森絵都のレビュー一覧

  • クラスメイツ〈後期〉

    Posted by ブクログ

    ちょうど、中学生になったばかりの子供がいるので
    思わず手に取ってしまった。
    前期よりは、後期のほうが面白くて中でも
    不登校の田町ちゃんが、合唱大会の伴奏者に選ばれたのがきっかけで、学校に行けるようになった話が好き。
    実際、ピアノを習っている子はたくさんいるけど、合唱大会の伴奏をしてくれるレベルの子はなかなか見つからないんだよね。

    0
    2015年06月16日
  • クラスメイツ〈後期〉

    Posted by ブクログ

    全員分読み終わったーー!!誰かしらに共感できるしこういうのあるよね!って思った!
    田町さんの伴奏のおはなしがすきだなあ。あと担任の先生もすごくすき!1年間みんなと一緒に過ごした気分になりました。

    0
    2015年06月02日
  • クラスメイツ〈後期〉

    Posted by ブクログ

    田町がよかった。このちゃんの老人ホームでのボランティアのとこも。人は励まされるより励ます方が好き、みたいなのが、納得。
    生きているって、必要とされ、役立つ実感大事だよなー。
    よい本だった。中学生にぜひ。

    0
    2015年05月26日
  • クラスメイツ〈前期〉

    Posted by ブクログ

    12人分の悩みとか、こういうこと考えてたなあ〜となんとなく懐かしくなりながら読みました
    特に女の子のグループ関係だったりは共感できたしあるある!ってかんじ
    見てる側が違うと同じ出来事でも受ける印象が全然違うなあ!
    他の人の話で前にでてきた子のその後がわかるのが楽しい!後期も楽しみ^^

    0
    2015年05月19日
  • この女

    Posted by ブクログ

    釜ヶ崎、とは、どこか。日本最大の日雇い労働者の街だ。おそらく日本に住む大多数にとって、その実態を知る必要がなく、けれどもたしかに存在している街。そこに住む人々、そこを出た人々、釜ヶ崎を舞台に繰り広げられる物語は、決してお涙頂戴の安っぽい人情物語ではない。
    声をあげて彼は不幸だ、と叫ぶのでも、人権がどう、と主張するのでもない。自分の足で立ち、自分の目で未来を見据え、自分の手で自分の決めた幸せを掴もうとする。
    作中出てくる、カルト教団に傾倒してしまう大学生 大輔の、自分の空っぽさへの恐怖には、残念ながら共感してしまった。芯というものがない、そう気付いたときの自分への失望。ただし、それが同時に甘えであることも、わたしは知っている。この女のように生きていきたいわけでも、この男のように生きたいのとも少し違うけれど、世の中は広く、人間は弱く、そして自分はいかようにも強く変わっていけるはずだ、と感じた。

    0
    2015年05月05日
  • 異国のおじさんを伴う

    Posted by ブクログ

    森絵都は短編もいいなぁ。一つひとつは短い話なのに、登場人物の心情が凝縮されてる。「ぴろり」が特に好きだった。

    0
    2015年04月30日
  • クラスメイツ〈前期〉

    Posted by ブクログ

    北見中学1年A組。24名のそれぞれが、自分の言葉を語りだす。一人ずつの章がつくってあり、クラスのひとりひとりが動き出す。
    中学1年の感じる時間は、どんなに年をとっても自分の仲にあるように思う。

    0
    2015年02月24日
  • 異国のおじさんを伴う

    Posted by ブクログ

    『風に舞いあがるビニールシート』『架空の球を追う』に引き続いての短編集。どの作品もひねりがあって面白いけど、森さんの作品としてはまあ普通かなあ。(もちろん高い水準の中での話です)

    個人的にはクリスマスイヴの話が一番好き。割と軽めの話が並ぶ中で「竜宮」はちょっと異色。『情婦』はいつか見てみたい。

    0
    2015年01月02日
  • クラスメイツ〈後期〉

    Posted by ブクログ

    「人をゆるすことに上手になればいい、そしたら信じることもらくになるよ」頭では分かっててても、なかなか難しい。

    0
    2014年12月16日
  • クラスメイツ〈前期〉

    Posted by ブクログ

    なんかよくある感じの設定というか本の書き方だなと思ったけれど、やっぱりクラスの中でいろんな感情とか思いがあるのって面白いなと思った。

    0
    2014年12月14日
  • クラスメイツ〈前期〉

    Posted by ブクログ

    森絵都らしいっていうか、読みやすくて中学生の寄れ動く心情がよく描かれている。24人のクラスメートの一人一章なのでつながりとか別の視点とかを自分で補いながら読んでいくのもなかなか。後期が楽しみ。

    0
    2014年11月12日
  • クラスメイツ〈後期〉

    Posted by ブクログ

    小さな中学校を舞台にした笑いあり涙ありの青春ストーリー。

    登場人物がたくさんいる物語って、いろいろな視点で一つのできごとが描かれているから、とても鮮やかになる。

    そして、全員が救われるかたちになるから、どの物語もほっとしながら読めました。

    一番印象的だったのは里緒とアリスかな。
    楓雅くんもなかなかキャラがたってたな。

    なんだかんだで24人みんな覚えてしまったのは、やはり教師ならではなのでしょうか。

    0
    2014年11月02日
  • 異国のおじさんを伴う

    Posted by ブクログ

    10の短編。藤巻さんの道/夜の空隙を埋める/クリスマスイヴを三日後に控えた日曜の…/クジラ見/竜宮/思い出ぴろり/ラストシーン/桂川里香子、危機一髪/母の北上/異国のおじさんを伴う。
    解説に「人々の心が動いた刹那を丁寧に掬った」短編集とありまが、まさしくです。様々な年代の男女を主人公に、様様な気付きの刹那が描かれます。例えば「藤巻さんの道」。とても魅力的で有能で家庭的に見えた女性が片付けできない人であることを知った男性がとった行動。気付いた直後の動きがハッとさせられるほど鮮やかで、その後の明るさを感じさせる作品が多く、楽しませてもらえました。

    0
    2016年05月29日
  • 異国のおじさんを伴う

    Posted by ブクログ

    『架空の球を追う』の次は、『異国のおじさんを伴う』。なかなかのネーミングセンス。

    森絵都は、なんでこんなにバラエティ豊かな短編小説を書けるんだろう、と感心するくらい面白い。

    ビックリと、ほっこりの繰り返し。

    筋を追っていると見えるはずの着地点を無視していく鮮やかさ。いいなあ。

    飛行機の中で、あと十分のラストシーンを巡って論議する乗客たち。
    美しいエジプト人に心を奪われたが、しかし彼の貧乏ゆすりと「危機一髪」に耐えられず蹴り出す女性。
    タウン誌に掲載したコラムの「取り違え」が元で大きくストーリーが変わっていく編集者の話。などなど。

    まとめて一言では言えない、豊富な魅力が詰まった一冊。お腹いっぱいになりました。

    0
    2014年10月28日
  • 異国のおじさんを伴う

    Posted by ブクログ

    森絵都のショートをいつも完璧なストーリーだと感じます。もうどこも削る個所がないのではないかと感じます。無駄だと思っていた個所も最後の一行で生きてくる。どの話も暖かい思いに浸れます。

    0
    2014年10月28日
  • 異国のおじさんを伴う

    Posted by ブクログ

     10編の作品を収録した短編集。

     状況も、登場人物もバラバラの短編ですがそのいずれにも共通しているのは、どこか身近に感じられる登場人物たちの心情や語り口、少しの毒とユーモア、
    そして読み終えた後鮮やかに登場人物たちへの思いや、作品からみえる風景が反転することだと思います。

     収録作品は、どれも劇的な場面を描いているというわけではありません。たとえば、

    工事による停電に悩まされる二人の女性が文句を言いに夜の街に繰り出す「夜の空隙を埋める」
    伊勢丹に訪れた女性を描く「クリスマスイヴを三日後に控えた日曜の……」
    フリーライターの女性の仕事上の一つの後悔を描く「竜宮」
    国際線のフライトの着陸間際、最後まで見られなかった映画をめぐって話が展開する「ラストシーン」 
    正月に実家に帰ってきた息子と母を描く「母の北上」
    女性作家が”ひげ人形愛好会”に出席する表題作「異国のおじさんを伴う」などなど。

     そうした短編たちから感じるのは、文章の上手さや日常を小説に昇華させてしまう、森絵都さんの視点の確かさ、そして、
    人の愚かさや愛しさ、心情の変化やドラマが優しい視線で日常から抽出されていることだと思います。

     小説の主流はやはり長編なのですが、こういう短編集ももっと読まれてほしいなあ、と読み終えて思いました。

    0
    2014年10月16日
  • ショート・トリップ

    Posted by ブクログ

    面白い話もあれば、あまりよくわからない話、
    チョット考えさせられる話しなんかもあります。 

    ショートショートなので、
    一遍は4,5分もあれば読み終わります。
    ちょっとした合間に読むにはもって来い。

    「日曜日の朝は……」が話的には一番気に入った。
    想像次第で、自分のベッドの上で大冒険できちゃう。

    ファンタジアは、あのネズミの国の話だよねw
    乗り物名とかズバリだから笑っちゃったわ。

    0
    2014年10月11日
  • ショート・トリップ

    Posted by ブクログ

    意外とショートショートがお上手なのだなと思った。
    ユーモアはさておき、結構の毒。
    私にとってのショートショートは星新一だったりフレドリック・ブラウンだったり。オチの意外性と毒の有無が決め手。

    収録作の全てがすばらしいとは言わないけれど、中学生新聞に連載されたというこのショートショートは、わかりやすく、納得しやすく、そして毒がある。
    面白かったなあ。

    間を開けて、同じ登場人物が出てくる作品がある。
    一発ギャグより、練り上げられた世界観を持ったコントが好きな私は、「ならずもの18号」の話より「ならずもの55号」の話の方が好きだ。というか、吹きだした。
    やるなあ、森絵都、と思った。

    0
    2014年10月10日
  • ショート・トリップ

    Posted by ブクログ

    【本の内容】
    「ならず者18号」に科せられた刑罰としての旅。

    道に迷った「奇跡の犬」の壮大な冒険。

    生涯、孤高の旅人として生きた伝説の「試食の人」-。

    ユーモアとサービス精神に溢れた旅を巡る48のショートショート集。

    単行本未収録作品のほか、本文イラスト・長崎訓子の描きおろしストーリーや、いしいしんじの特別寄稿も加えて、待望の文庫化。

    [ 目次 ]


    [ POP ]
    目の前の現実がキビしいほど、人は、妄想の世界へ逃げたくなるもの。

    頭の中はいつだって自由なのだから、つらいときこそ想像力を磨くチャンスだ。

    この本は、直木賞作家の森絵都さんが連れていってくれる、1トリップわずか3ページ弱のショートショート集。

    風刺のきいた旅から、そんなバカなという脱力系の旅まで、エキゾチックな不思議ワールドが48も用意されている。

    『いつかどこかで』は、とくに当てもない旅をしていたジャンが、ある町に足を踏み入れた瞬間から、なんとも言いがたい懐かしさに包まれる話。

    自分の家のように思える一軒家の老夫婦は、ジャンを見るなり〈25年前に誘拐された十二男のマリオ〉に間違いないと感激する。

    まあ、それが事実かどうかは別として、とにかくジャンの旅は、翌日から目的をもった旅になるのである。

    当てのない旅に、目的ができる素晴らしさ!

    目的の中身など何でもいい。

    生きていく大義名分さえあれば、人は幸せなんじゃないだろうか。

    物語の断面にすっと吸いつくような身軽さでトリップしているうちに、目の前のキビしい現実も少しは愛してみようかなという気になってくる。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

    0
    2014年08月24日
  • クラスメイツ〈前期〉

    Posted by ブクログ

    冒頭───
    若草色の風が吹きぬける四月、それまで二つに結っていた髪をポニーテールにまとめて、千鶴は中学生になった。
    中学生なんて、なるときは、だれでもなる。地元の公立中学校だから、新入生の半数は知った顔。そう考えると気もらくで、入学の日もとくに緊張しなかったけれど、唯一、クラス発表のときだけは胸がどきどきした。

    小学生から中学生になったばかりの24人の生徒たち。
    大人と子供の狭間の中で、揺れ動くそれぞれの心情。
    みんな色々な悩みを抱えているんだよなあ。

    24人いれば24通りの悩みや葛藤がある。
    24人分の個性がある。
    それがぶつかりあうのがクラスであり、それが交差しあうのがクラスメイトである。

    森絵都は、優しい眼差しで24人の子供たちを見つめる。
    中学生になったのを契機に変わろうとする生徒たち。
    或いは生徒たちの間に自然と変化は訪れる。
    小学校の時は感じなかった些細なことでも、中学生になれば心の奥にずしんと重くのしかかってくる問題も多い。
    それでも森絵都は、苦しく悩んでいる生徒たちの未来に明るい希望を提示する。
    生徒たちはたくさんの壁にぶつかりながらも、それを乗り越えていくだろう。

    良い話ではあるのだが、ハーフ美少女のアリスが一年生で好きな男の子に告白したり、後編になって、それを諦め高校生と付き合い出したりなどというのを聞くと、やはり今の中学生は僕らの時代と全く違うものという気がする。
    そりゃあ、色気づく年頃だから、好きになったり、仄かな恋心みたいなものはあったけれど、それを実際に面と向かって告白するなどというのは、卒業式近くまでできなかったな。
    なにせ、そんな“付き合い”なんて始めたら、みんなに冷やかされるのがおちで、恥ずかしかったからね。
    ましてや中学一年生の女子が高校生の男子と付き合うなんてさ。

    でも、森絵都の話は安心して楽しく読める。
    児童文学やYA分野の他の本も読んでみたいという気にさせられた。

    0
    2019年01月04日