度手に取り一気に読み上げた。
面白かった。 -
Posted by ブクログ
ちいさなちいさな旅物語が40もの数の旅に。
森絵都さんの多彩な才能が羨ましい。
いままでリズムからゴールドフィッシュ、カラフル、宇宙のみなしご、アーモンド入りチョコレートのワルツ、つきのふね、絵本のにんきものシリーズ、DIVE!
児童書だけでもたくさんのはなし、それも全部味が違うのに児童書だけでなく永遠の出口や、いつかパラソルの下で、そして直木賞受賞作品の風に舞い上がるビニールシート
なんて想像力が豊かで、恋愛ものだけでなくいろんなはなしが書けるのだろう。
ショート・トリップは非現実的な旅物語やなんかふわふわとした短編がたくさん詰め込まれています。こどももおとなも楽 -
Posted by ブクログ
20代の三人のきょうだい。兄、姉、妹。
厳格な父に縛られた生活を送ってきたが、上の兄と姉(野々)は早くにうちを飛び出し、不安定ながらも自由な生活を送っている。妹は父に縛られたままの生活を選ぶ。
ある日、その父が亡くなった。
父の浮気相手という女が現れ、母の様子がおかしくなる。
今まで滅多に揃うことのなかった三人きょうだいが顔を合わせ、父の秘密の過去の解明に乗り出すことに・・・。
ともすれば重くなりがちなテーマなのですが、3人のキャラクターがゆるめで何だか愛嬌があるのと、描き方に温かみがあるため、穏やかに物語は進みます。
20代とはいえ、まだまだ大人になれない(なりたくない)3人が、父の死、 -
Posted by ブクログ
父が今のように病院で寝たきりになったのは去年のGWの直後だったのでもう1年が経つ。
鼻から胸からチューブを挿され最早生きているだけの体。にも拘らずその頭を櫛で梳き髪を整えている母。
そんなことしても何もならないのにと思い、自分がこうなった時には人にはこんな手間はかけたくないと思う…。
この本、ヒロイン野々は25歳。
大人になって、厳格すぎた父親から逃れ、職も同棲相手も何回も変え、根無し草のような生活を送っている。
同様のノリの兄とそんな兄姉を反面教師に真面目にいい子に育った妹。父が亡くなって1年。
とある女性が訪ねてきたことから、死の直前の父の浮気を知り、3人が大いに驚きうろたえる一章。
誰 -
Posted by ブクログ
「生前の罪により輪廻のサイクルから外された主人公の魂が天使業界の抽選に当たり、再度輪廻の世界へ戻る挑戦権を得る」ところからストーリーが始まる。
主人公の魂は自殺を図った少年(真)の身体にホームステイをし、生活する中で自分の犯した罪を思い出せばミッションクリア無事ホームステイ先から帰還し輪廻の世界へ戻れる。真の身体を借りた魂に降りかかる事件やイベントを機に周りの人々との関係性の重要性に気づいていく青春成長物語。
輪廻転生からの解脱は、本来なら仏教などの思想においては迷いと苦しみの世界で生死を無限に繰り返し続けること(輪廻)から抜け出し、すべての苦しみや執着から解放されることを意味するが、本作 -
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ネタバレ・分かり合うために必要な年月もある。人は生きるほどに必ずしも遠のいていくのではなく、時を経ることで初めて立ち返れる場所もある。
・朝起きた瞬間思うことは本心だったりする。
・どうしよもなく壊れてしまったもの、失われてしまったものはもう二度と取り戻せないけど、
ヒビのあいだから光を探して生きてゆけることはできるかもしれない。
白黒はっきり付けたがってしまったり、ついつい良い結果を求めて欲深くなってしまう自分にとって、
曖昧さの中にある嬉しさや幸せ、折り合いをつけながら温かさを感じることを教えてくれた気がする。
人間であることで、人と関わり自分と関わることで感じること、生きていれば直面する悲しさ