森絵都のレビュー一覧

  • クラスメイツ〈前期〉

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    森絵都、久しぶりの児童小説。
    それなりに私も年を取ったので物足りなさは感じた。
    けど、美奈子の話はかなりぞくっときた。
    年頃の子供たちを丁寧に描写していて、
    自分も中学生の時にこんなことで悩んでいたよなあと
    振り返ることができた。
    後半も楽しみ。

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    2015年12月21日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    森絵都のYA作品は、鉄板だと再認識。理屈抜きで面白い。
    大人向け(?)だと当たり外れがあるのだが、YAの場合のこの安定感…

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    2015年09月02日
  • この女

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    阪神大震災の前、釜ヶ崎を舞台にした小説。
    ただ、差別的に感じていた大阪の治安を少し垣間見て、同じ日本でもここまで生き方が違ってしまう人達がいるんだと初めて知った。
    生活保護費を不正受給したと問題になっているが、
    この世界はやっぱり弱肉強食というか、経済力のある人の元で育ち、まともな教育を受けさせてもらえることが当たり前じゃないことを理解する必要があると思わされた。
    と同時に、やっぱり差別してしまう心の弱さがある矛盾にかなり考えさせられる一冊でした。

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    2015年07月21日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    小中学生の心情やふるまいをみごとに書き綴る方は数多くいれど、なかでも著者はピカイチだと思う。中学一年生たち24名をひとりひとり確たる個性のもと描き、自分が25人目のクラスメイツになったような気持ちになるからだ。

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    2015年07月11日
  • おいで、一緒に行こう

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    ああ、40代女性(一部男性)の母性愛は何と深く逞しいのだろう。

    家主の帰りを、人のいない町で待つペットたちの姿。
    ペットを連れだしたくても連れ出せない飼い主たちの切なさ。
    ペットを救出するためにはるか遠くから福島に通うボランディアたちの姿。
    飼い主に代わってペットの面倒をみるボランディアの愛情。
    どこを読んでも胸が熱くなる。
    しかし児童文学出身の森絵都のノンフィクションはソフトかつ軽快で、そのソフトな文体がこの出来事が異世界でなく私のすぐ近くで起きている出来事だと強く感じさせてくれた。

    ペットレスキューが、警察の目を逃れて検挙を恐れながら行われている実情に胸が痛くなった。
    政府と東京電力は

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    2015年06月29日
  • おいで、一緒に行こう

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    ネタバレ

    東日本大震災に伴う原発事故で避難指示対象になった福島原発20キロ圏内に取り残された犬や猫のレスキュー活動を行う40代女性たちの姿を追ったノンフィクション。
    避難指示が出て住み慣れた土地からの避難生活を強いられペットを置き去りにせざるを得なかった避難民の人々のつらさや飼い主の庇護下から過酷な状況下で生きることを強いられたペットたちのつらさが伝わってくるようだった。
    震災の記録、記憶を留めるためにも語り継いでいかなければならない内容だと思った。

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    2015年06月27日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    ちょうど、中学生になったばかりの子供がいるので
    思わず手に取ってしまった。
    前期よりは、後期のほうが面白くて中でも
    不登校の田町ちゃんが、合唱大会の伴奏者に選ばれたのがきっかけで、学校に行けるようになった話が好き。
    実際、ピアノを習っている子はたくさんいるけど、合唱大会の伴奏をしてくれるレベルの子はなかなか見つからないんだよね。

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    2015年06月16日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    全員分読み終わったーー!!誰かしらに共感できるしこういうのあるよね!って思った!
    田町さんの伴奏のおはなしがすきだなあ。あと担任の先生もすごくすき!1年間みんなと一緒に過ごした気分になりました。

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    2015年06月02日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    田町がよかった。このちゃんの老人ホームでのボランティアのとこも。人は励まされるより励ます方が好き、みたいなのが、納得。
    生きているって、必要とされ、役立つ実感大事だよなー。
    よい本だった。中学生にぜひ。

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    2015年05月26日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    12人分の悩みとか、こういうこと考えてたなあ〜となんとなく懐かしくなりながら読みました
    特に女の子のグループ関係だったりは共感できたしあるある!ってかんじ
    見てる側が違うと同じ出来事でも受ける印象が全然違うなあ!
    他の人の話で前にでてきた子のその後がわかるのが楽しい!後期も楽しみ^^

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    2015年05月19日
  • この女

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    釜ヶ崎、とは、どこか。日本最大の日雇い労働者の街だ。おそらく日本に住む大多数にとって、その実態を知る必要がなく、けれどもたしかに存在している街。そこに住む人々、そこを出た人々、釜ヶ崎を舞台に繰り広げられる物語は、決してお涙頂戴の安っぽい人情物語ではない。
    声をあげて彼は不幸だ、と叫ぶのでも、人権がどう、と主張するのでもない。自分の足で立ち、自分の目で未来を見据え、自分の手で自分の決めた幸せを掴もうとする。
    作中出てくる、カルト教団に傾倒してしまう大学生 大輔の、自分の空っぽさへの恐怖には、残念ながら共感してしまった。芯というものがない、そう気付いたときの自分への失望。ただし、それが同時に甘えで

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    2015年05月05日
  • 異国のおじさんを伴う

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    森絵都は短編もいいなぁ。一つひとつは短い話なのに、登場人物の心情が凝縮されてる。「ぴろり」が特に好きだった。

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    2015年04月30日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    北見中学1年A組。24名のそれぞれが、自分の言葉を語りだす。一人ずつの章がつくってあり、クラスのひとりひとりが動き出す。
    中学1年の感じる時間は、どんなに年をとっても自分の仲にあるように思う。

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    2015年02月24日
  • 異国のおじさんを伴う

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    『風に舞いあがるビニールシート』『架空の球を追う』に引き続いての短編集。どの作品もひねりがあって面白いけど、森さんの作品としてはまあ普通かなあ。(もちろん高い水準の中での話です)

    個人的にはクリスマスイヴの話が一番好き。割と軽めの話が並ぶ中で「竜宮」はちょっと異色。『情婦』はいつか見てみたい。

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    2015年01月02日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    「人をゆるすことに上手になればいい、そしたら信じることもらくになるよ」頭では分かっててても、なかなか難しい。

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    2014年12月16日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    なんかよくある感じの設定というか本の書き方だなと思ったけれど、やっぱりクラスの中でいろんな感情とか思いがあるのって面白いなと思った。

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    2014年12月14日
  • クラスメイツ〈前期〉

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    森絵都らしいっていうか、読みやすくて中学生の寄れ動く心情がよく描かれている。24人のクラスメートの一人一章なのでつながりとか別の視点とかを自分で補いながら読んでいくのもなかなか。後期が楽しみ。

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    2014年11月12日
  • クラスメイツ〈後期〉

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    小さな中学校を舞台にした笑いあり涙ありの青春ストーリー。

    登場人物がたくさんいる物語って、いろいろな視点で一つのできごとが描かれているから、とても鮮やかになる。

    そして、全員が救われるかたちになるから、どの物語もほっとしながら読めました。

    一番印象的だったのは里緒とアリスかな。
    楓雅くんもなかなかキャラがたってたな。

    なんだかんだで24人みんな覚えてしまったのは、やはり教師ならではなのでしょうか。

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    2014年11月02日
  • 異国のおじさんを伴う

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    10の短編。藤巻さんの道/夜の空隙を埋める/クリスマスイヴを三日後に控えた日曜の…/クジラ見/竜宮/思い出ぴろり/ラストシーン/桂川里香子、危機一髪/母の北上/異国のおじさんを伴う。
    解説に「人々の心が動いた刹那を丁寧に掬った」短編集とありまが、まさしくです。様々な年代の男女を主人公に、様様な気付きの刹那が描かれます。例えば「藤巻さんの道」。とても魅力的で有能で家庭的に見えた女性が片付けできない人であることを知った男性がとった行動。気付いた直後の動きがハッとさせられるほど鮮やかで、その後の明るさを感じさせる作品が多く、楽しませてもらえました。

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    2016年05月29日
  • 異国のおじさんを伴う

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    『架空の球を追う』の次は、『異国のおじさんを伴う』。なかなかのネーミングセンス。

    森絵都は、なんでこんなにバラエティ豊かな短編小説を書けるんだろう、と感心するくらい面白い。

    ビックリと、ほっこりの繰り返し。

    筋を追っていると見えるはずの着地点を無視していく鮮やかさ。いいなあ。

    飛行機の中で、あと十分のラストシーンを巡って論議する乗客たち。
    美しいエジプト人に心を奪われたが、しかし彼の貧乏ゆすりと「危機一髪」に耐えられず蹴り出す女性。
    タウン誌に掲載したコラムの「取り違え」が元で大きくストーリーが変わっていく編集者の話。などなど。

    まとめて一言では言えない、豊富な魅力が詰まった一冊。お

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    2014年10月28日